南で温暖な割には、どこか退廃的で、
少し寂しい雰囲気の国。
過去栄華を誇った、今は少し寂しい、
そういう国、筆者は好きなのです。
どこか、惹かれるのです。
うーむ・・どこにだろう?
通貨は今でこそユーロ。
昔は?
エスクード
おや・・・
エスクード?
って・・・スズキ?
スズキとくれば筆者の愛車。
ここで繋がった・・・・
スズキのエスクードの名称由来はサイトに
よれば、
"昔のスペインとスペイン語圏の中南米諸国
とポルトガルで使用されていた通貨単位。古
スペイン金貨のイメージとそうした時代の男
のロマン・冒険心等の雰囲気を重ねてイメー
ジしました。"
メーカーさんもよく考える・・次の車が決ま
りました。
男のロマン・冒険心
これです。ポルトガルの響き。
海洋国家。
この話題はこの辺にしておきましょう・・・
一般論的に言えば、この国は多感な若い
うちか、夫婦二人がベストではないか思
いました。海外旅行全般に言えることで
しょうが、特にこの国は。
欧州旅行先でも王道の、絢爛で完成
された、一流の先進国ではないです。
しかし、美しいタイルに彩られた建築
物と、海沿いの美しい街々は欧州随
一と言ってもいいのではないでしょう
か。
味がある、というのが強引な正しい言
いかたかもしれません。
グルメの方には、文句なしの場所でし
ょう。シーフードは日本人をも唸らせる
と思います。
さて、筆者たちは移動含めて6日間。ア
パート滞在とレンタカーで気ままな旅でし
た。
食べた・・・・
とにかく食べた・・
そして飲む
自炊時の冷凍食品ですら、イギリスや
日本ではない料理でした。
唐突ですが、写真を撮ったものを上げま
すと・・
スズキ丸焼き 宿泊施設のレストランで
ここでは、妻はフィッシュケーキのようなものを
頼みました。これもフリッターのような白身の
プリプリしたもので、子供も楽しめます。
イワシ丸焼き カウンターメインの食堂で。
焼津のイワシにも匹敵する肉ぶりと旨さ。
ビネガーをたっぷりかけると美味しい
エッグタルト どこでもとりあえず
意外や店によってテイスト違います
ポルトガルのビール
スーパーボッ〇
これは350缶
最後のIはティッシュで自作です へへ
正しくは、SUPER BOCK です。
このビールは、とても味わいがあり、料
理に合うのです。
見た目は、日本のビールそっくりですが
微妙にフルーティな甘味があります。これ
が、食事に合います。
これは500缶
もう一つビール。こちらはSAGRESというブラ
ンド。
こちらの方がメジャーかもしれません。レスト
ランや空港ではこちらが多かったです。
なお、この派生タイプの濃いスタウトの
ようなものも飲みましたが、さほど違い
がなかったです。
と、いきなりビール談議になってしまい
ました。
食べたくなるものが多いのです。
もう一度あれを食べたい、となります。
タラ系は派生も多く、酒飲み向け。
ということで、いきなり結論ですが、最大の
思い出は食事です。
安くて、美味しい。何を食べても失敗が
ない。
店にもよりますが、有名店でない限りは、
ワインボトル1本、メイン料理二つ、パン&
パテで40ユーロくらい(チップ抜き)くらい。
ビール2杯程度、グラスワイン1杯、パン&
パテ、パスタ2品、メイン料理2品でも50ユ
ーロくらい(チップ抜き)。
イワシ数尾と付け合わせの野菜だけであ
れば、10ユーロで十分です。
妻とは、この1割から2割増しくらいかねー
と予想していました。
写真では撮らなかったですが、タラの
クリーム煮とグラタンは店ごとに特徴が
あり、ワインがぐいぐい行きます。
他にも、タコの一匹焼きもいただきまし
た。オリーブオイルの風味が旨い。
食事は行かれる皆さんでもお楽しみ下
さい。お勧めできます。
・・・さて、旅行記の初回は、旅程でした。
初日;
フライト&レンタカーピックアップ&セトルメント
フライトはアイルランドの格安航空ライアン
エアーを利用。行きは10時発、帰りは15時発と、
余裕のあるフライトにしました。
出発日のロンドンは快晴
飛行時間は約2時間半です。
この時期のフライトはどこも似たり寄ったりの
値段です。
今回、座席と荷物での単純換算で一人片道
120ポンドでした。
空港でレンタカーをピックアップ。
これは別途書きますね。リスボン市内は疲れ
ますが、抜ければ快適。
カスカイス西部のリゾート施設です。
夕方前には宿泊施設に。
施設は別途書きます。
2階ベランダから。
2階ベッドルーム お風呂も2階でした
プールも 娘は入ってました・・・
施設の中心にあり、アクセスがいいのがポイント
7-8月は混雑だったことでしょう
2日目;
リスボン観光
疲れてきました・・・&写真を載せるときりがない
ので省略気味で。
カスカイスまではタクシーで10分ほど、そこ
から電車で。海沿いをのんびり走って行きます。
カスカイスの駅ホームから 海の街です
道中の写真は一枚も撮らなかったです 不思議
とのんびりさせる雰囲気だったからでしょう
4人掛けで海沿いの席 空いてます
3日目;
カスカイスとロカ岬
午前は、週に1度のマーケットが有名なカス
カイスの中心部に再び
青果は迫力あり 何でもあり
英語は通用せず・・・
栗を買って妻がアパートで煮ました
午後は車でロカ岬へ
ドライブも楽しいよい場所 大陸最西端です
晴れてて良かった
バスで行くと本数はそれほどないので注意
乗り降り自由のバスもここを通るコースもある
ようなので、ツアー系がいいと思います
割り切ってタクシーも〇 結構いました
4日目;
シントラ
車でシントラへ行きました。
さすが世界遺産 山間ですが、行く価値ありです。
観光地でも食事は高くなく、楽しめます。施設に入
らなくとも、歩くだけで楽しいです
大半の人は電車でしょうか。車で通った駅前は大混
雑でした。
王宮にて 壁のタイルは息を飲む美しさ
見る価値ありです
シントラは全部周るにはバスなどを駆使する
必要ありです。車があれば別ですが、ファミリ
ーは絞る工夫が必要。
王宮とペナ宮だけでもそれなりに離れていま
す。筆者たちは王宮と食事、見せ巡りで夕方
前になってしまい、ペナ宮は諦めました。
5日目;
オビドス
カスカイスから車で1時間少し。距離では100数
十キロ。小さな村ですが、素敵でした。
高速道路は気持ちよいドライブでした。
旅の楽しみはこういう場所にあるかも、と感じ
る街です。
リスボンからであれば、車で2時間弱でしょう
か。ツアーでも出ていると思います。
のどかな田園地方の村です。
村を囲った城壁はぐるっと沿って歩けます。
この写真で見る、右端の部分・・・・ とても細く、
手すりなどないです 危険ではあります
その代り、絶景が望めます
村は小路と花が有名。
このブルーも、タイルプレートです。
村に入る門の内側部分です。
ここで食べたポークがまた美味しかったです。
野菜の付け合わせも豊富で、ジャガイモは
グラタンになっていて、どれもワインが欲しい。
車だとお酒がダメなので残念だと思うことが
幾度か。シントラもでした。
この村はジンジーニャという、果実酒が有名
です。
チョコレートで作ったカップに注いで飲みます。
村では一杯1ユーロでした。
アルコールは20度で、濃厚な甘味。
右のボトルとチョコのカップ5つくらいで10ユー
ロでお土産が売っています。
戻ってギネスと対面・・・
6日目;
帰途
最終日は15時のフライトでした。
午前に子供と妻は、ハロウィーンのトリッ
クorトリートもしてきました。
車で空港へ。
土曜の昼ということもあり、空港への道は
途中から大渋滞でした。タクシーでも同じ
なので、これは注意が必要です。
帰りのフライトはターミナル2でした。
おまけみたいな施設。シャトルでターミナ
ル1から移動。
プライオリティパスのラウンジはターミナ
ル2にはなく(ターミナル1には二つもある)、
チェックインカウンターもライアンエアー
の人が誰もいない・・・
これは、驚きです。
そんな中、続々と登場者が来て、50人くら
いが誰もいないカウンター前に列で待って
いました。
ようやく人が来ましたが、あれはライアン
エアーの人か・・・?
制服は隣のイージージェットの人のように
見えましたが・・・謎です。
そして、なぜか追加のチェックインバッグ
が無料に(普通は30ポンドほどします)。
何個でも無料だ、と言うのです。なお、席
は満席でした。
ちゃっかり一つ追加でお願いしました。
家に着いたのは8時前。寒いロンドンに
戻ってきてしまった・・・
ハロウィーンの晩で、子供たちも何人
か来てくれました。
娘はそんな中で私も、と乗り出していき
ました。一気にロンドンモード・・
こうして終わったポルトガル旅行。
食べに食べ、飲みに飲んだ6日間。
大陸の西の果てを訪れ、レンタカー
だったこともあり、やり遂げた感が
少しあります。
今回は滞在地から車で片道3時間
以上かかるポルトに行けなかった
ので、コインブラなど、中部-北部だ
けでまた3日間くらいで行ければな
あと思います。
おまけ;
最後に、ポルトガル旅行をご検討の方へ
せっかくなので旅のヒントを。
子連れでなければ何でもありでしょうから、
ファミリー向けとお読みください。主観です。
・リスボン限定であれば、観光日程は丸2日
間あればいいのでは。
リスボンは坂道だらけなので、トラムやバス
での移動がファミリーには結構煩わしいです。
タクシーは安いですが、使うほど長い距離
の場所がないです。ぱっとガイドブックを見
せてここ行ってと言えれば便利ですが。た
だ、狭い路地の街だけあり、早さはないです。
筆者たちは乗り降り自由のよくあるバスを使
いましたが、これを使えば1日でも有名どころ
はぐるっと回れます。
気に入った場所で降りて散策すればいいの
で、効率的だと思います。
美術館など、鑑賞系にじっくり時間をとるなら
最低2日でしょうか。
・郊外都市はツアーがいいと思います
レンタカーは、リスボン滞在であれば無駄
遣いです。また、交通ルールは日本とは逆
です。交差点は、ひどく気を使います。
逆に郊外滞在は車が必須です。交通量も
少なく、楽です。
ポルトガルは、ガイドブックに載るような有
名な街(リスボン以外)や、ピンポイントに
有名なロカ岬は、バスや車が必要です。
シントラへも電車だけで30分、結局は1時
間程度は見ることになります。
これらは自力でアレンジするのも旅の
良さですが、時間を効率的に使い、安全
を確保するならリスボン発の日帰りツアー
に乗るのがベストです。施設のチケットも
込みでしょうし。
・言葉は、観光客が行く場所は英語で大
丈夫です。
ただ、乗り降り自由のバスのドライバー
さんは英語がダメでした。これは、人に
よります。