昨日、NYの地下鉄テロに関する話題を書きましたが、アメリカでは
早くも政治問題化しているようです。いやですねえ、政治ってのは。
読売新聞(オンライン)には以下のようにあります。
NY市長、テロ「過剰反応」批判に反発
【ニューヨーク=白川義和】ニューヨーク市のブルームバーグ市長は7日、
前日に公表した同市の地下鉄を標的とするテロ情報に対し、国土安全省
が信頼性を疑問視する見解を示したことについて「我々は正しい行動を取
った」と反発した。
市長は記者会見で「ワシントンで情報を分析する専門家と、ニューヨークで
市民の生命を守る責任を持つ者では立場が全く異なる」と強調。情報には
一定の信頼性があるとし、ワシントンから出ている「過剰反応」との批判に
反論した。
AP通信が捜査当局者の話として伝えたところによると、地下鉄テロを計画
したとしてイラクで拘束された2人に加え、同日、新たに1人が拘束された。
3人はアフガニスタンで爆発物に関する訓練を受けていた。シリア経由でニュ
ーヨーク入りし、仲間の工作員と落ち合う計画だったという。
ニューヨークの地下鉄では同日も厳戒態勢が敷かれた。市中心部のペンシ
ルベニア駅では不審な液体が入った清涼飲料水の缶が発見され、出入り口
の一部が一時閉鎖された。警察当局はいたずらとみている。線路上にバッグ
が放置されているのが見つかり、運行を約30分間中断した路線もあった。
ウーン、もう何がどうなっているのやら。
有事ですね、有事が平時の世の中ですが。
テロリストに対する恐怖を克服するには自分がテロリストになるという
手がありますが、テロの知識よりも今は英語の知識が欲しい私としては
街中に溢れている警察官を話し相手(練習台)にするいいチャンスです。
不必要に相手を刺激させないようにという、とても気を遣う英語レッスン
ではありますがね・・。
とにかく、ブルームバーグ市長としては、ブッシュ大統領がハリケーンの
時に対応が後手に回ってボロクソに言われたことを意識しているのでしょ
うね。それにしても、批判に反発するところが幼い。自分を正当化しようと、
功名心が丸出しです。自尊心の強い若者なら「青いねキミ」で終わります
が、市長にまでなった人間がイチイチ批判に反発してどうするの。
でもその気持ちわかりますよ・・なぜなら、11月が選挙だもんね・・
なんて嫌味を書いてしまいましたがアメリカは常に有事であるということを
肝に銘じて、親の教えに反する「相手を常に疑う」気持ちで地下鉄に乗り
ますよ・・嫌な時代です。
*いや、思い出してみたらうちのオヤジは「ビジネスでは常に人を疑え!」
と言っていましたが・・
ところで、引用したニュース中にあった「AP通信」という組織ですが、前か
らこれは一体どんな通信社?と思っておりましたのでこれを機にググって
みました。
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AP通信(えーぴーつうしん, Associated Press)は1848年に設立された、
アメ リカの大手通信社。世界的な通信網を持つ。同社の株式の大部分
が新聞社 や放送局が所有している。
2004年現在、約5000のテレビ局とラジオ局、約1700の新聞社と契約して
いるとされる。 by Wikipedia
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なるほど、非営利組織ですな。それにしても242の国にオフィスがあるようです
が、現在の国連加盟国が191ですからそれより多い!ひょっとして世界を監視
するスパイになれちゃう!?
でも1848年設立って、江戸時代じゃないですか。ペリーが来る前ですよ。
あの時(ってもちろん知らないですが)から報道していたのかと思うとコワイ。
日本のどんなニュース・通信・新聞など公共報道機関の歴史よりも古いようです。
アメリカのメディアのすごさを垣間見た気がします。
今日の激写;
なし