土曜日, 12月 29, 2007

欲張りイタリア旅行記⑨; 終章 カプリ島

12月も残すところあと二日、このブログの閉幕も近づいてまいり
ました。

イタリア旅行記も今回のカプリ島で終わり、ドタバタ珍道中にお付
き合い下さった読者の皆様、どうもありがとうございました。

さて、カプリ島は前回記述分のソレントから船で渡ります。時間は
どのくらいか定かな記憶がないのですが、30分くらいだったような
気がします。

人によってはカプリ島に宿泊し、美しいリゾートを堪能するケース
もありますが、筆者はこの旅行の最後の数日はソレントを拠点に
していたので、日帰りとしました。

カプリ島には青の洞窟があるので、日本の旅行会社主催のツア
ーでも組み込んでいる場合があります。
場所はこちらです。



拡大地図を表示


この島の見所はふたつ、丘の頂上からの景色と青の洞窟です。
文章や言葉では伝えられないので早速写真をご覧いただきまし
ょう。
丘の上から海と山肌の家々を眺めたのが下の写真です。












とても素敵な景色でしょう?この場所まで、ケーブルカーが出
ていますが、筆者は歩いて登ってきました。

真夏の直射日光のもと、白い家が並ぶ路地を縫ってやや急な
坂を登るのは体力がいりますが、汗をかいて上まで来て、この
景色を眺めるのは最高の気分で、疲れは吹っ飛びます。

レモンシャーベットを食べながら、しばし景色に見とれて時間が
過ぎました。

もう一つ、というよりメインイベントはやはり青の洞窟です。ここ
まで来てこの場所を素通りする理由はありません。

季節によっては天候が荒れ、ツアーが催行されない日もあるよ
うですが、夏はたいていOKのようです。海がとても美しくて、気
持ちがいいです。カプリ島に行かれる方は絶対にご参加ください。

段取りとしては、小型の10人くらい乗れるモーターボートに参加
者で相乗りして、現地ガイドさんがボートを運転してカプリ島から

20分くらい行ったところの洞窟までいろいろ教えてくれながら
船は進みます。
時には歌も飛び出していました。


ガイドさん-海の男でした










さらに洞窟に着いてから、船頭さん込みで3人乗りの手漕ぎ
ボートに乗り換え。洞窟はとても狭く、入り口は小さいので
モーターボートでは入れません。ちなみに、この手漕ぎボート
の船頭さんへのチップは代金に含まれていないので、別途
渡す必要があります。

下の写真が、青の洞窟入り口です。
















入り口の左側にロープみたいなのが見えますか?

洞窟に入るときは身体を完全に倒して、ロープをつかんで
一気に引っ張ります。うっかり頭を起こしてしまったらとか、
波がタイミング悪く来てしまったどうなってしまうのだろう・・・
と考えるとゾッとしますが、そこは船頭さんのリードに任せる
のみです。

そして、洞窟内部は別世界でした。



























自然の力はすごいと、心底思いました。

太陽の光が届く海水部分以外は真っ暗なだけに、ブルー
が際立ちます。美しい、とにかく美しくて言葉を失います。

船頭さんが歌を歌いながら漕いでくれました。その動画は、
旅行記初回に掲載しているので、是非ご覧ください。リンク
ここです。

こうして、カプリ島の上から下まで堪能し、大いなる感動と
ともにソレントに戻り、この旅行は最終日を迎えました。

11日間何のトラブルもなく体調は万全、天気は快晴の連
続だったことは、神のご加護かご先祖様のおかげか。特定
の誰に対するでもなく、感謝の気持ちで満たされています。

そしてイタリアから戻った1週間後、筆者のNY生活も終わ
りを迎えたのでありました。

次回は本ブログの最終回、皆様へのご挨拶です。


今日の激写;
本文中をご覧ください

木曜日, 12月 27, 2007

欲張りイタリア旅行記⑧; 帰れソレント

旅行にスパイスを効かせるには、名前は聞くのだけどあまり
行ったことがある人が身近にいない場所、を訪れることでし
ょう。

今回の旅行は2週間休暇の範囲で組み立てればよかったの
で、欲張って多くの場所に行くことができました。

旅行会社のツアーにはない場所、それをひとつ入れることが
希望でした。

ウーンとうなって提案を持ってきたのは妻でした。



ソレント



・・・・・どこ!?

聞けば聞くほど行きたくなりました。イタリアのリゾート、日本
人が好むこぢんまりした街、断崖絶壁、カプリ島にもすぐ行け
るなどなど。

場所はここです。



拡大地図を表示


無理やり言えば、伊豆半島でしょうか。
ナポリからポンペイに行ったときと同じ私鉄で約1時間半。
絶景が目に焼き付けられる美しい、一生忘れないであろう海
の街でした。



左を見ればこうで・・











右を見ればこう・・














ご覧のとおり、断崖の街です。それだけに下まで降りていくの
は一苦労で、筆者も最初はバスでタラタラ行きました。街を巡
りながらバスでのんびり行くのはそれはそれで趣タップリです。

しかし、行き帰りのどちらかは歩いて行くのがいいでしょう。

きらきら光る海を見ながら坂をジグザグ登り、時々立ち止まっ
てベンチに腰掛ける。数分景色をボーっと見つつすべてを忘
れる。何か考えているようですべてが洗い流される、そんな
体験ができます。



街中央から湾を臨むと・・











景色がすべての街です。とは言っても、中心地は可愛いと
いう表現がぴったりのちょっとせわしない雰囲気で、これ
また居心地がいいのです。ここではご紹介しませんが、
興味を持たれた方は是非行ってみて下さい。
次回はイタリア旅行記①で触れたカプリ島、青の洞窟で
筆者NY時代最後の訪問期を締めさせていただこうと思い
ます。


今日の激写;
本文中をご覧ください

月曜日, 12月 24, 2007

欲張りイタリア旅行記⑦; ナポリ・ポンペイ

世間はクリスマス一色ですね。


お祭り好きな日本人のいいところです。クリスマスはめでたい、と
誰もがプレゼントやケーキ、酒でお祝いして笑顔がいっぱい。

これが終わればガラッと趣の変わる新年のお祝いで、これまた
のんびり。今年は久しぶりにこの雰囲気を全部味わうことができ、
嬉しい限りです。

筆者はこの3連休、土曜は映画で日曜は妻のご両親を自宅にお
招きして食事会。日曜の今日は年末の疲れを癒すべくごろごろし
ています。

さて、いよいよイタリア旅行記も残すところあと2回とするつもり
です。今回はナポリ・ポンペイです。



拡大地図を表示


ローマからナポリへの移動は再びユーロスターでした。



今回の旅行で何度もお世話になったユーロスターですが、本数も

多く、とても便利です。時々発着に遅れもありますが、正確な運行

が基本に感じました。イタリアのユーロスターは特にその路線網

が豊富です。席は全席指定でグレードは2タイプ。筆者は今回の

旅行ではすべて2等(下位グレード)でしたが、リクライニングが

できないシートなのが辛かったです。3時間くらいが限度かなあと

思いました。



さて、ナポリですが思った以上に駅周辺は汚く、物騒な場所でし

た。。。移動日が日曜ということもあったのでしょうが、ちょっと

駅から離れた主要通りでも人がほとんどいなく、不気味な様子

です。下の写真はホテルの部屋から駅前を写したものです。


























筆者は2日おきに都市を移動する旅程だったので、駅周辺の

ホテルに滞在したのですが、駅前はどこも物騒です。



スリの集団に囲まれ、標的にされたこともこのナポリの思い出

です。あぁこいつらスリだなということが分かったのでうまく対処

して何も被害はありませんでしたが、気分は悪いです。



しかし、港のほうに出ると雰囲気は一変します。ナポリの見所

は高台だったり、海沿いなので当然かもしれませんね。



港の辺りを散策したのち、ピザマルゲリータ発祥のレストラン

で夕食をとりました。観光客だらけなのに、雰囲気のいいレスト

ランでこちらは素晴らしい思い出です。


























ナポリに滞在した最大の理由はポンペイ訪問です。



私鉄で1時間くらいの場所にポンペイがあるので、その中継

地点として泊まった次第です。



ポンペイをじっくり見るには移動のことも考えると、やはり一

日必要です。ローマから日帰りで行くにはちょっときつい。

猛暑でバテそうになりますが、2度来れる機会はなかなか

ないでしょうから、徹底的に見たほうがいいかと。




























とは言え、上の写真のような路地がずっと続くので、めげ

そうになりますが・・・
























壁画や立派な建造物、宝物殿もあり、見るべき場所は多い

のですが、ここが火山灰によって一瞬で埋もれてしまったな

どと、想像できません。



日本でも富士山が噴火したら同じようなことが起こるのか・・

静岡出身としては、考えると怖いです。



こうしてポンペイで遺跡をたっぷり見た後、駅に向かった

のですが、私鉄が一時、スト中でした。



































事前に駅では聞いていたので驚きはなかったですが、駅前

の軽食屋でビールを飲んで待ちました。これも旅のいいとこ

ろ。




無事夕方にナポリに戻ってきて、ペコペコのお腹はホテル

近くのレストランのペペロンチーノで満たされたのでした。




次回は、旅の最終目的地、イタリア屈指のリゾート地、ソレ

ント訪問とカプリ島です。


今日の激写;
本文中にちりばめました

月曜日, 12月 17, 2007

欲張りイタリア旅行記⑥; フィレンツェ・シエナ・サンジミニャーノ

久しぶりの更新です。もう読者の方も去ってしまったかしら・・

平日・週末ともに落ち着いてPCに向かう時間が取れずで
あっという間に年末になってしまいました。

あと2週間でイタリア旅行記を終えて、このブログも終了させ
る予定です。あと少し、筆者の独り言にお付き合いいただけ
ればこれに勝る喜びはありません。

さて、今回はイタリアの小粒ながら見所のある周辺都市の
ご報告です。

今回の旅行は長いものでしたが、予算の制約もあり、いくつ


かの都市はじっくり回ることができませんでした。その代表例

がフィレンツェ。場所はここです。





拡大地図を表示


事前に旅行のガイドブックを調べていたら、フィレンツェを

含む美しい周辺都市3つを日帰りで訪れるというツアーが

あることを知り、場所もローマ発だったので申し込んで

おきました。



さすがに日帰り3都市訪問では、フィレンツェのウフィッツィ

美術館に行く時間はありませんでしたが、シエナとフィレン

ツェのドゥオーモはばっちり明るいうちに拝むことができま

した。



下の写真がそれです。じっくりご覧ください。厳かというより

禍々しい感じすら漂ってくる強烈な個性がありました。





シエナのドゥオーモ

























フィレンツェのドゥオーモ



























また、サンジミニャーノ近くの高台から望んだ景色は素

晴らしいものでした。どこの国も田舎はいいものですね。




































日帰り旅行とはいえ、解散場所はフィレンツェでしたの

で、ローマまでユーロスターのチケットを手配して戻りま

した。


おっとと、そう言えばこの写真も忘れられない一枚です。

シエナのカンポ広場、扇形のユニークなものです。


なんだか綺麗な石細工の感じがするでしょう?






























欲張りイタリア旅行記の、さらに欲張りな一日バスツア

ーでした。


次回は衝撃のナポリとポンペイが舞台です!



今日の激写;
本文中にちりばめました

日曜日, 12月 02, 2007

欲張りイタリア旅行記⑤; バチカン市国

ローマの中にあるバチカン市国、宗教団体がそのまま独立

国になったようなものですね。


ここを丸一日近くかけて鑑賞してきました。


朝早くに行ったのですが、全く甘ちゃんだったようで、行列

に並ぶこと3時間近く・・・入るまでにひと苦労でした。




















美術品は一級品のものが多すぎて、感覚は開始1時間

ほどで麻痺してきます。どれも教科書に載れるクラスの

ものばかりで、集中力も必要なバチカン博物館、めちゃ

くちゃ疲れます。


でもさすが、ローマに行ってここを訪問しない理由はあり

ません。盛大の一言です。


妻はイヤホンガイドを聞きながらまわっていましたが、あ

れ全部聞いて見たら1週間かかるんじゃないかしら・・・



下の写真見てくださいよ。ただの天井ですよ。もう全部

が全部こんな感じで、世界中の富が集まってしまった様

子です。



























宗教おそるべし




筆者なんて、心の狭い人間でして入場するまでの間に

「1時間あたり○○人が数十ユーロ払ってここ入って、一

日いくら収入があって、365日だからエート・・・修繕費

いくらくらいでエート・・・」てなことを考えていました。


この下の地図っぽいの見てくださいよ。絵じゃないんで

す、これ。織物なんです。
























タペストリーの間 というのがありまして、巨大サイズ

で豪華絢爛な織物が見切れないほど廊下にズラッとかかっ

ているのです。


筆者がイトーヨーカドーで買ったリビング用ラグがこ

の一枚で1億枚くらい買えちゃうのしから・・・


とにかくすごかったです。きらびやかだけでなく、どの

美術品もデカくて、圧倒の連続。


極め付けは博物館最後の広大な間にある、













これがすごい。どっひゃーです。撮影禁止だったので写

真はありませんが、上のリンクからご覧ください。


馬鹿でかいんですよ。とてつもなく高い天井の横壁一面

に書かれてて細かい。これだけでも見る価値があります。


そしてこの日も疲れた体をワインとパスタでいたわって

やりました。


夕食前は時間があったので、トレビの泉に寄ってきまし

た。これもでかいんです・・・




















今日の激写;

本文にちりばめました

携帯電話ゲット

我が家では固定電話を持たないことに決めたので、
妻と私、それぞれ携帯電話を持つことにしました。

何をいまさら当たり前のことを、ですね。ただ、筆者
はNYに行く前は携帯電話を持っていなかったので、
なんだか新しいおもちゃを与えられた気分です。

日本に戻ってきてすぐ買わないと不便なのですが、
いろいろ調べたらすごくオシャレな機種がこの冬に
出ると知り、待っていました。1ヶ月そこらで買い替
えはもったいないですし、日々使うものなので。

それで今日行ってきました、携帯ショップ。

昨日先輩の家にお呼ばれして焼酎を飲みまくった
ので酒が抜けきらず、朝からあの複雑な携帯電話
の利用コースの説明はちっとも頭に入らず・・・

あー、俺酒臭いんだろうなぁ、ということばかり考え
ていました。

結局使ってみないといくらかかるか??なので、妻が
既に申し込んでいるコースと同じものにしました。

それにしても機能が多い。でもとても細かい点まで
考えて作られていて、使いやすいです。

ストラップはつけなくてもよかったのですが、先日静岡
の実家に戻った時に親がホレ持ってけ、とあれこれくれ
たものの中にあった、





キティちゃん 静岡みかんバージョン




があまりに愛くるしいのでつけることにしました。

これまでは携帯をもたないで妻や知人に迷惑をかけ
続けたので、これからは




つながるオトコ




として生まれ変わるつもりです。


今日の激写;
ガジェットが来た

水曜日, 11月 21, 2007

欲張りイタリア旅行記④; ローマ 遺跡めぐり

ミラノで滑り出しよくスタートした後は、ユーロスターでローマに
移動しました。

4時間半でしたが旅行中の軽い興奮状態のせいか、長いとは

感じませんでした。






















ローマに着いたこの日は遺跡めぐりでした。



快晴のこの日を喜ぶべきなのですが、直射日光をモロに浴

びて歩き続けるので疲れるのなんの・・・




最初はカラカラ浴場です。変わった名前です。



いまだに、カラカラに乾いた風呂場、という銀河鉄道999に

出てくる星のような解釈を筆者はしていますが本当はどうな

のでしょう?


























スケールがでかくて、ずいぶんと昔にこんなコミュニティを

作った人たちはどんな生活をしていたのだろうと???の

連続です。



続いてコロッセオ。こちらもスケールが圧倒的で、かつて

のローマ帝国の権勢を感じます。



下の写真は中から見たものです。























この日の締めくくりはフォノ・ロマーノの丘。遺跡が点在し

ていまして、さまざまなタイプの建築物があって飽きません。



























ひたすら歩き回って足が棒になりましたが、疲れてナンボの

旅行、達成感があります。ユーロスター乗って遺跡めぐり

なんて、やりたくてもそうできるものでもない、と思ってムチ

打って頑張りました。


たっぷり歩いた後はおいしい料理とワインで体力補給です。









































こうしてローマ初日は体力勝負でスタートしました。




今日の激写;
本文をご覧ください

月曜日, 11月 19, 2007

欲張りイタリア旅行記③; ミラノ 続き - コモ湖

妻の希望で、ミラノ郊外のコモ湖という美しい場所に電車で


行ってきました。1時間くらいです。


片道約1時間、2階建て車両でのんびりの旅です。




















洒落たカラーリングでしょう?平日朝9時頃のチケットを買っ

たのですが、ガラガラでした。快適です。



当然2階に乗り、のんびりした風景を見ながら湖に向かいま

した。



この日は天気は素晴らしかったのですが風が強くて、少し

寒い日でした。



湖ではクルーズに参加しました。いろいろなコースが用意

されていまして、長いものは7時間くらいかけて全部遊覧す

るものも。かなり広い湖なので、それくらいかかるのです。



筆者は一番短いコースに参加してきました。



















綺麗な風景でしょう?筆者の乗ったものはこの1/4くらい

のものです。ボートみたいでしたがスピード感たっぷりで

それはそれでよいものでした。


では、船上から撮りました動画をお楽しみください!









風が強く吹いているのですが、とても気持ちいいのです。


丘に見える白い点々は住居です。別荘がほとんどかと

思いますが青い空とマッチして美しいコントラストです。


クルーズ後は湖畔脇のカフェでパスタを頬張りながら

燦々と輝く太陽の下でのんびりして、この小さな街にも

あるドゥオーモを見た後、ミラノに再び列車で戻りました。


半日程度の日帰り旅行ですが、イタリアの自然に触れ

るいい機会でした。


ミラノに戻った夕方は美術館を回ったり、夕食を楽しむ

時間も十分あるので、ミラノに行かれる方には是非

コモ湖に行かれることをお勧めします。



今日の激写;

本文中をご覧ください

水曜日, 11月 14, 2007

欲張りイタリア旅行記②; ミラノ

皆さん、お変わりございませんか?だいぶ涼しくなってきて、

体も気持ちも引き締まりますね。


こういう時期はごろ寝&食べすぎで太るので、筆者、今夜

は自宅近くのスイミングスクールに行って入会案内をもら

ってきました。



もともと水泳には少し覚えがありまして、健康にもいいので

週末のジョギングと平日の水泳で鍛えようかなあと思ってる

わけです。

さて、今日は少しまとまった時間が取れましたので、更新で

きていなかったイタリア旅行の続きを記すことにします。


初回はこれ。日程を詳しく書いておきました。


今回は最初に滞在したミラノにスポットを当てます。




①最後の晩餐


サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会です。ここは完全予

約制なのでツアーに乗るか、事前にネットか電話で予約

するか、直接行って運よくあいていればその場で予約す

るという手続きが必要になります。


2ヶ月ほど前から妻がトライしていたのですが、あいにく

予約完売状態なので、当たって砕けろで直接掛け合っ

てきました。

すると・・・


あのおばちゃんのツアー、余りが出ると思うか
待っていてごらん


と受付の方がこっそり教えてくれました!ツイてる!

待っている間にも次々観光客がチケットを求めて来る

のですが、皆お払い箱状態・・


少し待ったら、おばちゃんから規定料金でこっそり
買えました。


なぜあの受付の人は私達だけに教えてくれたのか。


今もってこの旅行の最大の謎です。



ここの左の建物内です-見れてよかった

















②クリーンでお洒落


ファッションと経済の中心地ミラノ。今回の旅行で訪れた

都市の中でもダントツにクリーンで、道歩く人のスーツ率

が高く、上品で洒落た服を着ている人が多かったです。

しかもアメリカと違って肉付きのいい方が少なく、すらっと

していてカクカクした感じのスタイルなのでシャープに

見えるんですよね。



絵になりますねぇ

















路地めぐりも面白い
























③ドゥオーモ



大聖堂のことです。主要都市にはそれぞれあって、これを

見比べるのもイタリア旅行の楽しみでしょう。


ミラノのドゥオーモは、圧巻でした。息を飲むような芸術と

はこのようなものをいうのでしょう、強く印象に残ったもの

でした。

教会のようなものですから中に入ることもできます。当然

中はこれまたすばらしい芸術のオンパレードなのですが、

写真撮影禁止だったので撮ってきませんでした。


ぜひ読者の皆様がミラノに行くことがありましたら、その

目でお確かめください。強くお勧めします。



外も中も一見の価値あり
























































こうして僕らのイタリア旅行はいい調子でスタートしたの


でした。




今日の激写;


本文にちりばめました







土曜日, 11月 03, 2007

健康診断

ありがたいことに、海外赴任から帰国した人間には
帰任者健診なる制度がありまして、ちょっと詳しい
健診をしてもらえます。

会社も、社員が変な病気を海外から持ち帰っていた
ら困るわけです。

ちなみに筆者、NYに行く前はこの赴任検診で、



尿酸値高すぎ



で呼び出しを食らい、再検査を勧められたものの、



いや、ほら、最近送別会続きでビールが・・



と苦しい言い逃れでトンズラしたことを覚えています。
さすがにビビリましたが。

一昨日、この思い出深い健診にまた行ってきました。

いや、ちょっと苦労しました今年は。



便が出ない



下品ですみません。大変だったんですって。

どうやっても出ないのです。筆者、日本に帰ってからも
平日の夜は晩御飯を取っていないせいもありましょうし、
なんか変なもん出たらどうしよ、、という軽い緊張状態
でうんともすんとも・・・

結局健診の日には提出できずでした。

この後が大変でした。

まず、一日中、便のことが気になっている状態、これが
つらかった。衛生上は問題なくても、精神衛生上よくな
い。

それから、スーツのポケットに常に




便取り器




が入っているという違和感。一人気まずいものがあり
ました。

結局丸一日以上×で、帰りの地下鉄で思ったことは・・・



スリが間違えてこれ盗んだら

どういうリアクションするんだろ



と言うこと。





出たー!





って思うのかな・・とか考えるとやたらおかしくて、満員
の地下鉄で笑いを堪えるのが大変でした。

翌日、苦労の末ちゃんと出て、よくがんばったねと妻
にほめられた筆者、俺は子供か、バカか!と自己嫌
悪。

気分スッキリで健診をやった場所に行って渡しに行
きましたが、この日は女性専用の健診日。

大勢の女性が受付でシーンとした中で待っている中、
小声で、


あのぅ、昨日出なかった便もって来ました


とこれまた間の悪いことにとても美しい受付担当者
囁いた筆者でした。

PS
メタボチェック?胴回りを測ったのは興味深かった
です。OKでした。当たり前か・・・


今日の激写; 土曜朝

新築マンションのアドバルーンにウケた



元に戻る断絶

分断されていたものが少しずつ元に戻っていく、それに
止まらず発展していく、そんな喜びを日々感じます。

NYで作らせてもらった新たな人のつながりと、従来から
大事にしてきたネットワークが日本に戻ることで再び
活性化されることで、自分が成長できるような気がしま
す。

自分を自分たらしめるのは、自己の考えを自己がきちんと
認識することがひとつで、もうひとつが自分とつながる人々
のネットワークを維持・広げることですよね。

NYにいたころ、前者は強烈に意識しましたが、後者はそ
れまでの日本でのネットワークから分断されてしまいまし
たから、新たな自分がいたわけです。それはそれで、す
ばらしいことであった、と考えているのですが。

分断された、なんて大げさかもしれませんが、物理的に
姿を見ることができない、声を聞くことができない、バカ
話ができないというのは大いなる欠如であります。

遠距離恋愛がなかなかうまくいかないのも納得してしま
うわけです。

こうしたネットワークに関して、海外に出るといろんなタ
イプがいることに気づきます。

人によってはせっかく海外に来たのに、内向きになる人
もいます。ひとつの例を挙げましょう。

筆者のようなサラリーマンによっては、従来のネットワー
クからの断絶が、日本に戻ったときの会社での自分の
ポストをも脅かすと考えるタイプは意外に多いわけです。

丸一日近い時差があるにもかかわらず、毎晩夜遅く
まで残って、コミュニケーションというピンボケの言葉を
持ち出して、しょっちゅう「俺はここにいるよ」的な電話を
日本に繰り返し、自分の存在を従来の”向こう側のネッ
トワーク”に入れ続けようとする人がいるのです。

NYに来てまで保身、です。黙々と手足を動かして、何か
をまとめたり作り上げた結果でアピールすることがおろ
そかになっているケースがほとんどです。

人間、言葉では何とでも言えます。オリジナリティのあるア
ウトプットが乏しいこの手の方々は、日本に戻ったときに
苦労するのだと思います。今まで何やっていたんだと。

図々しくも筆者の話に戻りますと、自分の気持ちのほと
んどが新たな出会いに向きました。なんとかご縁を作ろ
うと躍起になりすぎたかもしれません。

NYに行って、否応なしに時差や距離があるので、組織
や従来の枠から開放されて(勝手に開放)、いろんな世
界に首を突っ込んでみて、いいほうに転んだ、と振り返
ってみれば思うわけです。

日本に戻ってきて大切だと思うのは、NYでご縁あって
出会えたすばらしい多くの方とのつながりを、遠く離れ
た今こそ大事にして、日本では以前よりお付き合いさせ
てもらった方と昔以上に仲良くして関係を深める、とい
うことが自分を成長させるのだと思います。

まずはまだお会いできていない旧友・先輩・後輩に連絡
をちゃんとして、お顔を拝見するところから始めようと
思います。

今日の激写;
なし

日曜日, 10月 28, 2007

帰省

先週末、筆者の実家、静岡市に行ってきました。

NY行きが決まった2005年春から先月日本に戻ってくるまで
の間、もっとも心配をかけたのは両親です。

NYにいる間は、自立して妻もいる息子への遠慮か、両親か
ら連絡をしてくることは極めてまれでしたが、こちらから何か
と電話やメールで連絡をとって話すたびに、あぁ心配をして
くれているんだなということはビンビンに伝わって来たもので
した。


ありがとう、お父さんお母さん。

俺、風邪ひとつひかずに楽しくやってたよ。ときどき静岡の
ことも考えたよ。




ちゃんと無事に帰ってきた報告と、元気な顔を見せることは
最低の礼儀です。タイミングがいいことにちょうどこの週は
母の誕生日だったので、お祝いもすることができました。

土曜から一泊で行きましたが、日曜は昼過ぎには出る予定
だったので、土曜は朝早く向かって、できるだけ長くいれる
よ うにしました。

いい帰省でした。

他県で働く弟も戻ってきてくれて、久しぶりに家族で食事をと
り、他愛もない話をし、お互いの健康と近況を確認することが
でき、改めて故郷はいいものである、と強く感じました。

また、帰省とはいってもずっと家にいた訳ではなく、自転車で
近くの公園や通った高校、市の中心部まで出かけて静岡市
のにおいを肌で感じてきました。

こうしてまたひとつ、日本での生活に戻っていきます。

今日の激写;
故郷の風景











実家近くの公園から; 奥に見えるのは富士山です











家康が隠居場所に選んだ静岡市-納得














静岡市で焼き鳥・おでんならここ!

木曜日, 10月 25, 2007

住まいのはなし

日本に戻ることが決まってから一番最初にやったことは
家のことでした。

家のことといいましても、NYの家の退去に関することでは
なく、日本に戻ってからの住まいのこと。

大事ですよね、おうち。ここが安心できる場所・空間であ
るかどうかが毎日のいろんなことに影響してきます。

筆者、NYに来る前に住んでいたアパートがとても気に入
っていたので、真っ先に思いついたのは



あの場所にまた住めないかしら



ということでした。

筆者が前から仲良くしていた会社の後輩に言わせると・・



NYからあのスラムに戻るんですかぁ?



・・・と冗談では済まされないセリフを言い放つのですが、
まあ上品なエリアではないことは確かなので反論もできずの
筆者。 でも好きなんです、混沌と秩序のはざまっぽいこの
地域が。

しかし、本当に気に入っていたのは物件そのものです。家
賃込みで考えて、これほどの物件を都内で探すのは相当
難しかろうと勝手に思っている筆者。

間取り・設備・環境(日当たりや周りにある店や静けさ)・職
場への距離・時間などを考慮するとここは、



ディープバリュー



と手放しで高く自己評価してしまうわけです。

さて、話を戻しますね。日本にいる時にこのアパートを紹介
してくれた不動産屋さんにNYから連絡をとり、あれ空き予
定なんかないですよねえ、と聞いたら最初はやはり×。

ファミリー向け部分は20戸に満たない小型アパートな上、前
に住んでいた3階よりも上のフロア希望、と我侭条件だった
ので駄目モトでしたが、いざ現実を前にガックリ。

会社が用意してくれる社宅に入ることを決めかけつつも諦め
きれず、ギリギリまで申請をせずにしていました。

そうして1ヵ月後・・・・8月末でした。

その不動産屋さんからメールが来たのです!




朗報!9月後半に空きます!




と。筆者、日頃の行いはそんなにいいほうではないのです
が、ツキがあったようです。しかも5階、角部屋です。前に
住んでいたタイプよりも若干広いものでした。

ラッキーでした、本当に。前に住んでいた経歴があり、素性
も知れているということで、不動産屋さんもとてもよく動いて
くださって、日本に戻った時にサインするだけの状態まで
NYから手続きを進めることができました。オーナーさんも
契約開始日を帰国のタイミングまで待ってくださって、余計
な家賃負担もなしでした。

こうして今、再び日本の生活がスタートしたというわけです。
なんと有難いことか。これでほかの事に一気に集中できる
わけです。

加えて、

若干広いタイプとはいっても間取りはそれほど変わるわけ
ではないので、倉庫に残していった家具やカーテンなどがす
べておさまりよくそのまま使えるのが何より良かったです。

特にカーテンは、高い天井にあわせて作ったものでしたから、
それを駄目にせず再び使えたのは有難かったです。


縁、でしょうか


そんな気がします。スラムとの縁・・・だけど好き。

ラッキーというのはこういうのを指す、と感じた一件でした。


今日の激写; 縁あって再び

キッチンにもドア、ベランダから光














また、ここから始まります










日曜日, 10月 14, 2007

日本に戻って2週間

日本です。

僅か2週間でどっぷり日本です。

よいですね、やっぱり日本人の血には逆らえません。

自分が常に新鮮で前向きにアクティブであればどこの国
にいても同じでしょうからあまり日本とアメリカの違いに
ついて言っても意味のないことではありますが、2週間で
感じたことを率直に書きましょう。

変わったところもあれば変わっていない部分もありますが、
NYから戻ってきて日本について強く思うのことは、


均質


これに尽きると思います。

いい意味でも悪い意味でも、均質。人間も、サービスも、
クオリティも、メディアも。

んー、んんー、落ち着きますねえ、安心しますね。
なんて”楽”なんだ!

という気持ちと、

この国煮詰まってる・・・

という感覚。若い人間は声を上げて、若くない人間は殻を
破って新しいやり方を受け入れれば、いろんなことがいい
方向に行くと日本はもっと素晴らしい国になりますね。

さて、1週間前にホテルから引越しを終え、この週末にネッ
ト環境がようやく整いましたので、これから何回かに分けて
帰国後の生活に関してブログを綴り、来月中には本ブログ
を閉幕させていただこうと思います。

ネタは、、、、

①住居ドタバタ-でも大成功

②実家訪問-やっぱり一番心配をかけてしまったのは親

③日常の些細なこと

くらいしかないのです。乞うご期待と言うに弱いですが、どう
ぞお楽しみに!


今日の激写;
戻って1週間滞在したホテルから-セントラルパークを思い出す

木曜日, 9月 27, 2007

Trial and Error は続く

突然ですが、筆者のNY生活は今日で終わりとなります。

少し前から決まってはいたのですが、どういうタイミングで
読者の皆様にご報告しようかと決めあぐねているうちに
本当に最後の日となってしまいました・・・

アッパーイーストサイドの自宅は昨日引き払い、いまこれ
を書いているのはホテルの部屋です。

明日の飛行機で日本に戻ります。

2年半という短い筆者のNY トライアルアンドエラーでした
が、人生が続く限り試行錯誤は終わりません。

これまで筆者のつたない文章にお付き合いいただきあり
がとうございました。読書の皆様がいらしたことがどんな
に心強かったことか。

本ブログはNY生活とともに終わりにしようと当初から決
めておりましたので、日本に戻ってからの生活をネタとし
て続けることはいたしません。

ただし、イタリア旅行記等、まだ書き残していることもあり
ますし、帰国が決まってから取り組んでいた日本で住む
家探しに関するネタ、海外生活を終えた後はこんな感じ
です、というようなことをご報告したい気持ちがあります
ので、





NY生活を終えて 編





を日本に戻った後しばらく続けてから、本ブログを終了
しようと思います。

いずれにしましても、名実ともにNY生活は今日が最終
日です。今まで病気やトラブルなく過ごせたことに関して、
すべての方に御礼を申し上げます。



素晴らしい2年半を与えてくださって

ありがとうございました。

次は日本でお会いしましょう!!


今日の激写;
いつの日かまた、摩天楼

日曜日, 9月 23, 2007

ラベル

筆者のこれまでに記したブログの投稿にラベルをつけること
にしました。些細なことですが、これでぐんと見やすくなります。

大雑把に分けて筆者のブログの構成は4つのジャンルに分
けることができます。

WSJの記事ネタ
NYTimesの記事ネタ
旅行ネタ
その他日々雑感

それぞれ、じゃーなる、たいむず、脱出、日常のよろこび、と
いうラベルにしました。本ブログの右上にこのジャンルごとに
投稿を抽出することができるようになりました。

しかし問題は・・・・





過去投稿分に一つ一つラベルを手打ちするのは辛い




です。これほどの単純作業をやったのは社会人になってから
初めてかもしれません。

ブログ始めたときからやっとけよ、とお思いになる読者の方
もいらっしゃるかと思いますが、当初はラベルをつけて管理
する機能がこのブログサイトにはなかったのです・・・

それが途中から始まったものですからこんな苦労を強いられ
ることになってしました。

2007年分をやるのだけで1時間半かかってしまいましたよ・・
あと2年分かぁ、、、トホホ

今日の激写;
なし

土曜日, 9月 22, 2007

欲張りイタリア旅行記①; Itinerary

行って参りました、イタリア。

筆者、それなりに旅行経験があるかなとは思っていますが、今
回のイタリア訪問は、かつてないほどよく動き、よく食べ、よく観
た11日間でした。

すべての日が快晴に恵まれ、モノの紛失や手続き上の行き違
いなどのトラブルも皆無で、個人旅行としてはこれ以上ないと
言えるほどのよい旅となりました。

今回の旅行は春から妻が企画しており、ホテルや鉄道の手配、
要所要所での行き先、レストラン予約などをきちんと準備して
くれていました。感謝です。

日本にいたころはツアーに乗ることが当たり前だった妻、今回
の旅行では文字通り”世界が大きく広がった”ようです。

この先、質的・量的に、これほど充実していた旅行を経験でき
るのはそうはないだろうと強く思っています。

日本人にもとても人気のあるイタリア、いまさら筆者が薀蓄を語
る必要はないかと思いますが、かつて『全部持ってた国』として
栄えた場所であることを行く場所毎に感じました。

今回の旅行記は、①を旅程、②写真で振り返るイタリア旅行とし
て記そうと思います。

初回は文字だけになりがちなので、突然ですがここでひとつ
ムービーをご覧いただきましょう。カプリ島は青の洞窟内で撮影
したもの*です。

*皆様のPCにクイックタイムがインストールされていないとご覧
いただくことができません。また、映像は横向きとなっています
ので、首を左に90度傾けて(失礼!)ご覧ください。皆様もきっ
とこの場所に行きたくなりますよ・・・






以下が今回の旅程です。

9/10 Mon. 機中泊
NYからミラノへのフライト(アリタリア航空)。機内食は予想通りパ
スタ(+チキン or フィッシュ)。オーバーナイトでのフライト。

9/11 Tue. ミラノ泊
午前中は空港からミラノ中心地への移動(バス)、ホテルチェックイ
ンなど。午後から観光。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(最後
の晩餐の絵があるところ)、スフォルツェスコ城、ドゥオーモ(大聖堂)
+周辺。

9/12 Wed. ミラノ泊
朝からミラノ郊外のコモ湖へ鉄道で。湖クルーズ、散策。ここでも
ドゥオーモに圧倒される。15時くらいにミラノに戻り、ブレラ絵画館
に。

9/13 Thu. ローマ泊
ミラノからローマへユーロスターで移動(4時間半)。午後から観光。
カラカラ浴場、コロッセオ、フォロ・ロマーノ&パラティーノの丘。
夕食がてらスペイン広場周辺も散策。姉誕生日、おめでとう!!
近いうちに会おうね。

9/14 Fri. ローマ泊
ヴァチカン市国&博物館でほとんどを費やす。夕方からは妻はショ
ッピング観光、筆者はトレヴィの泉、クイリナーレ宮殿、サンタンドレ
ア・アル・クイリナーレ教会に。スペイン広場で待ち合わせし、前日
同様付近で食事。

9/15 Sat. ローマ泊
シエナ-サンジミニャーノ-フィレンツェ日帰りバスツアーに参加。フィレ
ンツェで解散となったため、夕食後、ユーロスターでローマに戻る。

9/16 Sun. ナポリ泊
ローマからナポリに再びユーロスターで移動(1時間半)。日曜のため
店もほとんど開いておらず、疲れもあったのでホテルにチェックインの
ち、夕方まで昼寝・・・。夜から夕食も兼ねて市内観光。ヌオーヴォ城、
サン・カルロ劇場、王宮を横目に見ながらサンタ・ルチア港まで散歩。
夕食は妻が予約してあったピザマルゲリータ発祥のピザレストラン。

9/17 Mon. ナポリ泊
ポンペイ探検。この日は贅沢ながら好天が嬉しくない日。暑すぎる・・
ポンペイに向かう私鉄がストライキに突入し、ポンペイ観光後、1時間
ほど足止め。夜はホテルの部屋で調子に乗ってワイン飲みまくりで翌
日軽めの二日酔い。

9/18 Tue. ソレント泊
ナポリからイタリア屈指のリゾート地、ソレントにポンペイに行くときに
利用した私鉄で移動。ホテルチェックイン後、船でカプリ島に。さらに
青の洞窟にモーターボートで移動。洞窟見学後はカプリ島散策。
夕方にソレントに再び船で戻り夕食。美しい海沿いを30分ほどかけて
ホテルまで散策。

9/19 Wed. ローマ泊
ソレント-ナポリ-ローマと、私鉄&ユーロスターを乗り継いで移動。ロー
マのホテルにチェックイン後、妻が見ていないトレヴィの泉へ再び行っ
た後、パンテオン見学。ワイン、ビール、パスタ、リゾットと堪能して
イタリア最後の夜は更ける。なぜか地下鉄が止まっていて、徒歩で
ホテルまで戻る。

9/20 Thu. NYに戻る
ローマのテルミニ駅から電車で空港に。昼の便でNYに。無事、午後
7時に自宅に到着!

PS
パスタを注文すること13回、1度の昼を除いてすべての昼・夜にワイ
ンを胃袋に流し込んだ筆者、その分だけ歩いて燃焼しました。


今日の激写;
なし

火曜日, 9月 11, 2007

来週末まで更新できません

今日の午後から旅行に出てしまうため、ブログ更新が
しばらくできません。

シカゴ、カリブに続く夏の3連続旅行の最後を締めくくる
行き先はイタリアです。

期間も2週間近くと長いものですが、戻りましたら再び
写真とともに読者の皆様にご報告いたしますね。


今日の激写;
なし

ピータールーガー

NYナンバーワンのステーキハウスはマンハッタンではなく、
ブルックリンというイーストリバーを渡ったすぐのエリアに
あります。

先週金曜日、筆者の先輩が予約してくださって、ようやくこ
こに行くことができました。

ようやく行くことができた、と申しますのも予約がとても大変
なのです。全米だけでなく、海外からの観光客もNYに来た
ついでに寄るケースも少なくないらしいです。

先輩も何度もトライしてくださった末の予約で、お招き頂き
心から感謝しております。ありがとうございました。

NYナンバーワンは名前だけではありませんでした。

まず、典型的なアメリカンステーキと比べて決定的に違う
のは適度に脂が乗っていることでしょうか。アメリカでステ
ーキを注文すると、結構しっかりした肉と言いますか、歯ご
たえが強いのです。

ピータールーガーの肉は、柔らかすぎず、かつ脂も適度
でアメリカ人にも日本人にも合うものだと思いました。

定番のピータールーガーステーキ、ラム、リブあわせて
4人前を注文しましたが、ほぼ全部たいらげました。

サイドメニューもサラダ、オニオンリング、ほうれん草など
頼みましたし、ビールとワインボトル数本とあわせても、
飽きることなくいただくことができました。

他のステーキハウスではこうはいきません。

偶然にも、この週末のウォールストリートジャーナルの
特集は、完璧なステーキを探して、というタイトルのも
のでした。

もちろん、ピータールーガーのステーキがお手本として
詳しく書かれていることは、ここで食した直後の私としま
しては、驚きではありませんでした。


今日の激写;
ニューヨーカーで行かねばモグリと言われる聖地

金曜日, 9月 07, 2007

この世の楽園、セントトーマス

そこは楽園でした。

シカゴ観光の余韻覚めやらぬ8月末から4日間、レイバーデイ
の連休を利用してカリブ海はUSバージンアイランドの、セント
トーマス島という場所に行ってきました。

場所はここです。

NYから直行便で3時間半、手軽に行けるリゾートです。

ただし、カンクンなどの総合エンターテイメント型のリゾートとは
大きく異なりまして、よく言えば手付かずの自然、悪く言えば何
にもない、です。

その点では、マニア向けかと。日本からは少なくとも行く機会は
ないかと思います。

今回は観光というよりは”滞在”が目的でしたし、日本からカリブ
に行く機会もそうはなかろうということで、ホテルはリッツカールト
に泊まってきました。

後にも先にも、リッツに泊まることができる機会はこれが最初で
最後かと確信しています・・・

さて、

カリブの本格シーズンはアメリカの冬、12月から2月くらいがピー
クです。寒い時期には暖かい場所に行こうという当然の発想で
すね。

逆に7月から9月はアメリカも暑ければカリブはそれに輪をかけ
て暑いわけです。特に8月後半以降はハリケーンシーズンで、
雨も多いので避けられがちです。

そのせいもあってか、リッツの割には値段は相当リーズナブ
ルでした。

もちろん、ハリケーンが来た場合は海どころか飛行機が飛ばな
いので、念のため筆者、フルカバーの保険までかけておきまし
た。おかげでコストアップでしたが、オールorナッシングよりは
いいかと思いまして。

・・・・すみませんね、グダグタ言って。昨年のカンクン記もそうで
したが、カリブは海が命。どうぞご覧ください。

この一枚が今回の滞在のすべてを語るかと思います。







筆者がどこかにいます


















4日間、天候は完璧でした。暑すぎて日差しが強すぎたくら
いです。お天道様に感謝です。

カンクンのときはイマイチ活躍できなかったマイ浮き輪も、
シュノーケルも全部やってやりました。

滞在目的とは言いながら、ずっと寝そべっていることもで
きず、テニスをやったりフィットネスで10数キロ走ったり
といろいろ体力は消耗した4日間でした。

妻は、


海草フェイシャルコース(スパ)


にトライするなど、リゾートならではの体験をしていました。

食事は、ホテルのレストランでロブスターを頂いたり、ダウ
ンタウンに出てローカル色強いカリビアンレストランに入っ
たり。

滞在中はシーフードを食べる機会が多かったので、どうして
も肉中心になりがちなNYの生活からしばし離れてよかった
です。

・・・とかカッコつけながらも、





酒は飲みまくりでしたがね・・・





うわぁ、海が綺麗だ、こりゃめでたい、酒でも飲むか

あぁ、なんだか眠れないや、酒でも飲むか

かみさんがスパ行った、酒でも飲むか

わっ、このロブスター旨い、酒追加

シーフードフライ最高だよな、酒もってこい

よく走ったな(フィットネス)、褒美だ飲もう

・・・もう一度やりたいです。


ビールもカリビアン地ビール











振り返ればあっという間の4日間、トラブルもなくリフレッシ
ュしてから戻ることができました。

カリブから戻ればもう9月、レイバーデイとともにアメリカは
秋へと移項します。

読者の皆様の夏はいかがでしたか?


今日の激写;
本文にちりばめました

建築の街 シカゴ④; 三日目

ようやくシカゴ旅行記も最終日、NYに戻る日でしたが目いっぱい
時間を使ってダウンタウンを離れ、Oak Park という the rich の
住む場所に行ってきました。

地下鉄に乗ること2,30分なので郊外というほど距離がある訳
ではありませんが、町並みは完全にそれです。













高い建物は一切なく、緑が豊富で車なしでは生活が成り立たな
いアメリカの生活の典型例です。

このエリアを訪問した目的は、




フランク ロイド ライト



の自宅とスタジオ(職場)ツアーに参加するためです。

アメリカが誇る建築家ですね。NYはマンハッタンのグッゲンハ
イム美術館や、日本の帝国ホテルの建築にも携わったシカゴ
にゆかりのある人物です。

建築の街シカゴに来たからにはここも、ということで訪問する
ことにしました。

シカゴ観光に行かれる方には強くおススメします。訪問の価値
あり、です。なぜかといいますと・・・

1)写真撮影は一切不可なので、なかなか内部を目にする
ことがでない

2)装飾や調度品も含めて細部まで芸が細かいので、自分
の目で見ないとよくわからない


が理由です。

短い間隔でツアーは出発しますし、みっちり時間も1時間くらいあ
るので楽しめます。

彼はアジア文化のファンのようで、その影響が随所に見られます。
日本人が見たらきっと親近感が沸くことでしょう。

外観の一部











このツアーの前後に、Oak Park に点在する有名な邸宅を見て
まわれば、それだけでいい散歩となります。

この時点でお昼まで過ぎてしまったので、ダウンタウンに戻り、
ホテルで荷物をピックアップしてからNYに飛びました。

シカゴというともっと”産業”という武骨なイメージをお持ちの方
も多いかと思いますが、実際は美しくて素晴らしい街です。

今日の激写;
本文をご覧ください

木曜日, 8月 30, 2007

来週半ばまで更新できません

明後日からはレイバーデイの連休を利用して、シカゴに続く
旅行を予定している筆者、カリブの小島に出かけて参ります。

カリブなどと言うと聞こえはいいですが、今の時期はハリケ
ーンシーズンです。ハリケーンが来なくても夏終わり特有の
激しいにわか雨、雷雨は多く、気が気ではない筆者。

今の天気予報ではなんとか大丈夫そうなので予定通り出か
けてくるつもりなのですが、そのせいもあって来週後半まで
はブログ更新はお休みとさせていただきます。

昨年のカンクンに続き、美しい海を読者の皆様にご案内で
きることを祈りつつ、ダラダラした生活を送ってまいります。


今日の激写;
なし

建築の街 シカゴ③; 二日目

二日目の午前はシカゴ美術館に行ってきました。

メトロポリタン(NY)、ボストンと並び、アメリカ三大美術館
のひとつとして名を連ねるシカゴ美術館、見応えがありま
した。美術に関してはトンと無知の筆者ですが、これ何か
で目にしたことがある・・という類のものが結構たくさんあ
りました。

この日の午前は雨が降っていたので、雨宿りもかねて
のんびり見たのが精神衛生上よかったのかもしれませ
ん。


文化の香り











午後はシカゴ川の北側、ビジネスエリアを歩き、建物を
いろいろ見てきました。

金融エリアにある、CBOT (シカゴ商品取引所)のビル
はこれまた重厚で、存在感がありました。面と向かって
FRBシカゴのビルもあり、金融都市でもあるシカゴを
体感することができました。



CBOT - ビル上の像が有名














夕方からは、ピザレストランに行ってきました。シカゴに
来てあの分厚い生地のピザを食べないで帰ってくるの
はモグリです。

今回行ったのは、筆者が1年前にシカゴに来たときに
一人40分待ったあのレストランに再び行ってきました。

今回は席に通される前にピザを注文しておいて、45分
ほど経ったら席に案内されて、ピザもすぐ運ばれるとい
う形に変わっていました。効率がいいですが、小一時
間足止めされます。6時を過ぎるととてもではありませ
んがひどい混雑で、待つ気は失せます。

今回も、私たちが店を出たときには2時間待ちでした。
観光シーズンなのでやむを得ないとはいえ、2時間は
ちょっとね・・・5時半に店に向かって正解でした。


二人ならピザ一枚だけで満腹











この日は前日のスーパーハードな観光のせいもあっ
てか、ホテルに戻ったらバタン・・・キュウでした。
心地よい疲れと睡眠、これも旅行では大切です。

次回は3日目、いよいよNYに戻る日でしたが、プチ郊
外イベント、アメリカを代表する建築家で日本の帝国ホ
テルも設計した、フランク・ロイド・ライトの自宅&スタジ
オ見学ツアーのご報告です。

今日の激写;
本文中にちりばめました

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; 日本のゴミ事情、陰湿な国民性

先日のジャーナルトップ記事は、日本のゴミ事情に関する
ものでした。この記事を読んだアメリカ人はぞっとしたはず
です。


Talking Trash:
Tokyo Residents
Feud Over Junk

Controversial New Rules
Add to the Confusion;
Banana Peels at the Door


ガラクタをめぐる住人同士の確執


とでも意訳できましょうか。今度日本の燃えるゴミのルー
ルって変わるのですか?これまではプラスチックは駄目
だったのが、(自治体によるようですが)OKになるそうで。

というような細かい話に始まり、日本人はゴミ出しに関し
て非常にナーバスで気を遣っており、ルールを守らない
住人はコミュニティから吊るし上げられ、ほとんど犯罪者
扱いされるということが詳細に書かれています。

記事中には、ホントかよ!と思うような極端な例も書か
れています。

でも、陰湿な日本のやり方・・ありえますね。村八分の国
ですから・・・


Punishment takes various forms. When 27-year-old
apparel maker Asami Sakurai moved to Tokyo from
Yokohama in 2004, she didn't know which days to
take out her burnable and nonburnable trash.

横浜から越してきた27歳女性は燃えるゴミと燃えない
ゴミの捨てる日を知りませんでした。

So a neighbor showed her, laying a bag full of banana
peels, toilet-paper rolls and soggy rice cakes out
neatly...on Ms. Sakurai's front doorstep.

そうして(間違ったまま捨てて)いるうちに、ある近くの
住人が、この女性の家の前に(彼女が食べ残したり
捨てていた)バナナの皮やトイレットペーパー、大福
もちをこざっぱり並べて(見せしめることによって)罰を
与えたことがありました。








ジメジメじゃねぇか!




いや、”燃えないゴミ”とかけているわけではありません。

気持ちはわかります。毎回きちんとルールを守っている
方にしてみれば、勝手にポイポイ捨てられる人というのは
許せないでしょう。

でも、物事にはステップがあるわけで、一度目は掲示板
か何かに全体向けに訴求して、警告を与えるという手が
必要ですよね。

それをこの住人はいきなり刃を突きつけたわけです。ちゃ
んと面と向かって教育したり、建設的な批判をせずに。

怖いですね・・・これやられたらショックですよ。いじめです
よ。


なお、オンラインのWSJには、この記事を書いた記者が
実際に同じような(もっと陰湿な)トラブルを抱えたことが
あり、それを詳細に記しています。もともとはこのトラブル
によって、今回の記事を書こうとしたとのことです。

それはこちらをお読みください。どういうトラブルか、かい
つまんで説明しますと、

その(外国人)記者が間違って人の家のゴミ捨てボックス
にゴミを捨ててしまったら、ある日、


我々はお前の名前を知っている、○○○○!!!
捨て続けたら警察に通報するぞ!!


とまともな英語で張り紙を作られ、公衆の場所に張り紙を
張られたとのことです。その画像も記事内にあります。

ぞっとします。公衆の面前で名指しで些細な非を糾弾され
るのですよ。住み続けられないでしょう、こんなことされたら。

捨てた方にも確かに誤りはありましょうが、いきなりこれは
やり過ぎで、人権問題かと・・・陰湿に過ぎます。面と向か
って注意しろよ・・・どうしても我慢ならないなら。

まったく無関係の人まで見るような場所に名前を載せる
というのはまともじゃないと思いますが甘いですか?



今日の激写;
なし

日曜日, 8月 26, 2007

(My) レストランウィーク

先週は多くの方と夕食をともにさせていただく機会が多く、
毎日楽しいイベントの連続でした。

ご一緒いただいたのは筆者がNYに来た当初より(もっと
も)お世話になりっぱなしとなっている方々だったり、若く、
才能あふれる若者だったりです。

それにしてもこんなに連続してNYのレストランをはしごし
たのは初めてではなかろうか・・と振り返りです。

惜しむらくはデジカメを持っていかなかったので、写真で
雰囲気をお伝えできない点です。


① NANNI

トラディショナルな、アメリカナイズを排除した純イタリアン
です。いくつかよいイタリアンレストランを知っているつも
りですが、それと比較しても上回るくらいのグレードでは
ないかと思いました。

ここを教えてくださったのは、もうアメリカに10年以上お住
まいの方。イタリアンと言えば最後にここに行き着くという
場所だそうです。パスタを食べてよくわかりましたが、納得
です。 今度妻を連れてまた行ってくるつもりです。

このレストラン、うだうだ語るよりも、



行けばわかる



とお伝えしておきましょう。恋人でも、家族でも、ビジネスで
もシチュエーションを選ばないトラディショナルなイタリアン
レストランです。ただし、ゴージャスで格調高い店を望む方
にはお勧めしません。くつろげて、がやがやしていて、アッ
トホームな場所です。

HPはこちら



② Campagnola

こちらは筆者のチョイスでした。行った事はなかったので
すが、アッパーイーストサイドにあり、ZAGAT のランクが
上からエリアで2番目くらいに高く、値段も高すぎずそこそ
こというものを徹底的に調べたらここが残り、決めました。

こちらもイタリアンです。NANNI 同様、オールドスクール
的なジャンルにあたり、昔からの味を守っているタイプで
す。パスタのメニューも豊富で、イタリアンカルチャーを
しっかり感じさせます。

こういう店、好きです。

客層は若いとは言えませんが、それだけに流行り廃りと
は無縁な愚直さがあります。

ここのシーフード盛り合わせは目と味で楽しめます。熱々
の鉄板に魚介が踊り、どうよーという感じでお届け。酒が
すすみます。

ウェイターさんが、「お前らの好みは何だ、それだけ聞
せてくれれば、後は俺に任せとけ!」というリーダー
シップの人でした。

パスタは、もちろん好みを言えばメニューになくてもさっと
作ってくれます。

余談ですが、帰るころになって店内をぐるっと見回して
見たら、、、、一人の女性が目に付きました。あれ・・ど
こかで見たことある綺麗な人・・・





ん・・・




んん・・・・





シャラポワ?




テニスプレイヤー、その人でした(多分)。US オープン
は明日から開幕なので、NYにいることは不思議では
ありません。彼女のご贔屓ホテルはミッドタウンはパ
ークアベニュー沿いの高級ホテル、



The Kitano New York



のようです。HPにも出ています。

不思議なことに、レストランの中では誰も気づいていない
のか、それとも知っていて皆話しかけないことがマナー
なのかわかりませんでしたが、自然でした。女性3人でい
らしていました。

まぁ、背が高くてブロンドの美女、というのは別に珍しくな
い場所なので、溶け込んでいることは当たり前ですが。

そんな中で筆者には話しかける勇気もなければ確認し
てどうするという気持ちもあり、店を後にしました。

なおこの店、ある程度きちんとした格好でないと浮いて
しまいます。一緒に行った方がおっしゃるには、もともと
ここはアッパーイーストでは老舗の有名店らしく、客層も
高いので、とのこと。

マニアックな名店だけどシャラポワも来る店、として筆者
の記憶に残るイベントとなりました。

HPは見つからなかったので、こちらをご参照ください。



③ Blue Ribbon Sushi

SOHOエリアにある、大人気の寿司レストランです。妻か
ら、”ここはおいしい”と前から聞いていたので、今回知
人を誘って妻も交えて4人で土曜日の夜、行ってきました。

ブルーリボンレストランというものがオリジナルで、そこが
本格寿司レストランとして1995年にオープンしたのがここ。

日本人の手によるものではなく、ブルームバーグ兄弟なる
人がはじめたレストラングループです。

ブルックリンには、寿司レストラン2号店や食材店もあり、
今年秋にはマンハッタンのコロンバスサークル付近に新
たな寿司レストラン&グリルをオープンするようです。

このSOHOの店は5人以上でないと予約を取らないので、
6時半に行きましたが、テーブルはほぼ満席でした。寿司
という料理のせいもあり、回転は速いです。9時過ぎくらい
までたっぷり食べましたが、ウェイティングエリアの混み具
合はすごいものがありました。

さて、味・雰囲気・価格・メニューの豊富さ等、トータルで
見て、筆者






強く推奨します





すばらしいレストランでした。味は文句なし、マンハッタン
で日本人をうならせる寿司はここにあります(他にはあま
り行ったことはありませんが、絶対的にうまいと思いまし
た)。

小洒落たSOHOエリア、惜しまれながら閉店した今はなき
本むら庵 NY支店(蕎麦)に変わるジャパニーズフードの
代表として揺ぎ無い地位を獲得することでしょう。

日本から観光でいらして、SOHOでたっぷり買い物疲れ
した後、話題の寿司レストランで食事、なんてのもいい
コースです。

HPはこちら


こうして8月のとある週の夜は更けていき、思い出がまた
できました。


今日の激写;
なし

金曜日, 8月 24, 2007

建築の街 シカゴ②; 初日 -- これでもかの観光

着いたその日からフル活動でした。

まずは腹ごしらえ、チーズケーキファクトリーというファ
ミレスに行き、たんまり食べてきました。当然お酒も
です。それにしてもすごいボリュームでした。

このレストラン、NYマンハッタンにはないので妻にとっ
ては新しい経験でした。筆者はNY郊外に行った時とフ
ロリダに行ったときに立ち寄ったことがありますので3
度目ですが、まだまだいろんなメニューを試してみた
いです。いつかチーズケーキも試さねば・・

食後はミシガンアベニューを北方面に上り、これは
外せない、というクルーズに参加です。シカゴ川に沿っ
て建つ建築物の薀蓄を聞きながら60分、有名な建物
をこれですべて(船上から)押さえることができます。


元祖摩天楼











宇宙船みたいだ・・













シカゴに行かれるご予定のある方は是非このクルー
ズにご参加ください。どの建築物もひとくせあって、
眺めているだけで楽しいです。

クルーズには2種類ありまして、ミシガン湖まで巡る90
分のものもあります。時間に余裕がある方は是非ミシ
ガン湖まで出るほうにも参加されてはいかがでしょうか。
特に夏は気持ちいいと思いますよ。

続いて、ジョンハンコックセンター展望台に行ってきま
した。ここのよい点は、展望台そのものが無料だとい
うこと。同じくシカゴにある世界第3の高さを誇るシアー
ズタワーではこうは行きません。

ジョンハンコックセンターでも、ラウンジでお茶やアルコ
ールを頂けば当然チャージされますが、ふらっと行って
見てくる分には無料。前回シカゴを訪問したときはこれ
で写真を撮ってぐるっと回ったらすぐ帰ってきました。

今回はコーヒーを飲みながら歩いた疲れをとってきま
した。



見応え十分、ミシガン湖に面したレストランもあります











ここまでで既に時間は5時を過ぎていたので、夕食前に
一度ホテルに戻って荷物を置いて、のんびりすることに
しました。

再び6時に外に出て、夕食へ。今夜はステーキです。
ベタですね~、旅行ではベタなことをやらねば。

前回筆者が行っていたく感動した、





シカゴチョップハウス





というステーキハウスを再び訪問。

肉がパサパサしておらずジューシーなので、日本人好
みではないかと思います。店内も歴史を感じさせる渋
さがあり、雰囲気たっぷり。


文句なし














その後、ブルースを聴きにとあるホールへ・・・しかし、チ
ケットは完売(なにやらすごい大物が二日にわたりライブ
を行う予定だったそうです)で泣く泣くあきらめる結果とな
りました。事前にチケットを確保しなかった自分を悔やむ
のみです。


残念














しかし!捨てる神あればなんとやら、この日は無料の
野外コンサートがミレニアムパークの野外ホールで
行われているのでそこまで行ってきました。

かなり本格的で驚きました。フルオーケストラ+歌でま
るでオペラのような感じ。1曲が1時間くらいかかるのは
筆者にとって初めての経験で、あまりに本格的過ぎて
途中で集中力が切れ、加えて寒さに負けました。雨あ
がりの夜はだいぶ冷えました。

でも、あの美しい野外ホールでの演奏を聴けたのはよ
い経験でした。美しい光景を写真でご覧ください。

こういうのを惜しげもなく開放するところに文化の違いを感じる











さて、夜はまだまだ終わりませんよ~

さらにこの後、ホテルの部屋で2次会をすべくトレーダ
ージョーズ
という食品のディスカウントストアで酒とつま
みを購入。あわせてエコバックも買ってお土産もゲット。

このトレーダージョーズ、マンハッタンにもあるのですが
とにかく安い。ワインは種類豊富でしかも5ドルくらいが
主流です。


実は入ったのは初めての筆者










こうしてシカゴ一日目の夜は更けていきました。

思いのほか詰め込みまくりでしたが、旅行は疲れて
ナンボ、早くも達成感のある筆者でした。


今日の激写;
本文中にちりばめました