水曜日, 9月 27, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; ブラックベリー、日本での需要は。

今日のジャーナルに、ブラックベリー(激写参照)と
いう携帯端末が日本でようやく発売、という記事が
掲載されていました。

タイトルは、


Arriving Late, Can BlackBerry
Hook Japan's Mobile Market?


ブラックベリーというのはカナダのとある企業が製
造している携帯端末の名称です。欧米のビジネス
マンの間で圧倒的な人気を誇るおもちゃで、何が
できるかと言うと、



①携帯電話になる

②システム手帳になる

③会社のメールシステムと繋がっている

④忙しいビジネスマンぶることができる


などなど。④なんかいいですね。

いまさら日本人には何の目新しさもありません。

まぁ、会社のメールを送受信できる大きめの携帯
電話です。携帯電話と違うのは、北米、欧州、中国
など、特別な手続きなしですべての機能が世界の主
要国で使えることでしょうか(だと思うけど・・)。

これまで日本では発売されていませんでしたが、
法人向け限定でNTTドコモが提供するそうです。


ジャーナルの記事は日本の携帯電話使用のエチケ
ットやビジネス慣行の欧米との違いなどにも触れて
いました。


日本での需要はどうでしょうね。海外出張が多いご
く一部の社員や、欧米が本社の外資系からの需要
はあるでしょうが、これだけ世界一進んだ携帯電話
やノートPCを駆使しているジャパニーズビジネスマ
ンにどこまで食い込むことができるでしょうか。


ポイントは、会社のメールサーバと接続されている
ので、会社のメールをこのちっこい携帯機器で常に
送受信できる、というのをどこまで企業が評価する
かどうかです。

ソニーですら携帯端末(PDA)から撤退していますし、
パームの大失敗から見るに、筆者は懸念大ですが。


ちなみに筆者、このブラックベリー、支給されました。

しかし、携帯電話もあるのに職場を離れても会社の
メールなど読むわけもなく、読みたくもなく、またこれ
が一番大事な気がしますが、そんなにかじりつくほど
の価値のあるメールが来るわけもなく、結局すぐに
私いりませんと返上しました。お金ももったいないと
感じたので。

筆者は日本では携帯電話すら持っていなかったので、
こういった機械を持つことにもとても抵抗を感じました。

抵抗というか”面倒”という意識が先立つと言った方が
正しいでしょうか。

便利は便利ですが、オンとオフの切り替えはやはり
大切な気がします。ブラックベリーのようなものがある
せいで常にアンテナを張っている気分になるだけで、
実は緊張感がなく、メリハリのない生活になる、という
のが私の意見です。

なんて、ジャーナルの記事からはだいぶそれましたが、
営業の方のようにほとんど毎日外に出ていて、お客さ
んを多く抱えている職種の方にはたいそう便利なもの
であることは言うまでもありません。


今日の激写;
筆者にとっては荷物が増えるだけ

便利は便利ですが・・














画像はWSJ.com より

日曜日, 9月 24, 2006

にわか単身

妻が用事で昨日から1週間帰国。

にわか単身、ある土曜日の一日。


7:30  
起床。外は雨。新聞をめくる。珈琲一杯。

8:30  
雨が止む。ジョギングに出る。距離増。

10:00  
外から戻り体重測定。65.8kg。 昨晩トライ
ベッカのウォルフギャングでステーキ。それ
でも先週より体重低下。 シャワー浴びても
汗とまらず。

10:30 
ブランチ。激写参照。カリカリ一歩手前ベー
コン作成途中に煙発生で警報鳴る。妻の気
持ち理解。窓明け、ドア明けでもだめだった。
毎度怒ってごめん。

11:30 
東京の知人に電話。持つべきは友。

13:00 
震度0 を読む。途中疲れて再度新聞にスイッチ。
times の travel は毎週面白い。

17:30  
東京の妻からtel 無事に着いたとのこと。安心。
安心で一人で乾杯。旨い。ビールをまずいと感じ
たことはない。

18:30
震度0 読み終える。ブログ更新に着手。

19:30 
本日2食目、パスタ(ペペロンチーノ)と魚(の缶
詰)。魚が旨い、静岡を思い出す。ワイン。

20:00  
食べながらカレッジフットボール、UCLA vs UW。
毎週末はフットボールTV観戦。

これから;
妻が見たがらない プラトーン を鑑賞。


今日の激写;
毎朝ベーグル、ヨーグルト。メープルシロップが旨い。
箸置きくじらは愛嬌、お気に入り。珈琲は濃いめ&
ミルクで水も大量摂取。


震度0

横山秀夫氏の小説です、先ほど読み終えました。
このミス2006」3位だそうです。

アマゾンの素人意見は時々ためになり、時々的外
れですが、今回の★3ちょっと、は違和感がないな
あと読後に思いました。

ストーリーとしていいか悪いか議論はありましょうが、
”ぐいぐい読ませる”という点では誰もが納得するの
ではないでしょうか。

この小説が扱っているのは事件ではなく、組織と人
間で、それはつまり「本音と建前」、「野心と保身」
だよ、というメッセージがビシビシと伝わってきて、ス
トーリーそのものよりもそちらのほうが面白いです。

これを読んで、”あぁ、わかる”とか、”うんうんあるあ
る”と思った方は自分の組織に危機感を持ったほう
がいいのではないかと思いました。

大きな組織でないにもかかわらずそうであれば、な
おさらです。


小説、という点では、多くの点で、KBYSさんが紹介
してくれたクライマーズハイのほうがずっと面白かっ
た、と私は思いますがいかが?


今日の激写;
なし

火曜日, 9月 19, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; ヘッジファンド新境地

今もって定義が曖昧なヘッジファンドなる運用集団が、
金融の世界ではいつの間にか市民権を得ているそう
ですが、最近、


イマイチうまくいっていない


そうです。

*ヘッジファンドの定義についてはコチラ

9/13のトップ記事タイトルは、


Hedge Funds Miss Their Target


でした。記事の構成としては、

①いくつかの著名ヘッジファンドの年初来投資収益
率は+1~+3%程度であり、米主要株式指数(日本
でいう日経225など)の収益率を下回っている

②とはいえ、あるファンドは30%の収益率を叩き出し
ており、株、債券、など色々考えると、全体としては
市場平均並み

③ただし、ロングショートと呼ばれる、買いと売りを組
み合わせるタイプの米株ファンドは年初来でわずか
+1.4%の収益率

④イマイチさえない理由としては、手数料の高さ、
最近の原油など商品価格の下落、5月以降の
エマージングマーケットと小型株市場の低迷など

⑤上記の”投資環境”とは別の理由として、とにかくヘ
ッジファンドが増えすぎて、競争が激しく、出し抜くアイ
デアの創出が困難になった、差別化ができない

⑥ヘッジファンド同士が仲良しクラブ化して、皆同じ
投資戦略をとる傾向になった結果、大きく勝てない

といった具合にまとめられています。

ま、成熟化しているってことですね。成熟化とは言え、
究極は買いか売りかしかない(いつとか、どのくらいと
か、組み合わせはとかいうのもあるのでしょうが・・)と
ころに難しさと面白さがあるのでしょうか。



ふーん、とこの記事を読んだ3日後、今度は



The Hedge-Fund King Is Getting Nervous



という記事がまたジャーナルに出ました。ネガティブキ
ャンペーンでも張っているのかと勘ぐってしまいます。

これは上に紹介したものよりもはるかに面白い記事
でした。ある一人のスターヘッジファンドマネージャー
を追った記事で、ドキュメンタリーを見ているようでとて
も勉強になります。

土曜日の記事、ということもあったのでしょう、長い文
でしたが、相場や株が好きな人にはご一読をオススメ
します。



またこれは蛇足ですが、金曜のNYtimesビジネス欄トッ
プは、



Hedge Funds Flirt With Heresy: Going Public



アメリカでヘッジファンドを専業としている運用会社が、
ピュアなヘッジファンドとしては初めて株式公開すると
いう内容の記事です。



何かの潮目の変化なのでしょうね、思案のしどころです。


今日の激写;
なし

月曜日, 9月 18, 2006

The New York Times たいむず; またひとつサイトが

NYtimes の日曜版には Sunday Style という主に
ファッションや文化、風俗を記事にしたものが織り
込まれて来るのですが、これが実に面白い。

文化的な記事が多いので慣れない単語があって
英語は難しく感じますが。

今週はそのなかに、ZEBO.com というサイトにつ
いての記事があって、興味深かったです。

タイトルはこれ、


A Sense of Belonging Among Belongings


"belonging" を、"所持品" と "(コミュニティへの)所
属" でかけているんですね。

アイデア勝負のインターネットの世界において、ま
たひとつ新たなサイトがデビューしたそうです。

このZEBO、サイト紹介文を見ると、最も売れている
ものをもっとも安い価格で提供するという
e-commerce サイトですが、重要なのはそこではなく
て、サイトメンバーは自分の持っているものを紹介し
あったり、それを評価したり、ショッピングのアドバイ
スなどをしながら友人を作ることができるという、ソ
ーシャルネットワーキングサイトの一つでもあるそう
です。

もちろんプロフィールやフォトアルバム、ブログも作成
できます。

メンバーの年齢層は16-25歳ですから高校生から
大学生と言った、自分のお小遣いやバイトでショッピ
ングが出来るようになった若者向けのサイトです。

myspace.com の類ですが、自分の所有物とショッピ
ングがキーとなっている点に独自性があると言うわ
けですか。

今のところは健全なサイトのようですが、どうなること
やら・・・

We'll see. と行きましょう。


今日の激写;
なし

日曜日, 9月 17, 2006

The Rainbow Grill

この月曜から今朝まで、妻のお母さんとお姉さん
がNYに遊びに来ていたので、金曜の夜は私も
一緒に食事に出かけてきました。

そう多くは来る機会がないということもあり最終日
はちょっと特別な場所、ということでロックフェラー
プラザ(所謂GEビル)の最上階に近い65階の、
レインボーグリルというレストランでの食事でした。



GEビル-画像はwikipediaより














いやあ、すごいビルですなこれは。5番街のド真
ん中にあるこのランドマーク、かつては三菱地所
がここを含むロックフェラーセンターを、今思えば
格安どころかハゲカタよろしく2,000億円で買収し
たのですから歴史とは面白いものです。

このGEビルの最上階は、TOP OF THE ROCK
といって、それだけで観光名所になっており眺望
が素晴らしいそうです。筆者はまだ行ったことが
ありません。

昨日、このレインボーグリルから見た夜景も圧巻
でした。



きらきらひかる-画像はwikipediaより








NY摩天楼とはまさにこのことだなあ、とこの目を
以って体験することができました。

妻のお母さんとお姉さんも感激してくださって、
私も妻も嬉しい夜となりました。

惜しむらくは、私がデジカメを持っていかなかった
たことです。観光客でしょうが、多くのお客さんもあ
まりの眺望の素晴らしさに、次から次へと窓際で
シャッターを切っていました。


今日の激写;
本文中にちりばめました

土曜日, 9月 16, 2006

生活のリズムとジョギング

NYに来て、生活のリズムが日本とはだいぶ変わ
りました。別に望んだわけではないのですが・・

まず、朝ご飯をきっちり取るようになりました。

昔は一応仕事に行っても、11時くらいに何の疑問
も感じず昼食をとっていたので、それならアサメシ
はいいや、と思って何も食べず。

11時に昼をとるものだから夜ご飯はお腹すきまく
りで結構ちゃんと食べてしまうのです。

こちらに来てからは、昼食は各自いつでも勝手に
空いた時に食べるので、筆者は1時半から2時半
くらいの間に食べるようにしています。さすがに
2時に昼食をとるには朝食を相当たくさん食べな
いともたない。

それで朝ごはんをきっちり、多めにとっていると
いうことです。なぜ昼食が2時くらいかというと、自
分の集中力のリズムがその時間にあっているよ
うだ、という結論。

午前中の方が集中力が続くので、できるだけそれ
を持続させてやっちまおう、と取り組んでいたら1時
過ぎくらいまでは大丈夫だったという次第。

逆に、午後はペースががくっと落ちます。残業する
くらいの時間になるともう腑抜け野郎です。全く集
中できず、駄目です。それでも仕事をやらないとい
けない時は気分を変えて家でやってます。

夕食はとっていません。2時くらいの昼食だと、夜
でもそれほどお腹が減らない(あれば食べてしまう
でしょうが)ですし、夜はゴロゴロして寝るだけなの
で、敢えて食べる必要もなかろう、と割り切り。

ただ、妻がおにぎりを一個作ってくれるのでどうし
てもお腹が空いたら夜はそれだけ口にしています。

タバコはわざわざ外行くのが面倒だから吸っていま
せんし、酒量も昔と比べるとかなりの激減、好きな
んですけどね。

体重は今朝計ったら東京にいる時とそれほど違い
はないものの、若干減少気味でした。

さてさらに、

最近、週末にはハドソン川沿いをジョギングする
ようにしています。この地図の左側、白い部分はハ
ドソン側に面しているのですが、そこの歩道(下の
画像)沿いを上から下まで一往復するもの。


(Cooper, Robertson &Partners 建築事務所HPより)






最近は気温がぐんと低下して、空気もからっとし
ているのでとても気持ちがいい。朝は特に空気が
澄んでいる気がします。

いきなりジョギングを始めたのはたいした理由が
あるわけではないのです。

日本にいるときは毎週末、偉大なるマイナー球技
で4時間みっちり汗を流していたのですが、NYに
来てからまともに身体を動かすことをしてこなかっ
たので、さすがに、まずなんかやってみるかと思っ
て走り出したという訳。走るだけだからタダだし・・・

本当は水泳をやりたいのですがプールがない。
フィットネスクラブに入るほどの意気込みはさらさ
らないのであきらめました。

問題はどのくらい走るか、冒頭で述べた点だけでは
ピント距離や時間がわかりませんよね。とりあえず今
は時間にして30分弱・・・

たったそれだけかよ!とお思いになるかもしれませ
んが、はっきり言って死ぬかと思いました。距離を
決めているので、タイムを計測しています。意外に
も短期間で相当タイムが縮まってくるのですよ。

最初は既に7分近く縮めました。最初は途中で歩い
たりもしたので、その分を走るようにしただけでも
随分短縮できました。

一人黙々と走っていると高校時代を思い出しました。

1年の時、偉大なるマイナー球技の部活に入ったも
のの、当時はズブの素人である私、しかも1年の立
場ではやることといったら学校の周りを走るインター
バル訓練しかないわけです。

時々高校近くの神社まで行って山の上の観音様に
タッチして戻ってくるとか、ひたすら足腰を鍛える訓
練・・

一生のうち一番走りこんだ期間はあの1年間をおい
て他にありません。マラソン大会も11kmという中途
半端かつ、やや長めでした。

そういえばうちの高校の体育の授業に関して、
wikipediaに面白い記述があるのを見つけました。
以下の青字は抜粋です。



体育の授業
基本的にマラソン。特に1年生は球技と水泳を除いてほぼ1年

中走る。「静高十種」とも呼ばれる様々なコースが設定されてお
り、これらを組み合わせて走ることが多い
(例:ビバリーヒルズ+八の字=ビバ八)。

学校周辺のコース
外周
八の字
ビバリーヒルズ(ビバ)
大ビバ

賤機山を走るコース
観音さん
観音・美肌(びじん)湯
地蔵
裏地蔵
峠越え

駿府公園周辺のコース
内堀
主にマラソン大会前の時期に使われる。3周または4周する

ことが多い。

女子高めぐり
伝説のコース。授業で使われることは皆無。存在は噂され

ているが、実際は謎。近隣の女子高(雙葉、英和、常葉、
精華)の 正門をタッチする。なお、静岡精華学園(現・静岡
大成高校)は、2004年4月に共学化された。







ほぅ、精華が共学になったのか・・・


なんてことはどうでもいいですね。

とまあ、筆者の暗い高校生活の一幕をご紹介し
ました、ジョギング、今後は距離を少しずつ伸ばし
て、work out してるよって言える位にしたいもの
です。


今日の激写;
なし

日曜日, 9月 10, 2006

911を前に

今日は夕食を外でとり、帰りはグラウンドゼロの前を
通って帰ってきました。

911テロの5周年を目前に控えた週末、夜9時過ぎで
もなんと人の多いこと。

イベントよろしく写真もたくさん展示されており、笑顔
では通れない雰囲気がたちこめていました。

ツインタワーを模したのかライトが上空に向けて照ら
されており、911を前にアメリカの目はワールドトレー
ドセンター跡地に注がれています。


今日の激写;

国民感情は。

火曜日, 9月 05, 2006

ナイアガラの滝②; 二日目

さて、ナイアガラの滝二日目です。

初日は嵐の中、どうすることもできない天候と、大自
然のなせる滝のすばらしさ、人間の弱さを身をもって
痛感しました。

ナイアガラの滝はその景観の素晴らしさから、アメリ
カでは新婚旅行、結婚式のメッカだそうです。筆者も
旅行中、ウェディングドレス姿の美しい花嫁さんを見
ました。例年なら、レイバーデイの暑くも寒くもない絶
好の季節でしょうが、今年はひどい雨でかわいそう
に・・・ひとごとながらお幸せにと感傷的になりました。

二日目は曇天ながら雨はほとんどあがったので、午
前中に改めて徒歩でナイアガラの滝周辺を歩いて、
スカイロンタワーというこの界隈で最も高い場所の
上から滝を見てきました。236メートルの高さだそう
です。

チケットを買おうとしたら、カップルが近づいてきて、



”スカイロンタワー行くんだろ、僕ら映画見ること
にしたからこのスカイロンタワーのチケットあげ
るよ”


と嬉しい申し出を!渡りに船、丁重にお礼を述べ
てチケット入手。



カナダ滝











写真中に見える船が霧の乙女号です。



こっちがアメリカ滝











筆者、行くまで知らなかったのですがナイアガラの
滝はアメリカ滝とカナダ滝の二つあって、国境で
分かれています。アメリカ滝は横にまっすで、カナ
ダ滝はくぼんでいます。写真でよく見るのはカナダ
滝のほうが圧倒的に多い気がします。



午後は車で30-40分かかるナイアガラオンザレイ
クという旧軽井沢のような街に行ってきました。5大
湖のひとつ、オンタリオ湖に面した小さな街ですが
美しい場所です。

途中、ギネスブック認定の世界一小さな教会という
珍しい場所もありました。


おもちゃのような















ナイアガラオンザレイクの街並み











街からの帰りはワイナリーで試飲もして、甘いアイス
ワインを舐めるように飲みました。

これは半日のツアーですが、滝だけに終わりがちの
ナイアガラ訪問だけでは物足りないと感じることが
ないわけでもないので、組み込んでよかったです。


夜7時の便でNYに戻り、家に着いたのは10時、近
場の旅行も気軽で楽しいものです。とにかく今回は
嵐の中の旅行の記憶が刻まれました。


今日の激写;
本文中にちりばめました

ナイアガラの滝①; 初日

今週末はレイバーデイという祝日絡みのウィーク
エンドで3連休でした。アメリカは祝日が少ない
(その代わり、各人が長い休暇を夏やクリスマス
シーズンに取得するのが普通)ので、国民が無
条件で休みになる祝日は各地でイベントやパレ
ードが開かれます。

筆者はこの連休を利用してナイアガラの滝に行っ
てきました。NYからは飛行機で1時間なので日帰
りで行く人も多いです。今回はせっかくの連休なの
で一泊で行くことにしました。



いやぁ、すごかったですよ。あまりの凄さに、特に
妻は無言でした。筆者も、おいおいこれ一体どうな
っているだと混乱の極みでした。

え、いや、なにがって・・・

















雨が。



米国北東部の8月最終週は悪天候が続いていま
した。今年初めてハリケーン認定された「アーネス
ト」が、当初向かうと思われていたメキシコ湾をそ
れ、北東部に上がってきたのでした

結局すぐに熱帯低気圧に変わったものの、北東
部の土日はちょうどこのアーネストに直撃され、悪
天候だったのです。

筆者の秘密の職場では、筆者同様ナイアガラの滝
に旅行をする予定だったアメリカ人が、悩んだ挙句
天候を理由にキャンセルしたと言っていました。

筆者もあれこれ考えたのですが、この機会を逃すと
次はいつ行くことになるか分からず、しかも、ナイア
ガラの滝ではどうせ水をかぶるように濡れると聞い
ていたので行くことにした、という次第です。


さてそんな問題アリの旅行ですが、航空会社はジェ
ットブルーという格安ながらサービスのよさで評判の
ところでした。国内線ながら全席ディレクTVが見れ
るパーソナルモニタ付きで、シートはレザーで座り心
地もよいです。



雲の上はこんないい天気















さて突然ですがナイアガラの滝はどうだったか
と言うと、、、





地獄・・?











横殴りの雨のせいか、異様な光景でした。霧の
乙女号という船に乗って滝のすぐそばまで行くの
ですが、乗船前の光景は集団で流刑されるよう
な雰囲気すら漂っていました。皆うつむいて、元
気がなくて、強制労働者として送還されるような・・




怖いんですけど・・











霧の乙女号ではしぶきをもろにかぶるので、青いレ
インコートを貰えます。これが役に立ちました。船を
下りた後もずっと着ていました。



迫力は文句なしでした、寒さも文句なし











こうして初日はナイアガラの滝を下や上、横と、あら
ゆる角度から眺めて、堪能しました。

堪能したけどいかんせんひどい嵐で、そっちのほう
が強烈に思い出に残りました。


夜はカジノに行ったり、お土産をホテルで買ったり、
滝以外は何もないナイアガラ、インドア主体になりま
す。


今日の激写;
本文中にちりばめました

金曜日, 9月 01, 2006

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; アメリカ国勢調査の結果

二回連続ジャーナルの記事ですみませんが、とて
も興味深い内容だったのでご紹介します。興味深
いなどと書きましたが、実際には


ふーん


程度のネタに近い、アメリカ国勢調査の結果です。
知っているようで実はよく知らない同盟国アメリカ、
これを機会にほんのちょっと覗いてみましょう。

記事のタイトルはこれ、


Snapshot of America:
Who's Richest, Poorest,
Where Single Men Are


経済専門紙を自負するジャーナルらしく、おカネ
をトピックに持ってきています。そして同時にこれ
また俗ネタの”独身男性”をタイトルに。どうせな
ら”独身女性”の方が読まれると思いますがそん
なことをしたら差別!と叩かれるでしょうね。

では、ジャーナルの記事をメインにしながら、
報源(米センサス局)も直接見て行きましょう。


・人口

299,599,204 (8/29 19:00)

3億ですか、これは結構皆さんご存知でしょうか?
では、人種構成はどうよ・・

白人;75%
黒人;12%
アジアン;4%
ヒスパニック;15%

(誤差あり)

NYに住んでいるとこうは感じません。もっとばら
けています。

人口なぞあまり面白くないって?ではこれは
どうでしょう。

・平均通勤時間





25分



・・近いですね。ちなみにもっとも平均通勤時間が
長いのはNY州だそうで、それでも

31分

です。筆者はドアツードアで35分くらいなので全米
平均とNY州平均よりも遠いことになります。

ちなみに一番短い通勤時間の州は、





ノースダコタで16分












・・

・・・・

・・・・・どこ!?


しかも微妙な時間・・・農業メインの方なら家の隣が
職場、あ、でもこっちの農業はスケールが日本とは
違うから自家用飛行機とかで動くのかもしれないか。


どちらにせよ、通勤にかける時間は短いです。


さて次、

・世帯所得(平均ではなく中央値)


$46,326 (117円換算で540万円)












WSJより


日本は8年ぶりにアップの580万円(2004年、
全世帯の1世帯あたりの平均、厚生労働省)

すから、それと比べるとそれほど変わりなく見え
ますが、アメリカは中央値の数字なので実態は
ちょっと違うかもしれません。

なお、男性は同様に117円換算で約480万、女
性は370万円の中央値だそうです。

ジャーナルの記事によれば、

金融・保険で働く女性の所得は、男性の所得の
55%だそうです。アメリカにもいわゆる男性社会
があるのですね。


・経済格差

このチャートを拡大して見てください。












WSJより


これは高所得者層トップ20%の人の所得が、アメリ
カで支払われた全ての所得のどのくらいを占めてい
るかを過去からプロットしたものですが、今では50
%を占めています。一方、低-中所得者の下から
6割の人の全給与を合算しても、全米で全て支払わ
れた給与の3割にも満たないことも示しています。

説明が下手ですみません・・

ようは、もらってる人がそのパイを奪い続けている
ということです。全体では増えていても、金持ちは
どんどん金持ちになるんですね。

それに、その格差は歴史的に見て一度も縮小してい
ないのですね。 これを資本主義っていうのかしら。


最後に、

・独身男性の多い地区



1位; ネバダ州


2位; ノースダコタ


3位; アラスカ州


どれもどこかさっぱりわかりませんでしが、日本でも
たまにテレビでやっている、農村に嫁を!的な感じ
の場所でしょうか。

さて、通勤時間が全米一短いノースダコタ州が2位
に食い込んでいます。通勤は楽だけど女性と付き合
う競争率が高い、うーん、考えようによっては頑張り
がいがある場所です、ノースダコタ。



付録;まとめ



















WSJより



ノースダコタ州が妙に気になった一日でした。


今日の激写;
なし