日曜日, 12月 24, 2006

コーラスライン

クリスマスホリデーの土曜日、ミュージカルの名作
中の名作と言われる"コーラスライン"を観てきました。

1976年にトニー賞、1983年には最長上演回数も打
ちたて、90年の最後の公演から16年を経てブロード
ウェイに戻ってきたので、事前の話題も相当なもの
でした。

あらすじはこちら


事前に、85年にマイケルダグラス主演で映画化さ
れたものを観て予習してから行ってきました。










ブラボー!







感動しました、これぞミュージカル。

出演者全員が主演のように時には個人で、時には
グループ、そして気づけば全員で歌い、踊り(特に
コーラスラインは踊りが圧倒的な迫力でした)、耳慣
れた音楽がオーケストラで盛り上がります。

映画もそれなりによかったですが、ライブのミュージ
カルはその何倍も素晴らしいです。

もし知人がNYに遊びに来てミュージカルを観たい、
と言ったら迷わずコーラスラインを薦める気持ちに
なりました。



今日の激写;
これぞミュージカル!












山崎豊子の本

ここ3ヶ月ほど、山崎豊子中毒となっている。

友人、K1氏から「不毛地帯」を薦められたのは筆者が
東京にいる頃だからもう数年前の話だ。

NYに来てのち、プライベートの旅行も含め、国内外の
飛行機による長時間の移動機会が多くなったので、
K1氏にかつて薦められた女史の作品を読むことに至
ったのだがこれが面白い。

寝る間を惜しんで読んでいる。

彼には何かにつけて感謝しているが、これでまた一つ
ありがとうと言わねばなるまい。

しかし、不毛地帯を読む前に手に取ったのは「沈まぬ
太陽」。日航の内紛とそこで働く一人の男性の闘いに
焦点を当てて描かれた小説であり、不毛地帯の一つの
テーマとなっている”シベリア抑留”よりも入りやすいか
なと思って読み始めた。

既にお読みになっている方も多いのではないでしょうか。
御巣鷹山編と来たらもう・・

さて、その沈まぬ太陽を終え、今、不毛地帯を読んでい
ます。

大雑把なストーリーは、大本営の元参謀が敗戦後に過酷
なシベリア抑留を経て日本に戻ったのは11年後。葛藤の
のちに商社に入社し、第2の人生を商社マンとして生きる
男の生き様を描いた壮大な内容です。




これ、、、








止まんねー






分厚い4冊で展開される大作ですが、1巻を終えた
あたりから本が置けなくなります。息をつかせぬ展
開なので読んでいるだけでとても疲れます。

時々、ふしゅー、と息を吐いて、再び読み始める筆
者。

実際のモデル企業と人物がいて、山崎豊子の緻密
な取材力もあってやたらリアルに迫ってきます。

以前、本ブログで井上靖の氷壁を取り上げたこと
がありますが、女史は井上靖から指導を受けていた
こともあり(新聞記者として)、文体が似通っている
気がします。


不毛地帯はまだ全部読みきっていませんが、沈ま
ぬ太陽よりも面白いと感じています。

K1クン、よい本を教えてくれてありがとう。酒はほ
どほどにな、でもこないだは楽しかった。


年内にこれを読み終え、次は妻が読み応えがある
よと言っている、「華麗なる一族」にチャレンジです。






今日の激写;
なし

水曜日, 12月 20, 2006

引越し(予定)

ブログの引越しではありません。

家の引越しです。今住んでいるアパートが分譲マン
ションに変わり、内部を改装して売り出すのに伴い、
現在の契約が切れたら退去しないといけなくなり
ました。

すごく今の住まいが気に入っているので引っ越し
はしたくないのですが、来年の6月末に契約が切れ
るので、春になったらやむなく物件を探し始める予
定です。

なんて今発生した問題ではなく、結構前から通知
されていたので、まあしょうがないかと、ゆったり
構えています。

今この部屋に住んでいる賃借人として、当然購入
する権利もあるので(しかも若干割安で)、分譲販売
に際しての分厚い物件目論見書も送られてきました。

自分が今住んでいる部屋がいくらで販売される予定
なのかも見ましたが、こういうのは日本にいてはなか
なかない経験です。


直感ではこの物件、値上がりすると思いますから欲
しいです。でも、買えっこありません・・・


ワールドトレードセンター跡地に新たな500m級の超
高層ビル(フリーダムタワー)が2009年か2010年に
完成しますし、周辺のロウアーマンハッタンは開発ラ
ッシュです。地下鉄の再整備なども予定されており、
新たなファッションや文化の発信地としてのダウンタ
ウン人気も日を追って高まっています。

ソーホーやチャイナタウンも徒歩で行けます(20~30
分くらいはかかりますが)。

なので冒頭書いたように、ここから出たくない、と強く思
うわけです。



さて、引越しに関してですが、退去通知から契約満了
までの期間が短かった住居人は大変だったようです。

マネジメント会社側も、11月までに退去すればそれま
での家賃(およそ2か月分くらい)タダ!とかキャンペー
ンまでやって追い出しにかかっています。

これまでに相当の人が引越しで出て行きました。

結構大きいアパートなので、3つあるエレベータのうち、
一つは常に引越し用として占拠されています。

マネジメントの人も、ほぼ毎日くらいのペースで誰か
が出て行っていると言っていました。

とても寂しい・・・





筆者、6月末なんてひょっとしたら最後の一人?




かつては週末朝の洗濯ルームはバトル(早く行かない
と洗濯機や乾燥機が全部埋まってしまう)でした。

こないだの週末、妻が今日本にいるので洗濯を久し
ぶりにしましたが、ガラ~ンとしたランドリールーム。

結構広いだけに寂しさ倍増でした。

グワングワンと回り続ける乾燥機の前に独り立つ
筆者・・・誰か来て”ハイ”とか言ってくれよと思いまし
た。


改装工事は既に始まっており、そのおかげで夜
家に帰ってきたときにお湯が出ないとか、トイレが
流れないとかそういう事態にしばしば直面していま
す。

日中に工事をやって元栓を開け忘れたとかその程
度のトラブルなので言えばすぐ直るのですが、さす
がに





まだ住んでる人がいるんだよー




と叫びたくなります。

NYに来て来年春で2年。愛着のあるこのアパート
を離れ、どんな生活になるのかなあと思い巡らす
最近です。

それにしてもまさかニューヨーク内で引越しするこ
とになるとは思いませんでした。

業者とかどうするんだろ・・

今日の激写;
なし

金曜日, 12月 15, 2006

The New York Times たいむず; 日本の血液型占い

西武の松坂選手がついに契約にサインしたそうですね。

今朝のNYタイムズのスポーツ欄はトップは、交渉締め
切りを目前に控え、レッドソックスのオーナーが自家用
機で西海岸に飛んで契約に臨むというものでした。

また、その記事の真下に、同じくらい大きな扱いで張っ
ていたのは、





Blood, Sweat and Type O:
Japan's Weird Science






Weird という言葉はあまり耳慣れないと思います
が、こちらに来てから多くの人が使うのを知りまし
た。

意味は、「奇妙な」とか「不思議だ」とかで、strange
に近いですが、ニュアンスとしてはもっとこう、「いっ
たいどういうことなんだ、何かよからぬことが背後に
あるのでは」というものが含まれており、ちょっとネガ
ティブな印象があると筆者は感じています。



記事はまぎれもなく読んだとおりで、




血液型; 日本の奇妙なサイエンス




です。

この記事があったのはスポーツ欄ですが、日本の血液
型を巡る奇妙な文化が松坂選手や松井選手、イチロー
選手、果ては王選手まで引き合いに出しながら、かなり
詳しく報じられていました。

日本では、野球選手を紹介する公式資料に、




右投右打、O型




という風に、血液型の紹介まであるのがタイムズにして
みれば愉快でたまらないようです。

確かに冷静に見ると奇妙キテレツですなあ。




それホント?と言いたくなるものも散見されましたが、と
ても面白い記事でした。改めて日本人て面白い。


でもアメリカ人が読んだら、日本人て不思議・・・って思
うに違いありません。

記事内にありましたが、この図を見ていただくのがいい
ですね。





すごく面白い!! (NYタイムズより)


















血液型、記事中で指摘されているように、人とのちょっ
としたコミュニケーションのきっかけとして使うにはとて
もいいものだとは思います。


日本ではA型が最大勢力で、アメリカではO型が最大
勢力だそうです。

うーん、なんとなくわかる。タイムズの解説にあるように、



社交的・外交的で、
自信にあふれていて、
野心的・意欲的であって、
情熱的・短気で、
目的がはっきりしている





この国そのものだなあ。


今日の激写;
なし

火曜日, 12月 12, 2006

レ・ミゼラブルのちイルミネーション

ミュージカル、レ・ミゼラブルをブロードウェイで観て
来ました。

この話について筆者が知っていたのは、ジャンバル
ジャンという男性の名前と少女の絵(わかりますよ
ね?)だけだったので、映画を観てストーリーを予
習してから行きました。

この映画、すごくよかったです。私はミュージカル版
よりも映画の方が好きです。私の観た映画はよくあ
る『ミュージカルの映画化』ではないため、歌や踊り
はなく、あくまでシリアスなドラマ、名作の映画化です。

一方ブロードウェイのショーは歌、踊り、豪華なセッ
トなど、ライブの強みを前面に出すものですから、
もともと別物と考えた方がいいのかもしれません。


ここが劇場











ミュージカルは午後2時スタート分だったので、終
了後は5時近くでしたが、外は真っ暗。

ロックフェラーセンターのクリスマスツリーを見て、
その後グランドセントラル駅構内のイルミネーショ
ンを楽しんでから食事をしてきました。

妻が予約したイタリアンレストラン、はじめて行く
ところでしたがおいしかったです。

後で知りましたが、グーグルで検索すると84人
がレビューを書いていて、限りなく満点に近い
評価。



綺麗、の一言に尽きます














去年も掲載しました、サックス5thアベニュー











グランドセントラル、1時間おきのショー





















そして我が家も・・・









母のパッチワーク作品













今日の激写;
本文中にちりばめました

日曜日, 12月 10, 2006

ラスベガス旅行②; 写真よりもすごいグランドキャニオン

NYは猛烈に寒くなってきました。昨日の朝はマイナ
ス7度、今日もマイナス4度まで下がり、冗談ではな
く耳がもげそうです。

耳まで覆う帽子が必須の季節になりました。

皆様も風邪をおひきにならないようお気をつけくださ
い。


さて、やや間延びしてしまいましたが、ラスベガス旅行②、
グランドキャニオンのレポートです。

①はこちら


今回のラスベガス旅行は移動も含めて3日間、初日
は早朝6時半に家を出て、戻りの日は深夜11時過ぎ
の帰宅でした。

何をどこまで組み込むかによりましょうが、初回のラ
スベガス旅行は3日くらいにしてよかったというのが、
終わってみての私の感想です。

二日間はラスベガスのショーや街探検、食事、人に
よってはショッピングも楽しみ、一日はほとんどの人
が出かけるというグランドキャニオンツアーで身体は
ヘトヘト。自然の好きな人はグランドキャニオンを二
日にして日の入り日の出を見たり、遠くまで足を運ぶ
というプランもオススメです。

さて、今回のグランドキャニオンは日帰りのツアー。
ルートとしては、


ラスベガスからバスで移動

40分くらい走り空港に

飛行機で1時間

グランドキャニオン空港(?)

バスでグランドキャニオン国立公園まで移動

散策

行きの逆ルートで戻る


です。

朝6時出発、ホテルへの戻りは4時くらいでした。

まず、このツアーの魅力は飛行機です。



ワクワクするでしょ・・












せいぜい12人くらいしか乗れないこのプロペラ
機、臨場感ありすぎです。

パイロット二人につかみかかることもできる距
離ですから、ハイジャックは容易。


客に襲撃されたことはなかったのかしら・・











飛び立つ時の揺れから眼下に広がる景色はジャン
ボでは味わえず、いい経験になります。

飛んでしまえば1時間、バスツアーもありますが、片
道6時間ですから観光の時間はごくわずかです。


空から見る道路、これをロマンという・・・
















最初は皆珍しく興奮しています。景色もいきなり
すごい大自然が飛び込んでくるので相当色めき
立ちますが、20分も過ぎると皆飽きてきて、その
うち寝始めてしまいます・・・

筆者は見逃すまいとずっと起きていました。帰り
は全部寝ましたが。




アメリカは広い














こんな景色も















筆者、上にあるような景色が続いている中、ふとし
た疑問がふつふつと疑問が湧いてきました・・・・






今見ている景色とグランドキャニ

オンの景色はいったい何がどう

がうのかしら・・





筆者の中では既にイメージにあったグランドキャニオン
は眼下に見えております。

これで1時間たって国立公園では何が待つのか・・・
大声では聞けませんが、





実はあんまり変わらないのでは?



不安でたまりませんでした。


いよいよ国立公園に到着、どこから集まってくるのか、
すごい車の列です。

気温もラスベガスよりもぐんと低く、高地にいることを
いやでも感じさせられます。

ガイドさんの指示で自由行動となり、歩いたその先に
ありました。





スケールが違う!
















多少なりとも雰囲気が伝わると嬉しいのですが、
スケールのでかさがお分かりいただけるでしょうか。

飛行機から見たときは何も大きさを比較するものがな
いので、漠然とすごいな~と思っていましたが、こうして
実際に人が見えたり、足元の下が断崖絶壁だと、
ビビリます。誇張ではなく、足がすくみますよ。



実はカモシカのようなものが平らな部分にいます


















百聞は一見に如かず、写真で誰もが見たことのある
画でしょうが、実際に見ると感動すると思います。


すごーいとか、こわいねーとかそういう言葉は出てこ
ず、しばし皆無言・・

ちょっとたってから、「これはすごいな・・」というパター
ンが多い感じがします。


景色自体は飛行機から見るものとそれほど大きくは
違いませんでしたが、スケールの違いが圧倒的でした。

これが昔は海の底だったのですから自然というのは驚
きです。

いくつかスポットを変えて景色を楽しみ、お昼ご飯をとっ
てからグランドキャニオンを後にしました。


さぞ日の出・夕陽が美しいことでしょう











ほとんど丸一日のツアー、充実です。


この日、ラスベガスから戻って夕食は予約をし
てあったスペイン料理のレストランでとって、妻も
私もクタクタで夜10時には寝てしまいました。


最終日は午後2時の飛行機だったので、朝食は
ホテルのバフェ(ビュッフェ)でたんまり食べて、
その後一日目に行けなかった他のホテルめぐり
をしてから帰途につきました。

よく歩き、よく食べた旅行で、よい思い出となりま
した。


今日の激写;
本文中にちりばめました

水曜日, 11月 29, 2006

来年からメジャーリーグを見る理由ができた

阪神の井川投手がヤンキースと契約交渉に入るそう
です。

筆者、野球には興味がないのですが、この井川投
手には星野監督が阪神の監督だった頃からでしょう
か、なんかこいつ変わってるけどすごいな・・と思って
時折成績を追っていました。

マウンドでのあのふてぶてしい態度、毎年の二ケタ
勝利、築く三振の山、負けるときは大負けというなん
とも豪快で極端な成績に、イチローや松井とは違う
プロらしさを感じたものでした。

その井川投手がひょっとしたら来年からヤンキース
でメジャーのパワーヒッター相手に勝負する、かと思
うとこれは楽しみです。

NYに来て1年半、まだ一度も野球のゲームを見に
行っていない筆者ですが、来年からは井川の、メジャ
ーリーガー相手にふてぶてしい態度をとる姿を見に行
こうかと思います。

今日の激写;
話題のひと

松坂との比較 (29日のNYタイムズのスポーツセクション)
















月曜日, 11月 27, 2006

ラスベガス旅行①; ラスベガスのホテルなど

サンクスギビングウィークエンドの木、金、土と、
ネバダ州はラスベガスに行ってきました。

今回から2回に分けて旅行記を綴ります。

初回は主にラスベガスの街、ホテルについて書
きます。

このサンクスギビングの週末というのはアメリカ
においてはクリスマスホリデーと並び、もっとも重
要な時期のひとつではないでしょうか。

日本で言えばお盆や正月に近いでしょうかね。ア
メリカ中に散らばっている家族や親戚が地元に戻
り、感謝祭の定番料理であるターキーをそれぞれ
の家の調理方法で準備し、食事やイベントを楽し
むというもの。

この週はまるまる休暇を取るアメリカ人も少なくあ
りません。

筆者も金曜に休みを取って、4連休にしたというわ
けです。

旅行プランを立てたのは10月の終わり、当初は
妻の希望によるドイツ南部旅行プランを考えてい
たのですが、きっと寒いよ、ということで見直し、
3日間くらいで行ける国内小旅行を再検討。

結果、グランドキャニオン一日ツアーを含めたラス
ベガス3日トリップと相成ったわけです。

気温はグランドキャニオンはやや寒いですが、ラ
スベガスは日中は20度近くまで達します。その代
わり砂漠特有の気候で朝晩は10度くらいまで冷え
込む激しい温度差です。


さて、実際の旅行ですが、初日は朝8時の飛行
機で、家を出たのは6時、眠かった。

ラスベガスまではNYでも空港によってフライト時
間が異なるのですが、およそ4~5時間。時差が
NYとは3時間あるので、着いたのは午前11時。

いきなり空港にスロットマシンが並んでおり、多く
のショーの広告も掲げられて、旅行者の気分を
盛り立ててくれます。
















空港からラスベガスのストリップというメインスト
リートまではタクシーでわずか10分ほどで、とても
便利です。

街は、とてもクリーンで整然としていました。ラスベ
ガスと言えばカジノ、ギャンブルというよからぬイメ
ージがあったので、あまり清潔感がないかなあなど
と思っていましたが、とても綺麗。リゾートタウンで
した。

筆者が泊まったのはべラージオという割と落ち着い
ているホテルでしたが、ホテルごとにいろいろ趣向
をこらして客の目を楽しませています。

例を挙げますと・・・

パリス; エッフェル塔、凱旋門あり

















ニューヨーク ニューヨーク; 自由の女神、ブルック
リンブリッジあり

夜の撮影ですがわかりますか、自由の女神










橋らしきものが見えますよね・・










などなど、ホテル巡りをするのもラスベガスのひとつ
の楽しみです。

さてここでトリビア。すべて知識は地球の歩き方から。
真偽のほどは?ですが、行ってみてなんとなく納得で
す。


①ラスベガスのホテルの部屋稼働率は年間を通じて
90%以上 - 驚異的です、街全体のホテル稼働率
が90%を超えるのは

②ラスベガスのホテルの客室数は東京のホテルの
総客室数と同じくらい



うーん、さすがアメリカ。砂漠の街ひとつのホテルが東
京の全宿泊客をカバーですか・・

筆者はギャンブルにはトンと興味がないので、カジノは
歩き回ってその雰囲気を楽しむだけでした。

どうもお金を運に任せる、というのをよしとできなくって。
そういう問題じゃないんだ!と好きな人は言うのでしょう
が。


さて、筆者の泊まったホテルは噴水ショーが有名です。
日中は1時間おき、夜は30分おきにやる時期もある無料
のショーですが、素晴らしいものでした。音楽も毎回変わ
り、ポップスからクラシック、果てはアメリカ国歌まで、何
度見ても飽きさせません。 高さも、最高で70メートルに
達し、迫力も満点でした。



日中











特に夜が見事











パリスをバックに見るのが一番かと











筆者たちの泊まったホテルは18歳未満は単独で
は入館すら許されず、宿泊客の子女でも、常に親
と一緒の行動を義務付けられています。

そのせいか、他のホテルと比較しても、雰囲気が
とても落ち着いています(さすがにフロントは活気
がすごいですが)。

ソファや椅子などが広い通路のあちこちに置かれ
ていて、「カジノに無理やり追いやる」と言ったラス
ベガス特有のつくりではなく、滞在型のリゾートホテ
ルに感じました。ラスベガスに行く、という人には
強くオススメできます。もちろん、スパも完備して
おり、コースの充実ぶりには驚きました。

エントランス











初日はまさにサンクスギビング当日だったので、
事前に予約したステーキハウスに行きましたが、
サンクスギビング特別メニューの七面鳥のコー
スを妻と二人でシェアしました。

隣に座っていた夫婦が、一人一人前じゃ多すぎ
ると、アドバイスしてくれました。

初めて食べる本格的なターキーでしたが、パサ
パサしておらず、決め手となるグレイビーソース
も濃厚で、期待以上でした。

夕食後は、シーザーズパレスというホテルと契約
して活動しているセリーヌディオンのショーを見て
きました。I love you!! と叫んでいるおじさんがい
て笑いを誘っていましたが、ショーは圧巻、見事
でした。歌がうまいってのはすごいなぁと改めて
思った筆者。


最後に、歩いているうちに撮った写真を掲載し
ます。特に何をするわけでもなく、歩いているだ
けで楽しい気分になる場所でした。


ラスベガスと言えばネオン











ストリップ(メインストリート)を北に











夜のパリスのネオン










次回は、グランドキャニオン日帰り飛行機ツア
ーです。


今日の激写;
本文中にちりばめました

水曜日, 11月 22, 2006

安堵の健康診断

アメリカに来る直前に日本でかなり詳細な健康診
断を受けて以来1年半が経過しましたが、先月末、
NYでよ うやく健康診断の機会を得ました。

アメリカ人も健康診断を自発的に受けることがあ
るようで、私の知人も「こないだ受けたんだけどさ
あ」と話してくれましたが、血液検査が中心のよう
です。

今回は東京海上日動記念診療所と言うところで
受けてきました。ここなら、日本のようなフルサー
ビス、身長体重から血液、心電図、肺のレントゲ
ン、視力聴力、果ては便・尿検査までやってくれ
ます。

先生は日本語のしゃべれない方でしたが、何か
治療を受けるわけではないので特に困ることは
ありません。

NYに来て病院にかかるのは初めてのことでし
たが、初診の問診票が細かいこと・・


さて筆者、恥ずかしながらこちらに来る直前の
健康診断では、日頃の不摂生がたたったのか、
尿酸値が高すぎて病院から呼び出しをくらい、
再検査をするかどうか医師と面談をしました。





尿酸値・・そう・・


・・・プリン体・・・ビールです




NYに来る直前は、これまでの人生のなかで、最
も飲み会が続いた期間であったので、尿酸も消化
(?)しきれずに出てしまったようです。


なので今回の1年半ぶりの健康診断のポイント
はこの尿酸値が改善されているかがキーでしたが、
ひやひやしながら開封したその結果は、正常の範
囲内でした。

なんてサラッと書きましたが、














心底安堵した・・・・





まぁ、酒は飲んでも週末だけ、食事は平日は朝と
昼だけがほとんど、運動は週イチながらみっちり
一時間のマラソン、タバコはNYでは吸わず、
の生活で健康でなければそれこそ何かがおかし
いはずです。

体重も日本にいるときより減少しており、でもな
ぜか身長は自己最高更新でなんだか嬉しい。


コレステロールが低すぎたのは驚きでしたが、コ
レステロールってのは環境とも大いに関わりがある
らしく、気を張っている生活やストレスが多い人は
低く出やすいそうです。

筆者はもともとストレスを自分で意識することはあ
りませんし、あまりそういう類のプレッシャーを感じる
こともなく伸び伸び能天気にやっているほうだと思う
ので、食生活に気を使っているおかげかしら。

ま、高いよりはよしとします。


全般的に問題なさそうなNY生活初回の健康診
断で、










これで今週末のラスベガスでは
思いっきり遊べます





今日の激写;
なし

月曜日, 11月 20, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; 驚きのボーナス

いや、最初に言っておきますが、筆者の話ではありま
せんよ、、、、世界で一番稼ぐ能力に長けた人たちの
ケースです。

1週間くらい前でしょうか、ある日のジャーナルの金融
面トップ記事は、


Wall Street's Green Christmas

Investment-Firm Bonuses to Rise 10% to 20%
After Year of Soaring Revenues, Profits


なるものでした。ウォールストリートというのは投資銀
行業界(証券会社、というイメージです)を指し、グリー
ンクリスマスというのは、雪の降らない暖かい冬、とい
う意味だそうです。

つまるところ、アメリカの証券業界は空前の利益をた
たき出しており、ボーナスもホクホクだよという記事。

品のない記事であることは重々承知ですが、あまりに
書いてある値段が破格だったのでここでネタにしようと
思います。

全員が全員、普通じ ゃない額のボーナスをもらってい
るわけではないでし ょうがそれでもどっひゃーというレ
ベルです。


私があれこれ言うよりも下の表を見ていただくのが
一目瞭然でしょうね、、



WSJより
















一番下から行きましょう。

投資銀行業務担当者、入社一年のペーペー;
(とはいっても学歴・人格ともにガチガチのエリート
君たちですが)で、3500万円~5000万円(117円換
算)・・・

年収じゃないですよ、ボーナスです。アメリカは年一回
のボーナスだからさ、とかそういう次元の額じゃないで
すな、これは。

いやぁ、身体も時間も犠牲にして働いているアメリカの
投資銀行マン、稼いだ見返りも大きいようです。

その上、マネジングダイレクター(執行役員~常務)クラ
ス)になると、、、


2億6千万円~4億5千万円


ですって。天狗でたらふく飲んで食べて3000円、これ
を11万6千回行けます。

さらに上のレベルの人たちが二つ出ていますが、ここ
まで来るともう何も言葉が見つかりません。

ちなみに記事中には、大学出たてのエントリーレベルの
アナリストレベルでも1600万くらいだそうです。

アメリカのゴールドマンサックスなる超一流投資銀行で
は、従業員一人当たり6000万円を超える金額になる
そうです。単純に一人当たりの平均です。

念のためですが、ここで重要なのは額の大小ではなくて、


アメリカって、儲ければ儲けるほど、会社に貢献すれ
貢献するほど、素直に、もろに跳ね返ってくるので
すね

その意味は、やっぱり実力主義でしょうし、会社の業績
連動報酬が徹底されているのだなと感じます。

当然、ITバブルが崩壊したころはバンバンクビ切ってい
ましたし、昨日ウン千万のボーナスをもらった人が1ヵ月後
に仕事があるかは不明の世界ですから、栄枯盛衰ですな
ぁ、、、時代はまわる。


今日の激写;
なし

日曜日, 11月 19, 2006

秋から冬に、街の姿

今週は週を通してとても暖かい日が続いていました。
早朝でも気温は15度くらいで、コートいらずでした。

それでも11月も半ばになれば街の雰囲気は次第に
クリスマスモードになってきます。

下は先週末のハドソン川沿い、NYの紅葉も終わり
でした。











今週火曜にはマンハッタン5番街のあるデパートで
は、ライトアップイベントがありました。












これは妻が行って撮ってきました。今ではビル上
部まできらきらした帯が光っています。ショーウィ
ンドゥもすべてクリスマスバージョンでそれ自体が
呼び物になっています。

ロックフェラーセンターのツリー点灯式は今月末
なので、その時の様子も今度書きますね。

来週はサンクスギビングの週で、アメリカは本格的
にクリスマスモードに突入です。

私は一日休みをとって、サンクスギビングから週末
にかけてラスベガスに行く予定です。

カジノやグランドキャニオン、アメリカの風俗と自然
を体感してきます。身体を張って面白いネタを作る
べく、今からあれこれ考えています。


今日の激写;
本文中にちりばめました

土曜日, 11月 11, 2006

ひとりテキサス、濃い二日間

野暮用でテキサス州に行ってきました。

州最大都市のヒューストン、北方のダラス、それから
州都オースティンの3都市が目的地。


初めてのテキサス訪問、アメリカ国内とはいえ一
度も行ったことのない場所にひとり足を運ぶのは緊
張しますが、どんなところなんだろう~と期待も高ま
ります。

テキサスといえばブッシュ大統領の地元、選挙で自
分の党が敗れてしまったばかりで、タイムリーな場
所と言えばタイムリーだったのですが今回のテキサ
ス行脚はそんなことは一切関係ありません。

日程は2.5日、なかなかタイトでしたが間延びする余
裕がないという意味では強行してよかったです。


水曜夕方
NY-ヒューストン移動(飛行機)
ヒューストン宿泊

木曜
丸一日ヒューストンで野暮用
夜にダラスへ移動(飛行機)、宿泊もダラス

金曜
午前ダラスで野暮用
昼にオースチンに移動(飛行機)
午後オースチンで野暮用
オースチンからヒューストンに戻る(飛行機)
ヒューストンからニューヨークへ(飛行機)


飛行機での移動が多く、セキュリティチェックを受け
るのはやむを得ないとしても、それ以上に難儀した
のは日中の移動です。

もともと野暮用で行く必要のあった場所は時間が
決まっていました。

でも、土地勘のない筆者、タクシーを使うとどのくらい
時間がかかるのか、いくらくらいするのかなど、事前
に細かく調べていく必要がありました。

つまり、

ホテル-野暮用①-野暮用②-空港

といった具合ですべての移動にかかる予想時間を
調べた上で動かないと、一つ間違えた場合にすべ
てのプランが台無しになってしまう、というわけです。

なので日中は相当時間のやりくりに気を遣いまし
た。

時間が余る分にはいいや、なんて甘いことを考え
ていましたが、余ったら余ったで、大いに困ること
がよくわかりました。


だって、、、








やることない・・









(ダラス、ホテルの部屋より)



アメリカの大自然をこれほど呪ったことはありませ
ん。

アメリカの自動車免許はおろか、国際免許は既に
1年で失効、この際関係ありませんがいつの間に
かアメリカに住んでいるうちに日本の車とバイクの
免許証も今年の誕生日に有効期限が切れた筆者、
移動手段ゼロなわけです。

ニューヨークなどとは違い、流しのタクシーは皆無
です。野暮用が済んで外に出ても、ぽつねんと
立ち尽くすのみで、食事をしたくても歩いて行ける
場所にレストランはありません。

ある場所ではたまたま野暮用の目的地の前に
マクドナルドがポツンとあったので、初めてアメリカ
のマクドナルドに入りました。

1時間半ほど本を読んでいましたが、意外に小奇
麗で、店員もちゃんとしていました。

あそこにマクドナルドがなかったら・・考えたくあり
ません。

車社会を身をもって痛感しました。生きていけない。


なんて文章ばかりではつまらないですよねぇ、
いくつか撮った写真をご覧ください。


ダラスが一番よいところでした











オースチン郊外











ニューヨークとは随分と違いますなぁ・・・どっちが
いいんだろ。ずっといるには退屈な気がしますが
自分の趣味がある人、自然に囲まれた大家族
の生活が夢な人にはたまらない環境でしょうね。



さて、また日中の移動ネタに戻りますが、先に書
いた状況なので、その日ごとに朝ホテルに来てく
れたタクシーに、1時間後にここにまた来てね、
などとスケジュールとピックアップの場所・時間を
指定して、お抱え状態にしていました。

したがって、長い場合は一日中一緒にいるので、
いろいろ話をします。時間が空いたときにはスター
バックスに寄ってくれてコーヒーを一緒に飲んで
いたり、お互いの話をしたりすることが多かったで
す。

そのうちの一人のドライバーはとても変わった、
なんだかすごい人でしたが一緒にいていろいろな
話を聞けてとても有意義でした。本来の目的よりも、
彼と一緒にいたほうが勉強になったくらい。

もともとはフランス人で、アメリカに住んで10年弱、
どうやら今は奥さんの仕事の都合でテキサスにい
るらしく、タクシー会社を運営している社長です。
近々奥さんの仕事の都合で引っ越すかもしれない
ということで、日本に行く機会もあるだろうとのこと。

本人はもとはエンジニア、話の内容からは化学・
バイオ系の技術者のようです。

アメリカに来る前は、香港、ドバイでエンジニアとして
働いていた異色な経歴の持ち主です。言葉は、英語、
フランス語、スペイン語、アラビア語がペラペラ、これ
はほとんどが勉強して覚えた、とのことです。

何でそんなに語学勉強するの?と聞いたら、



言葉つかえると友達できるでしょ



との回答、シンプルにして究極の目的ですね。

今はタクシー会社を経営する傍ら、本来のエンジ
ニアの仕事を片手間でやりながら(組織に属して
いるかはわかりませんが・・・)研究活動を行って
いるらしいです。

はったりじゃないよね・・・と思っていましたがいき
なり分厚いファイルから数枚のレポート用紙を取り
出して見せてくれました。

これ、日本の研究者と今やっている研究だよ、と言
いながら見せてくれたレポートには、東大医科学研
究所の日本人研究者が連名で書いたレポートにバ
イオテクノロジー系の専門用語がびっしり・・

これ僕が書いたんだと言って渡された紙は意味不
明の専門用語で面食らいました。

まさに、



タクシー会社社長は世を忍ぶ仮の姿


です。なぜタクシー会社をやっているか、それは、


今ダラスではとても強い需要があるから


とのことです。ビジネスとして成り立つというだけの
理由だそうです。奥さんの都合でここにいるとは言
え、ビジネスセンスはたいしたものがあると、話の
端々で感じました。

ちなみに、バケーションでは是非ドバイに行ってご
らんと教えてくれました。


などなど、タクシードライバーとの珍道中メインの
テキサス行脚報告となりましたが、旅はよいもの
だと、つくづく感じました。

行きの飛行機内で離陸まで2時間半待たされた
ことにうんざりしたくらいでたいしたトラブルもなく、
いい思い出となりました。

NYに戻ってきたのは土曜朝3時、今日はこれか
ら再び睡眠をとります。


今日の激写;
本文にちりばめました

日曜日, 11月 05, 2006

グランドセントラル

ついさきほど、午前2時まで酒を飲んでいました。妻が
20代に別れを告げたので、まずは30代にようこそと祝
っていました。

そして今は独りブログに向かっています。酒がうまい。

さて今日はグランドセントラル駅の、グランドセントラルマ
ーケットというスーパーに立ち寄ってきました。そのあと、
マディソンスクエアガーデンでプロバスケットボールの
試合を観てきました。

グランドセントラルステーションというのは、マンハッタン
は42丁目にある、NYの玄関といわれるターミナルです。
建築様式としても素晴らしく高い評価を得ている、マンハ
ッタンの隠れたシンボルです。


メインホール; 天井には星座の壁画があります。
















常にビジネスマンと観光客でごった返しているのに、な
んとなく落ち着いた雰囲気のあるこの駅、好きな場所で
す。地下鉄はもちろん、郊外行き電車の発着場でもあ
ります。

筆者も今、秘密の職場に行くために毎日ここで乗り降り
しています。

グランドセントラルマーケットというのは、この駅構内に
ある、スーパーのようなものです。スーパーとは言っても
肉・野菜・珈琲・魚貝・惣菜・花・香辛料・チーズなどの
店舗が独立して軒を連ねています。デパ地下とは行かな
いまでも、雰囲気としてはそれに似ています。 駅ナカ、と
いう表現が正しいかもしれません。



入り口のひとつ











面白い











専門店ならではの品揃えで、見ているだけで面白い
です。このグランドセントラル駅には他にも色々な
ジャンルのお店やカフェも入っていて、一息つくにも
よい場所です。


今日の激写;

盛り上がったが敗れたニックス

木曜日, 11月 02, 2006

The New York Times たいむず; アパレルブランドの店舗

今日のビジネス欄トップ記事は、最近のアパレル&ア
クセサリーブランドの店舗戦略と、消費者(主に若者)
の行動心理について書かれていました。

今アメリカで大人気のアパレルブランド(ほとんどが日
本には未進出なのでしょうか・・?)が多く出てきて、フ
ァッションに疎い筆者にとっても、とても興味深い記事
でした。

記事タイトルはこれ。



Are We Shopping? Is This a Store?




いまどきのアパレルブランドショップは、一面ガラス張
りのデパートなどとは違い、外からは店であるかもわか
らない隠れ家っぽい場所や、店舗のつくり(店構え)そ
のものがイメージ戦略だったりするようで、消費者の、
「知っている人だけがそのコミュニティに入れる」という
ような(勘違い的な)”自分は他とは違うんだ”という心
理をくすぐるような戦略を取っているようです。




例えばこれ、普通のタウンハウスのようなRuehlの店舗
(画像はタイムズより)









この写真のほかにも、外からは一見スパかと見間違う
ようなアパレルブランドも掲載されていました。

日本でもありますよね、「え、ここが店なの!?」という
ような飲み屋(・・・飲み屋?)。


記事は皆様でお読みいただくとして、今アメリカで話題
のブランドとして記事に出てきたもの一部を紹介します
と、、、


RUEHL
hollister
Abercrombie&Fitch

上3つはすべてアバクロンビー&フィッチの傘下

Martin & Osa
American Eagle Outfitters

上2つはアメリカンイーグルアウトフィッターズ
が展開しているブランド

Gymboree


などです。NYに住んでいる人は本当になんでも
ありの格好なのでファッションを見ているだけで
楽しいです。ただし、ファッションというのは、ブ
ランドがポイントではないのですよね。


今日の激写;
なし

月曜日, 10月 30, 2006

陽狂剣かげろう

今日、午前は野暮用で仕事場に出ていましたが、
午後は家で映画を見たり本を読んでいたりしまし
た。

映画は、この秋からブロードウェイで再び上演さ
れているミュージカルのコーラスライン(映画版)
を観ました。

面白いですよー、音楽も踊りもすごくよくて引き込
まれます。12月公演分のチケットを取ってあるの
で、今からとても楽しみです。

その後は藤沢周平の、『隠し剣秋風抄』という
小説を久しぶりに読み返していました。

これは秘剣を体得している下級武士をめぐる様々
なドラマ、どちらかといえば悲壮なストーリーが多い
気がします、の短編集です。名作です。

そのなかでも 陽狂剣かげろう という話がたまり
ません。どうたまらないかは是非お読みください・・
はぁ、せつない、、、

なぜ読み返しているかというと、この隠し剣シリーズ
のうちの一つが、再び(前回は隠し剣鬼の爪)この
冬に映画化されると聞いたからです。 木村拓哉主
演ですって。

藤沢作品の映画化をこれまで二つ手がけた山田
洋次監督によるもので、期待が持てます。
原作もよいのですよ・・・

サイトはココ

チラシはこれ








今日の激写;
なし

水曜日, 10月 25, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; スターバックスジャパン

どこから情報を仕入れたのか、「日本のスタバ、初
めて料金を値上げしたみたいよ」と妻が教えてくれ
ました。

へ~、そういや今日のジャーナルにも日本のスター
バックスの記事が出ていたなと思ってこうして書いて
みました。



Food Revives Starbucks Japan

Focus on Tokyo Tastes Helps Profit,
But May Not Jolt Stock Price



記事の内容は、日本のスターバックスの食べ物商
品戦略に関する失敗の歴史や、最近の好調につい
て色々と書かれていました。

興味深かったのは、日本の顧客の8割が店内で
飲み食いするのに対し、アメリカの顧客の8割は
テイクアウトする、という違いです。

日本はソファとかのんびりできる場所があります
ものね。

それにしても値上げの内容を見ましたが、コーヒ
ー一杯、しかもショートサイズで280円とは・・・



いつかの牛丼一杯より高いのか・・・



うーん。牛丼を食べたい時もあるしコーヒーを飲み
たい時もある。選べん・・・

ぱっと見では高い気がしますが、喫茶店でコーヒー
飲んだらもっととられるのを考えるとそうでもありませ
んね。

ちなみについ先日、アメリカでもスターバックスは
値上げしました。私の飲むトールサイズ(アメリカ
ではショートはカプチーノ用の小さいやつで、普通
サイズがトール)のレギュラーコーヒーが5セントほ
ど値上げして、$1.8ちょっと。

ちょこちょこやりやがって・・・どんとやられても困
るのですが。

アメリカでもスターバックスのコーヒーは高いです。
普通のお店でコーヒーを買うと、日本のショートサ
イズと同じくらいで普通$1です。やや高めの店でも
$1.3くらい。

味は、、、好みがありましょうからなんとも言えませ
んが筆者は特別なほどスターバックスがうまいとは
思いません。日本にいるときはドトールのコーヒー
が一番うまいと思っていました。


今日の激写;
なし

火曜日, 10月 24, 2006

郊外にて紅葉狩り

アメリカ北東部は紅葉シーズン真っ只中です。

ちょっと前に妻が日本語のフリーペーパーで、日
帰りの紅葉観光バスツアーを見つけてきて、申し
込みを済ませてありました。

昨日、それに行ってきました。ANAが毎月催行し
ている日帰り観光ツアーの10月分です。

シェラトンニューヨークホテルに集まって大型バス
でコネチカットはエセックスという、ベストスモール
タウンinアメリカにも選ばれた小さな町に行って
きました。

道程はこれ

片道2時間半の小旅行です。コネチカットには電
車でも行けるのですが、今回の日帰りツアーは、



エセックス散策のち蒸気機関車&船で紅葉を楽しむ


というイベントだったので、日帰りでそれはお得か
なあ、と妻の提案に乗った次第です。

なお、筆者は国際免許は既に失効、アメリカの
運転免許は未だ取得しておらず、レンタカー旅行
ができない状況にあります。

何より「蒸気機関車」というのに惹かれました、、、
気分は星野鉄朗。。。


紅葉は日本でも綺麗ですが、コネチカットの紅葉
もそれに劣らず素晴らしいものでした。高速道路
を通って行ったのですが、バスの窓から2時間超、
飽きずにずっと眺めてしまいました。

エセックスに着いてからも、公園広場が素晴らし
く美しく、昼食はそこで取りました。昼食はツアー
に含まれていなかったので、おにぎりを持ってい
ったのが吉と出ました。


公園広場
















公園のふもとから
















午後から少し日が陰って曇りがちになってしまっ
たのが残念でしたが、それでも蒸気機関車と
船からの紅葉観賞は得がたい経験でした。

惜しむらくは、「車内や船の窓越しからではなく、
外で撮ればいいや」と、紅葉そのものの写真を撮
らずに終えてしまったことです。


紅葉の色によく似合う機関車車両















船の遊覧が思いのほか長時間でした。1時間ゆ
っくりと揺られ、紅葉や別荘のような綺麗な家々
をこれでもかというくらい見せられました。


エセックスを出たのは夕方5時過ぎ、途中渋滞に
はまり3時間ほどかかってマンハッタンに戻り、家
に着いたのは9時ちょっと前。

マンハッタンは夜8時過ぎでも観光客でいっぱい
で、それはそれでまた観光気分でした。

たった一日の旅行でしたが、なかなか思い出に残
るものです。マンハッタンは便利で、刺激的な街で
すが、リアルアメリカの郊外もいいものです。


今日の激写;
本文中にちりばめました

家のこといろいろ

たいしたことではありませんが、今日は家のことをい
ろいろやっていました。

①カーテン

レースのカーテンを新しいものに取り替えました。

DIYの国アメリカでは、カーテンはおろか、カーテ
ンレールも標準で据え付けられていません。しか
しアパートでは普通、ブラインドは取り付けられて
いるので採光の調節などには困りません。

私はどうしてもカーテンが欲しかったので、今の
アパートに引っ越して来てすぐ、カーテン一式を
取り付けました。その顛末はコチラ

ここに住んで一年半、リビングのレースカーテン
に切れ目が入ったり、薄汚れて来たので、取り替
えることにした、というわけです。

見違えるほど綺麗になり、実に気持ちがいいです。


②掃除機購入

これまでは日本から持ってきていた日立製のサイ
クロン式掃除機を変圧器にかけて使っていました。

妻が突然、「変なニオイがする・・」と持ってきたの
で試してかけてみると、確かにモーター部分から
焦げたようなニオイがします。怖い。

どうやらフィルターからホコリがモーター部分に入り
込み、モーターが焦げてしまったようです。

このまま使い続けて出火したらそれこそ危ないの
で買い換えることにしました。

そこでいろいろ調べてみましたが、日系メーカーが
ちゃんと日本のような紙パックの要らない掃除機を
アメリカ向けに作っていました。

結局購入したのは松下製のコレ。アマゾンで$68で
したが日本で掃除機買った時は倍以上したように
思いますが・・性能は届いてのお楽しみです。


③加湿器買い替え

訳あって昨年購入した加湿器が使えなくなってしまっ
たので、新しいものを購入しました。

ここ2週間くらいでNYはぐっと寒くなり、空気の乾燥
も進んでいます。


今日の激写;
新しいカーテン

すがすがしい

土曜日, 10月 21, 2006

異色; 母校のホームページ

気になってしょうがないホームページがあります。
それはわが母校のサイトです。

学生の質がよいか悪いかはともかく、仮にも県を
代表するような高校でありました。でもその割には
サイトがちょっと・・・



こればかりは言葉では語れません。ここから右クリ
ックで別ウィンドウで開いていただいて、ご覧になり
ながらお読みください。


まず飛び込んでくる写真、これです。































なんでこんなに霞んでいるのさ・・・



威厳もあったものではありません。これではまるで廃
校です。



それから、トップページの右下にある記号が妙に
気になります。 よぉく見てください・・




















いったいこれには何の意味が!?

上記写真とのアンバランスがたまりません。



筆者がこのトップページでもっとも気に入っている(い
つの間にか気に入ってますがね・・・)部分は、トップ
ページの左上で、校章部分にマウスを持っていくと、
ピカッと光る演出にたまらなく感動します。お願いで
す、試してみてください。




なぜか貴方もつい笑みがこぼれてしまうと思います




さて、サイト内部に参りましょう。



トップページ左、沿革という部分に飛んでください。
これがまた笑えます。 何が笑えるって・・・施設紹
介の写真が・・































き・・・北の秘密施設??




昔、自衛隊の船が銃撃にあったときにこんな感じで
映像紹介がされていたのを覚えています。

また、定時制のサイトにもトップページから飛べるの
ですが、そこも見てください。





字体が怖すぎますから・・・






などなど、今回は問題の多い母校サイトをネタにし
ましたが伊達に古いわけではなく、まぁしっかりした
学校でした。 ちょっと変わった学校でしたが。

授業は1コマ75分で(のちに65分に変更)、2年次
から文理選択のもとクラスが組成、共学でも男子
クラスが存在。


校訓は 仰高(”こうこう”と読みます)で、
実践目標としてHPには以下のものが掲げられて
います。

われわれは勉強を本分とする
われわれは人に迷惑をかけない
われわれは自主的に行動する

シンプルでよいですね、最後の、


自主的に行動す


という点が高校生の目標らしからぬものです。


学校祭中の最大イベントである”仮装”。
サイトには以下の紹介文があります。


各クラスがテーマにそって、趣向を凝らした7分間
ドラマ。50年の歴史を持つ行事。グランドがス
テージと化す。


いやぁ、懐かしい。高3のときは筆者は部活で最後
の夏の大会が幸か不幸か県大会に進めたので、ク
ラス総出の仮装には参加出来なく、寂しい思いをし
ました。


今度実家に戻ったら散歩がてら高校まで行ってみよ
うと思います。

今日の激写;
なし

電車内白衣男女

NYに来てからというものいろんな目にあい、んー、こう
いうこともあるんだなーと心が広くなった気がする筆者
ですが、どうもこれだけは気になってしょうがないことが
ひとつあります。

それは、


病院での仕事着である白衣を着たまま通勤する人


です。

その服だけは職場に着いてから着替えてくれ!

と思ってしまう筆者であります。
几帳面に過ぎるかしら・・

正確には白ではなく、テレビの手術シーンで見るような
青っぽいヒラヒラした薄手のものなのですがね。

朝晩、電車がぎゅうぎゅう詰めで走っているときにあの
格好で乗られたり、お世辞にも綺麗とはいえない地下
鉄の椅子にべったりあの格好のまま座られると病院に
行きたくなくなります・・・

妻はそういう人を見たことがないと言いますが、筆者の
仕事の行き帰りの時間にはしょっちゅう見かけます。

無菌状態がいいとは思いませんが、こう、努力可能な
範囲で清潔を保つとかそういうことをしようよと思ったり
するわけです。

雨の日にスソを地面に引きずったりされた日にはゾッと
する筆者です。


今日の激写;
なし

月曜日, 10月 16, 2006

The New York Times たいむず; Escape from Japan

日曜のタイムズで欠かさず読んでいるのは
Sunday Styles 、文化やファッションについて書か
れていて、写真も多く読みやすく、それでいて得る
ものの多い内容の特集です。

今日のトップ記事は


Escape from Japan


です。面白い記事でした。

内容としては、自由を求めてやってくる日本人女性、
そのうちのある一人にフォーカスを当てながら、彼女
たち の行動や考え、果ては日本のニートをも紹介し
ようとするものです。

日本の居酒屋も紹介されていましたよ。写真つきで。

実は筆者、この店に昨日、仲のいいアメリカ人と一緒
に酒を飲みに行く予定でした。ダウンタウン在住の彼
が、ちょっと前に「面白い日本の店を見つけたぞ」と教
えてくれて、この週末行くことになっていたのですが、
彼が風邪でダウンしてしまい延期となりました。

まさかその店を今日タイムズの記事で見るとは思いま
せんでした。


た・・大将!! (NYtimesより) 










老若男女、それぞれの人がそれぞれの立場で考
えることは色々あるでしょうが、若者については、
海外に出て見聞きし、文化に触れ、時には逃げ出
したくなるような局面にぶち当たったり差別のような
経験を受けることはプラスにこそなれ、マイナスに
はならないと思います。

焼き鳥大将に行った時には、日本をエスケープして
きた若者と積極的に話して、活力をもらおうと思い
ます。


今日の激写;
なし

新しいかばん

かばんとスーツケースを買いました。

かばんは2000年末以来の新調で、飛行機内に持
ち込みのできるスーツケースとあわせて買い揃えま
した。

2週間程度の荷物量までOKのスーツケースは既
に持っているのですが、いかんせん大きくて、妻と
1週間旅行に行くときの二人分の荷物を運ぶ際に
使うなど、用途がだいぶ限られてきていました。

3日から5日程度の短期出張向きの機内持ち込み
可能サイズで、コロコロ引っ張れるスーツケースが
ずっと欲しかったので、この際、前から欲しかった
かばんとあわせて購入することにしました。

ネットでサイズや機能、値段、評価を相当調べて
から店に行って来ましたが、普段から使うものを
新しいものに切り替えるときは気持ちも変わるも
のです。


今日の激写;
旅行気分




ロックフェラーセンターのスケートリンク

注文したかばん一式を受け取りに行ったついでにロ
ックフェラーセンターのリンクを見てきました。



いるいる・・・




昨年分はコチラ


一度やってみたいものです。なお、今はこのリンク
よりも、期間限定の意味不明な巨大ミラーが注目
のようです。















今日の激写;
今年もオープンしました