水曜日, 12月 27, 2017

8年ぶりのニューヨーク

11月感謝祭直前にニューヨークに出かけて
きました。プライベートではない用事でし
て、滞在は2泊のみ。

8年ぶりという久しぶりの訪問でしたが、
自分が年を取ったせいかそこまで長い間
が過ぎたとは思えない不思議な気持ち。

時期のせいもありましょうが、マンハッ
タンの人混みは自分がいた頃より、ずっ
と激しくなった気がしました。

タイムズスクエアの喧騒、グランドセ
ントラル周辺を足早に行き交う人々、
満員の地下鉄。






















































バッテリーパークシティのプロムナードは
変わらずに美しい場所です。




















































かつて、写真の左のアパートに住んでい
ました。































ロウアーマンハッタンのワールドトレード
センターが一番変わった光景でした。

ホテルで食べたベーグルは、ロンドンでは
なかなか食べることができない噛みごたえ
のある、もっちりずっしりの本場のもので
した。

コーヒーもエスプレッソではなく、ガブ
飲みできる美味しいフィルターコーヒー。

すべてが懐かしい滞在でしたが、時間が
なくセントラルパークに行けなかった
のは残念で、これはまたの機会に持ち越
し。


日曜日, 12月 03, 2017

ストラスアイラを飲んでみた&ギネス限定缶

あっという間に今年も12月。慌ただし
く11月も過ぎましたがお酒はちゃんと
楽しんでいます。



ウィスキーは好きでシーバスリーガルは
よく飲むけれど、そのキーモルト(ブレ
ンデッドウィスキーの核となるシングル
モルト)は飲んだことがない、という方
は多いのではないでしょうか。

とても飲みやすいスペイサイドを代表
する銘酒です。

ハイランドで操業する蒸溜所としては
最古、と箱に一つだけのメッセージ。





場所はここ

















古いものはいいもの









の国ですから、最古というだけで価値
があります。

















































ピートの香りは控えめで、スモーキーの
手前でやや香ばしいもの。甘さも感じま
す。

しかし、少し口に含むだけで、甘さより
もフワーッとドライでフルーティな風味
が舌先から喉の奥に広がります。少しし
て、ピリピリというアルコールの刺激を
口腔に感じます。

クセがなく、とても、とても飲みやすい
シングルモルト。それでいて美味しい。

筆者が好むクラガンモアしかり、スペイ
サイドにはこのような銘酒が多いと思い
ます。

スコッチのシングルモルトウィスキーっ
てどういう味?という興味をお持ちの方
にも自信をもってオススメできます。

ロンドンも6年目に入り、このような原
点に立ち戻るウィスキーに出会うとホッ
とします。





おまけ
チェイサーにするギネスは、限定版の
缶になっていました。





























ギネスの広告といえば、故ジョン・ギル
ロイが描く温かみのあるイラスト。

ダブリンのスタウトハウスでも美術館並
に見ることができます。

この、ギルロイ氏の生誕120年を祝って、
オオハシとロブスターのイラスト版が
出ています。

お酒は文化。アイルランドが誇るギネ
スを日々心ゆくまで味わうことができ
る環境に感謝です。

とはいえ、冬は家にこもりっきりにな
りがちなので、酒量には注意です。

冬は棚に色んなお酒が勢揃いしてくる・・
今年は紹興酒も。













































土曜日, 11月 11, 2017

秋の湖水地方 紅葉を歩く③

メインイベントのウォーキング編です。

山は高くなくとも、悪路は多く斜面は急な
箇所もあるので、見た目に騙されると苦労
するのが湖水地方。

装備も含めて、ちゃんとしたハイキングの
格好 - 雨準備・ブーツ・サングラス・帽子・
手袋など - は最低限用意すべきです。

道も整備されていますが、一歩踏み外せば
転げ落ちます。






場所によっては川まで・・・
























今回は湖水北東部の滞在だったので、まず
は外せないアイラフォースへ。

滝です。大小たくさんあります。











これは滝の上の石橋。
































下から。上に橋も見えますね。壮大です。




























上流まで行くとこういう幅広の滝もあります。




























途中、このようなせせらぎを横目に登って
いきます。雨のあとは水量が多く、見応え
があります(とガイドブックにある)。






























秋だらけ。赤や黄色や。実際に黄金の世界です。























アイラフォースはナショナルトラスト管理
でして、会員外は車を止めるところから有料。

早朝から大混雑です。雨の日も車で駐車場
の前を通りましたが、満車です。

筆者達は、午前雨で晴れた午後に行ったので、
また一段と混んでいました。

でも、ワイワイしていて嬉しい。

下から上までだいたい全部周っても距離的に
は3キロあるかないかくらいかと。

時間では2時間くらいです。ただ上りが急な
場所もあり、子連れだとどうしてものんびり
になります。また、かなり滑りやすいです。



筆者達は川の右側に沿って上り、帰りは左
からぐるっと回って戻りました。

道路は上りでずっとA5091が通っているの
で車で上まで行って停めて、歩くのも手で
す。行こうと思えばずっと上まで行けるは
ずです。


犬連れや子連れも多く、万人にお勧めでき
る手軽なハイキングコースでした。






続いて、5キロコースのグレンリディング
炭鉱(今は閉鎖)まで行って戻るルート。

出発点はアルスウォーター湖畔のグレン
リディングです。







10分も上に行くと山っぽくなります。



























美しい自然に囲まれて登ります。坂は緩やかですが
ずっと続くので、それなりに歩いている感があります。


























川を左手に見ながら。帰りは対岸を行くことに
なります。



























帰り。これが閉鎖された旧炭鉱のエリア。




























崖っぽいフットパスを降りた場所。ここに来るまでに
2時間くらいはかかった記憶が。

終り1/3の場所くらいでしょうか。ここからはかなり
平坦でした。


























このルートは実はガイドブック通りに行き
ました。しかし、帰りのルートは恐らく
本にあるフットパスのもう一本上を行った
はずで、相当、崖っぽいルートでした。




































こんなルートを歩いていきます。斜面自体は
急なのが分かると思います。フットパスが
水浸しなところもあり、岩をうまく伝ったり、
草場に登ったりして回避したり。

































子供は、そういうのが面白いようで、真剣その
ものです。チャレンジングな方が楽しいと言う
ほど。


この炭鉱ルートも含むグレンリディングの西側
ルートは、行こうと思えばずっと山の中を歩い
て行けます。

下の地図の、Helvellyn 山頂は行ってみたいで
す。グーグルマップで写真を見ると素晴らしい
です。

















あとは近場の湖畔を歩いてあり、朝1時間ほど
再度山中を歩いたり。














羊も面前に。



















老若男女本当に皆歩いていて、すれ違う時に
挨拶するのも人の触れ合いです。

毎シーズン行きたくなるほど、強い印象に残
る湖水地方のウォーキングでした。



日曜日, 10月 29, 2017

マルドワインの季節

10月ももう終わり。

湖水から戻った週末は朝が4度まで
冷え込みました。

朝ランニングも今季初の手袋。


テスコに買い物に行ったらマルドワイ
ンが売っており、つい2本購入。

クリスマスマーケットの定番ドリン
ク。所謂ホットワイン。

ハロウィーンもそうですし、もうそう
いう時期だなあとしみじみ。

シナモンや砂糖、オレンジなどを入れ
て温めた mulled なワインです。

赤ワインに自分でマルドワイン用の
バッグを入れて作る手もあります。




お値段5ポンド。テスコプライスで安い。

























説明書き通り、ソースパンで沸騰させ
ないようじんわり温める。

湯気とともにあの甘い香りが・・





カップは以前ドイツのマーケットから持
ち帰ったものを。自宅でも雰囲気が出ま
す。




































香りを楽しみ・・・ゴクり











おいしい・・・・













気分はクリスマス
マーケット













このテスコのマルドワイン、バカにでき
ません。イメージ通りの味。

週末に自宅でのんびりするときに使える
一杯です。

土曜日, 10月 28, 2017

秋の湖水地方 紅葉を歩く②

子供たちが山歩きできる年齢になっ
たので、今回の湖水はハイキング
をメインアクティビティにしました。

とは言え皆が山道を10キロや20キ
ロも歩けるわけでもなく、長くて
も6キロ、約2時間です。短ければ1
時間ほどのショートウォーク。

1日の過ごし方としては、午前中か午
後をハイキングにあて、もう半分は
ホテルのプール。天気も見ながらです。






地図編





使った地図は二つ。

Ordnance Survey (OS) の、OL5
湖水の北東部をカバーする2万5千
分の1の地図。4センチ1キロでマス
目があり非常に見やすい。

OSはもともと英国の軍事目的の測
量を国から命じられた歴史ある測量
局です。正確には位置づけを調べて
いませんが、日本の国土地理院の
ようなものでしょうか。


地図は公式価格は約9ポンドですが、
アマゾンで6ポンドくらいで買えま
す。このOLシリーズは主にハイカー
が使用するので、防水加工された
ものも販売されています。実物を
見ていませんが、ラミネート加工
でもされているのか・・・ただ値段
は14ポンドほどと、結構高い。

地図を買うと、スマホで同地図を
ダウンロードできるコードもつい
て来ます。OSのアプリを入れれば、
色んなルートもダウンロードでき
ます(有料なものもたくさん)。

スマホなので当然GPS連動、歩きな
がら現在地がすぐ分かるのは助かり
ます。


今度はここに行ってみようとか、ル
ートを作るだけでも楽しいです。























緑の線でフットパスを網羅しているので、
便利です。当然、等高線や地形も詳細に
示してあり、色分けも分かりやすく、ハ
イカーの基本地図となります。







もう一つは、こちらも地図で有名な
collinsのShort walks in the Lake
District を購入。地図はOSのものを
使っています。縮図も基本は2万5千
を維持して掲載されてあります。な
ので長くても7キロとか8キロ。

半日ウォーキングに最適なルート選
定です。これを制覇するのも楽しい
でしょう。

これが本の中身。実際ここは筆者た
ちも歩いたルートです。





















全20ルートのエリアの解説や見どころ、
難易度、距離や時間などが書いてある
ので筆者達のような初心者に優しい。

この二つの地図を準備段階から使いま
した。









続いて道具編



子供たちは本格的なハイキングは初
めてなので、ブーツを買うところか
ら。

アウトドア用品では、英 Karrimor
がとても手ごろな値段で手に入るの
で、近くのスポーツショップで試し
履きもしてから購入。

サイズが微妙に違うと歩きづらいの
で、インソールも使ってサイズ調整。

完全防水のくるぶしまで覆うミドル
カットが30ポンドもせず買えるのは
さすがアウトドア天国のイギリス。

































大人は以前より使っているアディダス
ローカットのトレッキングシューズ
を使いました。

アディダスのアウトドアブーツは全般
的に幅広で値段も手ごろ。日本人にも
合うと思います。テレックスのスイフト
シリーズのローカットは特に軽いので、
山でなくても旅行用途でも役立ちます。

イギリスではこのミドルカットバージ
ョンも120ポンドほどで、手が出しや
すいです。


春夏の晴れた日帰りハイキングであれ
ば、ローカットトレッキングシューズ
で全く問題なしです。

しかし、秋冬の雨が多い時期はミドル
カット以上がいいと思います。特に
湖水は雨が多く、歩く日の天気にかか
わらずぬかるみが予想以上に多かった
です。岩場も、低い山でも相当でした。

晴れていても前日の雨でフットパスが
かなりの水浸しということは多く、ロ
ーカットだとうっかり泥とかに足を入
れると容易にくるぶしまで浸かります。

子供たちはただでさえ慣れていないの
で、防水のミドルカットにしておいて
正解でした。

なお、筆者達が歩いた場所ですら、本格
的にゲイター(脛から足元までおおうカ
バー)をしている人も少なくありません
でした。もちろんこの先もっと山の奥に
行くのかもしれませんが・・。

ただ筆者達以上に軽装な散歩姿の人も。
結局は慣れとリスクテイク姿勢の違いか
もしれません。

子供のレインコートはもともと日本で
モンベルのアウトレットで買ってあった
ものを使用。








































あとはトレッキングポール。低距離かつ
低山なので、子供達にだけ1本ずつ持たせ
ました。




































筆者が子供の頃、祖父母の家の裏山に
登るときに、杖を貸してもらってそれ
がとても嬉しかった記憶が残っていま
す。

実際にうまく使えなくても、自分のス
ティックを持たせてもらえるという
喜びは、子供には思い出として強く残
るはずです。

そういう思いで渡しました。

アルミ製、一本250グラム。縮めた時
のサイズが55センチまで短くなるもの。

英アマゾンでベストセラーのトレッキン
グポールは値段はせいぜい16とか17ポン
ド(ペアの値段)。

この値段でアンチショック機能もついて
いて、一流メーカーのものと比較しても
遜色ないものがほとんど。

カーボンとかブランドにこだわりがな
ければ、バリュー重視で最初はこうい
うもので十分です。

上の子は、ポールを使いこなしていま
した。岩場や水場で、自分の足がもう
一本あるみたいで便利だねと一人前の
感想まで。

下の子は平坦な場所以外は筆者が手を
引く機会も多く、まだポールは早かっ
たです。逆にその時は妻が使えるので、
ショートハイキングであれば、家族で
ワンペアだけあってちょうど良いかも
しれません。



・・ここまで準備段階だけで長くなって
しまったので、歩いた本編は続きで。



秋の湖水地方 紅葉を歩く①

10月下旬のハーフターム。

世界どこでも、何をするにもよい季節です。
食べてよし、運動してよし、旅してよし、
読んでよし。

何もしなくてもよし。

静かに時を過ごすだけでも幸せな気分にな
る秋ですね。

幸い1週間の休みが取れたので、ずっと気
になっていた秋の湖水地方に行ってきまし
た。

ロンドンからは車で5時間ほど。さすがに
遠いです。1000キロ超は全部で走ります。

スコットランドほどではないですがね!

行くだけで、休憩も入れて6時間は見るのが
普通でしょうか。

スコットランドほどではないですがね!!




これまで湖水には春夏の2回を家族で、夏
に1度単身バイクで訪れています。












これは4年前の夏 7月下旬
























































こちらは3年前の春 5月下旬




































































それで気になっていた秋はどんなだったか・・?







こうでした。いずれもハイキング中の景色。車で
はこういう景色は望みにくいです。少しでも上に
登らねば。





















































































10月末くらいが紅葉のピークと言いますが、
まさにその通りでした。今回はハイキングを
メインアクティビティの一つにしたので、美
しい季節を堪能することができました。

しかし、雨の多い英国。なかでも北エリア
はしょっちゅう洪水やらで苦しむ秋。湖水
地方も例外ではありません。

筆者が行く前の週は相当長い間、多量の雨
が降ったようです。前の週にホテルから電
話がありました。


ホテル;〇〇さんですか?

筆者;んちゃ!

ホ;実は週末の雨でファミリールームが
使えなくなってしまいました・・かわり
に部屋を二つ用意しますのでいいですか?

筆;もちろん。それは大変でしたね






ということで、子供たちは2階建てベッ
ドは断念でしたが、それはこの際やむを
得ない。

ホテルの部屋は隣どうし、湖に面した広
いツインルームでした。一つは角部屋で
さらに少し広い。

さすがに終日ハイキングできるほどのメ
ンバーではなく、雨も想定して屋内の
プールを備えたホテルにしておきました。



今回の拠点は、北エリアのアルス湖。





アルスウォーターはここ
















2度目の春もここに来ています。ホテル
は別でしたが。

観光客にとって湖水でお約束の街はウ
ィンダミアでしょうが、かなりの観光
地なので、ややがっかりするケースも
あるかと思います。

あれはあれとして良いとして、本当の
湖水を満喫するにはもっと別の場所の
方がよいというのが筆者の感想です。

正確に言えば、ウィンダミア以外どこ
か一つでいいから行ってみる。これが
ポイント。




その点アルス湖は、大きさでは湖水地
方2番目で、集落は小さいながらも地
元のカジュアルなレストランやちょっ
としたショップ、カフェなどが揃って
おり困りません。

それでいて、人があまりいないトレッ
キングコースが街から徒歩5分も行け
ば東西南北どの方面にも伸びていて、
まさにハイカーの天国。

南のグラスミア、西のケズウィックま
で豊富なフットパスがあり、車や自転
車があれば何日でも楽しめる素晴らし
いエリアです。


ホテルの部屋から。湖対岸にもフット
パスがずっと続いています。


































10月は気温もまだ最低気温が一桁まで行か
ない日もあり、筆者達が訪れた時も毎日16
度くらいまで日中は上がりました。

ハイキングも岩場や坂がかなりあるので、
雨が降らなければ汗ばむほどです。10月は
黄金の景色もあり、また来たくなる季節で
す。

雨はさすがに多く、5日間のうち、半分は曇
りか雨。ざーざー降るよりも、霧雨のような
細かい雨がサァーッと流れるように降ります。

雲による暗さはあるにせよ、雨自体は細かい
ので視界を遮らず、雨で濡れた紅葉の景観は
また一段と静かで美しいのです。


やや初回は取り留めない記録になりました
が、秋の湖水は来る価値がありました。

特に、子供がハイキングが楽しめる小学生
くらいだとなお良いと思います。

小さすぎると外でのアクティビティが限ら
れるので、晴れの多い夏の方が良いかも
しれません。


次回はハイキングについてです。

水曜日, 10月 04, 2017

車検時に日本未導入カラーを見物

イギリスは毎年車検があります。ただ日本とは
違い、安いです。時間も1時間もかかりません。

小排気量だから免除されるわけでもないです。

先月下旬に済ませましたが、1年ぶりのディーラー
さんだったのでバイクをじっくり見てきました。









これは筆者の愛車。MOTだけでなくサービス
(オイル交換とか消耗品交換など)も受けて
半日がかり。




































まずこちら。CBR500Rのオレンジ/黒です。欧州では
400ccではなく500ccなのです。





























日本では赤・白・黒だけですよね。このオレン
ジがエラくカッコいいです。でも売れないのか
な、キツい色は。








続いてこちら。

真っ黒のアフリカツイン。2017モデル。これも
日本未導入です。































艶消しブラックで、新車なのにマフラーまで
真っ黒のREMUSに変えてあります。引き締ま
って見えるので、スポーティな印象です。

あのどうだ感があるアフリカツインがまるで
別のバイクのような印象です。

なんで日本で黒を導入しないのか理解に苦し
みます。最初はとにかくトリコで売るのか
な・・・


Remusの黒のマフラーは、雑誌でもトリコカ
ラーとの組み合わせで見ました。とてもよい
です。

アフリカツインの標準マフラーは見るに堪え
ないので、真っ先に手を入れたいところでは
ないでしょうか、オーナーの皆さまは。

他にも多くの新車と中古車を見て、改めて
バイクって男(女も)のロマンだなあ・・・
と感じました。



竹鶴 ツーリングの友

寒くなってきてお酒の話題が続きます。










妻のお父さんに頂いた竹鶴。ジャパニーズ
ウィスキーはこちらではとても高いです。

なんだかもったいなくて、これまで開ける
ことができませんでした。

それが8月に、他のものをすべて飲んでしま
ったのでようやく開栓。













チーズとともに。































まろやかです。甘さもありますが、残りま
せん。香りは一瞬ふわっと来ますが、
スッと消える。

完成されている印象です。香りも味もマイル
ドで、オールマイティ。よい意味でパンチが
効いていないので、スイッと飲めます。

とにかく飲みやすく、気軽なウィスキーでは
ないでしょうか。すべての人に勧められる
優しい味です。これを飲めば、ジャパニーズ
ウィスキーが有名になるのもよく分かります。


以前、2011年に竹鶴の21年も飲んでいます
あの頃はスコッチの美味さを全く分かって
おらず、がぶ飲みして惜しいことをしまし
た。


なお今回の竹鶴は、スコットランドのツーリ
ングにも持って行きました。

もちろんボトルではなく、スキットルに入れ
て。寝酒です。











スキットルはスノーピークのチタン製。
170ミリリットル入ります。







毎日少しずつ舐めるように。。
これはジョンオグローツの宿かな。































ホテルで毎日、食後に部屋で楽しんだ日本
の味。

スコットランドで飲んだジャパニーズウィ
スキーは控えめで優しく、まるで日本その
ものでした。


グレンゴイン10年を飲んでみた

久しぶりのウィスキー日記です。

久しぶりですが、













酒量を控えていた
わけではありません













あえて強調することではないですね・・














むしろ寒くなってきて
飲みまくってます














・・はいこれもどうでもいいですね












さて、

夏のスコットランドツーリング前に家に
あったスコッチ数本はすべて飲んでしま
ったので、ついに妻のお父さんに頂いた
竹鶴を常飲酒としていたのでした。

今日の時点で竹鶴はもうあと少ししかあ
りませんが、こちらは別途綴りたいと思
います。






竹鶴が少なくなってきたので、スコッチ
ウィスキーの新顔にトライ。

せっかくツーリングでハイランドに行っ
たのですから、ハイランド銘柄を探しま
した。













グレンゴイン10年











です。




































聞いたことなかったです。

筆者が時々見るサイトで、ハイランドで
検索したら真っ先に出てきた銘柄です。

調べてみたら、日本ではちゃんとアサヒ
さんが取り扱っています。

でも、アサヒさんだと定価1万円以上する
んです。

イギリスでは30ポンドしません(10年、
アマゾン)。








このグレンゴイン、一目置ける銘柄です。
素晴らしいです。











ピート使ってません











このこだわりはすごい。

スコッチと言えば、ピートです。そこを
敢えて使わない。










麦の味で勝負











いいですねえ、こういうの。

樽はシェリー。

これは、美味しいです。

ピートなしのシングルモルトではアイリッ
シュのブッシュミルズもよいですが、
グレンゴインのほうが風味と言いますか、
フルーツっぽい甘味があり、リッチです。

これは、本当に美味しいですよ。ピート臭
がないだけでなく、かなりフルーティな香
りなので、女性にもおススメ。

食前酒として抜群に良いのでは。

アマゾンのレビューで、mellow という
言葉で評している人がいますが、まさに
ぴったり。







【形-1】〔果物などが〕熟して甘い、柔らかい
【形-2】〔チーズ・ワインなどが〕熟成した、芳醇な、まろやかな
【形-3】〔ワインが〕こくのある、よく寝かせた
【形-4】〔人が〕円熟した、丸くなる
【形-5】〔土地が〕よく肥えた、肥沃な
【形-6】〔音楽・色などが〕甘美な、メロウな
【形-7】落ち着いた、くつろいだ、リラックスした
【形-8】ほろ酔いの



まさにメロウなお酒。











ラベルにも、特徴を正確に言い表した説明がついて
います。

グリーンアップル、トフィー(バターと糖蜜の飴)
のような甘さ、ナッツ、どこよりもゆっくりとした
蒸留、ピートは決して使わない麦の自然乾燥、目利
きしたシェリー樽 など。







































作り手が込めたこの一本。ウィスキーはだから
やめられません。

もう冬はすぐそこ。寒い日にあえて外で火を
焚いたりしながらチビチビ飲む日が待ち遠しい
です。


金曜日, 9月 08, 2017

スコットランドへツーリング ⑥本編その3

いよいよ最終編。帰途も含めた5日、6日目
です。








5日目



ケアンゴーム国立公園から湖水地方まで
の移動です。











いい天気。ホテル前で帰る直前に。
















ここでの朝食はイギリス人夫妻と相席。色々
話をしました。リタイアした夫婦で、純粋イ
ギリス人でした。ちゃんとした感が伝わって
くる、とても感じのよい夫婦でした。

奥さんは辛口で、美味しいものと美味しくな
いものをはっきり旦那さんに伝えていました。

あなた日本人?と開口一番奥さん。何かわ
かるのでしょうかね。。。

娘さんが日本に最近行ったそうで、その写真
を見せてくれました。写真はプロが撮ったよ
うな素晴らしさ。猿が温泉に入っているもの
でした。日光かな。




なお、イギリスの大きくないホテルは例外
なく朝食を個別で調理してくれます。

ビュッフェは、大きいチェーンホテルだけ
でして、あとはメニューを見て注文します
(チェーンでないホテルは朝食が宿泊料込
がほとんど)。

と言っても、基本イングリッシュブレック
ファースト。スコットランドでは同じメニ
ューでも、スコティッシュブレックファスト、
アイルランドはアイリッシュブレックファス
トです。

このホテルも、ラージサイズ、ハーフ、
エッグ&トーストのみ、ポリッジなどなど
メニューから選びます。

そして、どこも例外なく美味しいです。



さて、この日は距離にして約400キロほどを
走りました。それなりの大移動です。





























国立公園を抜けるルートは、とても美しいです。
ただ、ハイランドでも南部にあるせいか、自然
は穏やか。道路も整然と、雄大。坂道が多いで
す。

さすがにこの移動は250ccの力不足を感じまし
たが、急ぐ旅ではありません。CRF250Mが
いかに最強のツーリングバイクであるかを
実感しつつの移動です。


目指すは湖水地方。休みも兼ねて2度給油して
15時台には到着です。

湖水地方のホテルは、当日の朝、ホテルを出る
前にネットで押さえました。セールが出ていて
飛びつきました。

ホテルと言いつつ、長期滞在型のリゾート
コミュニティにあります。食事はなし。

施設内にあるレストランで別途です。



















ホテル正面





























部屋がすごい。キッチンもあり、食器も
全装備。住める。































野郎一人には贅沢すぎでした・・





























レストランがまたよかったです。バーも
隣接です。





バーにて最後の夜。地図はもう不要なので
ナビだけ。





























時間が早かったのでもう一杯は一度部屋に
持ち帰り、ベランダで。































夜はレストランに戻り、旅の最後の晩餐--
地元牛のステーキをワインとともに頂き
ました。






























レストラン全景





























レストランは前面がこの風景に面しておりまして、
テラスではこれを前にして食事ができます(もう
8月下旬は寒くほとんど人は出ていません)。


























こうして更けた夏の夜。









6日目





湖水地方を縦断してから、再度高速道路の
M6をひたすら南下します。


この日は写真はいちまいも撮っておりませ
んで、湖水ライドの動画のみです。

湖水地方の本当の良さは丘と湖のハイキング
の中にあると思いますが、ライディングで少
しでも様子をお伝えできればと思います。

動画の後半以降で、湖水の風景がお分かり
頂けると思います。優しい地方です。




















湖水地方はせいぜい1時間程度で抜けます。

その後は初日に来た道を戻ります。この日の
総距離500キロ位?



















この週末は月曜が休みのロングウィークエンド。

にもかかわらず、イギリスの長距離地上鉄道
(スコットランドや西に行くものの大半)が
工事のため停止。














交通網は大混乱







朝からBBCはこの話題。










ロンドン中心部のユーストン駅も閉鎖です。

行政が、夏の連休でこういうことをやってのけ
る神経は信じられません。

連休のど真ん中に新宿駅や品川駅が閉鎖するよ
うなものです。

おかげで、道路は前年同時期の2割増しの交通量。
それはそうですよね、直前に飛行機なんて取れ
ませんから。。


そのおかげで、昼前から高速は上下線ともに
大渋滞。さすがに巻き込まれました。

しかし、驚いたことがありました。

筆者、すり抜けは極力しません。かなり余裕の
ある道路幅の時だけ。

今回もじっと車の後について待っていました。
車はほぼ止まっていますが、狭い高速ですり抜け
するにはちょっと不安だったので。

そしたら、近くにいた超大型トラックの兄ちゃん
がホーンを。










ププー












音にぎょっとした見たら、筆者の方を見て、お前
は路肩(車の間ではなく、本来道路ではない
路肩です)を通って行っていいんだ、と抜けるこ
とを勧めてくれます。











行け、行け












とジェスチャーたっぷりでメッセージを伝
えてきます。


驚きました。大きなお世話と思うとともに、
こういう環境でも他者のことを考える神経。

高速道路では緊急時の避難通路である路肩
を通ることは罪悪感がありましたが、人の
アドバイスを無視するのは無粋、と思い、
路肩を時速30キロで抜けて進む筆者。

本当はルール違反なのでしょうが、これも
緊急時の対応、誰にも迷惑は掛からないと
と言い訳して進みました。

渋滞では結局小一時間ロスしましたが、人
の気持ちに触れた経験でした。



ルートン空港間際で最後の給油。

いったい何度5リットルくらいの給油を
繰り返しただろうと考えつつ、妻に今ルー
トン近くでもう帰る、とテキスト。

こうして終わりを迎えました。








妻に感謝です









これに尽きます。一人で走りつつ、一人じ
ゃない自分。このことをよく考えました、
道中は。







帰ってすぐそのまま、感謝の気持ちを込め
て、CRFを洗車。チェーンオイルを忘れて
気になっていたこともあり、チェーンも
清掃して注油。9月の、年に1度の車検と
サービスも予約も入れて一安心です。



・・とかまともなことを言っていますが、
スコットランドツーリングを終えて湧き
起こるのは、









次はどうする







です。欧州大陸、独仏スイス、スペイン、
望みは付きませんが、まずは家族との
日常の喜びをかみしめたいと思います。