1/31、ブッシュ大統領による
一般教書演説 (State
of the Union address) がありました。03年に
「悪の枢軸」発言が飛び出したあの演説です。日本
では首相による
施政方針演説がありますが、まぁそ
れと似たようなものです。注目度やいじられネタとして
は天地の差があることは皆様周知の事実です。
いきなり余談ですが、筆者は人の上に立ってなにか
ビジョンをぶちまけたり道を示す立場からは程遠い
存在ですが、中学生(2年)の頃、クラスの一年間の
目標を決めるという大役を仰せつかったことがあり
ました。
さんざん悩んだあげく決めたクラスの目標とは、、、、
"Enjoy School Life"バカカオレハー、バカカオレハー・・・・学業、クラブ活動、恋愛、トラブルすべてひっくるめ
て毎日の生活を楽しもうよという欲張りな目標を
ストレートに示した私の考えでした。今更ながらバカ
丸出しで、忘れようにも忘れられない少年時代の思
い出です。
このクラス目標に対して、教師連中は積極的に否定
するほどの理由も意欲もなく、クラスメートはハナから
興味などないわけで、誰も反対せずに決まりました・・
教室の後ろの壁に大きく貼られたこの目標、一年間、
めちゃくちゃ浮いていました新入の1年ならともかく、中途半端な2年時の目標とし
ては浮くのも当然です。
・・・・一般教書演説に戻ります。
筆者、恥ずかしながらつまらないツッコミしかできない
ので適当に紹介するだけにします。それに、この手の
演説などを偉そうに解説したり、批判をする立場の人
が好きではないのです。結局、国民にとっての本質は、
御託はいいけど、俺の生活よくなるの?という観点できちんと理解ができるかどうかでしょう?
たいていメディアの解説者や評論家は、思想としてど
うか、国益としてどうかという高いところからの論点
でしかないような気がするのです。無責任め。
(私ができるかと言えばそれはムリなのですが)
なので、ちょっとだけ紹介で終わりです。
エネルギーについては、具体的に突っ込んだ言及が
話題になっているようです。とは言え、演説の半分は
外交政策に費やされています。
エネルギーをめぐる発言(冒頭部分のみ)は以下で、
America is addicted to oil, which is often imported
from unstable parts of the world. The best way
to break this addiction is through technology.
『addicted to oil』という表現が言い得て妙な気がします。原油は政治的・経済的な解釈としてとても幅広いだけに様々なところ
からの反響が大きいのでしょう。
代替エネルギーとしてのエタノールへの言及など、
株屋が好みそうなネタまで提供してくれて、事前に仕
込んでいたのでしょうかね。
さて下の一文、
The only way to protect our people, the only way
to secure the peace, the only way to control our
destiny is by our leadership -- so the United
States of America will continue to lead.
こういう考え方が圧制や専制、孤立を深めると誰も
が思っているはずですが・・・。アメリカとしては言わな
いわけにはいかない重要な事柄なのでしょう。
おまけ(NYタイムズより);
過去分も含めた演説文のキーワードのカウント結果

今日の激写;
いたずら書きは職場同僚によるものです