合計1637マイル、キロ換算で2619キロ。
1日平均436キロ。
天気には恵まれました。まともな雨は、ハ
イランド最北部の山の中の2時間ほど。それ
以外は晴天ないし曇りでした。
事故も車体トラブルも立ちゴケもなく、本
当に幸いでした。
何から記録しておけばいいのか分からない
ので、まずは装備を書いておきます。
・服
夏でも雨が多いスコットランド。本格的な
ツーリングジャケットが必要だったので、
今年に入り購入しました。
上下のアウターはrev'itで揃えました。
ジャケットは sand 2 textile jacket
このジャケットは1世代前のベストセラーで、
今はカタログ落ちです。それだけに安く手に
入れることができました。黒・銀がよかった
ですが、これは安いものは完売。
特徴は、肩と肘のプロテクター付き(背中は
装備可能なポケットがありますが、プロテクタ
ーは付いていません)。外側、真ん中(防水
加工)、化繊の内側の3層で、真ん中と内側は
取り外し可能です。特に内側はとても暖かい
です。
外側の生地も水に強く、ポケットは防水加工
されています。ただ、山の中の大雨時は水気
が染み込んだので、100%ではありません。
暑い日を考えて、空気を取り入れるファスナ
ーが左右の胸と、両腕に大きくついています。
パンツは Enterprise motorcycle trousers
これは、かなり優れものです。もともと
オーバーパンツとして考えられていて、
中にジーンズをはいても十分余裕がある
サイズ取り。膝にはプロテクターが付いて
います。
完全防水で、山の大雨でも中はじっとりと
もせず、しかも生地が厚いので暖かい。裾
も長くて、膝が常に曲がっているバイク乗
りに最適。
rev'itのジャケットとは腰のファスナーで
接続可能です。ポケットは腰左右と右腿。
画像はamazon
アウターの中には、ヒートテックの上下、
アウトドアブランドの長袖Tシャツ、
ジーンズ、ネックウォーマーです。
当初数日は、念のため薄手のダウンを
さらにインナーとして着ましたが、不要
でした。暑すぎた。
・靴
アディダスの GSG-9.2 ブーツです。
画像はadidas
ミリタリーユースの軽量・防水・防油のハイ
カットブーツです。
アメリカの特殊部隊SWATとドイツの特殊部
隊GSG-9でも採用とあります。
柔らかいレザーと合成皮革の組み合わせで、
靴自体はアディダスならではで、クッション
性が強く、とても履きやすいブーツです。
これが140ポンドで買えるのですから、助か
ります。
・バッグ
吉田鞄の porter booth pack (M) です。
これは筆者が普段旅行で使っている国際線
機内持ち込み可能なサイズの3way ボスト
ンバッグで、バイクでなくても1週間旅行
には十分な鞄です。背負えるところがい
いです。
3日程度ならSでも十分です。
これをモンベルの防水バックパックカバー
(50-60リットル)で包んで、バイクの
リヤにtanaxのツーリングネット3Lで、
カメラの三脚も一緒にくくりつけて行き
ます。
ネットはLLでも良かったと思いますが、
ゴムで伸びるので余った部分はキャリア
にくくりつければいいので、大は小を兼
ねるでこちらにしました。
マス目が小さいので、バックの外側に500
mlのペットボトルなんかを挟み込んでも
ガッチリ固定できます。
こうなる。三脚はもうワンサイズ小さく
ても良かった・・・ほとんど使わなかった
し、結構重いので。
タンクバッグはGiviの小型のもの。これはCRF
250Mにぴったりなサイズ。マグネット部分も
タンク後部にぴったりの箇所(写真通り)。
このパッキングは現地で褒めてくれる人が多
かったです。日本では普通だと思いますが、
皆珍しそうにします。
パッキングをきっかけにバイクの話をすると、
250ccで驚かれ、ロンドンから自走で来たこ
とに驚かれ、タンク容量が7リットル台であ
ることに驚かれます。
なお、荷物をネットだけでくくりつけてツー
リングしているライダーは皆無です。トップ
ケース、パニアケースが当たり前。
そもそも250ccでツアーしているライダーなど
一度も見ませんでした。さすがに自然エリアと
いうこともあり、ベスパのツーリング部隊も
一度も遭遇せず。
圧倒的に多いのが、BMWの1200ccのアドベン
チャー。BMWは他のツアラーも含めて、断トツ
の個体数です。さすがです。
それから、ハーレーと各メーカーのスーパース
ポーツ。スコットランドではスーパースポーツ
の固定数は激減します。ほとんどいません。
イギリスなのにトライアンフはほとんど見ま
せん。たまにドカティのデュアルパーパス。
ホンダのアドベンチャーは非常に少なかった
です。ラリーカラーのアフリカツインを一度
だけ見ました。あれは、実物は相当カッコよい
ですね。大きかった。写真との印象がだいぶ
違います。
日系では、スズキのVstrom 650(昨年までのモ
デル)は時々見ます。欧州ではポピュラーです
このモデル。
ヤマハのスーパーテネレ1200も時々見ました。
皆荷物も半端なく、例外なく重そうでした。
テネレ1200はどのバイクよりも存在感があり
ました。
タンデムライダーも本当に多いです。さすがに
タンデム長距離は大型バイクじゃないときつい
はずです。荷物もありますし。
スカイ島へのフェリーで一緒になったドイツ人
ライダーは、ハーレーでタンデムでした。二組
のご夫婦で、彼らは4日間のツーリングでした。
・ナビ
これはいつも使っている、Garminのバイク
用。車でももちろん使用可能なので大役立ち
です。充電可能なバッテリー内蔵なので、
ホテルなどでプランを立てる時も電源不要です。
下の紙の地図でルートを考え、ナビにルート
をセット。グーグルマップで翌日の宿を取り
ます。
・地図
collins のスコットランドツーリングマップ。
お値段4.99ポンド。
これは、非常に見やすい地図です。ローラン
ドとハイランドが別ページ(裏表)になって
います。
ローランドというのはスコットランドの南
側。ハイランドは北側。
主要道路の距離も記載されていて、計画立て
にも非常に親切な地図。さすがツーリング
マップと名付けられているだけあります。
・その他
アクションカメラ
これはソニーのもの。グレンコーではベスト
ムービーが撮れました。別途アップします。
スマホ
思ったよりも電話の電波が通じない場所
が多く、ホテルのwifがi頼りでした。
コンデジ
三脚で使った以外はスマホだったので、活躍
機会は少なかったです。そもそも三脚も微妙
でした。
空気入れと空気圧測定器
これは日本の小型のもの。1週間程度では
減る訳はないですが、なんとなく不安で。
25-30リットル用くらいの、小型のバック
パックカバー
これは、夜間にバイクを駐車するときに、
ハンドル~コックピット全体を覆うもの。
朝露や夜の雨にさらされて電気系統に水が
大量に入り込むのを避けるためです。さす
がに全体のカバーはかさばりますが、これ
なら荷物とも言えないくらいです。
持っていくのを忘れて、途中であちゃーと
思ったのが、パンク修理キットとチェーン
ルブ(油)。前者は入れ忘れ、後者は完全
に必要リストから忘れていました。
チェーンは出発直前日に点検とオイルチ
ェックで万全にしましたが、2000キロ
以上走るにも関わらず持って行かなかった
のは落ち度でした。小さいものを買ってお
くのすら忘れたので反省点です。結局天気
がずっと良かったので、チェーンの油状態
は悪いほどにはならず助かりましたが、
ガソリンスタンドでもチェーンルブは売っ
ておらず、オートショップも主要都市に
しかないので大いなる反省点です。
装備・持ち物はこんなところでしょうか。
次回③からいよいよ本編です。