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木曜日, 8月 30, 2007

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; 日本のゴミ事情、陰湿な国民性

先日のジャーナルトップ記事は、日本のゴミ事情に関する
ものでした。この記事を読んだアメリカ人はぞっとしたはず
です。


Talking Trash:
Tokyo Residents
Feud Over Junk

Controversial New Rules
Add to the Confusion;
Banana Peels at the Door


ガラクタをめぐる住人同士の確執


とでも意訳できましょうか。今度日本の燃えるゴミのルー
ルって変わるのですか?これまではプラスチックは駄目
だったのが、(自治体によるようですが)OKになるそうで。

というような細かい話に始まり、日本人はゴミ出しに関し
て非常にナーバスで気を遣っており、ルールを守らない
住人はコミュニティから吊るし上げられ、ほとんど犯罪者
扱いされるということが詳細に書かれています。

記事中には、ホントかよ!と思うような極端な例も書か
れています。

でも、陰湿な日本のやり方・・ありえますね。村八分の国
ですから・・・


Punishment takes various forms. When 27-year-old
apparel maker Asami Sakurai moved to Tokyo from
Yokohama in 2004, she didn't know which days to
take out her burnable and nonburnable trash.

横浜から越してきた27歳女性は燃えるゴミと燃えない
ゴミの捨てる日を知りませんでした。

So a neighbor showed her, laying a bag full of banana
peels, toilet-paper rolls and soggy rice cakes out
neatly...on Ms. Sakurai's front doorstep.

そうして(間違ったまま捨てて)いるうちに、ある近くの
住人が、この女性の家の前に(彼女が食べ残したり
捨てていた)バナナの皮やトイレットペーパー、大福
もちをこざっぱり並べて(見せしめることによって)罰を
与えたことがありました。








ジメジメじゃねぇか!




いや、”燃えないゴミ”とかけているわけではありません。

気持ちはわかります。毎回きちんとルールを守っている
方にしてみれば、勝手にポイポイ捨てられる人というのは
許せないでしょう。

でも、物事にはステップがあるわけで、一度目は掲示板
か何かに全体向けに訴求して、警告を与えるという手が
必要ですよね。

それをこの住人はいきなり刃を突きつけたわけです。ちゃ
んと面と向かって教育したり、建設的な批判をせずに。

怖いですね・・・これやられたらショックですよ。いじめです
よ。


なお、オンラインのWSJには、この記事を書いた記者が
実際に同じような(もっと陰湿な)トラブルを抱えたことが
あり、それを詳細に記しています。もともとはこのトラブル
によって、今回の記事を書こうとしたとのことです。

それはこちらをお読みください。どういうトラブルか、かい
つまんで説明しますと、

その(外国人)記者が間違って人の家のゴミ捨てボックス
にゴミを捨ててしまったら、ある日、


我々はお前の名前を知っている、○○○○!!!
捨て続けたら警察に通報するぞ!!


とまともな英語で張り紙を作られ、公衆の場所に張り紙を
張られたとのことです。その画像も記事内にあります。

ぞっとします。公衆の面前で名指しで些細な非を糾弾され
るのですよ。住み続けられないでしょう、こんなことされたら。

捨てた方にも確かに誤りはありましょうが、いきなりこれは
やり過ぎで、人権問題かと・・・陰湿に過ぎます。面と向か
って注意しろよ・・・どうしても我慢ならないなら。

まったく無関係の人まで見るような場所に名前を載せる
というのはまともじゃないと思いますが甘いですか?



今日の激写;
なし

火曜日, 8月 07, 2007

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; 決着と解釈

本ブログでも触れたダウジョーンズ社とニューズコープ
の買収を巡るドラマ、ようやく決着しました。

結局、DJがNewsの提案を支持し、マードック氏の勝利
となりました。

1日のジャーナル社説&オピニオン欄には二つの興味
深い記事が出ています。

ひとつは、


REVIEW & OUTLOOK
A New Owner


もうひとつは、


Publisher's Letter
A Report to Our Readers



という、ジャーナル読者に向けた今回の買収の意義の
解説と、読者へのメッセージです。

辞書をひきひき時間をかけて読みましたが、ともに丁寧
で、いい文章だと思いました。

ジャーナルのサブスクライバーはお読みいただくととても
面白いと思いますよ。

前者の記事では、①ジャーナルの一貫性の維持 ②バ
ンクロフトファミリーの決断を尊重 ③買収受け入れの
本質 ④編集の独立性の真の意味 について書かれて
おり、特に②と④は目を引きました。


News Corp. can provide capital for further
innovation, the Journal's future as a business
should be enhanced. And make no mistake:
Business success is vital to editorial independence,
precisely because it provides the resources to
report and comment in ways that might offend
advertisers or governments.


Newsはジャーナルの更なるイノベーションのため、ビジネスを強
化することを通じてジャーナルの将来のために資本投下するので
ある。そして確実なこと・・・"ビジネスにおける成功が、編集の独立
性を担保する"云々・・・(筆者意訳)。


On this point, readers also shouldn't misinterpret
the "editorial independence" agreement between
Mr. Murdoch and the Bancrofts. This isn't intended
to be some heat shield protecting Journal editors
from their new owner. We know enough about
capitalism to know that there is no separating
ownership and control. We see the editorial
agreement, instead, as an expression of
Mr. Murdoch's intention to maintain the values
and integrity of the Journal. His invitation to
have a member of the Bancroft family join the
News Corp. board is a similar gesture of good
faith.


よく言われる"マードック氏とバンクロフトファミリーとの間で
合意に至った編集権の独立性"というものを読者は誤って解釈
してはいけない。これはジャーナルの記者をマードックの支配
から守ることを意図したのではない云々・・・・(筆者意訳)


うーん、やりますね。②は重要ですが、④は敢えてこ
れを言うか?という内容です。資本市場を舞台に生
きている、金融専門紙のジャーナルならではの主張
と言いますか、矜持を感じます。


後者の記事は、編集責任者から読者へのレターです。

これまでジャーナルがどのように発展し、変化し、信頼
を獲得したかを綴った上で、これからNewsの傘下に入
ることでいかにこれまでの進化をより高いものに持って
いけるか、というものを説明しています。

ここまで書かれると読者としては信じましょう、という気
になるのではないでしょうか。

答えはこれからの記事にあるのですね、楽しみです。

今日の激写;
なし

金曜日, 7月 27, 2007

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; ICQ 進化系

筆者が大学のとき、ICQ という インスタントメッセンジャー
がありました。今となっては懐かしいものですが、この手の
ツールはアメリカでは今やビジネスに必須なものだそうです。



Instant Messaging Invades the Office

Companies Say It Spurs
Broader Collaboration --
And Scares Some Bosses



筆者もある専用回線でネットに繋がったアプリケーション
に付随したインスタントメッセンジャーを仕事で使うことが
ありますが、とても便利です。

相手のステータス(席にいるかなど)がわかり、ちょっとし
たアイデア交換や連絡はこれで事足ります。今すぐリス
ポンスが欲しい時や、メールで送るほどではないけれど、
ちょっと伝えたい状況で重宝します。

その分、直接会ったことも話したこともない人から突然
仕事中に介入をされたりもしますが、それを受けたくな
いときは外出モードにしたりしておけばいいのです。
居留守ですね。


ちなみに、2006年のある調査では、米企業の従業員の
1/3がインスタントメッセンジャーを使っているようです。
しかも、会社には知られずに、です。

これは驚きの数字です。多いです。

また別のある大手IT調査会社によれば、今後5年のうち
に、大企業に勤める95%の従業員にとって、インスタント
メッセンジャーはボイス・ビデオ・テキストチャットの標準
ツールになる、とのことです。

日本企業は使用を認めますかね、この手のツールを。

パーソナルな目的での使用可能性のあるものについて
は徹底的に規制をかける日本企業。

手前が雇った社員ですし、子供じゃないんだから社会人
としての常識を守るというところは信用して、あとは結果
をきちんと出したり、与えられた仕事をしっかりやればい
くらでも使っていいとすればいいのに、と筆者は思います。

読者の皆さんが社長さんだったら許可しますか?


今日の激写;
なし

水曜日, 7月 11, 2007

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; サムライが売るレクサス

昨日のジャーナル、メインセクションのトップ記事は日本の
レクサスのディーラーに関する相当笑える記事でした。

ちなみに、昨日のジャーナルのオンラインエディションで最
もメールで転送された記事だと新聞に書いてありました。



The Samurai Sell:
Lexus Dealers Bow
To Move Swank Cars

In Japan, Toyota Revives
Ancient Hospitality Rites,
But Some Buyers Balk


リンクはここ


最後の、But Some Buyers Balk という部分、いい指摘です。

もうこれは記事をお読みいただくしかありませんが、オンライ
ン版にはレクサスの工場におけるエキセントリックな品質チェッ
クの光景がビデオで見れまして、興味深いです。

なお、記事の本質は下の記述につきます。トヨタは大真面目
で取り組んでいるのでしょうが、アメリカ人が読んだら日本人
はやっぱり不思議だ・・・・と思うことでしょう。


LEXUS RULES OF ETIQUETTE

• The Warrior's 'Waiting Position': Lean five to 10 degrees

forward when a customer is looking at a car.

• When serving coffee or tea, kneel on the floor with both

feet together and both knees on the ground.

• Bow more deeply to a customer who buys a car than one

who is window shopping.

• Practice the 'Lexus Face,' a closed-mouth smile said to

put customers at ease.

• Stand with left hand over right, fingers together and thumbs

interlocked, as the samurais did to show they were not about
to draw their swords.



サムライのウェイティングポジションやレクサスフェイスなんて
もう大爆笑です。筆者もやってみようかしら。


今日の激写;
なし

木曜日, 7月 05, 2007

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; ヘッジファンドのことどれほどご存知で?

6月末で2007年の第2四半期が終わりました。

日本でも最近は変わってきましたが、企業は上期・下期で
年度を区切り、中間決算発表などが行われていますね。
ボーナスも上期・下期ベースで、年2回ですし。

アメリカでは3ヵ月毎に年度を区切り、四半期で物事を評
価することが完全に定着しています。慌しいですが、四半
期ごとに定点チェックを相当細かくやるということは、現状
把握と将来予測について精度が高まることにもつながり
ますので、よいことであると思います。

一方で近視眼的・目先の利益追求という批判もあります
が、米国の経営者や従業員のボーナス(完全に業績連動
です)は年一度ですし、あくまで定点観測と見れば、その
批判は的を得ていないような気がします。


さて、WSJ は毎四半期明けに必ず過去3ヶ月の相場の
細かい振り返りと、ミューチュアルファンド(投信)の成績
番付等を、その時々のホットなトピックとともに、いつもの
新聞とは別に冊子を作ります。これがなかなか面白く、
勉強になります。

今回のトップニュースは、ETF でした。趣旨としては、


いまや500以上のETFが取引可能だが、よりニッチな
分野にもETFは広がっており、その結果、極端な運用成
績をもたらす(=リスクが高い)


という内容のものです。興味深いです、とても。基本的に
指数連動のETFなのに、投信の運用成績と比較しても
上位/下位に相当数が名を連ねてきています。

*ETF って何?ということについてはコチラ


筆者はETF というのは素晴らしい商品であり、多くの国
において、さらにそのプレゼンスが拡大すると思います。

個人投資家はもちろんのこと、地方銀行に代表されるミ
ドルサイズの金融法人、年金基金などなど、投資家はも
っとこのETFを活用すべきだと思います。


また、今回面白かった記事の中に、



Fund Investor IQ

Do you know what a "side pocket" is in the hedge-
fund world? Or how much of hedge-fund returns
actually go to investors?
Do you even know what a hedge fund is? With
opportunities to invest in hedge funds expanding,
it may pay to know more, even if you're not
particularly wealthy. Before you splash the cash,
check out this short multiple-choice quiz, where
mistakes won't cost you anything.



という、ヘッジファンドに関する投資家の知識をチェッ
クする特集がありました知っているつもりでも細かい
点を知らない方も多いのではないでしょうか?

クイズ形式になっており、気軽に知識を獲得できます。

例えば、年間12%の成績を収めたヘッジファンドが
ありました。手数料を引かれて最終的に投資家の
手元に残る収益は何%?
 とか、ウォーレン
バフェット(著名な実業家/投資家です)がヘッジファ
ンドのことを形容するときに使った語句は下のうち
どれか?
などです。

気になる方はHPから記事を検索して是非お読みく
ださい(サブスクライバーしか読めないかもしれませ
ん、ご注意を)。

投資家教育の役目も担う WSJ 、よい記事をどうも
ありがとう。


今日の激写;
なし

日曜日, 7月 01, 2007

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; iPhone

AT&T ワイアレスの店舗がすごいことになっていました。

昨日夕方6時、アップルの iPhone が発売になったのですが、
この電話機を手に入れる人の列は予想以上でした。

家のすぐ近くにある小さなAT&T ワイアレスの店舗ですら、
発売日の朝から人が座り込んでおり、発売直前の6時には
数十メートルの人の列・・夕食を外でとってまたこの店舗
を通ったらまだ同じくらいの人の列でした。

早速、EBAY (ネットオークション米最大手)で取引価格をチ
ェックしてみましたが、概ね1000ドル近くで取引されています。
締め切りが一番早い(後30分で落札)ものは1500ドルです。





えらいこっちゃ・・




ちょっとした社会現象になっています。ちなみにこの順番
売りますというプレートを持った人も列の中にいます。たく
ましい商魂です。タイムズの記事には、ボスの命令で
$150で並ばされる人や、$160で列における席を売る人
が午後には$180に上げたという記載がありました。





えらいこっちゃ・・




いやいやすごいですよ、正直言ってこんなにすごいことに
なるとは思わなかったです。主婦っぽい人や普通のおじさ
んまで並んでいて、驚きました。



ん・・そうか、主婦やおじさんはEBAY狙いかも・・



発売直前に、大手新聞は iPhone の製品チェックとレビュー
を掲載していますが、ジャーナルの記事はチェックを行った
人による実際に iPhone を使いながらの解説ビデオが5分
以上添付されています(オンライン版)。これは面白い。

WSJ.com - Testing Out the iPhone


いろんな意味で相当すごいガジェットのようです。

ちなみに、コスト&メリットを考え、筆者に購入の予定はありま
せん。

どなたかアメリカのものが欲しい方がいたら、1500ドルで売り
ますよ、お気軽にどうぞ。


今日の激写;
比較(WSJより)

水曜日, 6月 06, 2007

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; いい運用会社の見分け方

久しぶりに、ジャーナルいじりを再開します。

昨日、日本の最新型炊飯器に関する記事が相当面白
かったのでそれをネタにしようとも思ったのですが、そ
れは記事そのものをお読みいただくとしましょう。

特に女性にオススメです。二つ記事がありまして、タイト
ルを以下に記しておきます。


Making Perfect Rice
The Japanese Way
Can Cost Big Bucks

Secret Involves a Vacuum,
Pressure and a Sprinkling
Of Toshiba's Diamond Dust


と、


Rice Expert Judges
High-End Cookers
In Blind Taste Test


というものです。

『まるで小型の宇宙船だ』というコメントとともに、下の写
真もついていました(WSJより)

リンクはここ

(サブスクライバー以外は記事の一部しか読めませんのでご注意を)













さて、今日の本論はそれではなく、どこの運用会社(投
信会社)に自分のお金の運用を任せたらいいか、とい
うきわめてシンプルなテーマで書かれた記事がありまし
たので、それをご紹介します。



When a Fund Manager Leaves,
Investors Fret -- for Good Reason




メッセージは極めてシンプルで、


ファンドマネージャーがころころ変わっている
会社には金を預けるな!


というアイデアです。できるだけ長くひとつの会社に在
籍して特定のファンドを長期にわたり担当しているファ
ンドマネージャーがいる会社のほうが運用成績は良好
のようです。

ちょっと考えれば、長期にわたって運用担当者でいら
れるということは、運用成績が良好なことに他ならない
ので、当たり前といえば当たり前です。

しかし、非常にシンプルな尺度であるので、投資初心
者にとってもわかりやすい判断基準ですね。

ただし、運用業界においては、長期にわたって同じ
人が一つの 会社に在籍し続け、特定ファンドの運用
を担当するというのはなかなか難しいと考えられます。


①処遇の問題

②組織の問題 - ①とも絡みますが


ファンドマネージャーも飯をこれで食っているのですから、
いい成績を残したときは給与やボーナスを多く要求しま
すし、逆に悪い成績だった時は会社は低い給与やボー
ナスを提示します。

しかもこの交渉は毎年行われるわけで、これがうまくか
み合わないと、じゃあ俺別の会社に行く!となるわけで
すね。本当に行けるかはまた別の話ですが。

これを長期にわたって、会社側も本人も納得行くように
こなすというのはそう容易なことではありません。

②の組織の問題というのは、ビジネスポリシーにかかわ
ることです。

ビジネスとして傾いているときにはこの分野は縮小しな
いといけないから人を切るとか、ここには金をかけたく
ないから若手のローコストのファンドマネージャーに変え
るとか、ビジネスの舵取りで人の動きがどったんばった
んします。

もしくは、運用成績が〇〇年悪かったら人を代えるとか、
〇〇% 負けたら担当者クビとか、収益に対するセンシ
ティビティの余裕度合いでも変わってくるでしょう。

記事中にもありますが、アメリカでもっとも尊敬されてい
るとされるある運用会社は、特定のファンドマネージャー
の氏名などは一切公開せず、複数の人間で運用を決定
しているというシステムをとり(本当に実際にそうなのか
はインサイダーのみぞ知る)、運用の継続性を担保してい
ます。

顧客にもこれを告知し、『この制度を採用している我々を
買ってくれ』と訴えています。

これは、ある意味では『人は代わるもんだ』という前提に立
って、スタープレイヤーへの依存を減らすことが目的でし
ょう。言うは易し、行なうは難しですがね、これは・・・

とまあ色んな意味で、長期にわたり運用担当者が不変で
あるというのを達成するのはひじょうに困難なのです。

その意味では、今回のジャーナルの指摘は正しいと言え
ましょう。

しかし、これがある程度正しいとなると、日本の銀行等は
真っ先に顧客から資金を引き揚げられる対象となるので
は・・?

知人に聞いた話では、ビジネスセンスのない昇進や異
動がしょっちゅうだそうです。数年ごとの担当換えはザ
ラとか・・・

どんなに優秀な運用担当者でも、担当者レベルの肩書
きの人が課長になれば特定ファンドの運用そのものには
タッチしなくなるケースが多いようですし、もし課長レベル
の人が運用担当者で続けていても、さすがにその上とな
るとマネジメントクラスになるので現場からは離れますよ
ね。


つまり、ファンドマネージャーがファンドマネージャー
として、い続けられる制度になっていない


アメリカは違います。50歳だろうが30歳だろうが、"役員"
の肩書きであろうが、ファンドマネージャーは永遠にファ
ンドマネージャーとして仕事を続ける人がほとんどです。
場合によっては社長がファンドマネージャーです。

この風土がほとんどない日本の金融機関は、長期にわた
り顧客から資金を任される可能性は極めて低いのでしょう。

真剣に、『組織の独善』ではなく、『職務の本質』を考えた上
での雇用体制を構築することが日本の金融機関には求め
られているのだと思います。

顧客の目は日に日に肥えて来ています。金融機関は変わ
っているのでしょうかね? 危機感を持って欲しいものです。


今日の激写;
なし

月曜日, 4月 30, 2007

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; トートバック(メンズ)

小難しいウォールストリートジャーナルも、女性読者獲得のため
に週末版を発行するようになってから早いもので1年以上(だと
思います)、経済バカの書く俗っぽい記事はイマイチな気もしま
すが、今週はその中の記事に興味深いものがありました。


Global Trends
Japan's Twist on the Man-Bag

TOKYO -- The latest in men's fashion in Japan:
large over-the-shoulder totes that look very much like women's purses.


日本人男性の間で流行るトートバックに関する内容です。

記事の趣旨は、日本人男性におけるトートバック人気が、アジア
諸国やアメリカに伝播しつつある、という内容です。

コーチも売り出している、とありましたが確かに昨年サイトをチェ
ックしたとき、メンズのトートバックがあったのに驚いたことを思
い出しました。へー、アメリカでも買う人いるんだと。

そういえば意識したことはありませんでしたが、日本人男性の
間ではもうだいぶ前にトートバックはある種定番の一つとして
持たれているような気がします。

筆者も、就職した年に買ったトートバック、今でもほとんど毎週
末に持ち歩いています。

ただ、ビジネスユースとしてはどうなんでしょうか、さすがにビジ
ネスでトートバックを使うとなると、軟弱なものではなく、硬めのレ
ザーで深い色のものでないと背広と合わないような・・クールビズ
にはいいですが。

と思ったら、ジャーナルの記事で紹介している土屋かばんの
トートバック、素晴らしいものです。

ここをご覧ください。




でも、、、うーん、4万2000円か・・・





女性はバックにならこのくらい普通でしょうが、メンズのトートバ
ックにこれは相当悩みます、筆者は。いや、多分買わ(え)ない・・

また、記事そのものとは別に面白かったのは一緒に載っていた
写真です。

これがそれ(ジャーナルより)です。

















ヒゲが気になる・・・・



(別に聞きたくはないでしょうね、)筆者のヒゲ観ですが、

童顔の多い日本人の若者がヒゲを伸ばしても、顔が出来上が
っていないからオサルさんみたいになっちゃうんだよな、、と思
っていましたが、今回の写真はその典型例です。

なーんて、短い記事なのにいろんなネタを振りまいてくれたジャ
ーナル週末版に今日は拍手。


今日の激写;
なし

金曜日, 3月 02, 2007

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; メリウェザー

世界の金融市場、大混乱になっていますね。

旧正月明けから二日目の中国株市場で指数
が9%下落して世界中に激震が走ったわけで
すが、日銀のせいにされなきゃいいけど・・

さて、今朝のジャーナルは、こんな崩落相場で
も儲ける人がいるという記事がトップでした。



As Market Fell,
Some Big Names
Won Their Bets

LTCM's Meriwether,
Deutsche Bank Gained;
A Day Trader's Losses


なにやらずいぶんと久しぶりに聞いた名前が・・・




ジョン・メリウェザー



誰それ? という読者の方も、LTCMという横文
字にはなんとなく聞き覚えがあるのでは?

ロングタームキャピタルをめぐるノンフィクショ
ンについてはこの本がオススメ、というよりこ
れしかないかな・・・金融知識がない方でも十
分楽しめると思います(文庫版もあり)。

メリウェザーがファンド運用の世界に戻ってい
たとは知らなかった筆者、、、

しかもこの相場でプラスのリターンとは、因果
なものです。彼は今回の出来事をどう見てい
るのでしょうか。


今回の記事、デイトレーダーの髪の毛が総立
ちになるようなシーン(そんな記述はないです
が)などもあり、今回の相場で損した人と儲け
たごく一部の人の光と陰を垣間見ることがで
きます。

また、2月28日以降の世界の金融市場の動
きがインタラクティブにまとめてあるところに
飛べるので、役に立った記事でした。


今日の激写;
なし

日曜日, 2月 25, 2007

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; 新しい風は外から

東京鋼鐵を巡る一連の騒動について、昨日のジャー
ナルは一面記事(国際政治・国際金融など総合面で
あるA面)で取り扱っていました。



DEAL BREAKER
A Landmark Vote in Japan:
Shareholders Just Say No

Steel Company Merger
Rejected in Proxy Fight;
An American's Triumph



記事はこちら

ランドマーク級の出来事ですよ!

ジャーナルの記事をお読みいただければ、本件につ
いては最初から最後まで、相当詳しく分かります。

恥ずかしながら筆者も、ジャーナルの記事を読むま
で全くこんなことが日本で起こっているなど知りません
でしたが、いちごアセットマネジメントなる名前は何か
のニュースで見聞きした覚えがありました。


一番驚きだったのは、いちごアセットマネジメントの、
"いちご"が、



一期



だったということです・・しかも日本の会社ながら、こ
の運用会社を率いるのはモルガンスタンレー出身で
日本語も自在に操る42歳のアメリカ人なんですって
ね。

なんとも日本の情緒を解する人のようです。

ちなみに英語では一期という言葉について、

once-in-a-lifetime chance

と解説がありました。

・・・そのままだと思いましたが、そのままということ
は、それに該当する直接の単語が英語にはない、
ということなんですね。

この記事、かなりドラマチックに書かれています、
アメリカ人が読んだら、



日本もついに変わった!!



と思うに違いありません。

ただし、冒頭の記事サブタイトルにありますように、
あくまで、An American's Triumph なのです
よね。

社長さんと、アメリカ流をかけていると思うのですが、
アメリカ流が勝利し、その方向に変わっているので
す。

まぁ、金儲けの世界にアメリカ流も日本流もないの
は事実ですが・・・結局は安く買えたり、高く売れれ
ばいいわけですから。

でも今回の話は、日本の(個人)株主がみすみす利
益機会を喪失するかもしれない可能性のある事象
について声を上げ、会社同士で合意に至っているこ
とをひっくり返したというのは確かに A Landmark
Vote に思えます。

なお、今回の東京鋼鐵と大阪製鐵であらかじめ合意し
た株式交換比率によれば、大阪製鐵はたった6%のプ
レミアム(上乗せ分)しか払わないそうじゃないですか。

まぁ、東京鋼鐵の収益力や将来性が分からない筆者で
すからなんとも言えませんが、アメリカにおける一般的
な企業買収の場合は、20%や30%のプレミアムはザラ
で、下手すると40%なんてのもあります。

あまりに低いプレミアムだと、個人株主は反対投票を
行ったりするわけです。機関投資家などの大株主にな
ると、理屈を記した書簡を企業に送って、最低プレミア
ムは理論上かくかくしかじかと論じるわけです。

ジャーナルの記事内には、日本でさえも10-15%のプ
レミアムが通例である、と書かれています。

いやあ、勉強になります。

それにしても今回の一件、いちごアセットのアメリカ
人社長がいなかったら起こらなかったのでしょうね。

それを考えると、未だに日本の金融資本市場は発展
途上であり、外からの圧力がないと真に洗練されたマ
ーケットにはなり得ないのでしょうか。

日本の個人資産に占める株式関連投資への比率は、
11%だそうです。アメリカは31%。当事者意識の高まり
とともに、よりアメリカナイズされた市場になっていくの
でしょう。まだまだ道は遠い分、チャンスはたくさん
あるということだと思います。

今回の東京鋼鐵をめぐる騒動と、東証株価指数が
15年ぶりの高値更新というのもなんだか『そういうふう
に動いている』と感じます。


今日の激写;
なし

日曜日, 2月 11, 2007

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; オリンピックが変えるもの

久しぶりのジャーナルネタです。でも経済記事では
なくて、中国の文化についてです。



Spit's Out, Polish In
As Beijing Primps For the Olympics


筆者、中国人がやたらつばをはくという習慣があ
ることすら知りませんでした。

やや潔癖症の筆者としては、背筋が凍る光景で
すが、オッサンでなくても本当に公衆の場でつば
をペッとやっているのでしょうか。

自分の好きなオンナノコがデート中にペッとやっ
た場合、生理的にダメ・・・ってならないのかしら。

でもそれが常識だったらそうはならないよなあ。


記事中には、中国のメディカルフィロソフィーの紹
介があり、体内の hot と cool の調和をとるために
うんぬんかんぬんとありますが、そういう問題じゃ
ないだろ・・・

手前の庭や部屋でそれをやっているなら百歩譲る
ところですが、絶対自分の部屋ではやらないでしょ
う。

中国政府としては罰金を設け、オリンピック開催ま
でにこの悪しき習慣をなくし、やってくる多くの人に
綺麗な北京をアピールしたいようです。

でもこの記事書かれた段階で相当イメージ悪くなっ
てるかも・・・

ここはひとつ日本の消費者金融の出番です。

そう、、、、








路上のティッシュ配り



さんざんイメージ悪化がすすんで規制強化もあっ
てジリ貧の日本の消費者金融。

ここは中国に進出し、政府と手を組んでみてはど
うでしょう。


つばをはくこととは違いますが、タバコのポイ捨
て、あれ何とかなりませんかね。NYはすごいで
すよ。捨てまくりです。しかも老若男女、悪びれ
なく偉そうに捨てるので頭にきます。

かっこ悪いですよね、、あれ。若い頃は筆者も何
度か捨ててしまったことを認めます。でも、社会人
になってからはやってません。


残念なのは、日本人喫煙者もNYではポイ捨てす
る輩が多いということです。みんなやってるから・・
だと思いますが、日本に戻ったらしないはずです、
彼らは。いや、するのかな。


そういう人を見ると、お前にはポリシーのかけら
もないのか!と問いたくなりますが、考え方の違
いにいちゃもんつけても時間の無駄と思い素通り
の筆者。これって見て見ぬフリかしら。


つばはきも、ポイ捨ても、自己の品性を落としてお
り、そのことに気づいていないのは捨てる人だけ
だということに訴える何かが必要なんでしょうね。

だけど品性を意識しない人には通用しないか。


今日の激写;
なし

水曜日, 1月 03, 2007

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; 年始の紙面

元旦、ジャーナルは休刊日なので、本日(二日)が
今年最初の発行日でした。

昨年は年の初めに米国主要株価指数のインデック
スファンドを買って何もせず持っていた人はそれだ
けで10%~18%のリターンを得られたぼろ儲けの
年。

あれこれ考えて短期の売り買いで目先の利益を追
った人はあまりうまくいかなかったのではないかとい
う印象を持っています。


そんな幸せのような一年が終わり、新たに勝負を挑
もうとしている人たちに、1000人を超える記者を抱え、
アメリカが世界に誇る経済専門紙のジャーナルはど
んなメッセージを送るのか。

さすが年始のジャーナル、いつもと違うものでした。
知人のアメリカ人は朝、その驚きから、







オオッ!




と声をあげていました。

何が変わったかと言うと・・・
















サイズが










紙面のサイズが変わったのですよ!

いやあ、コンパクトになってしまいました。 下の写
真をご覧ください。上がこれまで、下が今日のもの
(縦は適当に折っています)。























縦のサイズは変わらないのですが、横が20%カッ
ト。初日の今日はリーダーズガイドまでついてきて、
詳しく何がどう変わったのか説明つきです。

また、ジャーナルは今日からネットで新たなサイトを
立ち上げているので、リーダーズガイドは、その説
明にも多くを割いています。

コンパクトになったらなんだかかわいく見えますが、
ま、すぐ慣れるんでしょうね。

この紙面カットだけで円換算にして年間21億ものコ
ストカットだとか。また、紙面は20%減っているもの
の、記事のスペースそのものは10%しか削減されて
いないとか。努力ですねえ。


なお本日、紙面が変わったことを広く告知するために、
駅などのスタンドでジャーナルを無料配布し、オンライ
ン版も無料アクセスできる一大キャンペーンを張りまし
たが、昨年末に亡くなったフォード元米大統領の国葬
で、急遽本日のマーケットは休みに・・・


そのせいで、証券会社の人や運用会社の多くの人が
会社行ってもしょうがないやと、急遽休みをとっている
ようで、ジャーナルそのものを手に取る必要が無くな
ってしまった本日・・

完全にスタートダッシュ失敗のジャーナルですが、
2007年の相場はどんな年になるのでしょうか冷静な
記事を書いてくれるので?



今日の激写;
本文中に掲載しました

月曜日, 11月 20, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; 驚きのボーナス

いや、最初に言っておきますが、筆者の話ではありま
せんよ、、、、世界で一番稼ぐ能力に長けた人たちの
ケースです。

1週間くらい前でしょうか、ある日のジャーナルの金融
面トップ記事は、


Wall Street's Green Christmas

Investment-Firm Bonuses to Rise 10% to 20%
After Year of Soaring Revenues, Profits


なるものでした。ウォールストリートというのは投資銀
行業界(証券会社、というイメージです)を指し、グリー
ンクリスマスというのは、雪の降らない暖かい冬、とい
う意味だそうです。

つまるところ、アメリカの証券業界は空前の利益をた
たき出しており、ボーナスもホクホクだよという記事。

品のない記事であることは重々承知ですが、あまりに
書いてある値段が破格だったのでここでネタにしようと
思います。

全員が全員、普通じ ゃない額のボーナスをもらってい
るわけではないでし ょうがそれでもどっひゃーというレ
ベルです。


私があれこれ言うよりも下の表を見ていただくのが
一目瞭然でしょうね、、



WSJより
















一番下から行きましょう。

投資銀行業務担当者、入社一年のペーペー;
(とはいっても学歴・人格ともにガチガチのエリート
君たちですが)で、3500万円~5000万円(117円換
算)・・・

年収じゃないですよ、ボーナスです。アメリカは年一回
のボーナスだからさ、とかそういう次元の額じゃないで
すな、これは。

いやぁ、身体も時間も犠牲にして働いているアメリカの
投資銀行マン、稼いだ見返りも大きいようです。

その上、マネジングダイレクター(執行役員~常務)クラ
ス)になると、、、


2億6千万円~4億5千万円


ですって。天狗でたらふく飲んで食べて3000円、これ
を11万6千回行けます。

さらに上のレベルの人たちが二つ出ていますが、ここ
まで来るともう何も言葉が見つかりません。

ちなみに記事中には、大学出たてのエントリーレベルの
アナリストレベルでも1600万くらいだそうです。

アメリカのゴールドマンサックスなる超一流投資銀行で
は、従業員一人当たり6000万円を超える金額になる
そうです。単純に一人当たりの平均です。

念のためですが、ここで重要なのは額の大小ではなくて、


アメリカって、儲ければ儲けるほど、会社に貢献すれ
ば貢献するほど、素直に、もろに跳ね返ってくるので
すね

その意味は、やっぱり実力主義でしょうし、会社の業績
連動報酬が徹底されているのだなと感じます。

当然、ITバブルが崩壊したころはバンバンクビ切ってい
ましたし、昨日ウン千万のボーナスをもらった人が1ヵ月後
に仕事があるかは不明の世界ですから、栄枯盛衰ですな
ぁ、、、時代はまわる。


今日の激写;
なし

水曜日, 10月 25, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; スターバックスジャパン

どこから情報を仕入れたのか、「日本のスタバ、初
めて料金を値上げしたみたいよ」と妻が教えてくれ
ました。

へ~、そういや今日のジャーナルにも日本のスター
バックスの記事が出ていたなと思ってこうして書いて
みました。



Food Revives Starbucks Japan

Focus on Tokyo Tastes Helps Profit,
But May Not Jolt Stock Price



記事の内容は、日本のスターバックスの食べ物商
品戦略に関する失敗の歴史や、最近の好調につい
て色々と書かれていました。

興味深かったのは、日本の顧客の8割が店内で
飲み食いするのに対し、アメリカの顧客の8割は
テイクアウトする、という違いです。

日本はソファとかのんびりできる場所があります
ものね。

それにしても値上げの内容を見ましたが、コーヒ
ー一杯、しかもショートサイズで280円とは・・・



いつかの牛丼一杯より高いのか・・・



うーん。牛丼を食べたい時もあるしコーヒーを飲み
たい時もある。選べん・・・

ぱっと見では高い気がしますが、喫茶店でコーヒー
飲んだらもっととられるのを考えるとそうでもありませ
んね。

ちなみについ先日、アメリカでもスターバックスは
値上げしました。私の飲むトールサイズ(アメリカ
ではショートはカプチーノ用の小さいやつで、普通
サイズがトール)のレギュラーコーヒーが5セントほ
ど値上げして、$1.8ちょっと。

ちょこちょこやりやがって・・・どんとやられても困
るのですが。

アメリカでもスターバックスのコーヒーは高いです。
普通のお店でコーヒーを買うと、日本のショートサ
イズと同じくらいで普通$1です。やや高めの店でも
$1.3くらい。

味は、、、好みがありましょうからなんとも言えませ
んが筆者は特別なほどスターバックスがうまいとは
思いません。日本にいるときはドトールのコーヒー
が一番うまいと思っていました。


今日の激写;
なし

月曜日, 10月 09, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; ダウ高値でもさめてる②

ダウ高値更新翌日のジャーナル、Money&Investing 欄
トップはこんな感じでした。





















ブル(強気の象徴)がベア(弱気の象徴)を打ち負かして
いる様子のイメージです。

花が投げ入れられているのがかわいいですね。

水曜日, 10月 04, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; ダウ高値でもさめてる

NY株といえばダウ、でも何で "ダウ" っていうのか筆
者は社会人になるまで意識をしたことすらなかったそ
のダウ平均、ついに今日、2000年1月につけた史上
最高値を更新しました。







おめでとうダウ!




失われた6年半として区切りができましたが、これで
また下降していったら日本みたいに10年なんてあっ
というまでしょう・・・・

このダウ平均を算出・提供しているダウジョーンズ社、
実はウォールストリートジャーナルを出版している新聞
社でもあるのです。ネタとしていじらせていただいてい
る筆者も頭が上がりません。

さぞジャーナルも大騒ぎかと思って高値更新の記事を
見てみれば・・・








すんごいさめてる・・・







*記事は購読者でないと読めないと思います、ごめんなさい。


筆者にとってはジャーナルのこのさめっぷりが逆に
安心感を誘ってきました。冷めているということは
慎重であるということであり、メディアが踊ったらそ
れこそ終わりが近いということですよね。

ほら、くどいようですがサッカーワールドカップ日本
代表を巡るメディアの報道。完全に踊ってました。
結果は・・言うまでもなく。


日本の日経新聞と同じですね。全体のトーンが弱気
でなんとなく不安を煽る描写。失われた10年の罪は
日経新聞にもあると多くの人が思っていることでしょ
う。

さすがに日経新聞ほどではありませんが、やはり
ジャーナルの論調は意識的に弱気かと思います。
いつからでしょう、ITバブルが崩壊する頃くらいか
ら既にトーンとしては暗かったような。


とはいっても、高値でもジャーナルがさめる理由もなん
となくわかります。前の高値時点の株価を上回っている
のは30銘柄のうちたった10銘柄ですし、他の米国の主
要株価指数が最高値からはまだ程遠いのも事実。

でも、世界で最も有名な株価指数、しかも自社が提
供しているのだからもう少し商売根性を出してめでた
いキャンペーンを打てばいいのに、と思います。




ストイックぶるとかっこいいけど度が過ぎると
嫌われる



ですよ!



さて筆者、このダウ工業株指数の歴史を興味本位
で調べたことがあります。

このページから始まるダウの歴史はとても面白い。
アメリカの経済史そのものです。

1896年の算出当初から唯一今でも採用されている
企業がひとつだけあります。さて何でしょう?トリビア
クエスチョンです。答えは上のページで発見してくだ
さい!!


明日からどうなるんでしょう。
それは神のみぞ知る・・・


今日の激写;
なし

水曜日, 9月 27, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; ブラックベリー、日本での需要は。

今日のジャーナルに、ブラックベリー(激写参照)と
いう携帯端末が日本でようやく発売、という記事が
掲載されていました。

タイトルは、


Arriving Late, Can BlackBerry
Hook Japan's Mobile Market?


ブラックベリーというのはカナダのとある企業が製
造している携帯端末の名称です。欧米のビジネス
マンの間で圧倒的な人気を誇るおもちゃで、何が
できるかと言うと、



①携帯電話になる

②システム手帳になる

③会社のメールシステムと繋がっている

④忙しいビジネスマンぶることができる


などなど。④なんかいいですね。

いまさら日本人には何の目新しさもありません。

まぁ、会社のメールを送受信できる大きめの携帯
電話です。携帯電話と違うのは、北米、欧州、中国
など、特別な手続きなしですべての機能が世界の主
要国で使えることでしょうか(だと思うけど・・)。

これまで日本では発売されていませんでしたが、
法人向け限定でNTTドコモが提供するそうです。


ジャーナルの記事は日本の携帯電話使用のエチケ
ットやビジネス慣行の欧米との違いなどにも触れて
いました。


日本での需要はどうでしょうね。海外出張が多いご
く一部の社員や、欧米が本社の外資系からの需要
はあるでしょうが、これだけ世界一進んだ携帯電話
やノートPCを駆使しているジャパニーズビジネスマ
ンにどこまで食い込むことができるでしょうか。


ポイントは、会社のメールサーバと接続されている
ので、会社のメールをこのちっこい携帯機器で常に
送受信できる、というのをどこまで企業が評価する
かどうかです。

ソニーですら携帯端末(PDA)から撤退していますし、
パームの大失敗から見るに、筆者は懸念大ですが。


ちなみに筆者、このブラックベリー、支給されました。

しかし、携帯電話もあるのに職場を離れても会社の
メールなど読むわけもなく、読みたくもなく、またこれ
が一番大事な気がしますが、そんなにかじりつくほど
の価値のあるメールが来るわけもなく、結局すぐに
私いりませんと返上しました。お金ももったいないと
感じたので。

筆者は日本では携帯電話すら持っていなかったので、
こういった機械を持つことにもとても抵抗を感じました。

抵抗というか”面倒”という意識が先立つと言った方が
正しいでしょうか。

便利は便利ですが、オンとオフの切り替えはやはり
大切な気がします。ブラックベリーのようなものがある
せいで常にアンテナを張っている気分になるだけで、
実は緊張感がなく、メリハリのない生活になる、という
のが私の意見です。

なんて、ジャーナルの記事からはだいぶそれましたが、
営業の方のようにほとんど毎日外に出ていて、お客さ
んを多く抱えている職種の方にはたいそう便利なもの
であることは言うまでもありません。


今日の激写;
筆者にとっては荷物が増えるだけ

便利は便利ですが・・














画像はWSJ.com より

火曜日, 9月 19, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; ヘッジファンド新境地

今もって定義が曖昧なヘッジファンドなる運用集団が、
金融の世界ではいつの間にか市民権を得ているそう
ですが、最近、


イマイチうまくいっていない


そうです。

*ヘッジファンドの定義についてはコチラ

9/13のトップ記事タイトルは、


Hedge Funds Miss Their Target


でした。記事の構成としては、

①いくつかの著名ヘッジファンドの年初来投資収益
率は+1~+3%程度であり、米主要株式指数(日本
でいう日経225など)の収益率を下回っている

②とはいえ、あるファンドは30%の収益率を叩き出し
ており、株、債券、など色々考えると、全体としては
市場平均並み

③ただし、ロングショートと呼ばれる、買いと売りを組
み合わせるタイプの米株ファンドは年初来でわずか
+1.4%の収益率

④イマイチさえない理由としては、手数料の高さ、
最近の原油など商品価格の下落、5月以降の
エマージングマーケットと小型株市場の低迷など

⑤上記の”投資環境”とは別の理由として、とにかくヘ
ッジファンドが増えすぎて、競争が激しく、出し抜くアイ
デアの創出が困難になった、差別化ができない

⑥ヘッジファンド同士が仲良しクラブ化して、皆同じ
投資戦略をとる傾向になった結果、大きく勝てない

といった具合にまとめられています。

ま、成熟化しているってことですね。成熟化とは言え、
究極は買いか売りかしかない(いつとか、どのくらいと
か、組み合わせはとかいうのもあるのでしょうが・・)と
ころに難しさと面白さがあるのでしょうか。



ふーん、とこの記事を読んだ3日後、今度は



The Hedge-Fund King Is Getting Nervous



という記事がまたジャーナルに出ました。ネガティブキ
ャンペーンでも張っているのかと勘ぐってしまいます。

これは上に紹介したものよりもはるかに面白い記事
でした。ある一人のスターヘッジファンドマネージャー
を追った記事で、ドキュメンタリーを見ているようでとて
も勉強になります。

土曜日の記事、ということもあったのでしょう、長い文
でしたが、相場や株が好きな人にはご一読をオススメ
します。



またこれは蛇足ですが、金曜のNYtimesビジネス欄トッ
プは、



Hedge Funds Flirt With Heresy: Going Public



アメリカでヘッジファンドを専業としている運用会社が、
ピュアなヘッジファンドとしては初めて株式公開すると
いう内容の記事です。



何かの潮目の変化なのでしょうね、思案のしどころです。


今日の激写;
なし

金曜日, 9月 01, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; アメリカ国勢調査の結果

二回連続ジャーナルの記事ですみませんが、とて
も興味深い内容だったのでご紹介します。興味深
いなどと書きましたが、実際には


ふーん


程度のネタに近い、アメリカ国勢調査の結果です。
知っているようで実はよく知らない同盟国アメリカ、
これを機会にほんのちょっと覗いてみましょう。

記事のタイトルはこれ、


Snapshot of America:
Who's Richest, Poorest,
Where Single Men Are


経済専門紙を自負するジャーナルらしく、おカネ
をトピックに持ってきています。そして同時にこれ
また俗ネタの”独身男性”をタイトルに。どうせな
ら”独身女性”の方が読まれると思いますがそん
なことをしたら差別!と叩かれるでしょうね。

では、ジャーナルの記事をメインにしながら、情
報源(米センサス局)も直接見て行きましょう。


・人口

299,599,204 (8/29 19:00)

3億ですか、これは結構皆さんご存知でしょうか?
では、人種構成はどうよ・・

白人;75%
黒人;12%
アジアン;4%
ヒスパニック;15%

(誤差あり)

NYに住んでいるとこうは感じません。もっとばら
けています。

人口なぞあまり面白くないって?ではこれは
どうでしょう。

・平均通勤時間





25分



・・近いですね。ちなみにもっとも平均通勤時間が
長いのはNY州だそうで、それでも

31分

です。筆者はドアツードアで35分くらいなので全米
平均とNY州平均よりも遠いことになります。

ちなみに一番短い通勤時間の州は、





ノースダコタで16分












・・

・・・・

・・・・・どこ!?


しかも微妙な時間・・・農業メインの方なら家の隣が
職場、あ、でもこっちの農業はスケールが日本とは
違うから自家用飛行機とかで動くのかもしれないか。


どちらにせよ、通勤にかける時間は短いです。


さて次、

・世帯所得(平均ではなく中央値)


$46,326 (117円換算で540万円)












WSJより


日本は8年ぶりにアップの580万円(2004年、
全世帯の1世帯あたりの平均、厚生労働省)
で
すから、それと比べるとそれほど変わりなく見え
ますが、アメリカは中央値の数字なので実態は
ちょっと違うかもしれません。

なお、男性は同様に117円換算で約480万、女
性は370万円の中央値だそうです。

ジャーナルの記事によれば、

金融・保険で働く女性の所得は、男性の所得の
55%だそうです。アメリカにもいわゆる男性社会
があるのですね。


・経済格差

このチャートを拡大して見てください。












WSJより


これは高所得者層トップ20%の人の所得が、アメリ
カで支払われた全ての所得のどのくらいを占めてい
るかを過去からプロットしたものですが、今では50
%を占めています。一方、低-中所得者の下から
6割の人の全給与を合算しても、全米で全て支払わ
れた給与の3割にも満たないことも示しています。

説明が下手ですみません・・

ようは、もらってる人がそのパイを奪い続けている
ということです。全体では増えていても、金持ちは
どんどん金持ちになるんですね。

それに、その格差は歴史的に見て一度も縮小してい
ないのですね。 これを資本主義っていうのかしら。


最後に、

・独身男性の多い地区



1位; ネバダ州


2位; ノースダコタ州


3位; アラスカ州


どれもどこかさっぱりわかりませんでしが、日本でも
たまにテレビでやっている、農村に嫁を!的な感じ
の場所でしょうか。

さて、通勤時間が全米一短いノースダコタ州が2位
に食い込んでいます。通勤は楽だけど女性と付き合
う競争率が高い、うーん、考えようによっては頑張り
がいがある場所です、ノースダコタ。



付録;まとめ



















WSJより



ノースダコタ州が妙に気になった一日でした。


今日の激写;
なし

火曜日, 8月 29, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; 小泉首相まとめ

今日のジャーナル一面は、9月に任期満了となる
小泉首相でした。















WSJより

タイトルは、

New Blueprint

Koizumi's Success
Charts the Path
To Japan's Future

Forceful Leader Governed
Effectively Against Odds;
No Going Back to Old Ways

Ally of Bush, Disliked in China

です。

月曜というネタ不足に紙面を埋めるための記事と
もとれますが、内容はこれまでの小泉首相のや
って来たことを詳しく書いていました。全体的なト
ーンは好意的です。

靖国神社のことを war shrine と言うのには驚き
ました。

さて、
世界を代表する経済専門誌のトップを飾る現役
首相もいれば、スポーツ新聞を飾る前首相も
同じ日にいました・・・


【全日本】森前首相が“プロレスデビュー”を果たした。
リングサイドに陣取っていると、試合前にYASSHIから「おい、
森の野郎」と呼び捨てにされた。それだけではなく「お前、悪そ
うな顔してるな。お前が総理やったから日本がダメになったん
だ。カス野郎!」と挑発され、怒りは頂点に達した。場外戦で馳
がTARUを羽交い締めにすると、森前首相自ら椅子を持ち出し
て攻撃しようとしたが、その瞬間SPが緊急出動して制止する
事態に。さすがの森氏もムッとした表情で「あんな口を聞かれ
て失礼だ」と怒り心頭だった。(スポニチ)


記事としては後者が断然面白いことは言うまでも
ありません。


今日の激写;
なし