木曜日, 5月 31, 2007

引越し速報

**もう少し経ったらブログサイトを変更する予定です。
**移転先はこの場でお知らせいたします。

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だいぶご無沙汰してしまいました。無事引越しも終えて、
1週間と少しが過ぎましたが、ようやく昨晩からネットが
接続できるようになりました。

詳しい引越し顛末は別に書くとして、今回は新たな住ま
いの周りの様子だけ簡単に写真とともに掲載します。

ダウンタウン生活にどっぷり浸かった前の場所とは180
度環境が違い、慣れるのにはまだ時間がかかりそうです。

ただ、とにかく便利な場所です。これ以上便利な場所を
探すのもなかなか難しかろう、というくらいのロケーショ
ンです。便利すぎるがゆえに犠牲にするものもあるので、
これが本当に良かったのかどうかはまだわかりません。


①セントラルパーク

ありがたいことにまっすぐ歩いて15分か20分の場所に
あります。さっそく先週末行ってきましたが、恥ずかしい
ことに過去2年で足を踏み入れたのはたった2回・・・

初めてまともに散策してきましたが素晴らしい公園です。












上の写真は公園内の池から対岸と公園外のウェストサ
イドのビル群を写したもの。

下の写真は、自由に入って寝そべったりフリスビーをし
たり、野球をしたりもできる広大な芝生広場。

筆者は妻とここでバトミントンをして汗をかいてきました。
バトミントンで遊んでいる人は皆無、青空の下どんなに
強く打っても所詮飛ぶ距離は知れているあの羽、気持
ちよかったです。













続いては公園内の舗装道路。これからの毎週末のジョ
ギングはここになります。ブルックリンブリッジを渡った
我が家の自転車も活躍するかも・・












といった具合に、セントラルパークが近くにあるというの
はなかなか良いものであります。


②美術館

写真は撮ってきませんでしたが、美術館の多いエリアで
す。まず行って来たのはホイットニー美術館

理解不能の芸術でしたが、経験値は獲得できました。

メトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館もあります。
残念なのは、筆者、美術にはあまり興味がないという点
です。しかし、この美術館のある真のアッパーイースト
サイドは本当に美しいです。筆者の家からは徒歩圏でと
はいえ、雰囲気は全く違います。


③便利

ごみごみしているのは嫌いなのでいい面ばかりではない
ですが、とにかく便利な場所に引っ越してきました。マン
ハッタンを南北に走る、しかも急行も止まる地下鉄の駅
から徒歩数分(その分人が多く、慌しいのは嫌いですが)
です。

また、セントラルパークを横切ってアッパーウェストサイ
ドに出るバスが目の前のストリートを通るので東西の移
動も容易です。

コンビニ(ドラッグストア)、レストラン数は以前の住まい
のエリアとは比較にならない数です。

NYのレストランは、近所であればほとんどが無料でデ
リバリーしてくれるので、(家の料理を食べるのではなく
て、という意味で)外食が増えそうです。

早速週末も、ハイデルベルグというドイツ料理のレストラ
ンに出かけ、暑いさなかにドイツビールを堪能してまいり
ました。












上の写真は家の近くの様子です。またいろいろ新居の周り
についてはレポートしますね。

今日の激写;
本文中をご覧ください

木曜日, 5月 17, 2007

パークプレイス 11J

大変お世話になりました。NY生活の拠点としてリラックスした
時間と空間を与えてくれたこのアパートの部屋。

ここも残すところあと二日となってしまいました。

明後日に部屋を引き払い、別のアパートに引越します。今、部
屋の片づけを妻が中心となって行っているところですが、とて
もとても気に入っているエリア、ビル、部屋なので名残惜しくて
仕方ありません。

この度、このアパートはビル内部を全部リフォームして、分譲
マンション化されるので、全入居者が現在の契約期間満了を
経て、退去することになったという経緯です。

ドアマン、ハンディマン、隣人、皆フレンドリーでこの2年を素晴
らしいものにしてくれました。

この家に住めたこと自体が良き思い出です。



ありがとう11J

さようならパークプレイス



今日の激写;
始まりはここから



    

火曜日, 5月 15, 2007

ボストン旅行記 ①

この土日の二日間、NYから飛行機で1時間のボストンに出か
けてきました。春の小旅行です。

一泊二日のわりには多くの場所に行ったので2回に分けて記
すことにします。

去年の春はワシントンDCに行きました。あれからもう1年以上
が経ったとは信じられません。

ボストンを形容する多くの言葉がありましょうが、筆者は、


Beautiful


この一言に尽きると思います。かつ、クリーンです。

この写真を拡大してご覧ください。プルデンシャルタワーという
高層ビルの展望フロアから写した写真です。












アメリカで初めて訪れるべきはNYでなく、このボストンだと思い
ました。ボストンに来れば、アメリカが好きになると感じました。

NYは良し悪しどっちにせよ、好みがはっきり分かれる都市だと
思います。アメリカ人ですら、NYはゴミゴミしていて、不潔で、い
やという人は多いです。しかし、きっとボストンが嫌いという人は
少ないでしょう。

逆に、何かを求めている人にとっては、ボストンは退屈な場所
かもしれません。住むには最高、ただし刺激は少ない。

さて、簡単に一日目に行った場所を振り返ります。

①ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学

アメリカが誇るトップ大学のうち二つがボストンに、しかもお互
い歩いて行ける目と鼻の先の距離にあります。

ボストンの中心地からバスで行きました。時間にして30分くら
いで着きます。途中、橋を渡るのですがこれがまた綺麗。

下の写真はハーバードのキャンパス内、新緑が眩しいです。












ハーバードすぐ近くでランチをとってから、徒歩でマサチューセ
ッツ工科大学へ。大学の近くには半導体企業や薬品会社の研
究所もありました。産学連携ってこのことを言うのね、と感じま
した。












上はマサチューセッツ工科大学キャンパス内での一枚。こ
れまた緑が豊富で、勉強よりもゴロ寝の気分です。

なお、マサチューセッツ工科大学の脇にある、MIT博物館
にも訪れました。子供心をくすぐる、相当マニアックな博物館
です。商売っ気はゼロ。

IBMと共同開発した初期のコンピュータや、発明当時の電
話機、航空宇宙技術の足跡、果ては遺伝子研究まで世界
のテクノロジーをリードするMITならではの展示物がわんさ
か。一見の価値ありです。

ちなみに下の写真は、博物館にあった鉄砲を打つ瞬間の
写真(を私が撮ったもの)です。すべてが科学技術の研究
対象になっているようです。











大学見学の後は、再びバス&地下鉄で中心地まで戻り、ボスト
ンコモンというマンハッタンで言うセントラルパーク周辺を歩き
ながら一度ホテルに戻りました。

夜ご飯はシーフード、目星をつけていたレストランに、夕方4時
過ぎに「これから行っていい?」コールをかけ、席を確保してか
ら向かいました。

食事については次回に詳しく書きますから、ここでは省略します。


②ボストンポップスオーケストラ

アメリカを代表するボストン交響楽団、今の季節はシーズンオ
フですが、その代わりにこのボストンポップスオーケストラ
ポピュラーミュージックやミュージカル・映画のテーマソングなど
を演奏します。場所も、ボストン交響楽団と同じシンフォニー
ホールです。

このボストンポップスオーケストラ、かつてはジョンウィリアムズ
が指揮者を務めていたこともある由緒正しい楽団のようです。

今回の演目は、ベビーブーマー向け音楽でした。マイフェアレ
ディ、メアリーポピンズ、サウンドオブミュージック、プレスリー
などの演奏を2時間、軽快、かつ重厚に聴かせてくれました。

下の写真がシンフォニーホールです。












そして下はシンフォニーホールの中。アリーナ席はテーブル
があり、ワインなどを楽しみながら演奏を聴くことができます。















とまあ、初日からあれこれ行ってきました。とにかくよく歩き、
だいぶ疲れましたが旅はこうではなくては。

今日の激写;
本文中をご覧ください

金曜日, 5月 11, 2007

イベントの春

月日が経つのは本当に早いですね。

今月でNY生活3年目に突入する筆者ですが、新たな年度(?)
の幕開けは旅行&引越しです。

明後日の土曜朝から一泊でマサチューセッツ州はボストンに、
近場旅行に出かけてきます。

ボストンの場所はここ

ボストンと言えば、ハーバード&MIT、小澤征爾、シーフード、
クラムチャウダー、松坂選手とどれをとっても楽しそうな場所
です。本ブログでも旅行記を報告しますね。

その翌週末は引越しです。詳しくは引越し記として別に書きま
すが、諸般の事情で慣れ住んだダウンタウンのロウワーマン
ハッタンを離れることになりました。色々とすったもんだありま
した。

美しいこのエリアと、筆者にとってNYでもっとも仲の良かった
知人と距離が離れるのは残念ですが、新たな場所を楽しめる
という期待もいっぱいです。

なお、NYに来た当初に住んだ一時滞在の場所も合わせると、
今回の引越しでNY内の住む場所は筆者にとっては4つ目と
なります。マンハッタンでもエリアが違うと雰囲気がまったく
異なります。

なお、日本の方は「それがどうした」とお思いになると思いま
すが、今度住む場所は部屋に洗濯乾燥機がついており、これ
が嬉しくて嬉しくて・・・

引越しに伴い、電話番号とメールアドレスが変わることにな
りましのたで、それは個別にご連絡させていただきます。

とまあちょっとしたイベント続きの春、なんとか元気にやってい
ます。これも皆さんのサポートがあってのこと、感謝のしよう
がありません。

月曜日, 5月 07, 2007

初めてのXXX

NYに来てこの5月でまる2年が経過しますが、日曜日の今日、
初めて外に映画を観に行ってきました。

これまで自分の好みと言いますか、見たいなあと強く思うアメ
リカ映画がなかったことは事実ですが、最大の理由はやはり
英語の問題でした。

シリアスなドラマやミステリー映画をすべて英語で理解できる
レベルにはまだまだ到達していない筆者、観ても逆にフラスト
レーションがたまるだけと割り切り、それだったら本を読んだ
り、ケーブルテレビで五万と放映されている映画をキャプショ
ン(英語の字幕)付きで観たほうがまだいいかなと考えていま
した。

しかし、ここに来て絶好の機会がやってきました。



スパイダーマン3



これを観ずにアメリカで何を見るか、という格好の映画が公開
中です。

①NY、マンハッタンが舞台(自分の住む街が舞台なのはなん
となく嬉しい)

②バリバリのアクション映画(ビジュアルだけでも十分楽しめる)

③1, 2 ともに事前にケーブルテレビで観ている(勉強済み)

④筆者、MARVEL ヒーローものが好き(詳しくはこちら

⑤アクションには興味を示さない妻が「観たい」


スパイダーマン、オリジナルについてはここです。原作は伝統
あるコミックからです。

スパイダーマン3 の映画そのものについてここで記すつもりは
ありません。興味深かったのは映画館の運営の仕組みです。

筆者の行った映画館は家から歩いて10分ほどの、Regal
Battery Park Stadium 11 という場所。他を知らないので
比較できませんが、上映するシアターが大小11もあります。

所謂シネコンですかね。でもシネコンのわりには普通のビル
で、入り口なんてうっかりすると見落とすくらいです。

驚いたいことに、この11のシアターを使って、30分おきにスパ
イダーマン3が上映されているのです。



1日18回



です。朝9時15分が初回で、最終は夜10時過ぎ。これには
驚きました。他の映画も5つくらい上映されていますが、そ
れらは1時間おきだったような。

一番の話題作を多く上映するようにしているのです。

まぁ、11もシアターがあれば可能でしょうが、マンハッタンの
中の普通のビルにこれだけ作れるのですから、日本でも
同じようにやればいいのにと思いました。

日本の映画館、あの列を見るだけで行く気が失せません
か?しかも一度逃すと3時間後などもザラ・・

もうひとつ驚いたことは、、、、




20人くらいしかいない




ガラガラでした・・・公開数日後でこれはいいのか・・?と懸念
してしまうほどの(すいていて)快適な空間。

すいているであろう日曜朝早くを狙って行ったものの、拍子抜
けでした。

シアターは掃除が行き届いているのかこれならまた来てもいい
なあと思いました。

ちなみに筆者、最後に映画館に行ったのは2003年だというこ
とが判明、長いブランクでした。


しかもその4年前に観た映画は・・・



壬生義士伝



・・・若者らしからぬ4年前のチョイスでした。

でもすごくいい映画

今日の激写;
初めての映画館、それぞれがシアター入り口

日曜日, 5月 06, 2007

musing on tip ②

今日は土曜日、NYは快晴です。

毎週末に1時間のランニングをしている筆者ですが、最近は日
差しが強くなってきたので朝9時以降に走り出すと、強い日光と
高い気温で最後はヘロヘロになります。

でもそのおかげで土曜でも早起きするようになるのですから、
ランニングの習慣は予想外の波及効果をもたらしています。

なんて美しいことをエラそうに書きましたが、先日金曜夜、ワイ
ン3本空けた翌土曜は1日中死んでいましたから褒められた生
活ばかりを送っているわけではありません。

さて、チップの続きですね。前回はレストランとタクシーに関し
て書きました。今日はケースバイケースについて書きましょう。


①アパート関係

これが悩みどころです。アパートにはハンディマンという、ちょ
っとした大工さん的なことを担当する専門の人が常駐していま
ます。

キッチン・バスルームの水回りのトラブル、家電(冷蔵庫、オ
ーブン、ディッシュウォッシャーなどは備え付け)が壊れた、
などの手に負えないことは全部ハンディマン任せです。

これに関するチップは、まさにケースバイケース。

そもそも、渡す必要あるのかしら・・・この仕事を専門にやる
ために雇われて給料をもらっているという点では、配膳や
注文をとること”プラスα”のサービスが期待されるウェイター
さんとは違います。

その意味では、突拍子もない依頼をしない限りは彼らの通
常業務の範囲内でしょう。

加えて、ハンディマンとコンシェルジェとという管理人さんの
ような方には年に一度クリスマスの時期にボーナスをあげ
ます。これが年間まとめてのチップと解釈すれば、普段の
作業依頼で渡すのはおかしな気がします。

しかし、自分の過失で何かやってしまったときにハンディマ
ンを呼んで直してもらう場合は、「面倒かけてスミマセン」と
いう後ろめたさがあるのでチップを渡しますねえ、、

人によっても反応はさまざま。渡そうとしたら気を使わなく
ていいよ、と言って受け取らなかったコンシェルジェも、
いました。

先日は妻とこのハンディマンへのチップの件でもめたことが
ありましたが、結局最後は個人がどう考えるかなので、結
論は出ませんが・・・


②新聞配達

これもまた難しいことです。昨年のクリスマスシーズン、朝
新聞を取ったら、ドアに封筒が。

ハテ・・と思い開いてみると、さらに小さい封筒と手紙が。



「チップはこちらに送ってください」



ここまで露骨ではありませんでしたが、チップの催促でした。
丁寧に住所と封筒まで入って・・・。言った者勝ちってやつ
でしょうか。

この件については、マンハッタンに住む職場の同僚も言っ
ていました。"チップ要求するメッセージが入っていてさぁ、
頭にきた"と。筆者も、うちもうちも、と話したらどうやら全く
同じパターンのようでした。

彼が言うには、"新聞配達は毎日時間通りに届けることが
すべて"であり、それをやることに対して給料が支払われて
いる。何のためのチップだ、図々しい。ドサクサまぎれもい
いところだ、との考え。

筆者も同意。まぁ、毎朝早く(と言っても6時半くらい、時に
7時ちょっと過ぎの場合も)起きて届けてくれるのはあり
がたいですが、それが仕事なのです。

プラスアルファのサービスがあればよくやってくれたと、労
いのご褒美を与えることはありましょうが、結局何も送らず。


以上がチップに関するあれこれでした。他に思いついたら
また書きます。

今日はこれからSOHOに買い物、明日は朝からスパイダー
マン3を観てきます。日本でももう上映されているんですよ
ね。


今日の激写;
なし

水曜日, 5月 02, 2007

musing on tip ①

チップ・・・些細なことですがこの国で生活するには重要な
習慣です。

今日はこのチップという制度について、思うことをまとめ
てみますね。ヨーロッパではまた違う考え方かもしれませ
んし、あくまで筆者がアメリカで2年生活して、見聞きして
解釈していることです。

いつか読者の皆様がアメリカに旅行する時のための、ひ
とつの参考としてお読みください。

基本的な考え方としては、



チップとは謝意をおカネで示すこと


です。

いくら渡さなくてはいけない、というルールはありません。
決めるのはサービスを受けた個々人です。

しかし、そうは言っても特定の場面では、チップを渡すこ
とが


マナー


でもあることから、最低限のことはわきまえる必要がある
ことも事実です。

一番よくないのは、よく知らない上、何も考えずにいること
です。

この、『心づけ』の部分と、『マナー』の部分のさじ加減が、
そもそもチップに慣れていない日本人には難しいのだと
思います。

では、マナーとして知っておくべきことをまず記しましょう。


①レストラン/カフェ; 飲食代の15%+α

ファーストフードやカウンターで受け取るタイプのレストラ
ンでは、チップの支払いは必要ありません。なぜでしょう。

注文したものをカウンター越しに渡せばそれでサービスの
提供が終わるからですね。フォークを落としてもすぐ持って
きてくれるわけではない、ワインを飲み干したら継ぎ足して
くれるわけでもありません。ようするに、相手を満足させる
サービスを提供する余地がないのです。

一方で、ウェイター・ウェイトレスさんがいるレストランもしく
はカフェではチップの支払いはマナーです。

なぜでしょう。

アメリカでは、日本と違って自分のテーブルの担当となる
ウェイターさんが必ず決まっています。レストランだけで
なく、カフェでもそうです。

そのウェイターさんは始終私のテーブルの動きを観察(さ
りげない場合もあれば、露骨なケースもあります)していて、
仕えてくれるわけで、快適な時間が過ごせるようサポート
してくれます。

ここにチップが発生する余地が生まれますね。

客に対するサービス料に関しては、客から貰え、というわ
けです。彼らの基本給にそれは含まれていません。事前
に客からどんなサービスを求められるか予測できないの
ですから、雇い主だってそれを見込んでペイできません。

ケースバイケースで客から受け取るということです。

なお、カード払いの場合は、料金支払いの時に加算してま
とめて払うのが一般的です(チップ代金を書く部分がある)。

キャッシュで払うときは、チップ込みの料金を渡して、おつ
りはいらない旨を伝えたり、とりあえず飲食代だけ払って、
チップは店を出るときに机に見えるように置いて去る、とい
うこともあります。

もしくは、これはちょっとキザ(粋?)ですが担当の人に直
接渡してもいいです。露骨に渡すと嫌味になるので、どう
もありがとうとさらっといいながら、さりげなくポケットに入れ
たりするとスマートです。


②タクシー; 料金の10%~15%、最低1ドル(?)

これもマナーです。NYの初乗り料金は$2.5ですから、す
ぐ降りれば25セントから40セントの加算ですが、最低$1
は渡すのがマナーとガイドブックに記載されているのを見
たことがあります。

ただ、筆者は一度このケースで、きりよく$3渡してみて、
運転手の表情を観察してみましたが、何の感情の乱れも
見えませんでした・・・最低$1説はまだ謎です。

長い距離を走ったり、重い荷物を持ってくれた場合は
通常の料金に数ドル加算するのが一般的です。

なお、日本人はチップを多くくれる、と運転手に言われた
ことがあります。『だから俺も払えって?』と腹が立った
経験もあります・・・


筆者、一度だけ頭にきて、タクシーの運転手にチップを少
なく渡し、運転手に『なんでこんだけしかくれないんだ』と聞
かれて理由を説明したことがあります。

あれはド寒い冬、しかも大雨の日でした。場所はJFK空港。
出張から帰って重いスーツケースをガラガラしながら、し
かも肩にはノートPCの入ったこれまた荷物のぎっしり詰ま
った鞄。



運転手、いつまでたっても出てこない



一歩でも車から出れば大雨に打たれることは私にもわか
っていました。しかし、重い荷物を持った客がいたら、サポ
ートするのも運転手のマナー。それができないということは、
チップも放棄していると私は解釈しました。

結局、濡れながら自分でトランクを開け、スーツケースを
放り投げるように入れた筆者・・・

おまけに、JFK空港から自宅にいくまでの45分、始終携帯
電話で大声で会話。ほとんどの運転手は携帯で誰かと話
していますが、45分大声で話し続けたのは彼以外に見た
ことがありません。

そのとき筆者が渡したチップは$1、相手は聞いてきました。
なぜこんだけなんだ、と。筆者は感情的にならずに冷静に
説明しました(つもり)。

この雨の中一歩も外に出ず、何の手助けもしなかったこと、
客がいることを考えず大声で携帯電話でずっと話し続けた
こと。私は相当不快だった、したがってチップは$1だけだ、
と。

相手は不機嫌そうでしたが、何も言わず去っていきました。
もちろん、スーツケースをトランクから出すのは手伝って
もらえませんでしたが・・・

あとで振り返ってみれば、さすがに$1はまずかったかなと
あれこれ考えましたが、一度ああいう経験をすると、慎重
にいろいろ考えるようになります。


ここまで書くのにだいぶ長くなってしまいました。
続きまた今度にしますね。


今日の激写;
なし