水曜日, 4月 26, 2006

New York State of Mind, Billy Joel

月曜夜、マジソンスクエアガーデンで行われた
ビリージョエルのライブに行ってきました。

ビリージョエルは、私のお父さん世代の方にフ
ァンが多いのではないでしょうか。

チケットを取った時にビリージョエルに
ついてあれこれ記したものはコチラ


もともと11回行われる予定のNY公演なのです
が、追加公演が決定したことをNYtimesの広告
で知って、チケットを発売日当日に購入したとい
う経緯です。


20:00からだったので、イタリアンレストラン
久々に外食してから会場に向かいました。

全く本題から外れますが、NYのイタリアンはおい
しいと思います。値段もリーズナブルで魚介・野菜・
肉とバランス良く料理を選ぶことができ、しかも敷
居も高くない(カジュアル)。

我が家でも、何軒かイタリアンでよく行く場所が定
まってきました。それはまた紹介しましょう。
料理で感動を覚えるのは、安くてうまい、です。

よくバカ高いだけの店に行って、あのレストランは
どうだこうだと偉そうに語る人がいますが、







高くてうまいのは当たり前






ですからね。むしろ、一人10ドルなのに信じられ
ない旨さだった、というのを聞きたいです。


さて、ビリージョエルの歌にも、


Scenes from an Italian Restaurant


という名曲がありますが、ニューヨーカー(ブロンク
ス出身)の彼にも、イタリアンは身近だったのでしょ
うか。ちなみにこの曲、昨日はアンコール曲の一曲
として使われました。


本題のライブですが、行く前は、”もう彼も50代後
半だし、声も張りがないかなあ”なんて思っていまし
たが、全くの杞憂で・・・









元気すぎるオッサン









でしたよ。素晴らしいライブで感動しました。追加公
演で、ツアー最終日というせいもあるのか、超満員
のマジソンスクエアガーデンは、大音響と止まらない
ローカルアメリカンの大合唱に支配されました・・。

とにかく、すごい一体感です。日本で行ったどんなラ
イブでも感じたことがない、異質なレベルの一体感
でした。俺は興奮しているぞー、という気持ちを老若
男女が恥も外聞もなく全開する、という印象です。

ミュージシャンのライブビデオなどを見てもイマイチ
よいと感じませんが、それは、ライブにて決定的な
要素である『一体感』を、ビデオでは感じることがで
きないからでしょう。なんとなく見ている自分だけが
浮いている気持ちになりませんか?



ビリージョエルのピアノの技術も声も、全く衰えてお
らず、体力や技術維持のための努力を感じました。


ベトナム戦争の悲哀を歌った、

Goodnight Saigon

という曲があるのですが、それが演奏されたときには、
ベトナム戦争から生きて帰った(?)兵隊さんたちが演
出でステージにたくさん並び、観客は全員立ち上がっ
て拍手・・・


私もさすがにこの流れには乗らないとまずいと思い、
立ち上がり拍手はしたものの、そのうち、









USAコール







まで出てきました。さすがに筆者、そこまではやれませ
んでした。しかし、あの場にいた誰もが、今もこの瞬間
もイラクで戦っている米兵を想ったことでしょう。コール
には加わらなかったですが、胸を打つものがありました。

20:00から23:20まで、ぶっ通しのライブ。
夢のような気分でした。


今日の激写;
ライブって素晴らしい










超満員











風船がいっぱい上から落ちてきました