金曜日, 9月 01, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; アメリカ国勢調査の結果

二回連続ジャーナルの記事ですみませんが、とて
も興味深い内容だったのでご紹介します。興味深
いなどと書きましたが、実際には


ふーん


程度のネタに近い、アメリカ国勢調査の結果です。
知っているようで実はよく知らない同盟国アメリカ、
これを機会にほんのちょっと覗いてみましょう。

記事のタイトルはこれ、


Snapshot of America:
Who's Richest, Poorest,
Where Single Men Are


経済専門紙を自負するジャーナルらしく、おカネ
をトピックに持ってきています。そして同時にこれ
また俗ネタの”独身男性”をタイトルに。どうせな
ら”独身女性”の方が読まれると思いますがそん
なことをしたら差別!と叩かれるでしょうね。

では、ジャーナルの記事をメインにしながら、
報源(米センサス局)も直接見て行きましょう。


・人口

299,599,204 (8/29 19:00)

3億ですか、これは結構皆さんご存知でしょうか?
では、人種構成はどうよ・・

白人;75%
黒人;12%
アジアン;4%
ヒスパニック;15%

(誤差あり)

NYに住んでいるとこうは感じません。もっとばら
けています。

人口なぞあまり面白くないって?ではこれは
どうでしょう。

・平均通勤時間





25分



・・近いですね。ちなみにもっとも平均通勤時間が
長いのはNY州だそうで、それでも

31分

です。筆者はドアツードアで35分くらいなので全米
平均とNY州平均よりも遠いことになります。

ちなみに一番短い通勤時間の州は、





ノースダコタで16分












・・

・・・・

・・・・・どこ!?


しかも微妙な時間・・・農業メインの方なら家の隣が
職場、あ、でもこっちの農業はスケールが日本とは
違うから自家用飛行機とかで動くのかもしれないか。


どちらにせよ、通勤にかける時間は短いです。


さて次、

・世帯所得(平均ではなく中央値)


$46,326 (117円換算で540万円)












WSJより


日本は8年ぶりにアップの580万円(2004年、
全世帯の1世帯あたりの平均、厚生労働省)

すから、それと比べるとそれほど変わりなく見え
ますが、アメリカは中央値の数字なので実態は
ちょっと違うかもしれません。

なお、男性は同様に117円換算で約480万、女
性は370万円の中央値だそうです。

ジャーナルの記事によれば、

金融・保険で働く女性の所得は、男性の所得の
55%だそうです。アメリカにもいわゆる男性社会
があるのですね。


・経済格差

このチャートを拡大して見てください。












WSJより


これは高所得者層トップ20%の人の所得が、アメリ
カで支払われた全ての所得のどのくらいを占めてい
るかを過去からプロットしたものですが、今では50
%を占めています。一方、低-中所得者の下から
6割の人の全給与を合算しても、全米で全て支払わ
れた給与の3割にも満たないことも示しています。

説明が下手ですみません・・

ようは、もらってる人がそのパイを奪い続けている
ということです。全体では増えていても、金持ちは
どんどん金持ちになるんですね。

それに、その格差は歴史的に見て一度も縮小してい
ないのですね。 これを資本主義っていうのかしら。


最後に、

・独身男性の多い地区



1位; ネバダ州


2位; ノースダコタ


3位; アラスカ州


どれもどこかさっぱりわかりませんでしが、日本でも
たまにテレビでやっている、農村に嫁を!的な感じ
の場所でしょうか。

さて、通勤時間が全米一短いノースダコタ州が2位
に食い込んでいます。通勤は楽だけど女性と付き合
う競争率が高い、うーん、考えようによっては頑張り
がいがある場所です、ノースダコタ。



付録;まとめ



















WSJより



ノースダコタ州が妙に気になった一日でした。


今日の激写;
なし