ロンドンの男性はお洒落には程遠い
人が多いです。
なんて失礼な物言いですが、そう感
じます。
だけどかっこいいんですよねえ、
つくりが違うから・・・
逆に時々お洒落なスカーフや帽子、
ジャケットなんかを着ている人を
見ると、
大陸の人かな
と思ってしまいます。
筆者は服にはお金をかけませんが、小
物はじっくり選んでお金を少しかける
ほうです。
例えば定期入れとか手帳、鞄など。
鞄についてはしょっちゅう職場の後輩
男性とやり取りがあります。
なんでいつまでも
女の鞄持ってんだ
と言われている筆者。
非常に面白い価値観です。
また、
バイク買ったらその
鞄じゃダメだぞ!
ともおちょくられています。これはうけた。
それで、どんな鞄かと言うと、
でかいトートバッグです。
椅子の上に置いてみました。
土屋鞄という足立区にあるハンドメイド
メーカの、セッション・ビッグトートという
商品。再販することもあるかもですが、
通常状態では、もう販売していません。
1ポンドコインを比較のために置いて
みました。かなりでかめです。なんでも
ざくざく入るのがいいです。
中に仕切りがないので、バッグインバ
ッグを入れて、iphoneやペン、財布な
どの小物をしまっています。
トリートジャーナルで、ファッションの
記事になっており、筆者NY時代に
本ブログでいじっています。
バッグをいじったよりも、日本人モデ
ルのヒゲをいじったのですが・・
その時は、バッグはいいけど値段が
高すぎると断じていました。
当時の筆者の感覚では4万円超の
トートは、オールレザーとはいえ分
不相応に感じました。
しかし、その後、2008年くらいに日本
買ってしまいました。
なぜか。
クールビズにベストフィ
ットするバッグがなかっ
たから
です。
重要なのは、ベストフィット。
もともと筆者、職場にはスーツの時
はバッグは持たず、新聞と文庫本
だけです。手帳も財布も定期れもあ
とはポケット。
しかし、クールビズだとジャケットは
会社に置きっぱなしで、モノを入れ
るところがない。
なので、買うことにしました。
もともとビジネスビジネスしたのを
普段持ちしたくない。
TUMI(こちらもオールレザーのを
持っていますがでかい)は正直言っ
てスーツ以外では浮く。
機能的な吉田鞄のブリーフィング
バッグも一つ持っています。これ
は気にっているのですが、30半ば
過ぎの大人が仕事で持つには、
少し若者過ぎる。吉田鞄、それな
りに値段はしますが。
などなど、どうしようと思っていたら
思い出したのがあの記事。
迷いましたが結局買うことにしまし
た。
早いものでもう5年以上です。
日本にいるときは5月から9月くらい
までの限定使用で、あとはクローゼ
ットに入っていました。
毎年しまうときには一応手入れをし
ています。
それが、ロンドン
では年中活躍
です。
なんせ、筆者の職場スーツ義務なし。
春夏秋冬、オールデイビジネスカジュ
アル。
毎日この鞄。ジャケットにもカジュアル
過ぎず合う。真冬のトレンチコートにも
違和感なく合う。
こちらに来て、手帳をたくさん書き込め
るバイブルサイズのものに変えたので、
いずれにせよバッグは必要でした。
そして毎日これを持っていたら、職場
の同僚に言われたわけです。それは
女の鞄だと。
確かにロンドンでトートバッグを持って
いるメンズビジネスマンはまだ見たこと
ないです。
イタリアに昔出張で行ったとき、スーツ
にグラサン、レザートートのモデルみた
いな金融マンを見ました。
では、ロンドンでは皆どんなのか。
リュックサック
か
ボストンバッグ
という印象です。
あとは、日本のようなブリーフィング
バッグや、オジさんたちが持っている
ような、くたっとした革の仕事鞄。
完全に個人のものの見方ですが、
リュックはねぇ・・
という(美的)価値観です。ボストンは
素材や外観によります。
こちらでは昼にフィットネスクラブに行
く人が多いので、その荷物が入って
いるのでしょう。もしくは単にたくさん
入るし、普段使いをそのまま持って
きているということも。
また、自転車に乗る人も多いので、
それはそれで機能的とも納得。
ただ、リュックサックをパリッとしたシャ
ツやジャケットの上から掛けていたりさ
れると残念な気分になります。
結構いらっしゃいます。
しかもそれがアウトドアブランドやスポ
ーツブランドのものだったら余計に。
シューレースの革靴だったりすると、
マイナス100点です。
何が悪いというわけではないのです。
合っていないのです。
切り替えとか、スタイルとか、そういう
のがない人なのかなと思ってしまう
筆者。気にしすぎかもしれませんが、
ひととなりというのはそういうところに
出るんだと思って、
よく観察
するようにしています。特に外国
人はわかりやすいので、そういう
ところに現れます。
さて、このトートバッグ。使い込ん
で味は出ていますが、ロンドンは
雨が多いのに、空気は年中乾燥
気味なので、ちゃんと手入れしな
いと。
専用のレザーワックスを持ってき
たから、夏の終わりに塗らなきゃ。
皆さんは鞄どんなの使っています
か。日本の鞄は本当に色々あっ
て楽しいですね。
女性のも男性のも、見ているだけ
で楽しいです。