日曜日, 8月 11, 2013

無言で語る靴 北へ買い物


足元を見る









・・私もつい見るほうです。



といっても靴ですが(同じ?)。





さてこの週末は、ロンドンから郊外に
車で出かけてきました。

靴を買うためです。

イギリス赴任前から、知人に靴のファ
クトリーアウトレットが固まったエリア
があるから、行くといいよと聞いてい
ました。


そこに行ってきました。ちょうど1足欲し
かったので。

またどんなものか、興味もありました。






さてさて、それは少し置いておいて、
筆者が人の靴を見る理由。

お前に言われなくてもそんなの一般
常識だぞうとお思いの方が多いです
よね。

でもそこを一応。







なぜか。

①単純に、どんな靴が好きなのかな、
というその人に対する興味。

②靴が好き。持ちたいのではなくて、
見ているだけで面白いから。


また、以下は大人の知恵です。①を
もう少し深めたものです。


③その人の人となりを推し量るため。



その人を知るには、まず靴を見れば
分かる、と経験的に確信しています。

一般論ではなく、経験的にです。



これはイギリスに来ても、アメリカに
いても、世界のどこでも当てはまる
知恵だと実感しています。


ビジネスマン、という点では日本人
より欧米の方がちゃんとしている
印象があります靴に関しては。





世間でもよく言われることですよね。


もちろん、その人のすべてではない
ですよね。一つのものの見方です。



ただ、年齢を問わず、最低2割、場合
によっては6割7割、「基本的なその
人のスタイル」というのがわかる気
がします。



これも経験的にですが、女性はいい
意味で隙がないので、皆さん靴もちゃ
んとしています。これは非常に興味
深いです。

なので、人としての土台がしっかりし
ているのは女性だと筆者は思ってい
ます。






さて仕事時の男性。

人を観察するということはこういうこと
ではないかと思います。


一日だけではだめです。最低週2度の
チェック。

それからスーツでない日、サマータ
イムやクールビズは恰好のよい例で
す。

プライベート時と仕事時の、両方の
靴を見れば、もう十分です。



お洒落チェックではないですよ。

靴ですから、土台としての支えに、
どんな注意を払っているか。

土台なので、崩れている靴をはい
ている人は土台が崩れています。

私の経験上、崩れているというのは、





・靴底がない(すり減りすぎて形に
なっていない、はがれている)

・5日同じ靴

・汚れをそのままにしている

・傷だらけ

・紐が擦り切れている





です。

靴底は履いていれば時間とともに
すり減るので、それ自体はあたり
前です。

私も当然そうです。すり減ってい
る時があります。

ただ、必ずどこかのタイミングで
直します。なのでこれは程度の問
題ですね。感じ方も個人によって
違います。

ただ、その感じ方にその人の性格
が出ます。したがって大事。





靴って、本当に面白いなぁ・・・・



ただ注意です。

靴単独ではだめなんですね。












人とセットになって
こそ面白い














この点で、自分は靴フェチではない
だろうと自覚しています。





紐付きかスリップオンか、装飾付き
(型押しや模様、金物)かそうでない
か、色は黒か茶か(特に茶の場合
はバリュエーションが無限で楽しい)
、形は幅広かシャープか、先は尖っ
ているか四角か丸いか、靴裏は革
かゴムかなどなど。多く見る部分が
あります。


これがスニーカーになったら、メーカ
ー、色なども重要な要素です。






話がずれまくりましたが、行ってきま
したロンドン郊外。

北に1時間ちょっと。高速道路では
60キロ位。


途中、高速が渋滞(正確には、もう少し
早い時間にもっと激しく渋滞していたよ
うです)。



したがって、高速なのに30や40マイル
制限の箇所がありました。

しかし、筆者の時は全車線が50や60マ
イルで流れていたのでそれに合わせて
走りました。

これで制限違反にならないのだろうか途
中不安になる筆者・・・


もし筆者が違反なら、全員違反です。

じゃあそれが怖くて一人ノロノロ走ったら
それこそ追突されるリスクあり。

むしろ危ないです。


でも、もちろんカメラもあります。。。。

うーん。前科者ですから・・・ビビりです。



それはさておき。





11ショップくらいがこのエリアに集中
しています。

超高級ブランドもあります。

筆者は詳しくないので、とりあえず
リストの一番上に合ったところだけ
サイトで調べていきました。


1880年創業の老舗。

BARKER というブランド。

商品ラインナップをサイトで見ました
が、シンプルでよいです。高そう。。

値段は問い合わせてくださいとあり
ますし。

日本でいくらかは知りません。。。




まあとにかく行ってみよう。








このエリアのある一角は、こんな
ストリート名です。まさに靴の街。


























それで、訪問したのは、、、























こんな感じです。SX4も一緒に。






広い場所に上記のショップが併設されています。
隣には工場なのかオフィスなのか、結構大きい、
横に長い建物がありました。









 
 







これがショップの入り口にはいってすぐ。






 
 




武骨な感じです。。






店の中はこんな様子。一応、許可を取って
写真を撮りました。

































店舗に入ると、革のいい香りが。


土曜日の1時くらいでしたが、それなりに
お客さんはいました。筆者がダントツに
若い。

イメージとしては、40後半から60くらいの
人が多かったです。夫婦二人が多いです。
子供はゼロ。




品ぞろえは圧倒的に男性用。



さすが紳士の国で、「顧客は礼儀正しくし
てください」との貼り紙。

試着は必ずカーペットの上でとか書いてあ
ります。



サイズごとに品がずらーっと並んでいて、
靴の裏に値段が書いてあります。

それを持って試着して、その辺にいる店
員さんにこれありますか?と聞く。


そうすると、裏店に行って持ってきてくれ
ます。

一応もうワンサイズ確かめたい場合は、
その旨伝えると両方持ってきてくれます。

試着したものと同じかどうか、一応再度履
いて確認。




結局筆者は二足買ってしまいました!





・シンプルな足首までのブーツ
(足の内側にファスナーで閉める)

・紐ではないビジネスシューズ




前者は、寒いロンドンの冬を見越したもの。

シンプルな美しさに衝動的に魅かれて、ま
ず求めてしまいました。


後者は事前にイメージしていたものです。

紐ではない黒の靴。


筆者はスーツではないので、チノパンでも
合わせるのが楽な少し軽めの靴が欲しか
ったです。

紐のかっちりしたのは複数持っていますが、
少し浮いてしまうので。



また、こちらに来て一足、カジュアルなのが、
ソールがはがれてしまったのです。

まだ直していないのでその代替ということも
あります、










新しい仲間






















肝心のお値段はというと・・・

ブーツは90ポンド。安い。ただ元の値段は
書いていませんでした。

右のは、225ポンドが142ポンド。4割弱の
値引きです。


ちなみに先週はさらにセールだったようで
す。

ちゃんと、磨くための布と、靴ベラをつけ
てくれます。靴に対する敬意ですね。

好感が持てます。


いずれも、何らかの理由でアウトレットと
して販売されています。

検査で基準に合致しなかった、やや傷あ
り、古い型の在庫処分などなど。



筆者が見る限り、製品に問題なしです。
まあこればかりは履いてみないと分かりま
せんがね。




両方ともスリムで軽量。
気に入っています。


日々お世話になる靴。

大事に使い、足元を見られても大丈夫な
大人になりたいものです。