月曜日, 4月 30, 2007

THE WALL STREET JOURNAL じゃーなる; トートバック(メンズ)

小難しいウォールストリートジャーナルも、女性読者獲得のため
に週末版を発行するようになってから早いもので1年以上(だと
思います)、経済バカの書く俗っぽい記事はイマイチな気もしま
すが、今週はその中の記事に興味深いものがありました。


Global Trends
Japan's Twist on the Man-Bag

TOKYO -- The latest in men's fashion in Japan:
large over-the-shoulder totes that look very much like women's purses.


日本人男性の間で流行るトートバックに関する内容です。

記事の趣旨は、日本人男性におけるトートバック人気が、アジア
諸国やアメリカに伝播しつつある、という内容です。

コーチも売り出している、とありましたが確かに昨年サイトをチェ
ックしたとき、メンズのトートバックがあったのに驚いたことを思
い出しました。へー、アメリカでも買う人いるんだと。

そういえば意識したことはありませんでしたが、日本人男性の
間ではもうだいぶ前にトートバックはある種定番の一つとして
持たれているような気がします。

筆者も、就職した年に買ったトートバック、今でもほとんど毎週
末に持ち歩いています。

ただ、ビジネスユースとしてはどうなんでしょうか、さすがにビジ
ネスでトートバックを使うとなると、軟弱なものではなく、硬めのレ
ザーで深い色のものでないと背広と合わないような・・クールビズ
にはいいですが。

と思ったら、ジャーナルの記事で紹介している土屋かばんの
トートバック、素晴らしいものです。

ここをご覧ください。




でも、、、うーん、4万2000円か・・・





女性はバックにならこのくらい普通でしょうが、メンズのトートバ
ックにこれは相当悩みます、筆者は。いや、多分買わ(え)ない・・

また、記事そのものとは別に面白かったのは一緒に載っていた
写真です。

これがそれ(ジャーナルより)です。

















ヒゲが気になる・・・・



(別に聞きたくはないでしょうね、)筆者のヒゲ観ですが、

童顔の多い日本人の若者がヒゲを伸ばしても、顔が出来上が
っていないからオサルさんみたいになっちゃうんだよな、、と思
っていましたが、今回の写真はその典型例です。

なーんて、短い記事なのにいろんなネタを振りまいてくれたジャ
ーナル週末版に今日は拍手。


今日の激写;
なし

The New York Times たいむず; 井川、好投

井川投手、ようやく素晴らしいピッチングを見せてくれました。

残念ながら開幕以降はぱっとしない状態が続いていました。
1勝1敗ながら内容は惨憺たるもので、応援する方(筆者)もく
じけそうになっていました・・・

結局開幕一ヶ月を待たずに、早くも先発落ちとなっていたく
らいですから。

それだけに、昨日の快投は喜びと感動もひとしおでした。た
だでさえ7連敗中のヤンキースでしたから、今回の井川の
好投による勝利は、ファンやチームメイトの印象に強く残っ
たことでしょう。


Igawa Provides Necessary Relief for Yankees


記事の最後は、

Derek Jeter, who was 3 for 3, had said Friday that the
Yankees would learn a lot about themselves from
the bad times. So what did he learn from this game?

Jeter smiled. “That Kei can pitch,” he said.

で結ばれています。

試合は午後から、家でテレビを見ました。

見せ場は初回でした。先発投手が初球を痛烈なピッチャー
返しで膝下にぶち当てられ、続くバッターも出塁して降板。

井川投手、この、ノーアウト/一、二塁の状況で登場。

手に汗握りましたよ・・・大ピンチの場面での引継ぎ、切り
抜ければヒーロー、打たれれば先発再起用が遠のく重要
なチャンス。

よく踏んばりました。得点を与えず3アウトを取ってベンチ
に戻るときのファンの大歓声と拍手しながら出迎える姿に、
感動した筆者。

その後、得点は一点も与えず、打たれたヒットはわずか2
本。スタジアムに超満員のヤンキースファンは最高の時間
を味わったのではないでしょうか。

7回途中に退く時、ファンが総立ちで井川投手を迎える時、
彼は何を思ったのでしょう。

思えば、筆者にとっては野球の試合を最初から最後まで通
して見たのは、10年以上ぶりのことでした。


今日の激写;
次が重要

ナイスピッチング(画像はNYtimesより)

月曜日, 4月 23, 2007

桜咲くNYの遅い春

NYにも春が来ました。

4月は上旬から気温が上がらない上、雨の日が多く気が
滅入っていましたが、この週末は素晴らしい天気となり
ました。

気温も朝からぐんぐん高くなり、25度近くまで達しています。
外を見れば、芝生にシートを敷いて上半身裸になった男性
や水着を着て肌を焼いている女性も多く見られます。

筆者も、毎週末の恒例ジョギングに出てきましたが、一時
間ほどでも日焼けする日差しの強さです。いつものハドソ
ン川沿い並木道コースを走ったのですが、途中、いつもと
は違う風景が。

なんと4月も終わりに、桜が咲いており、普段は気にかけな
いとある小さな公園の周りに沿って、満開になっていました。

あまりの美しさに、ジョギングを終えてからカメラを持ってき
て再び出かけてきました。
これがNYの遅い春、美しい桜です。










綺麗でしょう?普段はあまり目立たない場所なんですよ。ビ
ルのすぐ脇にあって、日照時間も限られているせいかとても
地味・・・でも今日は違いました。

感動しました。私も日本人なんだなぁと思いながらしみじみ
見とれました。
公園の中から見ると下の写真のようになっています。この写
真の奥に見えるのがワールドフィナンシャルセンターと、NY
商品取引所(NYMEX)で、ハドソン川はすぐ隣です。











『野村證券』の入り口がこの公園脇にある(野村證券はワ
ールドフィナンシャルセンターのテナント)ところを見ると、
ひょっとしたら 野村證券が桜を寄贈したのかな、などと考
えながら眺めていました。

筆者のアパート周辺もすっかり春の景色です。筆者、NY
は春が一年で一番美しい季節ではないかと思います。












さて、今日は光きらめくハドソン川の写真で締めくくること
にしましょう。 写真の右手に見える船は自由の女神行き
のもので、今日乗れた方は素晴らしい一日になったこと
と思います。



金曜日, 4月 20, 2007

The New York Times たいむず; addicted to the Net

筆者の嫌いなブラックベリー端末、アメリカでは昨日シ
ステムトラブルで10時間近く使えない状況に陥ったそ
うです。

しかも夜からだったので、朝まで不安でしょうがない人
が多く発生したようです。

**ブラックベリーそのものに関する記事はここをご覧ください

そこで今朝のNYtimesに掲載された記事がこれ。


Bereft of BlackBerrys,
the Untethered Make Do


意訳すると、


取り上げられたブラックベリー、
(ネットから)放置された人々はどう対処したか

という内容です。オリジナルはコチラ

ある人は、サービスがつながらなくって何が起こったか
分からず、以下のような行動に走ったようです。


“I started taking it apart. Turning it off. Turning it on.
I took the battery out and cleaned it on my shirt.
I was running around my hotel like a freak.
It’s very sad. I love this thing.”


おいおい、、、そんな大事か・・?

バッテリーを取り出してシャツでふきふきしたというのには
ウケました。

まぁ、スケジュールから電話、メールとすべてをブラックベ
リー任せにしている顧客相手のビジネスがある人は相当
シビアな問題ですが、今回のケースはその実害よりも、



つながらない



ことに対する不安心理に焦点が当たった気がします。

ダイレクトなコミュニケーションを重視するアメリカ人でも
この手の気持ちがあることがよく分かりました。

日本でも携帯で常に誰かとつながっていない(実際にはつ
ながっている気になるだけなのでしょうが)と不安になる人
が多いのと同じです。

それにしてもこのブラックベリー、パーソナルユースより
もビジネスユースでの使用が圧倒的なのですが、アメリカ
人のビジネスマナーの悪さが目に付きます。


一対一でミーティングをしているときにチラチラこの機械を
取り出してメールチェックする

グループでミーティングをしていて、偉い人や企業の社長
さんが皆に話しているのにこの機械をこっそり取り出して
メールを打っている


こういう下品な事を平気でする人が多いのですよ、、男女
問わず。日本のほうがよっぽどマナーがよいです。

話がそれましたが、今回のブラックベリーのシステムダウ
ンは、改めてアメリカのビジネスマンがネット中毒に陥って
いることを露呈した事件だったなあと強く感じ、またそれに
嫌悪感を抱いた筆者でありました。

ある意味仕事中毒なのかしら、、、24時間会社のメール
につながっているのをよしとするなんて、、、


今日の激写;
なし

火曜日, 4月 10, 2007

グレートアルゼンチン④外伝; ブエノスアイレスその②

ブエノスアイレス記の続きです。





ニセ札つかまされました!





突然ですが、今回の旅行で唯一と言えるトラブルがこれ
です。

知らない間にどこかでモノを買ったとき、お釣りにニセ
札を紛れさせたひどい輩がいたようです。

ブエノスアイレスではお土産を一切買わなかったので、
おそらく水とかアメとかを買った時かと・・・

まぁ、明らかに旅行者のいでたちでしたし、アジア人は
珍しいのでいいカモだったのでしょう、、、、

これが発覚したのは、前に写真を載せたサッカー場入
り口のカウンターで入場料を支払った時でした。







あ~あ、あんたやられちゃったね





てな反応で、発覚。20ペソ札(米ドルにして6ドル相当)
一枚がニセ札でした。

それにしても、筆者が悪意のニセ札ユーザーで捕まら
なくてよかった。

さて、ブエノスアイレスではタンゴを見ました。音楽もラ
イブでうまいこと。



熱気ムンムン











ディナー&タンゴショーが終わり、ホテルに戻ったのは
深夜1時過ぎ、長い夜でした。

ブエノスアイレス3日目は、夜のフライトで帰るまでは
フリーです。

国立美術館と、レコレータ地区という高級住宅地なら
びに、レコレータ墓地という有名な史跡を訪ねてきま
した。










墓地横の聖母ピラール聖堂












これでも墓地




国立美術館近く















こんな感じであっという間に飛行機の時間は迫り、再
び10時間のフライトを経て帰ってきました。


どうでしたか、少しでもアルゼンチンてこんな感じなんだ
ってのがお分かりいただけたら嬉しいです。

時間が出来たとき、旅行の選択肢に入れてやってくだ
さい。他の地域では得がたい経験を約束します。



今日の激写;
本文中にちりばめました

閑話休題; ブログも筆者も引越し(5月中旬から)

先日は中途半端に終わってしまい、すみませんでした。


(ブエノスアイレス記外伝は別途アップします)


このブロガーというサイト・・最近とても編集がしづらい
のです。先日もそれに我慢がならずやめてしまいまし
た。

このサイトが先日β板(試行レベルということ)から正式
版に移行してからです、調子がおかしくなったのは。

検索サイトの雄、googleの正式プロダクトとして移行し、
IDもgoogleで使っているものに一本化がされたのです
が、どうやら日本語フォントへの対応が不十分なよう
です。



これからブログを始めようとしている方、このサイト
やめたほうがいいです。苦労しますよ。



写真を一枚投稿するたびに、すべての文章の行間がひ
とつずつ開いてしまいます。場合によってはその行間を
埋めることが出来ません。

しかも最終的に出来あがって文章をアップロードしても
写真の配置などがバラバラになって一生懸命作っていた
通りに展開されず、その修正だけでまた数十分かかって
しまうという事態に追い込まれていました。

それ以外にもイマイチ痒いところに手が届かない部分
が多かったです。

根本的な原因は不明ですが、短い投稿だけでもすごく
時間がかかってしまっていました。

なんて・・読者の皆様に申し上げることではありません
ね。スミマセン、、、

せっかく書きたいことはいろいろあるのに、技術的な問
題で億劫になっているこの状況を打破するにはブログ
のサイトを変えるしかありません。

したがって、5月中旬からブログサイトを引っ越すこと
にします。

なぜ5月中旬からか・・それは・・・・・








筆者も引っ越すから






です。

ブログの更新がやや遅くなっていたのはこれのせいも
あります。3月中旬から新しい家を探していました。たっ
た半月ですがいろいろあってホトホト疲れていたという
事情です。

でも無事決まりました。その顛末はまた別の機会に
書きますね。

とにかく・・ブログは近々移転します。リンクもちゃんと
貼っておきますので、是非覗いてやってくださいね。

オススメブログサイトがありましたら教えてください。

今日の激写;
なし

水曜日, 4月 04, 2007

グレートアルゼンチン④; ブエノスアイレス編

美しい大自然のパタゴニアから戻ってきました。 ようやっと
アルゼンチンが誇る首都、ブエノスアイレス記です。

この都市を訪れた人の南米に対するイメージは180度変わ
ると思います。

特に女性、行く前は、


「南米って危なくてなんか怖いんじゃないの?
ジャングルとか興味ないんだけどワタシ」


という意見が大半かと思います。少なくとも筆者の妻はそう
で、何も無理して南米なんか行かなくていいという保守派。

南米って、ジャングルのイメージも根強いのでは・・・

ちなみに筆者は南米のジャングルもちょっと興味があります。


実際には、危険、汚い、混沌というイメージは、普通に観光
する場所では一切感じませんでした。他の国は分かりませ
んがね、、

アルゼンチン、特にブエノスアイレスは端的に言えば、



陽気なヨーロッパ




かと。欧州特有のあのスカした態度がないだけでなく、なん
だかとても陽気。年中暖かい気温のせいでしょうか(ブエノ
スアイレスは最低でも8度くらいで、夏は40度近くに達しま
す)。

こんな説明よりもご覧頂いたほうがいいですね、どうぞ!!


綺麗でしょ










街の中心部は全部こんな感じで、緑が豊富でとても気持ち
がいいです。

ここエマージング?










ブエノスアイレスに滞在したのは二日半。ウシュアイアから
昼くらいに入って、翌々日の夜の便でNYCに戻りました。

ブエノスアイレスは小さなエリアにぎゅっと詰まっている都市
なので、観光するにはまる二日あればたいていのものは楽
しめると思います。

ウシュアイアから入った日は、まずは歩いて地下鉄に乗って
みようとなり、散策してきました。


中心地の大通り











地下鉄駅構内---NYCよりずっときれい











国会議事堂まで歩いて、一旦ホテルに戻ってきました。夜は
川沿いのステーキハウスに出かけてきました。

カラファテとウシュアイアでさんざん肉料理を食べましたが、
アメリカとは違いカルビっぽい肉なので、日本人の口によく
合い、すごくおいしいんです。

筆者、ささやかなポリシーとして、レストランで食べ物は写真
に撮らない、というものがあるのですが、今回だけはダメ
でした。自己のポリシーを破って撮ったこのニク見てください
よ・・これがアルゼンチンの肉(小)です。

















値段も驚きの低価格です。

筆者はこの肉の前に、これまた名物のソーセージを頼んでい
たので、肉は小にしました。ソーセージ、これまたえらい
大きさで、これぞ肉詰めというもの。滴る肉汁、うまかった!

妻もぺろりとたいらげていました。食べやすい、とのことです。

不思議なんですが、胡椒がテーブルにおいてないのです。この
店だけではなくて、多くのカフェでもそうでした。塩はあるのです
が、胡椒の小瓶がない。言えば持ってきてくれるのでしょうが、
肉料理メインの国としては不思議だなあと思いました。

次の日の午前中は現地旅行会社主催の、市内半日ツアーに
参加しました。メインは当然スペイン語、しかも英語が筆者とど
っこいくらいにあまりできない人で、説明はさっぱり分かりませ
んでした。

途中、プロサッカーのスタジアムに立ち寄り、入場料を払って
中に入ることができました。ボカ地区という、タンゴ発祥のエリ
アにあって、町並みも中心部とは全く異なり、カラフルなアパー
トがたくさんです。ただし、やや物騒な雰囲気でした。


ほとんど国技














ボカ地区









今日の激写; 本文中をご覧ください

月曜日, 4月 02, 2007

RENT

アルゼンチン旅行から戻った翌週の平日夜、
ミュージカル 『レント』 を観てきました。

時々新聞にブロードウェイのチケットを割引
で買うことのできる冊子が入っています。

3割~5割引きなので、まだ行っていないミュ
ージカルにしようとなり、昨年末にチケットを
購入しておきました。

ひとつは、プロデューサーズ

もうひとつが レント です。

プロデューサーズは筆者の仕事の都合で直
前に行けなくなり、妻に一人で行ってもらいま
した・・・。事前に映画も見ており、楽しみにし
ていただけに残念でした。是非行きたいミュ
ージカルのひとつです。

レントはマンハッタン(ニューヨーク)らしい刺
激的な物語です。設定も、イーストビレッジと
いうマンハッタンのダウンタウンのとあるアパ
ートです。

若者と将来の夢、ドラッグ、同性愛、エイズな
ど、やや過激ではありますが、現代の世界の
(特にアメリカ?)の問題を真っ向から取り上
げています。

ストーリーはさわりの部分だけ勉強していき
ましたが、音楽がいいので仮にストーリーが
わからなくても十分に楽しめたと思います。

ただし、伝統的ミュージカルと比較すると、舞
台セットや衣装がモダンなだけに、重厚さに
劣ります。

私は苦ではありませんが、テーマも人を選ぶ
のでしょう、好き嫌いが分かれるようです。私
たちの隣に座っていた夫婦はつまらなさうに
しており、前半部分だけで帰ってしまいました。

とはいえさすがトニー賞をはじめとして数々
の賞に輝いたストーリーと音楽は、観てよか
ったと思わせる、一流のブロードウェイミュー
ジカルでした。