木曜日, 10月 25, 2007

住まいのはなし

日本に戻ることが決まってから一番最初にやったことは
家のことでした。

家のことといいましても、NYの家の退去に関することでは
なく、日本に戻ってからの住まいのこと。

大事ですよね、おうち。ここが安心できる場所・空間であ
るかどうかが毎日のいろんなことに影響してきます。

筆者、NYに来る前に住んでいたアパートがとても気に入
っていたので、真っ先に思いついたのは



あの場所にまた住めないかしら



ということでした。

筆者が前から仲良くしていた会社の後輩に言わせると・・



NYからあのスラムに戻るんですかぁ?



・・・と冗談では済まされないセリフを言い放つのですが、
まあ上品なエリアではないことは確かなので反論もできずの
筆者。 でも好きなんです、混沌と秩序のはざまっぽいこの
地域が。

しかし、本当に気に入っていたのは物件そのものです。家
賃込みで考えて、これほどの物件を都内で探すのは相当
難しかろうと勝手に思っている筆者。

間取り・設備・環境(日当たりや周りにある店や静けさ)・職
場への距離・時間などを考慮するとここは、



ディープバリュー



と手放しで高く自己評価してしまうわけです。

さて、話を戻しますね。日本にいる時にこのアパートを紹介
してくれた不動産屋さんにNYから連絡をとり、あれ空き予
定なんかないですよねえ、と聞いたら最初はやはり×。

ファミリー向け部分は20戸に満たない小型アパートな上、前
に住んでいた3階よりも上のフロア希望、と我侭条件だった
ので駄目モトでしたが、いざ現実を前にガックリ。

会社が用意してくれる社宅に入ることを決めかけつつも諦め
きれず、ギリギリまで申請をせずにしていました。

そうして1ヵ月後・・・・8月末でした。

その不動産屋さんからメールが来たのです!




朗報!9月後半に空きます!




と。筆者、日頃の行いはそんなにいいほうではないのです
が、ツキがあったようです。しかも5階、角部屋です。前に
住んでいたタイプよりも若干広いものでした。

ラッキーでした、本当に。前に住んでいた経歴があり、素性
も知れているということで、不動産屋さんもとてもよく動いて
くださって、日本に戻った時にサインするだけの状態まで
NYから手続きを進めることができました。オーナーさんも
契約開始日を帰国のタイミングまで待ってくださって、余計
な家賃負担もなしでした。

こうして今、再び日本の生活がスタートしたというわけです。
なんと有難いことか。これでほかの事に一気に集中できる
わけです。

加えて、

若干広いタイプとはいっても間取りはそれほど変わるわけ
ではないので、倉庫に残していった家具やカーテンなどがす
べておさまりよくそのまま使えるのが何より良かったです。

特にカーテンは、高い天井にあわせて作ったものでしたから、
それを駄目にせず再び使えたのは有難かったです。


縁、でしょうか


そんな気がします。スラムとの縁・・・だけど好き。

ラッキーというのはこういうのを指す、と感じた一件でした。


今日の激写; 縁あって再び

キッチンにもドア、ベランダから光














また、ここから始まります