アメリカでは手に入らない ”痒いところに手が届く”
ちょっとした雑貨・小物を航空便で送ってくれます。
これがすごくありがたく、箱を開けるときはいつも
年甲斐もなくワクワクしてしまう筆者。
先日、筆者の母がいろいろ送ってくれました。半分
くらいは筆者が日本のアマゾンで買った書籍や雑
貨、それ以外は母任せでした。
毎回、母が送ってくれるアイテムの中には、これを
入れるとはすごいアイデアだな・・・と驚かされる
ものがあります。
なんていうんですかねえ、自分の母ながら、センス
のよさを感じるのです。
限られたスペースの中に何を詰めるか。何を送った
ら相手はどう感じるか、決して役に立つものだけで
はなく、精神的にゆとりを持てるものは何か、いつも
悩んで入れてくれているのだと思います、ありがとう。
今回筆者がおぉ!と驚かされたもの・・・それは、、、
静岡産の落花生
落花生ですよ!これには一本とられました。しかも
地元静岡産。いやあ、完全に筆者の負け。
もしピーナッツを大量に送ってくれたら、感謝こそし
ますが、そこからセンスは感じないと思います。
『あ~、やられた』と考える意識の底(条件)にあるも
のは、
①NYでも入手が難しい
②NYで入手できても、とても高くおいそれと買えない
③仮にここが日本でも、自分から買わないタイプのもの
④気持ちに訴える何かがある
今回の落花生は完璧に①~④をカバーする絶品。
まず①、アメリカではピーナッツが極めてポピュラー
なので、殻のついた落花生はおそらく入手困難だと
思います。本音を言うと探したことないのでわかりま
せんが、ピーナッツで代替が利く以上、扱っていると
ころは限られてくると思います
しかも、静岡産の殻つき落花生はおそらくゼロでし
ょう。
なお、NYではピーナッツってこんな高いっけ、、、と
思うくらいいい値段です。
②ですが、入手困難である以上は高いのは当たり前
かと。ただでさえ中国や海外産でない、日本産の落花
生は値段も張るらしいですから。
続いて③、筆者、自ら殻つき落花生を購入したこと
はありません。あれば喜んで食べますが何でこれま
で買ったことがないんだろう・・・すごく不思議。
きっと、
『あ・・今日は殻つき落花生でもつまみにして酒でも飲むか』
とか、
『たまには落花生もいいんじゃないか?』
とか、そういう発想が生まれにくいアイテムなのでは
ないかと。
でも思い出してみると、筆者の実家ではよく落花生
を食べていました。父が買ったのか母が買ったのか
は不明ですが、ピーナッツではなく、落花生でした。
新聞を食卓に敷いて、殻が飛んで後で掃除が面倒
にならないようにしてぱちぱちむきながら食べていま
した。
話題がそれますが、落花生、子供の頃は、まとめて
殻をむいて豆をたくさん取り出しておいて一気に食
べていませんでしたか?
親はひとつずつむいて食べていました。なんでいっ
ぱいむいて食べることに集中しないんだろうと子供
の頃は思っていた筆者。行儀悪いからやめなさいと
怒られたこともあったような記憶が・・
若かった・・・
今はしません。きっと、あの殻をむく”間”がいいの
ですよね。
食べる楽しみに集中した子供の頃と、殻をむいて
のんびり食べるよさを知っている大人の違いでしょ
うか。
話を戻し、④です。今回の落花生には、深く気持ち
に訴えるものがありました。
小さい頃の自分や家族の表情、実家の様子、母が
どういう気持ちで落花生を入れたかなど、あれこれ
考えました。
散々な思いをしたフロリダトリップから帰ってようや
くゆっくりできる金曜の夜、静岡新聞でなく、NYタイ
ムズを下に敷いてカリフォルニアワインとともに食べ
る落花生にはいろいろな味と思いが詰まっていまし
た。
今日の激写;
安堵の金曜日