月曜日, 1月 22, 2007

アメリカ自然史博物館

日曜の今日、アッパーウェストサイドにあるアメリカ
自然史博物館に行ってきました。


(セントラルパーク側からのメインエントランス)











どんな場所かは、名前の通りで、宇宙、地球、生
物、人類、文化慣習、歴史に関する博物館です。

学術的というよりは、実際のモノが多く置いてあっ
て体験的・視覚的で楽しめる、と言った雰囲気でし
た。

実際、NYで育ったアメリカ人知人に行く前にこの
場所のことを聞いたら、子供にとって定番の遠足
ツアーだよ、毎年行ったと言っていました。

言葉どおり、小さい子連れが圧倒的です。

またちょうど今年夏まで、特別展示として


GOLD


展が開催されているので、いいタイミングでした。

筆者、生き物系ネタが大好きです。ディスカバリ
ーチャンネルなら一日中見ていられます。

男はたいていそうでしょうかね。

逆に、この手(生き物とか歴史)の場所は女性は
あまり興味がないのですよね。私もアートや絵画
に興味がないので人のことを言えませんが、妻も
この博物館には興味を示さず、これまでなんとな
く行く機会を失っていましたので、にわか独身生
活最初の週末はここに行こうと決めていました。


チケットを事前にオンラインで購入し、現地でピッ
クアップしました。博物館入場+GOLD展で$25、
結構高いです。

ゴールド展、すごく面白いです。なんせ本物の金
だらけで、使用されている量は計1トンにも及び
ます。

ゴールド全般に関する知識は6分ちょっとのドキ
ュメンタリーフィルムでよくわかりますし、金に関
するありとあらゆる角度から光を当てて、実物
とともに説明しています。

もちろん、ジュエリーとしての金の詳細(金100
%にすると柔らかく不向きなので、実際には混
ぜて使われるとか、実際のホワイトシルバー、
ピンクシルバーなど7,8種類の実物ジュエリー)
や、ティファニー、エルメスがだいぶ昔に作った
金の装飾品が飾られていたりと、実に興味深い
ものでした。

筆者、はじめて金の延べ棒実物を見ました。変
な気持ちでした。

撮影禁止だったのでご紹介できないのがなん
とも残念ですが、『アジアと金の歴史』なる展示
が少しだけあり、日本の金を使った装飾品が
いくつかありました。

具体的には重箱、短刀(金は鞘と柄、持つ場所
に使われている)がありましたが、目を見張る細
工でした。贔屓目ではなく、細工としてはこの展
示品すべての中でトップクラスのものに見えまし
たし、他の人も食い入るように見ていました。

なんていうんですかねぇ、、、他のどの地域も、





『どうよ金!』




的にコテコテに見せているのですが、日本はちょっ
と違うのですよ。全部金で作った、というよりは、金
を大量に使って『作品』を作った、という感じ。

うーん、是非見てほしい。。。


ゴールド展を終えた後、博物館を見て回りました。

ざっくり言って、


・地球と宇宙

・海と歴史、生物

・古代と恐竜(の化石)

・世界の文化とそこに住む生物


をそれぞれエリア、フロア(全4階)ごとに分けて
見せてくれます。

世界をエリアごとに分けて動物を紹介している
のですが、これが面白い。ほぼすべて、寄贈に
よる剥製だと思います(誰々から寄贈とすべて
名前が枠の下に書いてある)。

詳しい説明もあり、動物園に行くよりも、こっち
で見たほうがいいなと思いました。


剥製だけに、迫力がすごく、いちいちスケール
がでかい。ちょっとご紹介しますと、、、


(北米エリアより)
















背景は絵で、これだけで一つの作品として展示され
ています(こういう感じでずっと小部屋が並んでいる)。


(これも北米より、かなりコワイ)
















てな感じて、各地域、何十組とその地域を代表する
動物がリアルに迫ってきます。

アフリカ象なんて小部屋じゃ小さすぎてむき出しで
飾ってありました。3頭くらいいますがすごい迫力
です。


そう言えばちゃんと百獣の王ライオンもアフリカエリ
アにいました。さすがに大人気でした。

















北米エリアが一番面白かったような気がします。

国鳥の鷲なんてめちゃくちゃでかいんですよ、しか
もやたら誇らしげに飾ってあって、うーん、バイアス
かな・・・と。北米はずんぐりむっくりして、かつワイ
ルドなものが多いように思いました。

野生動物って思った以上に大きいんだ、、、といま
さらながらに感じた筆者でありました。子供に戻っ
てしまいました。


もうひとつの目玉は恐竜の化石です。これも標本で
なく、たいていは本物を使っているそうです(どのくら
いかは不明)。


(目玉らしいです、このティラノサウルスは)
















いちいちこんな感じでトリケラトプスとかも飾ってあ
るので、子供だけでなく大人(特にお父さん)も楽し
めました。


海エリアには、実物大でしょう、巨大鯨(ハンパじゃ
ない大きさです)の模型が屋根からどーんとぶら下
がっています。

上記の鹿やライオンのように、白熊クンやサメの
展示もあり、もうミニ地球ですよここは。


と、長ったらしく書いてきましたが、相当駆け足で
休憩なしで回りましたがそれでも(ゴールド展も入れ
て)3時間超かかりました。


クタクタになったあとの、油でギトギトのピザ(ランチ
に買って帰った)はうまかった・・・


今日の激写;
本文中にちりばめました