今度の月曜日、イギリスは祝日です。
もちろん、たいていのサラリーマンは、
会社がお休みです。3連休です。
はい・・・会社はお休みです。
お分かりですよね・・・
筆者は休みではありません。
たまにですが、こういうことが起こりま
す。
たまになんだからいいじゃん、と言う
人もいますが、たまにしか休みがな
いのがイギリス。うーむ。
ただ、ここでは、休みではないことが問
題ではないのです。
代休をもらえばいいだけの話ですから。
そんなことではないです。
ここで突っ込んでわざわざ面倒なことを
考えてしまうのが筆者。
これは日本人サラリーマンとしては失格
なのでしょう。しかし、外人と距離が近く
なる可能性は飛躍的に高まります。
立場や権限から言えば、出社するのが筆
者である必要はないのです。
英国人の、同じ立場の人でもいいのです。
そして、それを議論に持っていくかどうか、
どうやって組織で対応するかイギリス人を
交えて皆で考えようと働きかけるかどうか
が、日本人サラリーマンか、そうでない
ビジネスパーソンかに別れてきます。
筆者は、自分がどこまでできているかは
分かりませんが、気持ちだけは日本人
サラリーマンではないな・・と思います。
なお、議論に持っていくと、周りで、「あいつ
は面倒なやつだ」、とレッテルを貼ろうとす
るのが、典型的な日本人サラリーマンで
す。
ここまで来ると見上げた日本人サラリーマ
ン、即ち最悪の事なかれ主義人間です。
面倒だが本当は真理をついた大事な議論
を日本人は避ける。
外国人に嫌われるかもしれないと勝手に
思って議論を避ける。
その結果日本人だけに多くの概して面倒な
ことを押し付けようとする。
それが、外人に「あいつは俺たちに面倒を
かけないで仕切ってくれるいいやつだ」と思
われているという勘違いをしている。
違います!これは。
なんだかゴーマニズム宣言みたいになっ
てきました・・・
アメリカと今のイギリスの勤務経験から
見て、8割くらいの日本人はこれに当ては
まります。
そして、頼りになるのはこの8割ではなく、
残りの2割です。
8割に待っている結果は、本当に外国人
から認められることは絶対にないという
現実。
当たり前です。合理的な理由や理屈を
もって、摩擦を恐れずに正面から当た
って行くことをしないのですから。
これは日本人同士でもそうですよね。
ということで、こういうことに時々直面
すると、会社で日本人と付き合わなく
なってきます。
逆に、どんどん英国人とは仲良くなる
のです。
これはこれで寂しいものがあります。
まず、「あいつはイギリス人と仲良くな
り過ぎだ。特定の個人と仲良くなりす
ぎでよくない」、とかいう日本人の輩が
出てきます。
また、日本の会社で、日本人の尺度で
評価されて働いているのに、日本人か
らは心がどんどん離れて、イギリス人
と進んでいこうとする。
つまり、なんとなく微妙なバランスが崩
れてくる自分の気持ちに気づいてしま
う。
しかし一方で、これはひょっとして強い
2割になれるのかもしれないと頑張って
しまうわけです。
この辺のやり取りにどうやって折り合い
をつけるかが、駐在員の苦労ではない
かなと思っています。
まあ、仕事や人によりますが・・・