3日目
3日目はハイランドを北上しました。
約310キロの移動。目指すはジョンオグローツ。
厳密にはスコットランドの最北点ではありませ
ん。しかし、北のエンドオブロードとして知ら
れるスポットです。
宿泊もこの最果てエリア周辺で、前日に電話
で空きを確認して予約。ダブルベッドの2人
部屋をシングルユース・朝食込みで65ポンド。
当初は以下のように島の隅っこの山岳地帯
を周って行く予定でしたが、雨の予報を警戒
して、港町Ullapoolには寄ったものの、そこ
からは最短ルートの右側の海外沿いを行くこ
とにしました。
朝7時までかなり激しい雨が降っており、8時
くらいには突如止んだものの、山岳ルートで
道中見舞われたらひどいことになるので。
天気には勝てませんし、無理は禁物。これは
バイクだけでなく、アウトドアアクティビテ
ィの基本中の基本。
当初予定
結果、辿ったルートがこちら。
結果的にこの日、雨が降ることはありません
でしたが。予報は本当にあてになりません。
Ullapool までの道路はワインディングが多く
クルマ通りもほとんどなく、楽しいものでし
た。
こういう道路をひたすら行きます。
Ullapoolは港町。給油中に休憩。ツーリング
前は、Ullapoolに宿泊しようと思っていまし
た。
2日目にあったドイツの夫婦ライダーは、
Ullapoolに泊まると言っていました。
この後は東の海岸沿いに抜ける山道(もちろん
舗装道路)ですが、ほとんど車は通らず、ツー
リングしている感抜群の楽しいルートです。
湾岸を北上する際には、山で猛烈な霧に見舞
われ、視界5メートルくらい。
この辺は動画ばかりだったので写真なくて済
みません。
いよいよジョンオグローツに着き、意外に
人がいることに驚きました。最果てだから
立ち寄る人がいるみたいです。
駐車場。移っていませんがライダーも結構
います。
最果て感あり。
最果て感あり。ランズエンドまで874マイル
とありますが、1週間前に行ったのが不思議。
ホテルでは再び翌日のプランニング。
1杯目。地元のビールです。
二杯目もプランニングと手紙。
別のビールです。
バーは人が来ては去り、見ていて楽しい。
夕食は、地元のホタテソテーを頂きました。
(ポテトの下に地雷みたいに埋もれてます)。
付け合わせの野菜の酢漬けが美味しかった。
ホテルの部屋に戻り、翌日のホテル探し。
大きなダブルベッドで非常に快適でした。
4日目
3日目に来た海沿いかつ山道を戻らねば
なりませんが、このうちの高い部分で、
猛烈な雨に。これは、完全に予報通り
かつ、大雨警報も出ていました。
霧もあって苦労しましたが、時間にした
ら1時間半くらいでしょうか。
山道を抜けたら嘘のように晴れ。
この日の全体のルートは以下。約360
キロです。
ジョンオグローツから南下してネス湖に向か
い、有名な古城、アーカート城を観光。
その後、東のケアンゴーム国立公園に入り、
ウィスキートレイルに向かいます(スペイサ
イドの蒸留所が並ぶエリアです)。
そこで、筆者がスペイサイドで最も好きな
クラガンモア蒸留所に立ち寄り、ホテルへ。
まず・・・・
はいネス湖どうぞ。
広かったです思ったよりずっと。
ここならネッシーいてもおかしくない・・・
お城。人が多かったです。人気スポットで
駐車場は満車。筆者はバイクで特別に入れ
てもらえました。
これでもたくさんいるんです・・
ネス湖をあとにして東のケアンゴーム国立
公園は、全般的に優しい感じのエリアです。
同じハイランドでも、北側のごっつい岩山
がボコボコあるエリアとは違います。
美しいです。特にヘザーの花が山に満開で、
山が紫に輝いている場所がいくつもありま
した。
これは写真だとうまく写らずで、筆者の問題
です。なんとなく分かります・・?山の上の
方が紫っぽくなっているのが。
クラガンモア蒸留所。数人しかいない。
貯蔵庫です。何個もありました。
ホテルはガーデン向きで、非常に開放的
です。奥に見えるのが母屋。筆者は離れ
の部屋に。
レストランがドイツからの団体客の貸
し切りで、バーでいただくことに。
地元ビール。1パイント目。翌日の
プランニングと手紙。
2杯目は食事と。こちらも地元ビール。
このホテルの場所は、電車も発着している
駅に隣接しており、食事もできる観光列車
のようです。
夕食はスコットランドのハギスを頂き
ました(真ん中上の丸い黒いの・・)。
何事も経験。変わった食べ物です。
日没を部屋から。写真で伝わらないのが申し
訳ないのですが、高い位置から見ると、山々
が輝いてとても美しいのです・・・
こうして4日目は終わりを迎えたのでした。
5日目からはロンドンに帰る道のりです。
一気に戻るには遠すぎるので、5日目は
湖水地方に向かい、一泊しました。
これはまた次回に。妻に感謝しつつ、旅は
終りを迎えるところでありました。