先日のジャーナルトップ記事は、日本のゴミ事情に関する
ものでした。この記事を読んだアメリカ人はぞっとしたはず
です。
Talking Trash:
Tokyo Residents
Feud Over Junk
Controversial New Rules
Add to the Confusion;
Banana Peels at the Door
ガラクタをめぐる住人同士の確執
とでも意訳できましょうか。今度日本の燃えるゴミのルー
ルって変わるのですか?これまではプラスチックは駄目
だったのが、(自治体によるようですが)OKになるそうで。
というような細かい話に始まり、日本人はゴミ出しに関し
て非常にナーバスで気を遣っており、ルールを守らない
住人はコミュニティから吊るし上げられ、ほとんど犯罪者
扱いされるということが詳細に書かれています。
記事中には、ホントかよ!と思うような極端な例も書か
れています。
でも、陰湿な日本のやり方・・ありえますね。村八分の国
ですから・・・
Punishment takes various forms. When 27-year-old
apparel maker Asami Sakurai moved to Tokyo from
Yokohama in 2004, she didn't know which days to
take out her burnable and nonburnable trash.
横浜から越してきた27歳女性は燃えるゴミと燃えない
ゴミの捨てる日を知りませんでした。
So a neighbor showed her, laying a bag full of banana
peels, toilet-paper rolls and soggy rice cakes out
neatly...on Ms. Sakurai's front doorstep.
そうして(間違ったまま捨てて)いるうちに、ある近くの
住人が、この女性の家の前に(彼女が食べ残したり
捨てていた)バナナの皮やトイレットペーパー、大福
もちをこざっぱり並べて(見せしめることによって)罰を
与えたことがありました。
ジメジメじゃねぇか!
いや、”燃えないゴミ”とかけているわけではありません。
気持ちはわかります。毎回きちんとルールを守っている
方にしてみれば、勝手にポイポイ捨てられる人というのは
許せないでしょう。
でも、物事にはステップがあるわけで、一度目は掲示板
か何かに全体向けに訴求して、警告を与えるという手が
必要ですよね。
それをこの住人はいきなり刃を突きつけたわけです。ちゃ
んと面と向かって教育したり、建設的な批判をせずに。
怖いですね・・・これやられたらショックですよ。いじめです
よ。
なお、オンラインのWSJには、この記事を書いた記者が
実際に同じような(もっと陰湿な)トラブルを抱えたことが
あり、それを詳細に記しています。もともとはこのトラブル
によって、今回の記事を書こうとしたとのことです。
それはこちらをお読みください。どういうトラブルか、かい
つまんで説明しますと、
その(外国人)記者が間違って人の家のゴミ捨てボックス
にゴミを捨ててしまったら、ある日、
我々はお前の名前を知っている、○○○○!!!
捨て続けたら警察に通報するぞ!!
とまともな英語で張り紙を作られ、公衆の場所に張り紙を
張られたとのことです。その画像も記事内にあります。
ぞっとします。公衆の面前で名指しで些細な非を糾弾され
るのですよ。住み続けられないでしょう、こんなことされたら。
捨てた方にも確かに誤りはありましょうが、いきなりこれは
やり過ぎで、人権問題かと・・・陰湿に過ぎます。面と向か
って注意しろよ・・・どうしても我慢ならないなら。
まったく無関係の人まで見るような場所に名前を載せる
というのはまともじゃないと思いますが甘いですか?
今日の激写;
なし