今日夜、「NYの地下鉄に対して具体的なテロ計画がある
という情報を入手した」、というブルームバーグNY市長の
会見があった。
・・・って、どうすりゃいいんじゃー!
ナニナニ?彼はどうやら「でも普段どおり地下鉄に乗ってください」
と言っていると?
・・・言われなくたって乗るわ!
現実的にこの情報だけで生活を変えることはできん
それにしても市長として説明責任だけ事前に果たして終わりですか。
どうやら、「世界で最も優れた警察力の中で、普段どおりの生活を
してください」とも言っているようだが、私にはただ立っているだけ
の警官にしか見えませんがね。
穿ったいやな大人の見方では、選挙前にリーダーシップ見せよう
として狂言やってるんじゃなかろうね、市長?と可愛くない意見まで
浮かんでしまう私。
とまあ住みにくい世の中ではあるものの、今回気になったのは、
日本の報道について。温度差がありますねぇ、同じ事実なのに。
日経新聞の記事では、
【ニューヨーク=米州総局】ニューヨーク市のブルームバーグ市長は6日夜記者会見し、
同市の地下鉄に対する具体的なテロ計画があるため、地下鉄などに最大限の警戒態勢
をとったことを明らかにした。 米連邦捜査局(FBI)から同市に伝えられた情報によると、
今後数日中に地下鉄を標的にテロが行われる可能性があるという。同市は、地下鉄駅構
内に配置している警察官を増員。利用者へ の手荷物検査を強化するなど警戒を強める。
同市の地下鉄は1日平均推定約450万―700万人が利用する。 会見で同市長は、今回の
テロ情報を「かつてないほど具体的な脅威」と表現。同市の地下鉄を明確な対象とした信
頼性の高い情報であることを認めた。市民に対しては「不審物や疑わしい行為を目撃した
場合、迅速に通報する」ことを呼びかけた。米メディアによると、テロ計画の情報は米国外
から寄せられ、FBIなどが捜査に乗り出しているという。 (10:38)
・・なんだかすごいヤバそうな雰囲気になっています!
一方朝日新聞は、
ニューヨーク市のブルームバーグ市長は6日、記者会見し、同市の地下鉄へのテロ攻撃の
脅威が生じたため、地下鉄を中心とした公共交通機関の警備を強化したと発表した。これま
でにない具体的な情報だとしたが、ふだん通りの生活を続けるように、とも市民に呼びかけた。
複数の米メディアが伝えたところでは、「19のスーツケース爆弾、あるいは19人のテロリスト
が地下鉄を爆破する」という情報だった。ケリー市警本部長は具体的な説明を避けつつ、地下
鉄にスーツケース、乳母車や荷物を持ち込まないよう協力を呼びかけた。 テレビの一部は、
数日前にイラクで拘束されたアルカイダ関係者から得られた情報だと報じた。市長は、警戒を
いつまで強化するかについては明言を避けた。また、情報の関連で逮捕、拘束された容疑者
はいないとした。一方、記者会見に同席した連邦捜査局(FBI)担当官は「数日のうちに問題は
解決するかもしれない」と述べた。
意外に冷静だ・・しかもいやに具体的
ちなみに読売も結構具体的、かつテロを巡る包括的な話としてまとめ
ています。
さて、現地NYタイムズは、
Bloomberg Cites 'Specific Threat' to N.Y. Subways
というタイトルで、客観的に書かれているように見えます(このブログを
書いている間に記事が更新されていました。より具体的になっていま
す。最初は、未確認情報となっていたような気がしましたが・・)。
とにかく、日経新聞のちょっと不安を煽るような記事が気になった、とい
うことをお伝えしたかったので・・。
今日の激写;
なし