ずいぶん前から旅行の計画を決めあぐねていまして、
随分と苦労しましたがようやっと最終確定しました。
2週間の休暇なので、日本からも普通に行けたり、4
泊や5泊の旅行ではない一風変わった場所を、とい
うのが筆者の希望でした。
もともとはちょっと前にブログに書きましたが、ペルー
のマチュピチュをメインに考えていました。
しかし、最後の最後で中止とせざるを得ない状況が
発生しました・・
すべての段取りの確認が済んで、現地発着のツア
ーの催行スケジュールもOKという返事をもらったの
ですが、最初に確認していたNYC-リマ(ペルーの首
都)間の直行便フライトの料金が一人当たり$400ア
ップしました。
二人で$800もの大金を、移動料金だけのために許
容できる余裕が筆者にあるわけがなく、この時点で
即刻諦めました。ペルーは次のチャンスに持ち越し
です。
フライトチケットは状況によって刻々と変化するのは
重々承知していましたが、飛ぶ日の2ヶ月以上も前の
段階で一気に$400の変動には目を疑いました。
旅行会社に確認しても、変更は事実ですがここまで
この時期で変動するのは見たことがない、、とのこ
とで慰めの言葉と受け止め諦めました。
そこで新たに決まった場所とは、、、
アルゼンチン&パタゴニア
です。南米の地を踏みたかった筆者、ブラジルも
検討したのですが、この際もっとネタになりそうな
場所にしました。
というのは冗談ですが、アルゼンチンのブエノスア
イレスは南米のパリと言われるほど美しい街らしく、
妻の理解が得られやすいというのがありました。
パタゴニアというのは耳慣れない場所かもしれま
せんね、筆者も知らなかった国です。アウトドアメ
ーカーのブランドのパタゴニアと一緒でしょうか。
見所(の町)は二つのようで、
①カラファテ; 氷河、大自然
②ウシュアイア; 世界最南端の町
だとか。南米は今が夏なので、パタゴニア旅行の
シーズンだとか。冬は極寒で立ち入れない日も多
いそうです。
世界最南端の町なんて何かやってこないと許され
ない気がします。『世界の果て博物館』なるめちゃ
くちゃ寂しい博物館もあるようです。
『世界の果て号』という列車にも乗れるそうです。
楽しみ~。
ブエノスアイレスまでは、NYからの直行便でさえも
10時間だそうです。おまけに旅行中、南米大陸内を
3度フライトで移動です。広いんだなあとしんみり。
旅行から戻ったらレポートしますね。読者の皆様に
楽しんでもらうネタ作りにチャレンジしてきます。
今日の激写;
なし
月曜日, 2月 26, 2007
日曜日, 2月 25, 2007
THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; 新しい風は外から
東京鋼鐵を巡る一連の騒動について、昨日のジャー
ナルは一面記事(国際政治・国際金融など総合面で
あるA面)で取り扱っていました。
DEAL BREAKER
A Landmark Vote in Japan:
Shareholders Just Say No
Steel Company Merger
Rejected in Proxy Fight;
An American's Triumph
記事はこちら
ランドマーク級の出来事ですよ!
ジャーナルの記事をお読みいただければ、本件につ
いては最初から最後まで、相当詳しく分かります。
恥ずかしながら筆者も、ジャーナルの記事を読むま
で全くこんなことが日本で起こっているなど知りません
でしたが、いちごアセットマネジメントなる名前は何か
のニュースで見聞きした覚えがありました。
一番驚きだったのは、いちごアセットマネジメントの、
"いちご"が、
一期
だったということです・・しかも日本の会社ながら、こ
の運用会社を率いるのはモルガンスタンレー出身で
日本語も自在に操る42歳のアメリカ人なんですって
ね。
なんとも日本の情緒を解する人のようです。
ちなみに英語では一期という言葉について、
once-in-a-lifetime chance
と解説がありました。
・・・そのままだと思いましたが、そのままということ
は、それに該当する直接の単語が英語にはない、
ということなんですね。
この記事、かなりドラマチックに書かれています、
アメリカ人が読んだら、
日本もついに変わった!!
と思うに違いありません。
ただし、冒頭の記事サブタイトルにありますように、
あくまで、An American's Triumph なのです
よね。
社長さんと、アメリカ流をかけていると思うのですが、
アメリカ流が勝利し、その方向に変わっているので
す。
まぁ、金儲けの世界にアメリカ流も日本流もないの
は事実ですが・・・結局は安く買えたり、高く売れれ
ばいいわけですから。
でも今回の話は、日本の(個人)株主がみすみす利
益機会を喪失するかもしれない可能性のある事象
について声を上げ、会社同士で合意に至っているこ
とをひっくり返したというのは確かに A Landmark
Vote に思えます。
なお、今回の東京鋼鐵と大阪製鐵であらかじめ合意し
た株式交換比率によれば、大阪製鐵はたった6%のプ
レミアム(上乗せ分)しか払わないそうじゃないですか。
まぁ、東京鋼鐵の収益力や将来性が分からない筆者で
すからなんとも言えませんが、アメリカにおける一般的
な企業買収の場合は、20%や30%のプレミアムはザラ
で、下手すると40%なんてのもあります。
あまりに低いプレミアムだと、個人株主は反対投票を
行ったりするわけです。機関投資家などの大株主にな
ると、理屈を記した書簡を企業に送って、最低プレミア
ムは理論上かくかくしかじかと論じるわけです。
ジャーナルの記事内には、日本でさえも10-15%のプ
レミアムが通例である、と書かれています。
いやあ、勉強になります。
それにしても今回の一件、いちごアセットのアメリカ
人社長がいなかったら起こらなかったのでしょうね。
それを考えると、未だに日本の金融資本市場は発展
途上であり、外からの圧力がないと真に洗練されたマ
ーケットにはなり得ないのでしょうか。
日本の個人資産に占める株式関連投資への比率は、
11%だそうです。アメリカは31%。当事者意識の高まり
とともに、よりアメリカナイズされた市場になっていくの
でしょう。まだまだ道は遠い分、チャンスはたくさん
あるということだと思います。
今回の東京鋼鐵をめぐる騒動と、東証株価指数が
15年ぶりの高値更新というのもなんだか『そういうふう
に動いている』と感じます。
今日の激写;
なし
ナルは一面記事(国際政治・国際金融など総合面で
あるA面)で取り扱っていました。
DEAL BREAKER
A Landmark Vote in Japan:
Shareholders Just Say No
Steel Company Merger
Rejected in Proxy Fight;
An American's Triumph
記事はこちら
ランドマーク級の出来事ですよ!
ジャーナルの記事をお読みいただければ、本件につ
いては最初から最後まで、相当詳しく分かります。
恥ずかしながら筆者も、ジャーナルの記事を読むま
で全くこんなことが日本で起こっているなど知りません
でしたが、いちごアセットマネジメントなる名前は何か
のニュースで見聞きした覚えがありました。
一番驚きだったのは、いちごアセットマネジメントの、
"いちご"が、
一期
だったということです・・しかも日本の会社ながら、こ
の運用会社を率いるのはモルガンスタンレー出身で
日本語も自在に操る42歳のアメリカ人なんですって
ね。
なんとも日本の情緒を解する人のようです。
ちなみに英語では一期という言葉について、
once-in-a-lifetime chance
と解説がありました。
・・・そのままだと思いましたが、そのままということ
は、それに該当する直接の単語が英語にはない、
ということなんですね。
この記事、かなりドラマチックに書かれています、
アメリカ人が読んだら、
日本もついに変わった!!
と思うに違いありません。
ただし、冒頭の記事サブタイトルにありますように、
あくまで、An American's Triumph なのです
よね。
社長さんと、アメリカ流をかけていると思うのですが、
アメリカ流が勝利し、その方向に変わっているので
す。
まぁ、金儲けの世界にアメリカ流も日本流もないの
は事実ですが・・・結局は安く買えたり、高く売れれ
ばいいわけですから。
でも今回の話は、日本の(個人)株主がみすみす利
益機会を喪失するかもしれない可能性のある事象
について声を上げ、会社同士で合意に至っているこ
とをひっくり返したというのは確かに A Landmark
Vote に思えます。
なお、今回の東京鋼鐵と大阪製鐵であらかじめ合意し
た株式交換比率によれば、大阪製鐵はたった6%のプ
レミアム(上乗せ分)しか払わないそうじゃないですか。
まぁ、東京鋼鐵の収益力や将来性が分からない筆者で
すからなんとも言えませんが、アメリカにおける一般的
な企業買収の場合は、20%や30%のプレミアムはザラ
で、下手すると40%なんてのもあります。
あまりに低いプレミアムだと、個人株主は反対投票を
行ったりするわけです。機関投資家などの大株主にな
ると、理屈を記した書簡を企業に送って、最低プレミア
ムは理論上かくかくしかじかと論じるわけです。
ジャーナルの記事内には、日本でさえも10-15%のプ
レミアムが通例である、と書かれています。
いやあ、勉強になります。
それにしても今回の一件、いちごアセットのアメリカ
人社長がいなかったら起こらなかったのでしょうね。
それを考えると、未だに日本の金融資本市場は発展
途上であり、外からの圧力がないと真に洗練されたマ
ーケットにはなり得ないのでしょうか。
日本の個人資産に占める株式関連投資への比率は、
11%だそうです。アメリカは31%。当事者意識の高まり
とともに、よりアメリカナイズされた市場になっていくの
でしょう。まだまだ道は遠い分、チャンスはたくさん
あるということだと思います。
今回の東京鋼鐵をめぐる騒動と、東証株価指数が
15年ぶりの高値更新というのもなんだか『そういうふう
に動いている』と感じます。
今日の激写;
なし
日曜日, 2月 18, 2007
母のセンス、落花生
時々、筆者の実家や妻の実家が日本の食べ物や
アメリカでは手に入らない ”痒いところに手が届く”
ちょっとした雑貨・小物を航空便で送ってくれます。
これがすごくありがたく、箱を開けるときはいつも
年甲斐もなくワクワクしてしまう筆者。
先日、筆者の母がいろいろ送ってくれました。半分
くらいは筆者が日本のアマゾンで買った書籍や雑
貨、それ以外は母任せでした。
毎回、母が送ってくれるアイテムの中には、これを
入れるとはすごいアイデアだな・・・と驚かされる
ものがあります。
なんていうんですかねえ、自分の母ながら、センス
のよさを感じるのです。
限られたスペースの中に何を詰めるか。何を送った
ら相手はどう感じるか、決して役に立つものだけで
はなく、精神的にゆとりを持てるものは何か、いつも
悩んで入れてくれているのだと思います、ありがとう。
今回筆者がおぉ!と驚かされたもの・・・それは、、、
静岡産の落花生
落花生ですよ!これには一本とられました。しかも
地元静岡産。いやあ、完全に筆者の負け。
もしピーナッツを大量に送ってくれたら、感謝こそし
ますが、そこからセンスは感じないと思います。
『あ~、やられた』と考える意識の底(条件)にあるも
のは、
①NYでも入手が難しい
②NYで入手できても、とても高くおいそれと買えない
③仮にここが日本でも、自分から買わないタイプのもの
④気持ちに訴える何かがある
今回の落花生は完璧に①~④をカバーする絶品。
まず①、アメリカではピーナッツが極めてポピュラー
なので、殻のついた落花生はおそらく入手困難だと
思います。本音を言うと探したことないのでわかりま
せんが、ピーナッツで代替が利く以上、扱っていると
ころは限られてくると思います
しかも、静岡産の殻つき落花生はおそらくゼロでし
ょう。
なお、NYではピーナッツってこんな高いっけ、、、と
思うくらいいい値段です。
②ですが、入手困難である以上は高いのは当たり前
かと。ただでさえ中国や海外産でない、日本産の落花
生は値段も張るらしいですから。
続いて③、筆者、自ら殻つき落花生を購入したこと
はありません。あれば喜んで食べますが何でこれま
で買ったことがないんだろう・・・すごく不思議。
きっと、
『あ・・今日は殻つき落花生でもつまみにして酒でも飲むか』
とか、
『たまには落花生もいいんじゃないか?』
とか、そういう発想が生まれにくいアイテムなのでは
ないかと。
でも思い出してみると、筆者の実家ではよく落花生
を食べていました。父が買ったのか母が買ったのか
は不明ですが、ピーナッツではなく、落花生でした。
新聞を食卓に敷いて、殻が飛んで後で掃除が面倒
にならないようにしてぱちぱちむきながら食べていま
した。
話題がそれますが、落花生、子供の頃は、まとめて
殻をむいて豆をたくさん取り出しておいて一気に食
べていませんでしたか?
親はひとつずつむいて食べていました。なんでいっ
ぱいむいて食べることに集中しないんだろうと子供
の頃は思っていた筆者。行儀悪いからやめなさいと
怒られたこともあったような記憶が・・
若かった・・・
今はしません。きっと、あの殻をむく”間”がいいの
ですよね。
食べる楽しみに集中した子供の頃と、殻をむいて
のんびり食べるよさを知っている大人の違いでしょ
うか。
話を戻し、④です。今回の落花生には、深く気持ち
に訴えるものがありました。
小さい頃の自分や家族の表情、実家の様子、母が
どういう気持ちで落花生を入れたかなど、あれこれ
考えました。
散々な思いをしたフロリダトリップから帰ってようや
くゆっくりできる金曜の夜、静岡新聞でなく、NYタイ
ムズを下に敷いてカリフォルニアワインとともに食べ
る落花生にはいろいろな味と思いが詰まっていまし
た。
今日の激写;
安堵の金曜日
アメリカでは手に入らない ”痒いところに手が届く”
ちょっとした雑貨・小物を航空便で送ってくれます。
これがすごくありがたく、箱を開けるときはいつも
年甲斐もなくワクワクしてしまう筆者。
先日、筆者の母がいろいろ送ってくれました。半分
くらいは筆者が日本のアマゾンで買った書籍や雑
貨、それ以外は母任せでした。
毎回、母が送ってくれるアイテムの中には、これを
入れるとはすごいアイデアだな・・・と驚かされる
ものがあります。
なんていうんですかねえ、自分の母ながら、センス
のよさを感じるのです。
限られたスペースの中に何を詰めるか。何を送った
ら相手はどう感じるか、決して役に立つものだけで
はなく、精神的にゆとりを持てるものは何か、いつも
悩んで入れてくれているのだと思います、ありがとう。
今回筆者がおぉ!と驚かされたもの・・・それは、、、
静岡産の落花生
落花生ですよ!これには一本とられました。しかも
地元静岡産。いやあ、完全に筆者の負け。
もしピーナッツを大量に送ってくれたら、感謝こそし
ますが、そこからセンスは感じないと思います。
『あ~、やられた』と考える意識の底(条件)にあるも
のは、
①NYでも入手が難しい
②NYで入手できても、とても高くおいそれと買えない
③仮にここが日本でも、自分から買わないタイプのもの
④気持ちに訴える何かがある
今回の落花生は完璧に①~④をカバーする絶品。
まず①、アメリカではピーナッツが極めてポピュラー
なので、殻のついた落花生はおそらく入手困難だと
思います。本音を言うと探したことないのでわかりま
せんが、ピーナッツで代替が利く以上、扱っていると
ころは限られてくると思います
しかも、静岡産の殻つき落花生はおそらくゼロでし
ょう。
なお、NYではピーナッツってこんな高いっけ、、、と
思うくらいいい値段です。
②ですが、入手困難である以上は高いのは当たり前
かと。ただでさえ中国や海外産でない、日本産の落花
生は値段も張るらしいですから。
続いて③、筆者、自ら殻つき落花生を購入したこと
はありません。あれば喜んで食べますが何でこれま
で買ったことがないんだろう・・・すごく不思議。
きっと、
『あ・・今日は殻つき落花生でもつまみにして酒でも飲むか』
とか、
『たまには落花生もいいんじゃないか?』
とか、そういう発想が生まれにくいアイテムなのでは
ないかと。
でも思い出してみると、筆者の実家ではよく落花生
を食べていました。父が買ったのか母が買ったのか
は不明ですが、ピーナッツではなく、落花生でした。
新聞を食卓に敷いて、殻が飛んで後で掃除が面倒
にならないようにしてぱちぱちむきながら食べていま
した。
話題がそれますが、落花生、子供の頃は、まとめて
殻をむいて豆をたくさん取り出しておいて一気に食
べていませんでしたか?
親はひとつずつむいて食べていました。なんでいっ
ぱいむいて食べることに集中しないんだろうと子供
の頃は思っていた筆者。行儀悪いからやめなさいと
怒られたこともあったような記憶が・・
若かった・・・
今はしません。きっと、あの殻をむく”間”がいいの
ですよね。
食べる楽しみに集中した子供の頃と、殻をむいて
のんびり食べるよさを知っている大人の違いでしょ
うか。
話を戻し、④です。今回の落花生には、深く気持ち
に訴えるものがありました。
小さい頃の自分や家族の表情、実家の様子、母が
どういう気持ちで落花生を入れたかなど、あれこれ
考えました。
散々な思いをしたフロリダトリップから帰ってようや
くゆっくりできる金曜の夜、静岡新聞でなく、NYタイ
ムズを下に敷いてカリフォルニアワインとともに食べ
る落花生にはいろいろな味と思いが詰まっていまし
た。
今日の激写;
安堵の金曜日
フロリダ; 経験値獲得
行ってまいりました、フロリダ州ネイプルズ。
人間に、ドラクエなどのロールプレイングゲーム
に存在する『経験値』というものがあったならば、
今回のトリップは多くの経験値を私にもたらして
くれたと思います・・・色々ありました・・
なんてもったいつけるのはやめにしましょう。
ネイプルズ、想像以上に素晴らしいところでし
た。タクシードライバーによれば、フロリダ州で
もっとも人気のある地域で、地価もおそらく一
番高いのではないか、ということでした。
ただし、人口の80%以上は70代の方が占め
るとタクシードライバーが言っていたように覚え
ています。
ちなみに、ビーチ沿いの家(3ベッドルーム、2
バスルーム)で$1ミリオン(約1億2000万円)、
ビーチから車で15分くらいの主要幹線道路に
近い場所でも最低5000万円くらいではない
か、とのこと。
これではマンハッタンとは変わりません・・・驚
きです。
写真を見てもらえればどんな感じかお分かり
になりますかね。
気温は24℃
メキシコ湾に面した美しいビーチ
なお、ネイプルズはメキシコ湾に面しています。
メキシコ湾沿いのビーチは美しいブルーの海面
と白い砂浜が有名らしく、それだけで人気が高
いようです(とアメリカ人の知人が教えてくれまし
た)。
とは言っても、ゴルフなどをしない筆者にとって、
リゾート地にして余生を過ごす場所だけあって、
退屈といえば退屈です。今回はパソコンを持っ
ていなかったので、空港で過ごすために任天
堂DSを持っていきました。
このDSが後に大活躍するとは思いもよらず・・
筆者の持っていったおもちゃやお菓子
火曜日は野暮用が朝7時半からあったので、そ
の前に朝食をとる必要から夜明け前から宿泊
ホテルを出て、目的地のとあるホテルに向かい
ました。
その時撮った写真がこれです。
夜明け前の美しい光景でした

さて、野暮用最終日の水曜、朝起きてニュース
を見ていたら、北東部の天気が大荒れで、フラ
イトが軒並みキャンセルされており、出張者に
は痛い一日だとか報道されています・・・
すごいイヤな予感・・・
パソコンをホテルで借りて、自分が夕方に乗る予
定のフライトをチェックしたら、
on time
あー、よかった。あら・・・でも待てよ、、その前の
二つの便(行き先は私と同じでJFK)、両方ともキ
ャンセルされてるんだけど・・なんで私のだけ生き
てるの?
またすごいイヤな予感・・・
まああれこれ考えてもしょうがないので、空港
に行きました。
不穏な空気が充満している空港、、フライトの
チェックインをして、待っていましたが、やはり
フライト遅延のアナウンスが流れてきました。
17:00 → 21:00
やはり、、、、しかも4時間もかよ。
待つ身はつらいです。ひたすら任天堂DSに没頭
する筆者。そうしたら目の前の品のよさそうなお
ばさまが、任天堂DSライトをもぞもぞと取り出し
やり始めたではないですか。
こりゃ任天堂まだ行くわ・・そう確信した筆者でし
た。
あのおばさま、何のゲームやってたんだろ。
ちなみに筆者、テトリス(DSソフト)とファイナルフ
ァンタジー(ゲームボーイソフト)を持って行きまし
たが、テトリスだと画面二つ使って電池が早く切
れるかも、、と恐れ、ファイナルファンタジーをや
っていました。
そして9時になりました
21:00 → 23:00
うぉぉおーい
おじさんは疲れたよー
目も疲れています。
さすがに一部のお客が怒り出しました。それでも
皆のんびり構えているのはアメリカだなあと感じ
たものです。
この遅延で、今日はあきらめる人が出て来ました。
翌日のフライトに変更してもらい、さっさとホテルを
探して退散する人がチラホラ。
筆者は帰れるなら深夜でも早朝着でもいいから
帰りたい用事があったので、待っていました。
そして11時になりました。レベルがいくつ増えた
かわかりませんがまだDSは快調に動いていま
す。
フライトは、、、
未定
となってしまいました。キャンセルはまだされて
いません。
問題は、機体はあるけどパイロットがいないこと
のようです。どういうことかといいますと、国内線
では、ある場所から飛んできた飛行機のパイロ
ットがそこから折り返して次の目的地に向かう、
というシフトになっているようで、今回の場合は
ニューヨーク地区から飛行機が飛んできてくれ
ないと、折り返して戻るパイロットが確保できな
いという状況だったようです。
だから、ニューヨーク地区から飛んでくるのかこ
ないのかが、勝負(もはや勝負・・・)の分かれ目
ということ。
今回はジェットブルーという航空会社でしたが、
北東部に強いジェットブルー、逆に北東部の荒
天でモロに打撃を受けてしまいました。
なんせニューヨーク地区発着の飛行機がほとん
ど空港を出られない状況だったので、それを待っ
ている地方の空港のフライトも必然的に玉突き
状態でキャンセルされる、となったという事態で
す。
いやあ、これを理解するまでに時間がかかった
筆者、何度か説明してもらいようやく理解して嬉
しいやら悲しいやら・・・
再びDSに没頭する筆者。時々疲れて、空港の
床で寝ました。
そうこうするうちに 2:00 (am) に
ニューヨーク地区発のフライトは正式にキャンセ
ルされたとのことで、期待は打ち砕かれました・・
悲しんでいる暇もなく、まずは明日のフライトに変
更してもらう手続きを取らなくてはいけません。
明日で一番早いのいつ?と聞いたら、18:00
だって・・・
なにせ、私の乗る予定だったフライトの前二つの
便もキャンセルされているので、そのままスライド
して明日に持ち越しになっていました。その結果、
それぞれの人が、ほぼまる一日ずれたのです。
まあないよりはいいか、とそれで頼み、急いで
ホテルを確保。結局空港近くのホテルにチェック
インできたのは深夜3時を過ぎていました。
そして翌日
少しでも早い時間のフライトに変更可能かどうか
調べるために、筆者の秘密の職場に電話して、
ネットで状況を確認してもらったところ、11時の便
と14時の便に空席があるようだとのこと。
即座にジェットブルーに電話したところ、、、つな
がるまで15分とのアナウンス。
これはもう空港行って直接お願いだ、と朝10時
にタクシーを呼んで空港に行きました。
異常にハイな状態の筆者。やたら体調はよかっ
たです。
空港のチケットカウンターで昨日からの経緯を話
し、フライト変えろと迫ったらOK!いやあ、頑張っ
た(何を・・?)甲斐があったと安堵しました。
しかし、、
この時点で11時の便は15時に遅延していると
の情報。
・・
・・・・そう、
再びDSの出番到来
あのまま18時のフライトチケットのままだった
ら、どうなっていたんだろ・・・
そして15時。皆搭乗口に集まったところ、、
15:00 → 17:00
もう怒る気力もない客たち・・・
今日もNYの空港はほとんど死んでいて、NYを
離陸してこちらに向かうフライトに遅れが出てい
るとのこと。パイロットをフロリダにも置けよ・・
またDS、すっかりこいつと仲良くなりました。
そしてついに16:30、ニューヨークを出たフライト
がフロリダに到着し、ようやく帰れることが約束
されました。搭乗ゲートでは皆の拍手が響いて
いました。
あぁ、疲れた・・・
NYのJFK空港に着いたのは8時ちょっと前、
混雑っぷりはフロリダの空港の比ではなか
ったです。足の踏み場がないほどに人が座
りこんでいるエリアもありました。
JFKにて、皆不安
後で知りましたが、今回、ジェットブルーのフラ
イトでは、飛行機のなかで10時間缶詰にされた
ケースもあったそうで、すごい騒ぎになっていた
そうです。ジェットブルースとネタにされていま
した。
雪が積もり、荒れた天気のつめあとを垣間見ま
した。それにしても、24度の場所からマイナス8
度の変化はすごい。たった3時間のフライトで
こうも変わるものかと実感。
今回のフロリダトリップは、本当にいい経験と
なりました。嬉しくはないものでしたが、無事に
戻ってこれた今思えば、得がたい思い出です。
今日の激写;
本文中にちりばめました
人間に、ドラクエなどのロールプレイングゲーム
に存在する『経験値』というものがあったならば、
今回のトリップは多くの経験値を私にもたらして
くれたと思います・・・色々ありました・・
なんてもったいつけるのはやめにしましょう。
ネイプルズ、想像以上に素晴らしいところでし
た。タクシードライバーによれば、フロリダ州で
もっとも人気のある地域で、地価もおそらく一
番高いのではないか、ということでした。
ただし、人口の80%以上は70代の方が占め
るとタクシードライバーが言っていたように覚え
ています。
ちなみに、ビーチ沿いの家(3ベッドルーム、2
バスルーム)で$1ミリオン(約1億2000万円)、
ビーチから車で15分くらいの主要幹線道路に
近い場所でも最低5000万円くらいではない
か、とのこと。
これではマンハッタンとは変わりません・・・驚
きです。
写真を見てもらえればどんな感じかお分かり
になりますかね。
気温は24℃
メキシコ湾に面した美しいビーチ
なお、ネイプルズはメキシコ湾に面しています。
メキシコ湾沿いのビーチは美しいブルーの海面
と白い砂浜が有名らしく、それだけで人気が高
いようです(とアメリカ人の知人が教えてくれまし
た)。
とは言っても、ゴルフなどをしない筆者にとって、
リゾート地にして余生を過ごす場所だけあって、
退屈といえば退屈です。今回はパソコンを持っ
ていなかったので、空港で過ごすために任天
堂DSを持っていきました。
このDSが後に大活躍するとは思いもよらず・・
筆者の持っていったおもちゃやお菓子
火曜日は野暮用が朝7時半からあったので、そ
の前に朝食をとる必要から夜明け前から宿泊
ホテルを出て、目的地のとあるホテルに向かい
ました。
その時撮った写真がこれです。
夜明け前の美しい光景でした
さて、野暮用最終日の水曜、朝起きてニュース
を見ていたら、北東部の天気が大荒れで、フラ
イトが軒並みキャンセルされており、出張者に
は痛い一日だとか報道されています・・・
すごいイヤな予感・・・
パソコンをホテルで借りて、自分が夕方に乗る予
定のフライトをチェックしたら、
on time
あー、よかった。あら・・・でも待てよ、、その前の
二つの便(行き先は私と同じでJFK)、両方ともキ
ャンセルされてるんだけど・・なんで私のだけ生き
てるの?
またすごいイヤな予感・・・
まああれこれ考えてもしょうがないので、空港
に行きました。
不穏な空気が充満している空港、、フライトの
チェックインをして、待っていましたが、やはり
フライト遅延のアナウンスが流れてきました。
17:00 → 21:00
やはり、、、、しかも4時間もかよ。
待つ身はつらいです。ひたすら任天堂DSに没頭
する筆者。そうしたら目の前の品のよさそうなお
ばさまが、任天堂DSライトをもぞもぞと取り出し
やり始めたではないですか。
こりゃ任天堂まだ行くわ・・そう確信した筆者でし
た。
あのおばさま、何のゲームやってたんだろ。
ちなみに筆者、テトリス(DSソフト)とファイナルフ
ァンタジー(ゲームボーイソフト)を持って行きまし
たが、テトリスだと画面二つ使って電池が早く切
れるかも、、と恐れ、ファイナルファンタジーをや
っていました。
そして9時になりました
21:00 → 23:00
うぉぉおーい
おじさんは疲れたよー
目も疲れています。
さすがに一部のお客が怒り出しました。それでも
皆のんびり構えているのはアメリカだなあと感じ
たものです。
この遅延で、今日はあきらめる人が出て来ました。
翌日のフライトに変更してもらい、さっさとホテルを
探して退散する人がチラホラ。
筆者は帰れるなら深夜でも早朝着でもいいから
帰りたい用事があったので、待っていました。
そして11時になりました。レベルがいくつ増えた
かわかりませんがまだDSは快調に動いていま
す。
フライトは、、、
未定
となってしまいました。キャンセルはまだされて
いません。
問題は、機体はあるけどパイロットがいないこと
のようです。どういうことかといいますと、国内線
では、ある場所から飛んできた飛行機のパイロ
ットがそこから折り返して次の目的地に向かう、
というシフトになっているようで、今回の場合は
ニューヨーク地区から飛行機が飛んできてくれ
ないと、折り返して戻るパイロットが確保できな
いという状況だったようです。
だから、ニューヨーク地区から飛んでくるのかこ
ないのかが、勝負(もはや勝負・・・)の分かれ目
ということ。
今回はジェットブルーという航空会社でしたが、
北東部に強いジェットブルー、逆に北東部の荒
天でモロに打撃を受けてしまいました。
なんせニューヨーク地区発着の飛行機がほとん
ど空港を出られない状況だったので、それを待っ
ている地方の空港のフライトも必然的に玉突き
状態でキャンセルされる、となったという事態で
す。
いやあ、これを理解するまでに時間がかかった
筆者、何度か説明してもらいようやく理解して嬉
しいやら悲しいやら・・・
再びDSに没頭する筆者。時々疲れて、空港の
床で寝ました。
そうこうするうちに 2:00 (am) に
ニューヨーク地区発のフライトは正式にキャンセ
ルされたとのことで、期待は打ち砕かれました・・
悲しんでいる暇もなく、まずは明日のフライトに変
更してもらう手続きを取らなくてはいけません。
明日で一番早いのいつ?と聞いたら、18:00
だって・・・
なにせ、私の乗る予定だったフライトの前二つの
便もキャンセルされているので、そのままスライド
して明日に持ち越しになっていました。その結果、
それぞれの人が、ほぼまる一日ずれたのです。
まあないよりはいいか、とそれで頼み、急いで
ホテルを確保。結局空港近くのホテルにチェック
インできたのは深夜3時を過ぎていました。
そして翌日
少しでも早い時間のフライトに変更可能かどうか
調べるために、筆者の秘密の職場に電話して、
ネットで状況を確認してもらったところ、11時の便
と14時の便に空席があるようだとのこと。
即座にジェットブルーに電話したところ、、、つな
がるまで15分とのアナウンス。
これはもう空港行って直接お願いだ、と朝10時
にタクシーを呼んで空港に行きました。
異常にハイな状態の筆者。やたら体調はよかっ
たです。
空港のチケットカウンターで昨日からの経緯を話
し、フライト変えろと迫ったらOK!いやあ、頑張っ
た(何を・・?)甲斐があったと安堵しました。
しかし、、
この時点で11時の便は15時に遅延していると
の情報。
・・
・・・・そう、
再びDSの出番到来
あのまま18時のフライトチケットのままだった
ら、どうなっていたんだろ・・・
そして15時。皆搭乗口に集まったところ、、
15:00 → 17:00
もう怒る気力もない客たち・・・
今日もNYの空港はほとんど死んでいて、NYを
離陸してこちらに向かうフライトに遅れが出てい
るとのこと。パイロットをフロリダにも置けよ・・
またDS、すっかりこいつと仲良くなりました。
そしてついに16:30、ニューヨークを出たフライト
がフロリダに到着し、ようやく帰れることが約束
されました。搭乗ゲートでは皆の拍手が響いて
いました。
あぁ、疲れた・・・
NYのJFK空港に着いたのは8時ちょっと前、
混雑っぷりはフロリダの空港の比ではなか
ったです。足の踏み場がないほどに人が座
りこんでいるエリアもありました。
JFKにて、皆不安
後で知りましたが、今回、ジェットブルーのフラ
イトでは、飛行機のなかで10時間缶詰にされた
ケースもあったそうで、すごい騒ぎになっていた
そうです。ジェットブルースとネタにされていま
した。
雪が積もり、荒れた天気のつめあとを垣間見ま
した。それにしても、24度の場所からマイナス8
度の変化はすごい。たった3時間のフライトで
こうも変わるものかと実感。
今回のフロリダトリップは、本当にいい経験と
なりました。嬉しくはないものでしたが、無事に
戻ってこれた今思えば、得がたい思い出です。
今日の激写;
本文中にちりばめました
日曜日, 2月 11, 2007
THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; オリンピックが変えるもの
久しぶりのジャーナルネタです。でも経済記事では
なくて、中国の文化についてです。
Spit's Out, Polish In
As Beijing Primps For the Olympics
筆者、中国人がやたらつばをはくという習慣があ
ることすら知りませんでした。
やや潔癖症の筆者としては、背筋が凍る光景で
すが、オッサンでなくても本当に公衆の場でつば
をペッとやっているのでしょうか。
自分の好きなオンナノコがデート中にペッとやっ
た場合、生理的にダメ・・・ってならないのかしら。
でもそれが常識だったらそうはならないよなあ。
記事中には、中国のメディカルフィロソフィーの紹
介があり、体内の hot と cool の調和をとるために
うんぬんかんぬんとありますが、そういう問題じゃ
ないだろ・・・
手前の庭や部屋でそれをやっているなら百歩譲る
ところですが、絶対自分の部屋ではやらないでしょ
う。
中国政府としては罰金を設け、オリンピック開催ま
でにこの悪しき習慣をなくし、やってくる多くの人に
綺麗な北京をアピールしたいようです。
でもこの記事書かれた段階で相当イメージ悪くなっ
てるかも・・・
ここはひとつ日本の消費者金融の出番です。
そう、、、、
路上のティッシュ配り
さんざんイメージ悪化がすすんで規制強化もあっ
てジリ貧の日本の消費者金融。
ここは中国に進出し、政府と手を組んでみてはど
うでしょう。
つばをはくこととは違いますが、タバコのポイ捨
て、あれ何とかなりませんかね。NYはすごいで
すよ。捨てまくりです。しかも老若男女、悪びれ
なく偉そうに捨てるので頭にきます。
かっこ悪いですよね、、あれ。若い頃は筆者も何
度か捨ててしまったことを認めます。でも、社会人
になってからはやってません。
残念なのは、日本人喫煙者もNYではポイ捨てす
る輩が多いということです。みんなやってるから・・
だと思いますが、日本に戻ったらしないはずです、
彼らは。いや、するのかな。
そういう人を見ると、お前にはポリシーのかけら
もないのか!と問いたくなりますが、考え方の違
いにいちゃもんつけても時間の無駄と思い素通り
の筆者。これって見て見ぬフリかしら。
つばはきも、ポイ捨ても、自己の品性を落としてお
り、そのことに気づいていないのは捨てる人だけ
だということに訴える何かが必要なんでしょうね。
だけど品性を意識しない人には通用しないか。
今日の激写;
なし
なくて、中国の文化についてです。
Spit's Out, Polish In
As Beijing Primps For the Olympics
筆者、中国人がやたらつばをはくという習慣があ
ることすら知りませんでした。
やや潔癖症の筆者としては、背筋が凍る光景で
すが、オッサンでなくても本当に公衆の場でつば
をペッとやっているのでしょうか。
自分の好きなオンナノコがデート中にペッとやっ
た場合、生理的にダメ・・・ってならないのかしら。
でもそれが常識だったらそうはならないよなあ。
記事中には、中国のメディカルフィロソフィーの紹
介があり、体内の hot と cool の調和をとるために
うんぬんかんぬんとありますが、そういう問題じゃ
ないだろ・・・
手前の庭や部屋でそれをやっているなら百歩譲る
ところですが、絶対自分の部屋ではやらないでしょ
う。
中国政府としては罰金を設け、オリンピック開催ま
でにこの悪しき習慣をなくし、やってくる多くの人に
綺麗な北京をアピールしたいようです。
でもこの記事書かれた段階で相当イメージ悪くなっ
てるかも・・・
ここはひとつ日本の消費者金融の出番です。
そう、、、、
路上のティッシュ配り
さんざんイメージ悪化がすすんで規制強化もあっ
てジリ貧の日本の消費者金融。
ここは中国に進出し、政府と手を組んでみてはど
うでしょう。
つばをはくこととは違いますが、タバコのポイ捨
て、あれ何とかなりませんかね。NYはすごいで
すよ。捨てまくりです。しかも老若男女、悪びれ
なく偉そうに捨てるので頭にきます。
かっこ悪いですよね、、あれ。若い頃は筆者も何
度か捨ててしまったことを認めます。でも、社会人
になってからはやってません。
残念なのは、日本人喫煙者もNYではポイ捨てす
る輩が多いということです。みんなやってるから・・
だと思いますが、日本に戻ったらしないはずです、
彼らは。いや、するのかな。
そういう人を見ると、お前にはポリシーのかけら
もないのか!と問いたくなりますが、考え方の違
いにいちゃもんつけても時間の無駄と思い素通り
の筆者。これって見て見ぬフリかしら。
つばはきも、ポイ捨ても、自己の品性を落としてお
り、そのことに気づいていないのは捨てる人だけ
だということに訴える何かが必要なんでしょうね。
だけど品性を意識しない人には通用しないか。
今日の激写;
なし
土曜日, 2月 10, 2007
フロリダ前々夜
日曜の午前中から、フロリダ州はネイプルズという
ところに行く用事があります。水曜の午後まで滞在
して来る予定です。
場所はここ。
アメリカ国内有数のバケーション地にして、リタイア
後の余生を送る地として憧れの場所フロリダ。
ディズニーワールドやシーワールドもあり、世界各国
からも旅行者がやってくる場所ですね。
半島ながらも広いので、このネイプルズなる場所が
どんなところか地球の歩き方を立ち読みして、調べ
てみましたが、、、
・・・1ページしか割かれていませんでした
どうやら、地元フロリダの人がバケーションで集まる
場所だそうです。ジモティの聖地と、ポジティブに考え
ておきます。
うーん、マニアックというのか通好みというのか。
ちなみに今日のNYはマイナス10度、一方でフロリダ
は18度だそうです。筆者・・・
NYの自宅を出るときにどんな格好
をしていけばいいのか
フロリダの18度モードで行くのか(半袖でオッケーです
よね)、氷点下の着ぐるみモードで行くのか。
本気で悩むところです。
妥当な線としては、
格好は薄着、
外に出たら猛ダッシュでタクシーを拾う
でしょう。タクシーの運転手も驚くでしょうな、、このク
ソ寒い時に夏の格好をしたアジア人が猛ダッシュで手
を挙げて自分の車に乗り込もうとするのですから、、、
しかし、タクシーが拾えなかったら一旦退散の必要が
あります。なんせ今日はまだ多少暖かくてマイナス10
度ですから。
いやあ、その光景が目に浮かびます。笑える。
ところで筆者、前から買わなきゃ買わなきゃと思って
いた仕事着(シャツ)を今日の帰りに、ようやく2枚新
調しました。
シャツだけのつもりが、ついつい入ったばかり という
春物のベストまで買ってしまいました。
新しいシャツってすごく気持ちがいいですよね。
せっかく買ったのでフロリダにも一枚持って行こうと思
います。
今日の激写;
新調
ところに行く用事があります。水曜の午後まで滞在
して来る予定です。
場所はここ。
アメリカ国内有数のバケーション地にして、リタイア
後の余生を送る地として憧れの場所フロリダ。
ディズニーワールドやシーワールドもあり、世界各国
からも旅行者がやってくる場所ですね。
半島ながらも広いので、このネイプルズなる場所が
どんなところか地球の歩き方を立ち読みして、調べ
てみましたが、、、
・・・1ページしか割かれていませんでした
どうやら、地元フロリダの人がバケーションで集まる
場所だそうです。ジモティの聖地と、ポジティブに考え
ておきます。
うーん、マニアックというのか通好みというのか。
ちなみに今日のNYはマイナス10度、一方でフロリダ
は18度だそうです。筆者・・・
NYの自宅を出るときにどんな格好
をしていけばいいのか
フロリダの18度モードで行くのか(半袖でオッケーです
よね)、氷点下の着ぐるみモードで行くのか。
本気で悩むところです。
妥当な線としては、
格好は薄着、
外に出たら猛ダッシュでタクシーを拾う
でしょう。タクシーの運転手も驚くでしょうな、、このク
ソ寒い時に夏の格好をしたアジア人が猛ダッシュで手
を挙げて自分の車に乗り込もうとするのですから、、、
しかし、タクシーが拾えなかったら一旦退散の必要が
あります。なんせ今日はまだ多少暖かくてマイナス10
度ですから。
いやあ、その光景が目に浮かびます。笑える。
ところで筆者、前から買わなきゃ買わなきゃと思って
いた仕事着(シャツ)を今日の帰りに、ようやく2枚新
調しました。
シャツだけのつもりが、ついつい入ったばかり という
春物のベストまで買ってしまいました。
新しいシャツってすごく気持ちがいいですよね。
せっかく買ったのでフロリダにも一枚持って行こうと思
います。
今日の激写;
新調
月曜日, 2月 05, 2007
The New York Times たいむず; スーパーボウルのCM
今日はアメフトの祭典であるスーパーボウルの日です。
一日のアメリカのスポーツイベントとしては、注目度ダン
トツ一位でしょう。
今朝9時から家の近くのスーパーに行きましたが、皆
で集まって夕方からテレビ観戦でしょうか、パーティで
も開くかのような買い込みを多くの人がしていました。
レジの人との会話も、自然とそういうものになります。
さて、毎年スーパーボウルでは放映されるスポンサー
のCMが大きな話題になります。
Colts and Bears and Kevin Federline
記事はこちら
コルツとベアーズは対戦チーム、そしてケビンという
のはあるCMに登場するアメリカでいいも悪いも話
題のセレブ(男性)です。
さて、今年のスポット広告(30秒)のお値段は、、、
3.1億円
だそうです・・・・
価格は昨年よりも上昇しているとのこと。
ブランド構築・マーケティングというのは難しいですね。
日本の相場がわからないので、なんともコメントがで
きない筆者ですが、筆者の大学時代からの友人の広
告マンR君がこのブログを見ることがあったら是非日
本の相場を教えてもらいたいものです。
さて、この記事中で興味深かったのは、本文ではなく、
過去のスーパーボウルの広告に関するデータが非常
にわかりやすくまとめられている点です。
オンラインでは、1984年以降、どの企業がどの商品
でCMを流したのかインタラクティブに見ることができ、
しかも一部はビデオでそのCMを見ることができます。
これが面白い。時代の移り変わりがなんとなくわかり
ます。
CMについて、筆者が面白いと思ったのは、
2005年、FedexのCMです。
これは、過去トップをとった**スーパーボウルCM
を調査した結果、10の重要な要素があるんだ、と
いうのをコメディ風に説明しています。
後半から思わず笑ってしまうでしょう。勉強にも
なります。
**アンケートなどでランキングが後に出て、大変な話題となります。
いずれにせよ、インパクト勝負です。
あの〇〇のCM見た~?
となればそれでいいのですから。
おまけ・・業種別の広告提供推移(年代別、画像はタイムズより)

今日の激写;
なし
一日のアメリカのスポーツイベントとしては、注目度ダン
トツ一位でしょう。
今朝9時から家の近くのスーパーに行きましたが、皆
で集まって夕方からテレビ観戦でしょうか、パーティで
も開くかのような買い込みを多くの人がしていました。
レジの人との会話も、自然とそういうものになります。
さて、毎年スーパーボウルでは放映されるスポンサー
のCMが大きな話題になります。
Colts and Bears and Kevin Federline
記事はこちら
コルツとベアーズは対戦チーム、そしてケビンという
のはあるCMに登場するアメリカでいいも悪いも話
題のセレブ(男性)です。
さて、今年のスポット広告(30秒)のお値段は、、、
3.1億円
だそうです・・・・
価格は昨年よりも上昇しているとのこと。
ブランド構築・マーケティングというのは難しいですね。
日本の相場がわからないので、なんともコメントがで
きない筆者ですが、筆者の大学時代からの友人の広
告マンR君がこのブログを見ることがあったら是非日
本の相場を教えてもらいたいものです。
さて、この記事中で興味深かったのは、本文ではなく、
過去のスーパーボウルの広告に関するデータが非常
にわかりやすくまとめられている点です。
オンラインでは、1984年以降、どの企業がどの商品
でCMを流したのかインタラクティブに見ることができ、
しかも一部はビデオでそのCMを見ることができます。
これが面白い。時代の移り変わりがなんとなくわかり
ます。
CMについて、筆者が面白いと思ったのは、
2005年、FedexのCMです。
これは、過去トップをとった**スーパーボウルCM
を調査した結果、10の重要な要素があるんだ、と
いうのをコメディ風に説明しています。
後半から思わず笑ってしまうでしょう。勉強にも
なります。
**アンケートなどでランキングが後に出て、大変な話題となります。
いずれにせよ、インパクト勝負です。
あの〇〇のCM見た~?
となればそれでいいのですから。
おまけ・・業種別の広告提供推移(年代別、画像はタイムズより)

今日の激写;
なし
土曜日, 2月 03, 2007
ホワイトカラーなんちゃら②; ジョブディスクリプション
前回の続きです。①はこちらをご覧ください。
今回は、経団連の提言のなかにもあった、『アメリカ
の制度』とはどんなものか、私の見知ってる範囲でお
伝えしますね。
ただし、
ホワイトカラーなんちゃらという制度がその名を以っ
て定義されているか、などと難しいことはわからない
筆者です。
あくまで現実的にどんな感じで運用がなされているか、
ということとお伝えすることが主眼ですから誤解のな
いようにお願いしますね。
まず、アメリカの労働・雇用を語る上で、日本とは決
定的に異なるものについて記す必要があるでしょう。
決定的に異なり、かつ、入り口部分の話で、これが
ないと始まらないというアメリカの労使契約。
ジョブディスクリプション
職務内容説明書、という略にでもなるでしょうか。
これは雇用主と労働者を結ぶ超超超重要なもので、
こういうものがアメリカにあって、日本にはない。この
時点で、アメリカの制度を日本にも導入しよう、とい
うには無理があるな、、、と筆者は思うわけです。
説明書とは言っても、一般論が書かれているわけで
ありません。しかも、個人個人、全員に作成されます。
筆者にもあります。
配布される、ではなく、作成されるのです。最終的に
はサインをする必要がありますから、これ自体も労
使契約のステップとして組み込まれています。
実際に書かれていることは、
役職
職務内容(期待される要件)
その遂行に必要とされる能力
などなど
実際、かなり細かいです。
あんたの仕事(達成要件なども含めることもある)、
役職、必要とされる能力はこうだよ、と会社が個人
個人に提示してきて、働き手が正しく認識する(いや
ならいやと言えばいいし、無理なら諦めるしかない)
ただし、このジョブディスクリプションには給与は書か
れません。それはまた別途交渉です。
つまり、ジョブディスクリプションで仕事などを明確に
した上で、その人のキャリアや資格、能力などを加味
し、最終的に給与が交渉のち決定されるというわけで
す。
雇用者は、ジョブディスクリプションに定められている
こと以外やりません。
逆に、定められていること以外を少しでも依頼しよう
ものなら、本気とも冗談ともつかぬ口調と表情で、
『いくらくれるんだ』
とか聞いてきます。がめついととるか、仕事に対する
プライドがあるととるかですが、私は後者だと感じてい
ます。
給与は労働の対価なわけで、その(ジョブディスクリプ
ションに定められた)仕事に全力で取り組んで金を稼
いでいるわけです。その仕事に、その人の専門性があ
るのです。それを急に、これもやってと言われるのは、
馬鹿にすんなということなのでしょう。
逆説的に言えば、『金じゃないんだ』と主張なのかと。
金をくれないことをわかって聞いている時点で、『いや
だ』と言っているのですから。
また、ジョブディスクリプションに書かれたこと以外をや
ることで、誰か他の人の仕事を取ってしまうかもしれな
いという可能性があるので、余分なことはしません。
良かれと思ってやっても、それが他の人の仕事だった
ら、余計なことすんなってトラブルになりますから。
具体的なことは書きませんが、筆者も一度だけ普段は
かけらもない親切心を出してあることをやったところ、
『それは私の仕事だからあなたはやらないでください』
とローカルスタッフに言われたことがあります。
なお、日本版ホワイトカラーなんちゃらで話題になった、
残業うんぬんについてですが、アメリカでは残業代は
一切支払われない、という理解が蔓延しているようで
すが、それは大きな間違いです。
一定の必要要件を満たしたケースにおいてのみ、残
業代の支払いが免除されます。
賃金も一定要件とされているはいるものの、実際に
は職務内容・ポジション・専門性が重視されるようで
す。
詳細は、こちらがとても役に立ちます。
ちなみに、筆者が勤務する秘密の職場の社員は、ほ
とんどが残業代支払い対象者となっているように思い
ます。私の課にいるアシスタントのスタッフも、残業す
れば残業代をきちんと受け取っています。
こうして、ジョブディスクリプションにより、個人の職責
や専門性が確立しているため、アメリカではホワイト
カラーなんちゃらを正しく運用できるわけで、日本のよ
うに、上司の匙加減(機嫌?)や年齢でいくらでも変わ
る曖昧な職責の範囲では、制度を無理やり作っても、
その運用は困難であると思います。
昨今日本でも言われる、
職務給
というのは、アメリカではこれまで述べたようなものを経
て決まっているのです。
最近は日本でも職務給制度を導入するところもあるよう
ですが、実質的に年功序列がベースとなっている限りは
中途半端なんですよね・・・
もともと入社時点で、『俺はその仕事をやるために入った
んだ』、という(特に文系の人間)人が少ない中では、途中
からの制度導入は非常に困難なことだろうと直感的に思
います。
なぜなら、営業をやりたくて入社したのに、企画をやらさ
れて、挙句の果てには職務給制度を導入するからあなた
の企画としてのポジションと給与はこれだよ、サインして
と突然言われてもおいおいちょっと待て、、企画やりたく
て入ったわけではない!となるでしょう?さらにその給与
が、もともと自分が入社時から強く希望していた営業職よ
りも低いものであったらどうなりますか?
俺を当初からの希望通り営業にうつせ!という主張が生
まれ、それがいろんなことろで巻き起こるわけです。
銀行や金融機関がいい例です。職務が数多とある業界
にもかかわらず、中途採用の門戸を次第に開放している
とはいえ、採用の入り口は未だに一括採用の新卒がメイ
ン。
その新卒社員が為替のディーラーになろうが、外為の事務
をやろうが、支店窓口をやろうが、融資担当になろうが、給
与は新卒一括りの10うん万数千円で、30後半まで何の差
もつかずいるところがほとんどです。
仕事ありきで人をとろう、ではなく、とにかく頭数を揃えるこ
とが必要だ、という状態を露呈しています。
筆者の思うのは、差がないことが悪い、というのではないで
すからね。そこを誤解ないように・・・
年功序列も、職務給導入の際に大きな障害となります。
年齢を重ねていることによる経験は大事ですが、その経
験は事後的に、その人の仕事の結果に表れる、という前
提に立った場合、最初からベースサラリーに『年齢』という
上乗せ枠を設ける理由はないように思います。
年齢に対して、先払いする必要はない、ということです。
なぜなら、経験豊富な人は結果を出せる可能性が高いの
ですから、事後的に、報奨的なボーナスをうんともらえる可
能性も高いわけです。それなのになぜこうも、年齢による格
差を所与として制度が作られているのか。
ゴールドマンサックスという世界有数の金融機関の共同経
営者(役員とかそんなレベルではないもっと上のエグゼク
ティブ)に31歳でなった松本大氏。すごいですよね、超巨額
の収益をゴールドマンにもたらしたのでしょう。
松本氏は賞賛されるべき人ですが、31歳を共同経営者と
して認めたゴールドマンもまた、賞賛されるべき懐の広さを
持っています。日本にはまだこういう大企業はないでしょう。
ホワイトカラーなんちゃらを導入するのなら、時間をかけて、
すべての採用を、ジョブディスクリプションを伴った職務給制
に基づいて行う必要があるでしょう。
御手洗さんも、『日本は10年くらいかけて職務給制度の定
着をはかるべき』、と文藝春秋(2月)でおっしゃっています。
10年ですよ!!
それを一度でいきなり法制化しようとした今回、いくらなんで
も無理がありました。 その前にやるべきことがあったわけで
すね。
10年以内に法制化するために、今から腰を据えて取り組もう!
と行きましょう。
今日の激写;
なし
今回は、経団連の提言のなかにもあった、『アメリカ
の制度』とはどんなものか、私の見知ってる範囲でお
伝えしますね。
ただし、
ホワイトカラーなんちゃらという制度がその名を以っ
て定義されているか、などと難しいことはわからない
筆者です。
あくまで現実的にどんな感じで運用がなされているか、
ということとお伝えすることが主眼ですから誤解のな
いようにお願いしますね。
まず、アメリカの労働・雇用を語る上で、日本とは決
定的に異なるものについて記す必要があるでしょう。
決定的に異なり、かつ、入り口部分の話で、これが
ないと始まらないというアメリカの労使契約。
ジョブディスクリプション
職務内容説明書、という略にでもなるでしょうか。
これは雇用主と労働者を結ぶ超超超重要なもので、
こういうものがアメリカにあって、日本にはない。この
時点で、アメリカの制度を日本にも導入しよう、とい
うには無理があるな、、、と筆者は思うわけです。
説明書とは言っても、一般論が書かれているわけで
ありません。しかも、個人個人、全員に作成されます。
筆者にもあります。
配布される、ではなく、作成されるのです。最終的に
はサインをする必要がありますから、これ自体も労
使契約のステップとして組み込まれています。
実際に書かれていることは、
役職
職務内容(期待される要件)
その遂行に必要とされる能力
などなど
実際、かなり細かいです。
あんたの仕事(達成要件なども含めることもある)、
役職、必要とされる能力はこうだよ、と会社が個人
個人に提示してきて、働き手が正しく認識する(いや
ならいやと言えばいいし、無理なら諦めるしかない)
ただし、このジョブディスクリプションには給与は書か
れません。それはまた別途交渉です。
つまり、ジョブディスクリプションで仕事などを明確に
した上で、その人のキャリアや資格、能力などを加味
し、最終的に給与が交渉のち決定されるというわけで
す。
雇用者は、ジョブディスクリプションに定められている
こと以外やりません。
逆に、定められていること以外を少しでも依頼しよう
ものなら、本気とも冗談ともつかぬ口調と表情で、
『いくらくれるんだ』
とか聞いてきます。がめついととるか、仕事に対する
プライドがあるととるかですが、私は後者だと感じてい
ます。
給与は労働の対価なわけで、その(ジョブディスクリプ
ションに定められた)仕事に全力で取り組んで金を稼
いでいるわけです。その仕事に、その人の専門性があ
るのです。それを急に、これもやってと言われるのは、
馬鹿にすんなということなのでしょう。
逆説的に言えば、『金じゃないんだ』と主張なのかと。
金をくれないことをわかって聞いている時点で、『いや
だ』と言っているのですから。
また、ジョブディスクリプションに書かれたこと以外をや
ることで、誰か他の人の仕事を取ってしまうかもしれな
いという可能性があるので、余分なことはしません。
良かれと思ってやっても、それが他の人の仕事だった
ら、余計なことすんなってトラブルになりますから。
具体的なことは書きませんが、筆者も一度だけ普段は
かけらもない親切心を出してあることをやったところ、
『それは私の仕事だからあなたはやらないでください』
とローカルスタッフに言われたことがあります。
なお、日本版ホワイトカラーなんちゃらで話題になった、
残業うんぬんについてですが、アメリカでは残業代は
一切支払われない、という理解が蔓延しているようで
すが、それは大きな間違いです。
一定の必要要件を満たしたケースにおいてのみ、残
業代の支払いが免除されます。
賃金も一定要件とされているはいるものの、実際に
は職務内容・ポジション・専門性が重視されるようで
す。
詳細は、こちらがとても役に立ちます。
ちなみに、筆者が勤務する秘密の職場の社員は、ほ
とんどが残業代支払い対象者となっているように思い
ます。私の課にいるアシスタントのスタッフも、残業す
れば残業代をきちんと受け取っています。
こうして、ジョブディスクリプションにより、個人の職責
や専門性が確立しているため、アメリカではホワイト
カラーなんちゃらを正しく運用できるわけで、日本のよ
うに、上司の匙加減(機嫌?)や年齢でいくらでも変わ
る曖昧な職責の範囲では、制度を無理やり作っても、
その運用は困難であると思います。
昨今日本でも言われる、
職務給
というのは、アメリカではこれまで述べたようなものを経
て決まっているのです。
最近は日本でも職務給制度を導入するところもあるよう
ですが、実質的に年功序列がベースとなっている限りは
中途半端なんですよね・・・
もともと入社時点で、『俺はその仕事をやるために入った
んだ』、という(特に文系の人間)人が少ない中では、途中
からの制度導入は非常に困難なことだろうと直感的に思
います。
なぜなら、営業をやりたくて入社したのに、企画をやらさ
れて、挙句の果てには職務給制度を導入するからあなた
の企画としてのポジションと給与はこれだよ、サインして
と突然言われてもおいおいちょっと待て、、企画やりたく
て入ったわけではない!となるでしょう?さらにその給与
が、もともと自分が入社時から強く希望していた営業職よ
りも低いものであったらどうなりますか?
俺を当初からの希望通り営業にうつせ!という主張が生
まれ、それがいろんなことろで巻き起こるわけです。
銀行や金融機関がいい例です。職務が数多とある業界
にもかかわらず、中途採用の門戸を次第に開放している
とはいえ、採用の入り口は未だに一括採用の新卒がメイ
ン。
その新卒社員が為替のディーラーになろうが、外為の事務
をやろうが、支店窓口をやろうが、融資担当になろうが、給
与は新卒一括りの10うん万数千円で、30後半まで何の差
もつかずいるところがほとんどです。
仕事ありきで人をとろう、ではなく、とにかく頭数を揃えるこ
とが必要だ、という状態を露呈しています。
筆者の思うのは、差がないことが悪い、というのではないで
すからね。そこを誤解ないように・・・
年功序列も、職務給導入の際に大きな障害となります。
年齢を重ねていることによる経験は大事ですが、その経
験は事後的に、その人の仕事の結果に表れる、という前
提に立った場合、最初からベースサラリーに『年齢』という
上乗せ枠を設ける理由はないように思います。
年齢に対して、先払いする必要はない、ということです。
なぜなら、経験豊富な人は結果を出せる可能性が高いの
ですから、事後的に、報奨的なボーナスをうんともらえる可
能性も高いわけです。それなのになぜこうも、年齢による格
差を所与として制度が作られているのか。
ゴールドマンサックスという世界有数の金融機関の共同経
営者(役員とかそんなレベルではないもっと上のエグゼク
ティブ)に31歳でなった松本大氏。すごいですよね、超巨額
の収益をゴールドマンにもたらしたのでしょう。
松本氏は賞賛されるべき人ですが、31歳を共同経営者と
して認めたゴールドマンもまた、賞賛されるべき懐の広さを
持っています。日本にはまだこういう大企業はないでしょう。
ホワイトカラーなんちゃらを導入するのなら、時間をかけて、
すべての採用を、ジョブディスクリプションを伴った職務給制
に基づいて行う必要があるでしょう。
御手洗さんも、『日本は10年くらいかけて職務給制度の定
着をはかるべき』、と文藝春秋(2月)でおっしゃっています。
10年ですよ!!
それを一度でいきなり法制化しようとした今回、いくらなんで
も無理がありました。 その前にやるべきことがあったわけで
すね。
10年以内に法制化するために、今から腰を据えて取り組もう!
と行きましょう。
今日の激写;
なし
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