火曜日, 8月 20, 2013

ノルウェイの夏 ベルゲン旅行記①

筆者の夏休み第二弾レポートです。

行ってまいりましたノルウェイ第二の都市
ベルゲン。そして、フィヨルドツアー。

ノルウェイは、筆者にとっては縁がありま
す。

青春時代から今の今まで、a-haを聞いて
ここまで来ました。ファンです。

筆者の洋楽好きの発端となったアーティ
ストの一つ。

take on meがグラミーを取った時からリア
ルタイムで聞いています。

先般の解散は残念でしたね。

そのa-haの国、ノルウェイにようやく行け
たというわけです。





全部で二泊三日とショートトリップですが、
移動時間を考えると、正味、丸二日です。

しかし、ベルゲンとフィヨルド一か所だけ
であれば、丸2日あれば十分という印象
です。


事前に少しだけ調べましたが、ベルゲン
観光については意外に体系だった旅行
記がネットではないです(日本語)。

ここが良かったとか、何がどうだとかは
多いのですが、家族連れにはここ、こ
れを持っていくと便利、などの情報が少
ないと感じました。


なので、冒頭に記しておきます。



カップル二人、夫婦だけ、野郎メンバー
だけ(学生も大人も)、女性だけ(学生も
大人も)、大人であれば誰でも最高の
経験を得ることができるというのが筆者
の結論です。



年を経てから来ると、なおよいかもしれま
せん。ドライブできればさらに世界は広が
ると思います。



筆者と、妻の両親に一度来て欲しい場
所だと、旅行中に思いました。連れて行
ってあげたいな。

全部案内してあげたいです。




一方、(特に旅に慣れていない)夫婦の
乳児連れは微妙です。これはフィヨルド
ツアーの話です。

行くことは可能ですが、心底楽しめるか
どうかはビッグクエスチョン。特に奥さ
んは苦労が大きいでしょう。心配、とい
う心理的な負担もです。




これが、ベルゲンだけであれば、これほど
良い場所はないです。しかも、一泊で十
分。


フィヨルドツアーは、実際には観光というよ
り「移動しつつ楽しむ」大人の旅です。

ずっと何かに乗って移動しています。


何もしないのが楽しいのです。自然に包ま
れながら、思索にふけるのが贅沢。



座りっぱなし(場合によっては立ちっぱな
し)が耐えられない小学生くらいまでは、子
供は「退屈」以外なにものでもなく、楽しめ
ないでしょう。



雨も多いので、乳児はもっと大変です。
クルーズは、外で見る前提の船です。

気温低下時やおむつ交換のことも考えると、
それなりに構えというか、覚悟が必要です。




さて、少しずつ現実的な話で・・・




ベルゲンへは、ロンドンからブリティッシ
ュエアウェイズの直行便で約1時間40分。

もちろん他の航空会社の便数もそれな
りにあります。

日本からだとオスロへの直行便ですか
ね。ベルゲン直通はない。

オスロから移動が必要なので、時間がか
かります。

日本からは最果ての地と言っても過言
ではない場所ですが、ここロンドンから
ではありがたいことに気軽に行けます。



筆者が行った、8月半ばでは、降雨でも
気温はだいたい14度、15度くらい。

思っていたより寒さはマイルド。正確に
は、寒い、とは思いませんでした。

突然外に出ると、肌寒いというのがち
ょうどいい表現だと思います。

たくさん歩くと身体が温かくなるくらいで
した。

いずれにせよ上着は必要です。薄いス
カーフがあっても重宝します。


なお、筆者は、ヒートテック長袖に、
薄手の長袖。

それに所謂ソフトシェル(パーカ)を
上着に。


フィヨルドツアーは、トレッキングパン
ツで中にヒートテック
のタイツ。

上は基本的に上記出で立ちですが、
雨具として薄手のロングダウンを羽織
りました。


これで完璧でした。マフラーは不要で
した。パーカが首まで覆えるので。


雨でも夏であればこれで大丈夫です。

フィヨルドでは、ヒートテックのタイツは
必須です。雨が降ると足から体力を奪
われます。電車も夜は微妙に寒い。

身体を動かさないですしね。

外では天気によりますが、クルーズは
雨天だと手先も微妙に寒いので、フリ
ース薄手の手袋があってもやりすぎで
はないです。

皆ポケットに手を入れています。

晴れたら不要でしょう。







大きな地図で見る







フライトは1か月前に取りました。往復173
ポンド。土曜早朝出の月曜昼戻りです。

天候は雨と曇りでした。ともかく雨が多い
ベルゲン。夏はずっと雨なようです。

雨と言っても、ロンドンの雨に近いです。
ザーッと降っていきなり止む。と思ったら
一瞬青空。そして数分後またザー。

全体としては降っている時間が長いです
ね。土砂降りも時々。



ノルウェイの結論。



















毎年夏に行きたい
秋も行きたい
冬も春も見たい

















筆者はノルウェイに魅了されてしまいまし
た。

学生の時、初めて北海道の大自然に触れ、
強く感動した時以来の衝撃を受けました。

30代も後半なので、今それを味わうという
気持ちはご想像にお任せいたします。

具体的には、フィヨルドと、車窓からの眺
めが抜群によいです。天気が悪くても、
素晴らしいものがあります。








実物は写真で見るよりも壮大極まりない
です。

























フィヨルドクルーズを降りた、フラム駅前。

























フラム高山鉄道途中の大瀑布にて。



























なお、ベルゲンは、コンパクトにまとまっ
ていて、かつ、とても美しい街です。

旅の起点として、これほど便利な場所は
ないですね。しかもユネスコ世界遺産の
エリアを持つ観光地でもあります。






世界遺産。


 
 
 







物価は高いです。これが難点。ポンド換
算でも高い。でも、工夫次第で何とでも。
高いのは食品ですね、今回の印象では。



一応物価上昇率見てみましょう・・・










+3.0%
(2013年7月、前年比)











先進国ではかなり高いですね。イギリスよ
り伸び率が高いくらいですから。

うわ、光熱費が8%、食品も2%上がってる。

これは生活感覚では相当物価が高いで
しょう。


さて、ここまで前フリです。以下が旅程。






1日目:
朝8時のフライトでベルゲンへ。

ベルゲンの空港は小さいです。日本の
地方都市くらいのサイズ。逆にわかり
安くてよいです。



左奥のバスが、市内までのバス。
空港への出入り口は一か所です(多分)。。




























12時前にはベルゲン中心部であるブリッ
ゲン地区のホテルにチェックイン。タクシ
ー高いです!!

・・・が最初は無理せず利用しました。右
も左もわからないので・・


イランから来ている、運転手が色々教え
てくれました。







ノルウェイの本当の夏は2週間くらいしか
ない。

ノルウェイ語はすごく難しい。

いまどきの若者は全員英語もペラペラ。

ベルゲンは夏もずっと雨。本当に雨ばかり。

ヤーパン(日本人)は観光客多数いる。

イランはいいところ。

奥さんが昨日から国に帰ったがスーツ
ケースの受け渡しミスで、バッグごとお
金が全部その中で今すごく大変なこと
らしい(と電話があったと)。乗車中も
奥さんからTEL。







などなど。最後の一つはプライベートな
ことですが、来週から休暇なんですって。

自分も奥さんを追いかけて国に戻ると。
奥さんはお医者さんだそうです。

すごく真面目そうな人でした。

チップを渡したらすごく恐縮されました
が、この国ではあんまり習慣がないの
かな。。。

まぁ、気持ちですから。調べるとか理
屈じゃないですよねチップは。




ホテルは可もなく不可もなく。ただ、場所
が便利で、写真にある建物群の隣という
点では素晴らしいです。部屋から見える。

食事はよかったです。キャビアのチュー
ブがありました。試しましたが、うーむ。
酒のつまみといった感じ。



今回泊まったのは、アメックスのおかげで
筆者は空きがあれば、部屋のランクが無料
アップグレードの対象ですが、このハイシー
ズンのタイミング。空きはなくスタンダードル
ーム。

驚いたのは湯船がないこと。この国では
これがスタンダードなのでしょうか・・・


筆者は風呂が苦手なのでシャワーだけで
いいのですが、子連れや冬は減点でしょ
う。

WiFiが宿泊客は無料なのは助かります。
トラフィック・速度も問題なし。






























さて、着いてすぐ行動開始。フィッシュマーケッ
トでランチ。































クジラを試しました。上の写真だと、下に
ある黒っぽいのです。

焼肉状態ですが、日本でよくある缶詰、
甘い煮たやつのほうがいいかな・・・・
強い匂いがあります。

しかし、ノルウェイの鯨肉を食べることが
大事。サーモン、フィッシュスープも頼ん
で王様の食事状態です。。

到着祝いに、ビールもです!







写真を載せておきますが、上の黒いのが
クジラ。その下に串刺しで、エビやサーモ
ン、タラなど。

大量の野菜・サラダにパンが付きます。

二人であれば、一つ頼めば十分でしょう。

若い欧州人カップルは二人でスープひと
つだけ。

ここにきてそれだけはないだろう、と勝手
に思っていました。どこかで食べて来た
のかな。


筆者は追加でクジラを頼んでいるので、
実質二つ頼んだことになり、料金が倍に
なってしまいました。































そのまま二日目のフィヨルドツアーの周
遊チケットを受け取りに駅に向かいました。

駅もコンパクトですが、面構えがすごい。
重い。中の様子は②で載せますね。










 
 










その足でケーブルカーで山に登り高台か
ら街を一望。



ケーブルカーに乗る駅です。
白くて可憐。

























これが上った高台からです。有名な場所です。


雨・・ 晴れた日にこの眼下の風景を見て
みたいです・・・ 写真ではなく、この目で・・




 
 





一旦ホテルに戻り昼寝(朝早かったせい
と、無事着いた安心か、猛烈な眠気に襲
われました・・)。

夕方からベルゲン大学へ散策。夕食は
インサイドロックというカフェ(クラブ?)。
ここのハンバーガーを食べに訪れたの
だが、これが美味・・・。





入り口 うっかり見落とす路地裏です。























しかも、安い。160グラムのバーガーで、
160クローネ。フィッシュマーケットがい
かに観光客から巻き上げているか、、
と思いました。


ビールはおススメを聞いたら、ベルゲンの
地元ビールであるハンザでどうだと。

まさにうってつけ。クリアなビールです。


























いやあこのバーガー本当に絶品でした。

まず、バンズがもっちりしていて、ほんの
り甘く感じます。お肉は柔らかい。ステー
キっぽくなくて、日本人好み。

ソースは、サラダ向けのようなドレッシン
グタイプでこれまた絶妙な旨さ。

また今度ベルゲンに行っても、ここには
期待です。



その後市内をぐるっと歩いてホテルへ。



小路がふとお洒落なんです。
























これは中心部の公園前。

 
 
 
 

 
 

下の写真の奥に見えるのが大学方向。
ベルゲン大学です。日本人の現役生
もいらっしゃいます。青春を、楽しんで。



この日は新入生歓迎のイベント日で、
学生が街のいたるところで騒いでい
ます。ベルゲン大学のTシャツを着て
いる人も多く、学生街でもあります。



坂の上にあります。





















こちらはショッピングゾーンです。
奥に見える、高台の建物が綺麗ですね。
ホテルもあちらの方角にあります。



























2日目:
ホテルで朝食後、8時40分の電車でフィ
ヨルドツアー開始。

ツアーと行っても、各場所で時刻通りに
乗り物に自分で乗って進むだけ。添乗
員などもちろんいません。


ベルゲン - ボス - クドヴァンゲン - フラム
- ミュルダール - ベルゲンの順で周遊。



フィヨルドもいいですが、電車が素晴らし
いです。大人向けですね、完全に。






こちらは通常の電車。湖畔が美しいです。























これは高山鉄道途中ですが、左の虹が見え
ますかね。雨がパーッと上がると時々見える
のです。本当に綺麗なアーチで、たまらなく
感動します。
























多くの人が同じツアーで動いているの
で、まず迷い子になることはないです。

ただし、最後のミュルダールからは、
ベルゲンに戻らず、オスロに向かう人
が結構います。

乗り継ぎも5分くらいなのでうっかりすると
乗り遅れはあるという印象。

20時にベルゲン駅に到着し、ツアー
終了。夜は寿司を買って帰りました。

トロは売り切れ!総じてネタがいいせい
かおいしいです。握りはご飯の握り方
に改良の余地あり。

寿司のビジネスチャンスを感じました。



ガリと醤油が多い。。。





















3日目:
のんびり起きてからホテルで朝食。
空港まではバスを利用。タクシーの5分の
1の料金。。。

帰りの飛行機は予定時刻より早く出発!
15分早くです。初めての経験。こういうこ
とがあるんだ・・
人数が少なく、予定メンバーが確認でき
たからなのかな。

ロンドンからは地下鉄で帰宅。ヒースロ
ーから最寄り駅まで全部地下鉄は初め
てでした。長い。電車だけで1時間半ちょ
っとかかりました。車なら40分なのに直
線距離だからですねこれはきっと。


ということで、総論として書きましたが、
これで大体全部です。。。。

②では、フィヨルドクルーズについて
写真も交えて、もう少し詳しく書きま
すね。







おまけ:a-ha の White Canvas で旅行振り返り