火曜日, 8月 29, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; 小泉首相まとめ

今日のジャーナル一面は、9月に任期満了となる
小泉首相でした。















WSJより

タイトルは、

New Blueprint

Koizumi's Success
Charts the Path
To Japan's Future

Forceful Leader Governed
Effectively Against Odds;
No Going Back to Old Ways

Ally of Bush, Disliked in China

です。

月曜というネタ不足に紙面を埋めるための記事と
もとれますが、内容はこれまでの小泉首相のや
って来たことを詳しく書いていました。全体的なト
ーンは好意的です。

靖国神社のことを war shrine と言うのには驚き
ました。

さて、
世界を代表する経済専門誌のトップを飾る現役
首相もいれば、スポーツ新聞を飾る前首相も
同じ日にいました・・・


【全日本】森前首相が“プロレスデビュー”を果たした。
リングサイドに陣取っていると、試合前にYASSHIから「おい、
森の野郎」と呼び捨てにされた。それだけではなく「お前、悪そ
うな顔してるな。お前が総理やったから日本がダメになったん
だ。カス野郎!」と挑発され、怒りは頂点に達した。場外戦で馳
がTARUを羽交い締めにすると、森前首相自ら椅子を持ち出し
て攻撃しようとしたが、その瞬間SPが緊急出動して制止する
事態に。さすがの森氏もムッとした表情で「あんな口を聞かれ
て失礼だ」と怒り心頭だった。(スポニチ)


記事としては後者が断然面白いことは言うまでも
ありません。


今日の激写;
なし

日曜日, 8月 27, 2006

カレー、芋焼酎の記憶

だからなんだと言われるとそれは身も蓋もないので
すが、今日はカレーを作って夕方から酒盛りでした。

ビール、ワイン、それから最近口にしていない日本
100%芋焼酎も手に入れたので、夕方4時くらい
から妻と酒を飲みながら様々な時事ネタを肴にして
相当飲みました。

カレーと言えば夏ですがNYはもう肌寒い気温で、
秋への移ろいを感じます。空気も若干乾燥気味で
体調を崩している人も急に増えてきました。

カレーの出来があまりによく、久しぶりの焼酎に感
動したので、しょうもないネタですが書くことにしまし
た。

やはり焼酎はうまい。麦・芋・蕎麦、どれもうまい。
筆者が東京に住んでいたころによく行った焼酎の店
はここです、寒くなるこれからの季節にはぴったりの
よい店です。前にもご紹介したかもしれません。




周防恵比寿 元悦奉書

山口郷土料理を東京で味わえる本州の最西端、山口県の料理
の良さを東京の人に伝えようとオープンした。以来熱烈なファン
を生んでいる。焼酎は300種以上揃い、刺身はお店の自慢です
べて山口直送なので、ぜひお試しあれ。
(woman excite より)



もともとは代官山にあり、無骨な雰囲気で、酒飲み
以外はお断り、という感じの店でした。今はおしゃれ
な店構えで、恵比寿にあります。友人、就職が決ま
った直後の弟、職場の先輩後輩と、多くの方とここ
で焼酎を飲み、へべれけになり、語らいました。懐
かしいなあ、鶏の鍋が最高にうまい。冬はたまりま
せん。

これからもう一杯焼酎飲もうっと。


今日の激写;

真ん中が焼酎、その隣はアメリカ版こくまろカレー

月曜日, 8月 21, 2006

The New York Times たいむず; アメリカ賃貸市場

久しぶりのこのコーナー、生意気な記事の多いニュー
ヨークタイムズをいじろうという名目で書いていますが、
昨日、アメリカの住宅賃貸市場について、現状を詳し
く報じていました。実態を知るにはよい記事かと思い
ました。


Rents Are Rising Rapidly After Long Lull


記事本文はココ

(しばらく経つと記事は無料で読めなくなると思います)


この6月と7月、2ヶ月連続でアメリカの住宅賃貸価格が
昨年に比べて3-5%上昇したそうで、これは過去4年で
最大の上昇幅だそうな、、、

賃貸市場の需給がタイト化している合理的な理由は多
くあるのですが、記事を読む限り、事態はちょっと異常
です。

住宅価格が急騰して、多くのアメリカ人が家や分譲マン
ションを購入するなか、賃貸物件は無視され、2004年
末の賃貸物件の空家率は政府が統計を取り始めた19
60年代で最高の10.4%に達していたそうです。

大型複合施設など、物件によってはレント価格が2002
年と2003年には低下していたとか。

歪みが続いた後には逆の動きで修正が入るわけで、
住宅価格も上がり切ってアップアップ、借り入れコストで
ある金利もだいぶ上昇して支払いは相当苦しいという住
宅投資には逆風の環境下、割安に放置されていたレント
市場に需要が集中し、低迷続いた価格もついに急騰に
転じたという絵でしょうか。

他人事ではありません。筆者も賃貸アパートに住んで
いる身、次の契約時に価格が上昇することは必至で、
新しい物件を探すことになったとしても覚悟が必要で
す。

ニューヨークなどの都市部では昨年後半だけで5%も
上昇、ここ3ヶ月は不動産業者ですら実勢に合わせた
価格上昇にキャッチアップするのがやっととのこと。

ちなみにマレーヒルというマンハッタンの真ん中辺り
の家賃については驚いたことに、1ベッドルーム
(1LDKにあたります)の相場が6ヶ月前には$2400
~$2500だったのが、$3200~$3300とか。



たった半年で3割近くもアップですか・・・



ちなみにニューヨーク地区はアメリカのほかの地区と
は異なり、常に強い需要と限られた物件のせいで、
賃貸価格が下がったことがないだけでなく、最近はそ
の上昇に拍車がかかっているようです。

家なき子になったら芸を身につけ駅でパフォーマン
スでもしないと、、、、


今日の激写;
なし

日曜日, 8月 20, 2006

バス、ビリヤードのちバーガー

ここのところは忙しぶって夜遅く家に帰ってみたり、
早く帰っても家で雑用に夜遅くまでかかっていたり
でオタオタしていました。

のっけからブログ更新遅滞の言い訳ですみません
ね、でもすこぶる元気です。

土曜日の昨日は久しぶりに週末らしい充実した一
日を過ごしました。ご近所のEんDさん夫妻と夕方
から一緒に遊んできました。

昼は普段はあまり使わないバスでのろのろとアッ
パーウェストに散策に行ってきました。

そうそう、NYのバスをネタにしたことがなかったで
すよね、これまで。



バス停の目印はこれ:M9とかM20は路線です














住宅地のバス停にはたまにこんなブースがあります











肝心のバスを写すのを忘れました。大きさは日
本のバスとほぼ同じものもあれば、蛇腹みたい
なもので真ん中で2台つながっているのもありま
す。どちらかといえば2台くっつけタイプがメイン
でしょうか。

歩いて数分、我が家最寄りのバス停から66丁目
のアッパーウェスト手前までトロトロ揺られること
50分。普段は通ることのない場所も走って、新
鮮でした。あ、こんなとこにこの店があんのかと
か、へえこのダイナー今度行ってみようとか、発
見も多く、街中のバス旅はよいですね。

アッパーウェストにある高級食材スーパーをひ
やかしてやりたかったのですが、時間がなくなっ
てしまい、昼ごはんだけ食べて帰ってきました。


一度家に戻り、EんDさんと待ち合わせたソーホ
ーのビリヤード場に向かいました。




楽しい












筆者、ビリヤードは大学時代に一度やったことが
あるくらいで、ずぶの素人です。EんDさん夫婦
に妻ともども教えてもらいながら楽しんでいます。

大学時代に新宿のビリヤードバーに筆者を連れ
て行ってくれた友人も相当の玄人でしたが、Eん
Dさんも素人目にもすぐわかるうまさです。

ビリヤードというのは、狙いを定めて緩急つけま
くりのテクニックと、相手の居所も考えた駆け引き
も大事という、これは女性へのアプローチと同じで
はないかと気づきました。









そうか、女性へのアプローチ

と同じか







・・・・そう考えると面白さも倍増です。

3時間ほどビリヤード(とビール)を堪能した後、
NY一とも言われるハンバーガーを出すバーに
向かいました。

この店、数あるNY本のなかでトップクラスに入
と筆者が思っているこいつの中でも絶賛されて
おり、前から行こう行こうと思っていたところ、
EんDさんから行ったことあります?とお誘いが
あって晴れて実現しました。




14丁目、ダウンタウン












朝4時まで営業のこの場所、筆者達が入ったのは
8時過ぎでしたが、時間が経つほど混雑が増して
きて、長蛇の列。大人気です。

ビストロバーガー(チーズ、カリカリのベーコンつき
の名物)とフライドポテト、ビールの組み合わせにこ
れほど感動できる筆者はアメリカにどっぷり漬かっ
ている証拠でしょうか。ぺロっとたいらげました。

肉が厚くジューシーで旨いことといったら・・NYナン
バーワンも納得です。




ビストロバーガー (画像はNY Magazineのサイトより)












ビリヤードで軽く動いた体にはもってこいの食べ物
で、病み付きになります。本ブログではバーガーに
ついては別の店も紹介
していますが、観光でいらし
た方は両方行くことをオススメします。

リンク先が白紙の場合は、インターネットエクスプローラ
言語設定を、表示-エンコード-Unicode (UTF-8)に変更
してください。


今日の激写;
本文中にちりばめました

月曜日, 8月 14, 2006

夏休み日記; カンクン、海がすべて⑤

7月24日から28日まで5日間、カンクンというリゾート
に行ってきましたので、数回に分けてその旅行記を
綴ろうと思います。

今回は最終回の⑤、イルカと泳ぐネタと海の美しさで
す。

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カンクン滞在も4日目、フルで遊べるのはこの日が
最終日でした。

ドルフィンスイムというイベントに午前中に参加して、
午後はホテルのプールでまたダラダラするという
予定だったこの日、最高の晴天ながら気温も相当に
高く、暑い一日でした。

イルカと遊ぶドルフィンスイムは、フェリーで30分か
けて小さな島に移り、そこのフェリー桟橋脇に広く作
られたいけす(?)で行われます。


これ

















プールではないので海水ですし、波は容赦なく打ち
寄せます。風がやや強い日だったので潮の流れは
早く、救命胴衣を着用してもすぐに流されてしまい
ました。妻は泳ぎがダメなので目を離すと、なすす
べなく遠くまで漂って行きました。

具体的にどういうことをやるかというと、2頭のイル
カの背びれをつかんで引っ張ってもらったり、足の
裏を後ろから押してもらって海の上を滑走したり、
イルカを抱きかかえて記念撮影したり、時間にして
1時間弱でしょうか。8人のグループでしたので、常
に何かやっているわけではありませんが、体力を
相当使いました。




ターザン!? 足の裏を押してもらう滑走(HPより)








同じグループだった美しい外人姉妹の前で、水流で
水着がズリ脱げるお約束の愚は晒しませんでしたが、
からだを張ったネタ作りには最高の舞台だったので
何かやろうと考えていましたが心身の余裕がなく、
普通に参加して終わりました。

とても楽しいです、ビデオや写真は主催側が全員分
を撮ってくれるのでやや高いですが、いい思い出と
なることでしょう。イルカと泳ぐなんてめったにあるこ
とではないですし。


島に残っていろいろ探検することもできたのですが、
帰ってきました。海が綺麗で、圧倒されました。



フェリーから①











フェリーから②











フェリーは酒が飲み放題なのをいいことにテキーラ
を頼んだらちょうどジョージア州から来たというアメリ
カ人と、船員とテキーラ一気飲みをやろうということ
になり、乾杯しました。すごいキツイテキーラでした。

その後、その船員が10分おきくらいにビールを注ぎに
来てくれて、5杯くらい飲んで、しこたま酔いました。照り
つける太陽、海、異国の地と条件が揃ったとてもうまい
ビールでした。


フェリーのついた場所で昼食をとり、この日はホテル
に戻り、またプールサイドでごろごろして一日が終わ
りました。

あっという間のカンクン滞在、リゾートのよさを身を以
って体験することができ、来た甲斐があったというも
のです。




最終日5日目の朝、レストランより











最終日は午後3時のフライトだったのでのんびり
起きて、昼にホテルを出ました。名残惜しい気持
ちもありましたが、散々遊び倒して充実感もあっ
たので、リフレッシュした感が強く、休みが終わる
寂しさは感じませんでした。


次はどこに旅行に行けるのやら。アメリカは国民
の祝日が日本のように多くないので、連休などを
最大限に活用したいと思います。


最後にオチがなくてすみません・・・


今日の激写;
本文中にちりばめました

日曜日, 8月 13, 2006

夏休み日記; カンクン、海がすべて④

7月24日から28日まで5日間、カンクンというリゾート
に行ってきましたので、数回に分けてその旅行記を
綴ろうと思います。

今回はその④で、何もしないリゾートステイとスパ体
験についてです。

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リゾートの醍醐味というのは、日常の喧騒を離れ何も
せずにぼーっとすることにある、とよく聞きます。

せっかく休みに来たのだから、綺麗な海や景色、酒で
も飲みながらのんびり過ごそうよ、というなんとも贅沢
な発想なのでしょうが、生来貧乏性の性格がたたり、
そのような時間の使い方をしてこなかった筆者にとっ
ては未知の領域でした。

なので、この日はこんな日でしたと話すのも憚れるほ
ど何もしていない日でした。

朝からご飯をたんまり食べて、食後30分後にはビー
チとつながっているホテルのプールサイドで横になっ
ていただけです。今回の休暇でできた日焼けも、ほと
んどはこの一日でこしらえたものです。


さて、今日の主役はこいつでした。



一度浮いてみたかった




















事前に15ドルで購入した浮きマットレス。ホテル
の部屋で空気を入れる間に肺がパンクするので
はないか、ここで死んだらかっこ悪いなと思いつ
つ膨らませ、プールに持ち込みました。

隣でちびっこが浮き輪で遊ぶ中、30に手が届い
たジャパニーズがこんなのを浮かべて寝そべって
いる姿、想像してください。









ひくでしょ・・・








ええ、周りも思いっきりひいてました。苦笑いを通
り越して困惑と冷笑、浮いている筆者すら自嘲気
味の笑顔。










5分で退散しました






その後このマットレスがカンクンの海とプールに浮
かぶことはなく、ただひたすら”どこでもベッド”として
それはそれで重宝する結末となりました。



結局この日は朝9時から昼の2時過ぎくらいまでず
っとプールサイドから海を眺めていたり、本を読んだ
りして過ごしていました。


今回の旅行で持っていった本は横山秀夫のミステリ
ー。日本にいるときによく一緒に遊んでもらっていた
KBYSさんがクライマーズハイを薦めてくれたのを機
にすっかりこの著作にはまっています。



第三の時効



これすごかった・・。まだ読んでいない方、文庫化も
されているので是非お読みください。自信を持って薦
められる本です。元公安刑事の楠見班長、凄まじい
です。

今手元には未読の震度0があり、このブログを書き終
えた読み始めます。


さて、夕方5時からホテルのスパを予約してあったの
でその前に外に出て食事を取り、再び戻ってきたの
が4時半過ぎ。何もしていないのにあっという間に一
日が終わるのはちょっと寂しくもあり、それでいて贅
沢な気分に浸りもします。


スパは2時間のコース、全身マッサージと、フェイシャ
ルトリートメント。マッサージはともかく、フェイシャル
はこの際経験と割り切って受けました。




全身マッサージ;まあまあ

フェイシャル;体験の価値あり



全身マッサージは押す強さなんかで好みもある
でしょうし一概には言えませんが、割高な値段
をペイするほどの満足はなかったです。ツボを
せめるという感じではなくて、こねくりまわすとい
う表現がしっくりくるような。


フェイシャルはとにかくやたら顔にベチャベチャ
塗られ日焼けした肌には悪そうでしたが、終わ
って見たら驚き。1時間前とはまるで違う弾力の
ある餅のような肌にで、ツルツルでみずみずしく
なりました。翌日もそのままの肌に感じたので、
女性は感激することでしょう。

女優ってのはこういうのしょっちゅうやっているん
だろと妻と納得しました。


この日はこのようなありふれたリゾートステイでし
た。なかなかよいものです。


次回は最終日、イルカと戯れるネタです。




今日の激写;
本文中に掲載しました

月曜日, 8月 07, 2006

管理人さんはセクシーキャラか

何度か本ブログで取り上げているアニメ、めぞん
一刻 ですが、テレビドラマ化されるというニュース
を見ました。

アニメの実写ドラマ化は難しいと聞きますが、めぞ
ん一刻はとてもいいアニメですので是非成功させて
ほしいものです。

しかし、読んだニュース中のプロデューサーのコメン
トに、




みんながあこがれるセクシーな響子さんは、
美咲ちゃんをおいてほかにいない



というものがありましたが、




響子さん、キャラはひたすら清楚だろ・・・




このプロデューサー、原作の本質を理解しているか
たまらなく不安になりました。確かにナイスバディの
響子さんとは言え、




みんながあこがれたのは、”セクシーな響子さん”
ではなく、”ひたすら一途で貞操な響子さん”




だと筆者は思いますが、こういったプロデューサーの
発言にはがっかりしました。


と、のっけから本作の一ファンとして苦言を呈しまし
たが、本作の素晴らしい点は名脇役の存在にある
ため、脇役のキャストが気になります。

四谷さん、誰がやるんだろ。


今日の激写;
なし

夏休み日記; カンクン、海がすべて③

7月24日から28日まで5日間、カンクンというリゾート
に行ってきましたので、数回に分けてその旅行記を
綴ろうと思います。

今回はその③で、マヤ文明の遺跡訪問です。

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海がすべて、とタイトルには書いていますがカンクン
は他にも楽しめるものがたくさんあります。

そのうちの一つが遺跡めぐりで、筆者は





チチェンイツァ(Chichen Itza)




という遺跡探検に参加しました。詳しいことは私も知ら
ないのですが、紀元200年頃、ユカタン半島などで栄え
た高度な文化を持つマヤ文明の遺跡の一つです。
ここ以外にも、美しい海沿いに築かれたものなどがあり
ます。

このマヤ文明、数字の”ゼロ”の概念を発見したり、一
年が365日であるということを天体観測により知ってい
たとのことですが、ロマンがありますねえ。

場所は、カンクンから車でぶっ飛ばして2時間半から3
時間。ひたすらジャングルの景色の道を通ってたどり
着きます。

筆者の今回のカンクン旅行はツアーではないですが、
この遺跡訪問のために一日がかりのツアーを申し込
みました。朝8時にホテルでピックアップしてもらい、
途中、遺跡近辺からは離れたメキシカンレストランで
ランチ(といっても2時くらいでしたが)を経て、夕方5時
過ぎに戻ってくる、という内容です。









遺跡はともかく、暑かった・・・

とにかく暑かった





カンクンについた翌日、最初の本格的な活動だった
ので、あまりの暑さに面食らいました。サングラス、
帽子は必須です。これがないと誇張ではなくぶっ倒
れます、水も絶対に必要。当然遺跡内は徒歩ですし、
体力がどんどん失われます。



遺跡は事前に写真では見ていましたが、実際に目の
当たりすると相当大きいものでした。


こいつが一番有名










この神殿、4つの方角にある階段の一つにだけ、
ククルカンというヘビの神様の頭がついているの
ですが、一年のうちで、春分(と秋分?)の日にだ
け、太陽の光によって階段にヘビの背中部分の
ギザギザが影になって現れるとのこと。写真で見
ましたが、すごいですよ、確かにヘビの胴体です。
階段の下にあるヘビの頭と、うまくつながって神秘
的な画になります。

ちゃんとそれが計算されて作ったのですから、大
したものです。なお、この日には世界中から人が
そのヘビの胴体を見るために大勢集まるそうです。


どうもこの文明は太陽の神様への信仰がすさま
じかったようです。太陽の神様、つまりは豊作の
神様ですね。

やたら生贄の話が出てきて、やれ生贄を投げ込む
池とか、生贄の心臓を置く台とか、そういう類のもの
が多く出てきます。



幼児の生贄を投げ込むための池










近代になっての調査で、この池をさらってみたら、
幼児だけでなく大人の骨もわんさか出てきたよう
です。


また、 この下の写真(JTBサイトより)にある像は、
別の神殿の真ん中に真西に向いて置いてあり、太
陽が次の日も来てくれますように、と、像の隣で殺
した生贄の心臓をおなかの部分に置いたそうです。















グロすぎるだろ・・・







この無表情の像、不気味です。


とまあ、他にも、



天文台











とか、


これなんだっけ・・











こんなのがたくさんありました。繰り返しになります
が、ロマンです。





帰りのレストランでは、メキシコ独特のビールの
飲み方にトライしました。

氷を入れたグラスにレモン汁をたっぷり入れ、そ
れをビールで割る、というものです。

これがさっぱりしてなかなか旨いのです。ビール
の味は一切なくなりましたがね。

このメキシカンレストラン、カンクン旅行中でも最
もトウモロコシの味のきいた旨いトルティーヤが
出てきました。


さらに戻ってきて夜は、カンクンのホテルゾーンに
ある別のメキシコ料理レストランに行き、またメキ
シカン漬けとなりました。

次回は3日目、何もしないリゾートステイとスパ体
験についてです。



今日の激写;
本文中にちりばめました

大学時代の先輩とオペラ座の怪人

この週末、大学時代の先輩、KRBYSさんがボストン
に行った帰りにNYに寄って下さったので、一緒に
遊んでいました。

いつも変わらずスマートなKさん、お会いできてよかっ
たです。また遊んでください、次は私がそちらに遊び
に行ければいいと思います。


Kさんは普段はロサンゼルスにお住まいで映画制作
の仕事をされており、誰もが知っているいくつもの有
名大作のCG製作に携わっています。米西海岸に住
んでもう8年で、アメリカ在住先輩としても大先輩です。

他にも多くの素晴らしい先輩や同期、後輩と知り合い
になるきっかけを与えてくれた大学時代の”偉大なる
マイナー球技”のサークルには今更ながら感謝してい
ます。

さて、先輩と筆者の妻と3人でミュージカルを観てき
ました。事前にチケットを取る時、どれにしようか迷
いましたが、映画化もされて大ヒットした名作中の名
作、オペラ座の怪人にしました。

メイン音楽も多く聞ける、日本語のサイトがいいです。





音楽、セット、ストーリー、どれも

素晴らしかったのなんのって・・・






お世辞抜きでこれはいいですよ、ホント。筆者、映画
は日本にいるときに観ようと思って劇場に足を運び
ましたが、入場制限で入れず、見逃していました。

今回は事前に妻に話のあらすじを聞いて行きました
が、ミュージカルが終わったあとも、改めて映画も観
たくなりました。

特に音楽がよかったです。


シカゴを観た時にも思いましたが、映画にはない
ライブの一体感と迫力は、病み付きになります。


ミュージカルは年末までにあと、


コーラスライン

レミゼラブル


を観る予定ですが、どんな面白さが待っているのか、
今から楽しみです。

先輩にも会えて、いいミュージカルも観て、酒も飲ん
で、いい週末でした。



今日の激写
なし

土曜日, 8月 05, 2006

吉村 昭

高校生の時分から現在に至るまで、この作家の作品
を時間かけて読んできました。

その作風は派手とは無縁、それどころかむしろ地味
すぎて読者を選び、それでいて小説と呼ぶには軽す
ぎる内容の作品を多く傑出した氏、先月末に故人と
なりました。

一読者として哀悼申し上げます


読書以外にまともな趣味のない筆者ですので、地を
出して、今日は氏を主役にしたいと思います。

亡くなったというニュースを聞いたときに初めて知っ
たのは、役所広司主演で、カンヌ映画祭という映画
の批評家達のための祭典でトップ賞をとった"うなぎ"
という作品の原作も氏が書いているということ。

筆者はこの映画を見ていませんが、さぞかし暗いこ
とでしょう・・・。


筆者が初めて氏の作品に出会ったのは高校3年く
らいの時でしょうか。父がこれはすごいぞと薦めて
きた時のことを覚えています。




破獄



当時はまず、ちょいと怖い表紙に引きましたが、内
容は今読んでも比類なきその文章力に感服です。
そうは言っても読者を選ぶと思います。つまんない、
という人も多いのではないでしょうか。まぁ、本はそう
いうものですから・・・。

確かその次に読んだのは、しばらく経ってからです。
社会人になってからでした。





冷い夏、熱い夏



おそらく経験した人でないとわからないのでしょうね、こ
の本の内容は。でも、だからこそ本から経験を得ること
ができるのだと思います。


これ以降、立て続けに読みました。




星への旅



破獄とはうって変わって美しい表紙ですが、内容
はとんでもなくダークです。読後感が悪く、得るも
のもなかったですがとにかく強烈な印象が残りま
した。短編集ですが内容はどれもよく覚えていま
す。


続いて昭和戦争モノ、



零式戦闘機


戦艦武蔵


記録文学とはこういうものなのでしょう。どこまでが
本当のこでどこまでが脚色なのか、もうどうでもよく
なってくるくるほど微に入り細を穿つ記述です。ただ
少なくとも、日本人の本質はこの書に描かれている
と思いました。興味と暇がある人にオススメします。
万人受けはしません。


次の2作は日本人なら読んでおくべきかと・・



関東大震災


三陸海岸大津波



後者はまだ中公文庫から出版されていた時、
社会人になるかならないかくらいの時に読み
ましたが、津波の実態はこれで知りました。
臨場感たっぷりです。三陸地方の方言たっぷ
りの地元の方の証言のせいか、生々しいです。

スマトラ沖地震の後に、現在の出版元である
文藝春秋に、翻訳して海外で発売する機会は
ないのですか、と聞いてみましたが、”今のとこ
ろございません”と即答されてしまいました・・。
失望しました。私が翻訳すればいいのかしら。


これが私が読んだ氏の作品です。歴史モノは
一切読んでおらず、それでいて偉そうに氏を語
るのもおこがましいですが、よいものはよい。

これらを読むと、作家になるハードルは高い、と
いやでも思うわけです。


合掌


今日の激写;
なし

木曜日, 8月 03, 2006

猛暑

昨日今日と、NYは猛暑に見舞われています。

明日がピークのようで、予報では体感温度が43度
に達するそうです。どんなふうになってしまうのか
今から楽しみです。

道路で信号待ちしている数分のうちに汗がダラダラ
垂れてきて、シャツやパンツが肌にジト~っとくっつい
てくるいやな感じを、コーヒーを買いに外に出るたび
味わっています。

何もしていないのに汗が垂れてくる経験を思い出す
ことができませんが、これだけで痩せそうです。

街は、ビルというビルがエントランスやエレベータ
ーホールの照明を最低限に抑え、地下鉄のエアコ
ンまで心なしか温度設定が高めです。

地下鉄のプラットフォームは普通の夏の日でさえ
蒸し風呂状態ですが、今日はまた格別でした。

誰も”暑い”とも言わず押し黙り、異様な雰囲気が
漂っています。

理由はわかりませんが、オフィスはいつも以上に
ガンガンの冷房でド寒いです。なんかやってること
がおかしくないか?と感じますがまあこれも面白い
経験です。

こんな夏こそカレーですね、日本の旨いカレーが
恋しいです。

この猛暑が過ぎ去った後はハリケーンがやって来
る(NYには来ないか、、、)そうで、話題に事欠かな
いアメリカの夏です。


今日の激写;
なし