月曜日, 2月 02, 2015

旅行本・旅行情報とどう付き合う

週末、書棚にあった福田和也の”悪
の読書術”を読んでいたところ、旅行
のガイドブックの質が低すぎる、とい
う批判がありました。

ちょうど週末に、今度のイタリアに旅
行のためのガイドブックが届いたの
で、自分はどんなガイドブックを読ん
でいるか改めて書棚を確認・・・










































まず、地図を持っています。


右側の、旅に出たくなる地図。

これは帝国書院による、テーマ地図
です。見ているだけで楽しい。

旅の目的地を探すのにも、いいです。

世界にはまだこんなに楽しい場所が
あるのか、というきっかけになります。



左の半分ほどを占める青い背表紙
は、お気に入りのシリーズ。

旅名人ブックスというシリーズで、
ガイドというよりは、読み物という
か紀行というか。

写真で伝えるよりは文化や歴史、
ちょっとした話題などの豊富な説明
があります。


既に絶版なので、人気の場所やエリ
アは、今では新刊で手に入れるのが
困難。発行元は日経BPです。

日本にいる前に、東京駅の丸善の
ガレージセールで手に入れた機会
が最初で、以降気になるものを揃
えていました。

イギリスのものだけで5冊持っていま
す。ここのホテル情報も経験的に
よいチョイスであると思います。

幾つかお世話になりました。


それ以外の右真ん中以降はJTBな
どのカジュアルな紹介本。

ギュッと最低限の情報が効率的に
詰まっていて、私は好きです。

ただ、場合によってはこの本通りの
場所しか行かない可能性があり、
そこは、日本人の旅行のマニュアル
化を呼んでいる本でしょうか。


今はネットもトリップアドバイザー
をはじめ上手く使えばかなりの
情報を仕入れることができます。

現地ツアーも簡単に手配できます
し、便利なものですね。



それとは別に私がよく見るのは、
NYtimesの36時間シリーズ。


週末のトラベル特集の名物コラム
です。

毎週世界各地の都市をとりあげ、
36時間をどう使うか紹介したもの。

玄人っぽいチョイスが多い気が
します。

例えば、2013年5月の記事、東京
36時間では、浅草の葵丸進が
組み込まれています。

東京に住んでいる人でも、葵丸進
を知っている人は地元の人か、浅
草が好きな人に限られるでしょう。





世界広く、情報はありふれており、
結局正攻法などないのだと思いま
す。

行ってみたいな、見てみたいな、本
場ってどうなんだろ、その気持ちが
あればあとは自然とついてくる気が
します。