火曜日, 2月 28, 2006

Cafe Lalo

映画 You've got mail をご覧になったことはありま
すか?

こないだの週末、この映画で出てくるカフェに寄っ
てみました。ミーハーとは思いつつも、名所ですか
ら一度は行ってみる価値があると思い、妻に手を
引かれながら乗り込んで行きました。

名前は Cafe Lalo でして、場所は83丁目のブロ
ードウェイとアムステルダムアベニューの間です。

超満員でした、大人気です。圧倒的に女性客が
多いです。

入るとすぐ目の前にケーキのショーケースがどー
んと並んでおり、たくさんの種類があること・・・。

女性にはたまらないでしょう、あの品揃えは。

NYに来た当初の一ヶ月弱は、わけもわからずこ
のアッパーウェストサイドのマンスリーマンションで
過ごしました。

真のニューヨーカーが住みたがると言われるアッ
パーウェスト、というのを知ったのはだいぶ後
ですが、今になってみれば納得です。

このCafe Laloをはじめ小粋なカフェやダイナー、
高級食材店のゼイバーズなど、ブランドモノでは
ない、洒落た店が多いのですよ。建物もアッパー
イーストのように高層ではなくて、圧迫感がなく、
落ち着いた雰囲気です。

旅行でNYを訪れる機会がある方、是非アッパー
ウェストに足を運んでみてはいかがでしょうか。


今日の激写;
大人気です

月曜日, 2月 27, 2006

The New York Times たいむず; 祝 荒川選手金メダル


おめでとうございます!

素晴らしい滑りで見事に金メダルを獲得した荒川
選手、日本はお祭り騒ぎでしょうか、やっぱり。

アメリカではいつものごとくNBCがTV独占放映で
した。

こちらでもフィギュアスケートは超人気種目です。
アイスダンスでの初めてのメダルや、ミシェルクワ
ンの代役でお姉さんが02年ソルトレークで金メダ
ルを獲得しているエミリーヒューズ、SPトップの
サーシャコーエンなど、開始前開始後双方で話題
が尽きなかったことも理由でしょう。

今日はThe New York Times たいむず シリーズ
で今回のメダル記事を取り上げてみました。

まずは激写を見ていただきたいのですが、アメリ
カの新聞は通常、ジャンル毎に冊子が別々にな
っています。これはウォールストリートジャーナル
でも同様です。

NY Times であれば、メインセクション(国内政治、
海外記事、社説)、ビジネス(金融市場、企業情報
など)、メトロ(NY記事)、Travel(旅行ネタ)、Real
Estate(不動産)、Dinner(食関連)、Sports(スポ
ーツ)、Automobiles(車)、Sunday Styles(週末
版)、などなど、様々なジャンルで構成されていま
す。

特に週末は上記のなかでもエンターテイメント色
が強い構成となり、値段は平日とは違います。
更に週末はNewYorkTimesMagazine という
雑誌までついてきて、読むだけで一日終わって
しまうボリュームです。


さて、今回の荒川選手の活躍はさすがにタイムズ
でも大々的な取り上げでした。

もともと日本に対する記事は極端で、極めて批判
色が強いタイムズの主義ですが、スポーツとなる
とそこはやや違うのかもしれません。一流のアス
リートには政治も文化も関係ないということでしょう
か。激写に載せた通り、スポーツ欄だけでなく、
メインセクション一面でも大きく写真が掲載されて
います。




しかし待てよ・・・これは・・・・


やっぱりそう来るかお前は!


記事を読んでみると、冷ややかなスタンスを発見す
ることができます。懐の狭い了見と言わざるを得な
い意見に思えます、このような主張を一面に持って
くるとは・・・。

以下が記事本文(下線と色は筆者)です。


Although Arakawa skated an elegant program,
one filled with spectacular spirals, to Puccini's
"Violin Fantasy of Turandot," it was not the
transcendent gold medal performance the
Olympics often produces.

So, ultimately, this competition will be
remembered as much for who did not grab
the gold medal as for who did.


意訳すると、、、


・荒川選手の演技はエレガントではあったが
卓越しているわけではなかった

・結局今回は誰がメダルを取ったかということ
と同様に、誰が取れなかったか、という観点か
らも記憶に残る




やいタイムズ、そういう意見もあるかもしれないけ
どさ・・・そういう考え方って・・・







心が貧しくないかい?






筆者も夜8時からSP、フリー両方ともずっと見て
いましたが、荒川選手の演技は私には、金メダル
に値する素晴らしいパフォーマンスだったように思
えましたが・・。

特にタイムズの後者の意見は、それを言ってしま
ったら、大舞台の本番でミスをしてしまう精神的な
脆さを持ったアスリートを『一流である』と言って
しまうようなものです。とても寂しい思いがしました、
今回のタイムズの主張には。




今日の激写;
感動しました

日曜日, 2月 26, 2006

バーニーズ在庫処分セール

知人から、バーニーズで在庫セールをやっている
よと言う話を聞いたので冷やかしに行ってきまし
た。

半年に一度の恒例イベントらしく、買い物好きの
ニューヨーカーは毎度楽しみにしているようです。

ダウンタウンの17丁目の倉庫街にそれはありまし
た。店舗があるわけではないので、激写にあるよ
うな看板が出ているだけです。

中に入ると、バッグ類の持込は不可で預けさせ
られました。

だだっ広いフロアに人とモノがひしめき合ってい
て、これぞセールといった光景です。

レジには長蛇の列で、あれを見ただけで買う気が
削がれました。もともと冷やかしだったのですが、
もし本気で買う気で行っていたら、あの列にストレ
スがたまっていたことでしょう。

品物はさすがにセールの名に恥じず、5割引が普
通でしょうか。とはいえ、$1500のコートが5割引さ
れても買いまくることはできるはずもなく・・・。

その点、シャツはオーソドックスなのから遊び向き
なものまで豊富にあって、$150が$70まで値引き
されていたのでだいぶお得感があったように思い
ます。サイズや数も多く、楽しかったです。

いきなり隣で服を脱ぎだして(下着姿になって)試
着し始める人もいて、びっくりもしました。

しかし、皆の目当てはほとんどがコートやジャケッ
ト、スーツ、靴だったように見えます。

靴売り場なんて、足を踏み入れるのも躊躇するほ
どの人ごみでした。

とにかく体力の要る買い物です、このセールという
ものは。


今日の激写;
入り口を示す看板

地下鉄車内

デジカメを持って出かけた日は幾度となくありま
すが、今日は運のいいことに乗った地下鉄車両
にだれも人がいませんでした。

なので今日は・・・



NY地下鉄内部を暴く!



・・・いえ、ただ誰もいない車内をパチリと撮った
だけですよ、もちろん。

へ~、中ってこうなっているんだって流し見して
いただければそれで満足なのです。。

さすがに筆者には人が乗っている地下鉄車内
を撮り、冷めた乗客の視線を浴びて恥じない神
経は持ち合わせていませんので、チャンス到来
だった訳です。

何よりも激写を見ていただければいいのですが、
皆さんのご感想はいかがですか?

すっきりしていて結構こぎれいでしょう。

でも、今回乗った車両は、きれいなほうです。
暗ぁくて、なんか辛気臭い雰囲気の車両に当た
た日にはそれだけで滅入りますよ。

さて、車両ですがオールステンレスのパイプに、
椅子はプラスチック製(汚れてもすぐに拭き取れ
るからだと思います)です。

乗降ドアにはセンサーがついているのかはよく
分かりませんが、閉まるときに挟まれても、パッ
と開くことが多いです。

まぁ、大抵は日本と同じですよ。でも24時間運
行なので、ちゃんと全部検査や清掃をしている
のかどうかは甚だ疑問ではあります。

これまた日本と同じように、ドアにはよく警告のシ
ールがはられています。手をはさまないようにと
かいうその類です。

ある日、車両と車両の間のドアに、左右一つずつ
シールがはられていたのを何気なく見たところ、
片一方には、


Don't lean on the door.


とありました。フム、人が来たらこまるもんな。
そして片一方には・・・


Don't fall in love.



・・・

・・・・・へ?
同じ形式のシールがはられていました。とて
もよくできたいたずらシールでしたが、本物を
はがして誰かがはっている姿を思うとおかしく
てなりませんでした。遊び心ですねぇ。


今日の激写;
地下鉄車内

モダン?










綺麗なほうです、これなら

火曜日, 2月 21, 2006

オカネ、銀行事情②

前回の続きです。

今日はこちらの銀行を巡るあれこれについて書こう
と思います。なお、以下に記す内容は全てシティバン
についての事柄なので、それ以外の銀行について
は当てはまらないケースもあるかと思います。

まぁ、そんなに変わらないとは思うのですが、念のた
めお断りしておきます。


①小切手

日本では個人が使う機会はほぼゼロに等しい小切手。
手形との違いや形式など、小難しい小切手ですが、
アメリカでは個人の決済手段として、クレジットカード
と並ぶ重要なものです。

公共料金、家賃、寄付、飲み会代金の回収など、小
額からある程度まとまった金額まで、使い出すととて
も便利に感じます。

この小切手用(決済用と言ったほうが正確ですが)口
座が saving account いう口座です。決済用口座の
ため、利息はゼロ。日本の当座預金と同じですね。

基本的にはこのセイビングアカウントには、自分が振り
出した小切手や、クレジットカードの引き落とし額など、
使った分だけ入れておけばよいのです。

ただし、一定の残高以上ないと毎月手数料を取られる
ような気がしましたが・・普通預金と合算だったかは
忘れました。

小切手帳は有料です。この小切手帳手数料、銀行は
ボロ儲けです。自分の名前や住所を印刷してもらうと
追加でいくらかとられたと思います。

セイビングアカウントを開設して2週間くらいすると小切
手帳が送られてきます。



おぉぉ・・これが小切手帳か・・・パラパラパラ・・



となんだか緊張しながらめくったことを覚えています。

小切手を振り出すときに書く項目は、


・自分の名前(印刷してあるケースがほとんど)

・支払い先

・金額(数字と文字両方で書く)

・自筆サイン(印鑑がわりですね、照合されます)


これだけです。

なお、相手がいつ小切手を換金したかは、オンライ
ン上でチェックできます。しかも、自分が渡した小切
手そのものを画像ファイルで見ることができるので
すよ!

これにはびっくりしました。このペーパレスの時代に
もなくならない小切手が、オンライン上で画像データ
となって保存され、それを確認できるとは・・。

なんだか自分の振り出した小切手を画像で見ると切
ない気持ちになります。







・・・おまえさんよく帰ってきたね・・・






と・・。実際には帰ってきていないのですが、なんと
なく、取立てられてその命を終えた我が子がズタボロ
になって、腑抜けになって、自分のところに帰ってきた
雰囲気を感じるのです。


さてこの小切手口座ですが、もし不渡りになるとどう
いうことが待っているかと言うと・・・






今度調べておきます





②普通預金

もちろん普通預金もあります。銀行のATMでキャ
ッシュカードで引き出す、文字通り財布です。
日本の普通預金と同じで、利息がつきます。金利
は桁違いですが。開設した昨年半ばで年利1%
でした。毎月利息が支払われます。

決済口座と普通預金口座はオンラインでも、ATM
でも、資金の移し替えは簡単にできます。


③ATM

日本と同じで、4桁の暗証番号を登録して使いま
す。しかし、取引銀行であれば24時間365日無料
です。銀行の店舗が閉まった後も、ATM設置場所
の入り口はキャッシュカードを差し込めば開くオート
ロックのドアになっており、いつでも出入り可能です。

とはいえ、深夜の人通りのない店舗でキャッシュを
引き出そうとは思いません、ここはアメリカですから・・。

なお、お金を預け入れるときは、日本とは違って
専用の封筒に小切手なり現金なりと、所定の用紙
を入れ、ATMに入れます。

④定期預金に相当するもの

CD(譲渡性預金)がこれにあたりますかね。金利
このシティの広告を見てください。











キャンペーン広告ですが、6ヶ月ものCDが年4.5%
とは、日本とはさすがに違います。キャンペーン
なくても、3ヶ月ものは今3.5%のレートです。最低預
け入れ金額は$500です。自動継続型で、利息も
毎月別口座で受け取るか、元本に組み入れるか
選択できるという点では定期預金とほぼ同じ感覚
で出来そうです。ただ、解約した場合のペナルティ
はきちんと調べる必要がありそうです。

まとまった余裕資金が あ る 場 合 は こういう
のをやってみるのもいいかもしれないなと思ってい
ます。



とまぁ、2回にわたりお金にまつわるネタをとり
あげましたが、何か面白いことがあったらこの
ブログでもいじることにします。


今日の激写;
なし

日曜日, 2月 19, 2006

オカネ、銀行事情

私や皆さんがそう思っているかどうかは別にして命
の次に大切なオカネ、今日はそれにまつわる話をし
ようと思います。



地獄の沙汰も金次第


情するなら金をくれ



を地で行くアメリカ社会、誇張ではなくゼニが全てと
思わされる出来事はちょくちょくあります。

また、オカネの管理は、NYに来る前は懸案事項の
一つでありました。

まずは最初に、オカネにまつわるいくつかの話を紹
介することにしましょう。


①地下鉄の中で堂々とカネをせびる人たち

すごく多いです、この類のたかりが。 男も女も。9割
以上は黒人です。ほとんどが夕方から夜の電車です
が、NYに来たばっかりの頃、朝、結構人が多い電
車の中でやられ、相当気分が悪くなったことがありま
した。

手口は皆似たようなもので、小さい子供がいて(実
際に抱えていることが多い)、食わして行くことがで
きない。働きたくてもどこも雇ってくれないと情に訴
えるのです。もしくは身体が不自由なので稼ぐことが
できない、身寄りもない、というケース。

これを大声で喚きながら車中を歩いて行くのです。
片手に紙コップ(コーヒーとかを入れる大き目のも
の)を持ちながら、小銭をジャラジャラ音を立てて・・。
人によっては聖書(だと思いますが)を抱えている
場合もあります。

しかし、意外にも結構多くの人がほどこしを与え、
そして、もらった本人は、god bless you と言う・・




なんなんだ、いったい




と、いつも考えます。



この手の問題は、結局、言い分が嘘かホントかわ
からない点にあります。

最新のデータでは、全米の黒人の失業率は9%に
ものぼります。1年前は11%でした。これだけ景気
がいいといわれる米国の現況においても10人に一
人が失業というのは直感的には高く感じます。

では、白人はどうかと言えば、4%です。成人男女
に限ってみれば、3%半ば・・。

これから考えると、金をたかる主に黒人の方は
本当に命をかけてたかっているのかもしれません。

でも、そういう問題じゃないのでしょう。

理由はともかく、お金がなくて困っている人に対して
お金を持っている人が与え、与えられた人は食べ
ることができ、与えた人は精神的な幸福感に浸る、
ということが当たり前に精神として根付いている、と
いう単純な理屈なのでしょう。





・・・ホントか?





あぶねー、柄にもなく奇麗事でまとめるところでした。

情けは人のためならず、とは言いますが、どんな
形であれ、人前でお金を与えるという行為に私は抵
抗を感じます。

むしろ、たかる人がどんなに切羽詰っているかは
知りませんが、




恥を知れ恥を





と言いたくなる気持ちのほうが強いです。かっこつ
けではなく、人前でお金をせびるということは人とし
て全部捨ててしまっているわけで、もうその世界か
ら戻ってこれないような気がするのです。



武士は食わねど高楊枝


という言葉がある日本人としてはやってはいけない
ことのように思うわけです。


少なくとも、


定期的に$2ドル払って電車乗る金があった
らそれ貯めろよ

と思います。


②チップ

水と安全とサービスは無料という素晴らしい日本
で育ったので、この制度、慣れるのに時間がかか
ります。

カフェやダイナー、レストランでのウェイターはこの
チップだけが収入であることもよくあるので、うっか
り支払いを忘れようなものなら、追っかけてくると
まで聞いたことがあります。

一方で、



でも、心づけでしょ?



と思うこともしばしば。間違えて料理を持ってきた
挙句、水も出さないウェイターにチップなど支払う
必要はない!と思うこともあります。

そういうときでも日本人はきっちり、人によっては
20%くらいのチップを常に支払うと聞きます。
したがって、日本人はチップを多めにくれるとい
うことがここNYでは常識になっているようです。




要は、なめられているんですよ!



私はあえて、まずいサービスのときはほんの少し
しか払っていません。露骨にぶすっとした顔をさ
れますが、なめられるのはごめんですからね。

よく考えて払うことが大切なのです。よくやってくれ
た人には多めに、まずいサービスであれば少なく、
と言う風に。別に難しいことではありません。

ちなみに、以前このブログで取り上げたフレッシュ
ダイレクトは、配達の人にはチップを支払う必要は
ありません、とホームページに書いてあったような
気がします。でも、逆にそうやって書かれると、あの
重い荷物を雨の日も風の日も何個も運んで届けて
くれている配達の人には心づけを渡したくなると
いうものです。

*ブログ過去分について、何も表示されない場合は、ブラウザの文
字コードをUnicode(UTF-8)というものに手動で変えてください。
ブラウザの「表示」-「エンコード」で変更できます。


はー、ここまで書くのに疲れました。

続きは次回とさせてください。





今日の激写;
なし

火曜日, 2月 14, 2006

Billy Joel, いつか見た夢

初めてビリージョエルの曲を耳にしたのは20年以上
も前、年齢にして9歳か10歳くらいの頃だったろうか。

もちろん自分でレコードを買って聴き始めた訳ではな
く、親がCDプレイヤーとともに買って来たアルバムの
一枚がビリージョエルで、それが家でよく流れていて、
いつの間にかメロディを覚え、アルバムを揃え、好ん
で聴くようになった。

家でよく流れていたのはビートルズ、イーグルス、そ
してビリージョエルだった。両親の世代を代表する
欧米のヒットメーカーである。ビートルズについては、
母親が赤盤、青盤と呼ばれるベストアルバムをレコ
ードで発売された時に購入して持っていたので、私
はそれをレコードプレイヤーにかけて聴いていた。
後にも先にも、自分で、レコードプレイヤーにかけて
聴いた音楽はあれ以外にない。今でのそのレコード
は母から譲り受け、大切にとってある。

ビリージョエルもビートルズも歌詞は当然わからない。
メロディだけ、かっこよかったり、切なかったりで惹か
れていた。英語の勉強を始めるようになってからは、
必死で辞書を引いて意味を調べたことを覚えている。

なかでもよく聴いたのはビリージョエルだ。ビートルズ
は私が聞き始めた頃は既にジョンレノンは故人とな
っていたし、イーグルスは解散していた。ビリージョエ
ルのみが現役で、当時もヒットを飛ばし続けていたか
らだ。

いつかライブに行ってみたいなぁ、と幼いながらに思っ
ていた。

東京公演に行くために一度チケットを予約、確保した
が、どうしても都合がつかずにキャンセルしたことが
ある。

そんな他愛もない夢を持ってから20年が経ったが、
この3月に、ここNYでひとつの小さな夢が実現する運
びとなった。なんだかあっさりという感じもするが・・。

今年、ビリージョエルが8年ぶりの単独公演を行うの
だ。私がNYに来た翌年にその機会にめぐり合えるとは
何とも幸運であるとしか言いようがない。
なおビリージョエルはNYの出身である。

実は筆者、公演のことはNYタイムズの広告で知った。

マジソンスクエアガーデンで11回予定されている公演の
チケットが完売となり、追加公演が決まって、そのチケッ
ト売り出しが2月初旬にある、との広告だ。

売り出し当日の土曜午前9時きっかり、ちゃんと購入する
ことができた。代理店に頼む手もあったのだが、正規ル
ートで、ワクワクしながら混雑の中(ネットだったが)チケッ
トの予約をするという思いを久々に味わった。



・・・

・・・・・・

楽しみだー!



今日の激写;
この広告がきっかけ (NYタイムズより)

月曜日, 2月 13, 2006

大雪の週末

不思議な天候が続いています。

全然暖かくならない春に始まり、じめじめした日本
の梅雨のような夏、記録的な大雨の秋、連日10度
を超える冬など、もうどうなってるのでしょうか。

今日は突然、忘れられていた冬がやってきました。

日本ではNHKの朝のニュースでも報道があったよう
ですが、NYは大雪に見舞われています。

*マンハッタン中心部の写真や空港の状況はこのNYタイムスの記事
が参考になります。



恥ずかしながら、日本の友人と親からの
絡で、『記録的な』積雪であることを知
った者です。



というのも、『例年』の状況を知らず、知人にはNY
の冬は雪が多いと聞いていたので、今日の雪を見
ても、




『これがNYの雪か・・噂には聞いていた
・・・すごいな、いやぁ、本当にすごい』



と、ヒーターききまくりの家でのんびりぬくぬくしてい
ました。

さて、タイムズの記事にもありますが、68センチち
ょっとの積雪で、1947年12月の67センチの記録を
更新したようです。

先週末の予報でも週末は雪だよと言われていた
ので、降ってきたこと自体には驚きはありませんで
した。

土曜は、天気が悪くなったのは午後に入ってからで、
雪が降り始めたのは夕方になってからでした。

そして今朝(日曜)、目が覚めたら外の音が全くし
ないのでなんだやんだのかと思いカーテンを開け
たら・・




・・・雪が積もりすぎて車すら通っていま
せんでした



朝、家の前にある公園の状況はこれです。












窓を開けるとすごい勢いで雪が入ってくるので、
窓越しの写真です。いつもながら下手な写真で
すみません、なんとなく分かります・・?

夕方5時か6時くらいには止みましたが、それま
ではずっと吹雪いていました。


同じ場所を夜7時過ぎに写したものがこれです。











かっこつけて夜景モードで撮ってみましたが結構
積もっているでしょ。 慣れないモードで撮ったの
で相変わらずピンボケですがご容赦を。


明日、外に出るのが憂鬱である。


今日の激写;
本文にあります

水曜日, 2月 08, 2006

味の素、ネタのもと

今日はランチに、職場の同僚アメリカ人3人と中華料
理のデリバリーを注文しました。

同僚からメニューを受け取り、どれにしようか悩んでい
たところ、



『MSG、つまり味の素を入れないでくれ
って注文したことはあるかい?』



と同僚の一人に聞かれました。たまたま筆者、味の素を
巡るこの話*を知っていたので、ふーん、この手の話を本
気でするアメリカ人が今でもいるのかとびっくりしました(3
人とも中華料理症候群のことを知っていたのには驚きま
した)。

*味の素を巡るいろいろな話についてはここを見てください。チャイニーズ
レストランシンドロームについての説明も簡易に記されています。



「ないよ。きっと、日本人はほとんど気にしていないと思う」



と何のオチもない返答をした筆者ですが、日本人では気
にする人はいませんよね・・?さすがに化学調味料ですから、



さぁ~、どんどんまぶしてお食べ



とはならないでしょうが、一応各国の食品関連当局から
も普通に摂取する分にはなんら問題ないとの見解が出
ていることですし、気にする必要はないでしょう・・・・



・・・が、なんか不安になってきました



ま、もうたっぷり今日の昼に食べてしまったことですし、
考えてもしょうがないことです。

それにしても最近は味の素のあの小瓶、見ませんね。
なぜでしょうか。


今日の激写;
なし

日曜日, 2月 05, 2006

一般教書演説

1/31、ブッシュ大統領による一般教書演説 (State
of the Union address) がありました。03年に
「悪の枢軸」発言が飛び出したあの演説です。日本
では首相による施政方針演説がありますが、まぁそ
れと似たようなものです。注目度やいじられネタとして
は天地の差があることは皆様周知の事実です。

いきなり余談ですが、筆者は人の上に立ってなにか
ビジョンをぶちまけたり道を示す立場からは程遠い
存在ですが、中学生(2年)の頃、クラスの一年間の
目標を決めるという大役を仰せつかったことがあり
ました。

さんざん悩んだあげく決めたクラスの目標とは、、、、





"Enjoy School Life"





バカカオレハー、バカカオレハー・・・・



学業、クラブ活動、恋愛、トラブルすべてひっくるめ
て毎日の生活を楽しもうよという欲張りな目標を
ストレートに示した私の考えでした。今更ながらバカ
丸出しで、忘れようにも忘れられない少年時代の思
い出です。

このクラス目標に対して、教師連中は積極的に否定
するほどの理由も意欲もなく、クラスメートはハナから
興味などないわけで、誰も反対せずに決まりました・・

教室の後ろの壁に大きく貼られたこの目標、一年間、



めちゃくちゃ浮いていました




新入の1年ならともかく、中途半端な2年時の目標とし
ては浮くのも当然です。



・・・・一般教書演説に戻ります。

筆者、恥ずかしながらつまらないツッコミしかできない
ので適当に紹介するだけにします。それに、この手の
演説などを偉そうに解説したり、批判をする立場の人
が好きではないのです。結局、国民にとっての本質は、


御託はいいけど、俺の生活よくなるの?


という観点できちんと理解ができるかどうかでしょう?
たいていメディアの解説者や評論家は、思想としてど
うか、国益としてどうかという高いところからの論点
でしかないような気がするのです。無責任め。
(私ができるかと言えばそれはムリなのですが)

なので、ちょっとだけ紹介で終わりです。

エネルギーについては、具体的に突っ込んだ言及が
話題になっているようです。とは言え、演説の半分は
外交政策に費やされています。

エネルギーをめぐる発言(冒頭部分のみ)は以下で、

America is addicted to oil, which is often imported
from unstable parts of the world. The best way
to break this addiction is through technology.

『addicted to oil』

という表現が言い得て妙な気がします。原油は政治的・
的な解釈としてとても幅広いだけに様々なところ
からの反響が大きいのでしょう。

代替エネルギーとしてのエタノールへの言及など、
株屋が好みそうなネタまで提供してくれて、事前に仕
込んでいたのでしょうかね。


さて下の一文、

The only way to protect our people, the only way
to secure the peace, the only way to control our
destiny is by our leadership -- so the United
States of America will continue to lead.

こういう考え方が圧制や専制、孤立を深めると誰も
が思っているはずですが・・・。アメリカとしては言わな
いわけにはいかない重要な事柄なのでしょう。


おまけ(NYタイムズより);
過去分も含めた演説文のキーワードのカウント結果






















今日の激写;
いたずら書きは職場同僚によるものです