10月に入り、ビール消費がますます減りつつ、
温かい飲み物に惹かれる週末・・・
そう・・・
ウィスキーへの誘い
です。日の出は午前7時を過ぎ、6時半には
日没。気温は下は8度、上は15度くらいにな
ってきた最近。
長い冬がやってきます。
そんな週末、少し前に買ってあったダルウィ
ニー Dalwhinnie 15年を飲んでみました。
ハイランドのウィスキー。1898年から。
スコットランドでも最も高い標高にある蒸留
所だそうです。
箱の裏面を見ると、ダルウィニーとは、古く
は meeting place を意味するそうです。
スコットランドはローランドとハイランドに分か
れるのですが、高い(北)のエリアにあるのが
ハイランド。
観光でも有名なエジンバラはローランドです。
ハイランドは厳しくも美しい自然のエリア。
ネッシーのネス湖もある方面です。
ディアジオのクラシックモルト6銘柄の一つ。
筆者の好きなクラガンモアとタリスカー、ラガ
ブーリンも入っておりますが、外れがないので
定番とも言えるでしょうね。
蒸留所の場所はここ。たしかに山地です。
これがボトルと箱。どっしり幅広で重鎮ぽい
雰囲気。
ボトルを観察。
The Gentle Spirit
渋い・・・
スピリッツ(蒸留酒という意味もあるし、気心、精神
という意味でもありますね)にジェントル(寛大な、穏
やかな、立派な)をかぶせるなんて。
香りはフルーティ。軽やかで、スッと消えます。キツ
さなし。スモーキーさやピート香も驚くほどない。
ジェントル。クセがないです。
さて味わいは。
口に含むと、甘さが先行します。まさにジェントル。
これが特徴的です。
その後で、フワーッと口の中に広がる揮発感の
清々しい残り香。かなり長く滞留します。全体的に
ずっと甘さが口の中を支配するので、飲みやすい。
スコッチ初心者や女性でウィスキーに興味がある
方にも自信をもっておススメできます。
素晴らしいです。アマゾンUKで253人レビュー4.5点
は口コミとしては正しい評価でしょう。万人受けする
スコッチ。
局面としては、くつろぎの時間にぴったり。食後の
団らんや友との語らい、一人で読書など。優雅で
落ち着いた雰囲気に良いでしょう。
キッつい酒をくぅーっと飲みたいささくれだった気分
の時のお酒ではないです。
なぜなら、ジェントルな酒ですから。大人のお酒。
ハイランドのお酒は、厳しいエリアでありながら人
に優しいようです。人と場所を選ばない、ハイランド
ウエルカム。
やはり、行かねばと思うのでありました。
PS
棚が充実 秋に備えて