私は生まれてこのかた一度もテニスをやったことがない。
先輩(TksさんとKbysさん)や友人(Stぅ)からも勧められて
いるのだが、コートも押さえないといけないし、ラケットも
購入が済んでおらず、ここまできてしまった。
プレーするよりも観戦が先になるとは思わなかった。
とは言え、USオープンが、4大大会のひとつであることくら
いは知っている。しかし、4大大会全部言えと言われたら
それはムリですよ。全英くらいかな、確かなのは。
外人の知人にも勧められていたイベントなので、行くこと
自体は早くから決めていた(もたもたしていてチケットを取
ったのは2日前)。チケットは、$35の最も安い、もっとも
コートから遠い席のもの。高いものだと$500(タイプ、スケ
ジュールにより異なる)もするのだが、それでも二日前には
オフィシャルサイトでは入手不可能だった。
今回はむしろ席が遠い場所で嬉しい理由があった。
それは・・・双眼鏡があるから!早くも奴の出番が来ることに
なろうとは。時々家で意味もなくケースから出してみたりして
いただけのこの双眼鏡。ついに日の目を見ることに。
意気揚々と現地に向かったのは夕方。私のチケットはイブ
ニングセッションと言って、19:00以降のもの。
9月でもまだ日中は暑いし、3連休の中日なので、敢えて夜に
したのだ。
午後5時過ぎくらいにマンハッタンの地下鉄7番ラインに乗り、
6時手前には着いた。NYメッツの本拠地スタジアムの隣が
その場所だ。
着いてから、まずは腹ごしらえ。メキシカンやイタリアン、
フライ系と、色々な料理の店が出ており、アルコールもOkay
だ。チキンウィングとフライ、ビール(大)をたいらげた。
うまかったなあ。このためにここに来たのではないかと錯覚
させるうまさだった。
いざスタジアムに入ったら、おー、やってるやってる。
テレビで見るのとは違う、さすがに臨場感が違う。
一体感があるのだ。
ところで双眼鏡は言うと、、、素晴らしい!当たり前だが、米粒
のような選手が双眼鏡だとくっきり大きく見える!
しかし、あまりに大きくフォーカスしすぎて、テニスを見るには
しんどい。早すぎてボールが追えないのだよ。しかもちょっと動
かすとグイッと対象がずれるので、あくまで静止しているものを
見るに適したものと言えよう。風景や木々に止まった小鳥クン
などを見るのに最適だろう。
今回、男子世界ランク一位のフェデラーの試合を見ることがで
きた。さすがに人気抜群だが、試合自体は、フェデラーが強い
せいか、盛り上がりに欠けた。彼は冷静沈着で、パフォーマンス
もなく、大きなピンチもなく、ストレート勝ちだった。
一方で、隣のコートでは、4時間30分もの大接戦が繰り広げら
れていた。フルセットで最後2セットはともにタイブレーク(?)に
持ち込む展開。おぉぁおぁおおおああ・・という歓声が隣のコート
から時々聞こえてきたが、いい試合なんだろう。
両方ともシード選手ではない。一人はタイの選手で、一人はアガ
シに次ぐ長老(それでも30代)。食事中に外の大スクリーンで
見ていたが、その時点でとても緊迫した面白い試合だった。
きっと、うまい下手ではなく、実力伯仲でパフォーマンスの多い
選手の試合が面白いのだろう。
結局、夜11時手前までいて、家に着いたのは深夜12時半くらい。
すっかり遊びほうけてしまったが、楽しかった。
来年も是非また来よう。
今日の激写;
初スポーツ観戦 in NY はテニス
スタジアム外観
米粒サイズだけどライブの臨場感
夜は会場がライトアップされて綺麗