月曜日, 2月 08, 2016

イギリスのバイク生活①; 車種編1

今年の冬は暖かい一方で、雨や嵐が多く、ライダ
ー泣かせでした。

週末もちゃんと晴れる日はほとんどなく、陽がさす
時間の短さもあってツーリングにはほとんど出れ
ていません。

ということで、オフシーズンなので、イギリスにお
けるバイク生活の特徴を綴っておこうと思います。

イギリスに住む日本人でバイクに乗る方はほと
んどいませんが、バイク好きの旅行者がレンタル
したり、学生さんでもスクーターはとても便利な
乗り物だと思います。少しでも参考になればと思
います。

テーマを変えて数回に分けてご紹介しますね。

海外のバイク生活ってどんなものか、日本人
目線で書いていきます。







車種



そもそもバイクがないと始まらない。

イギリスにおける最大の楽しみは、バイクの車
種が日本より豊富なことです。

600cc以上の充実が半端ないですが、最近で
は250ccから500ccくらいのラインナップも相当
増えており、ビギナーからレース好きの大人、
さらには大陸横断、アルプス越えまですべて
のニーズを満たすでしょう。


メーカーごとにご紹介していきます。画像は
すべて公式サイトからです。ピックアップは
主観です。




【ホンダ】

ラインナップは相当充実です。

日本で400ccのものは500ccで売られていま
す。CBRシリーズは良い例。

ただし、CB400のネイキッドとボルドールは
英国では500バージョンでは売られていませ
ん。

CB1100は今ではEXのみラインナップされ
ています。当初はノーマルだけでした。

日本にはない、もしくは現時点で発売され
ていないもので目を引くのはこれらです。



CBR500R 2016モデル




















既存モデルと併存で販売されています。

2016モデルはシャープなデザインになり、
マフラーも変わりましたね。外観は好みが
分かれるでしょう。レーシーさが強まった
印象です。


これはそのうち日本でも発売ですね400で。




CB1000R




















これは結構前から売ってます。ストリートファイ
ターって言うんですか?最近多いスタイルです
よね。もともとはイタリアホンダだったような。
未確認ですが。







CBF1000F
















ロングセラーモデル。写真のモデルは、アン
ダーカウルとパニアケースセット、ナビが最
初からセットされているツーリング仕様です。





これがノーマル(白)























VFR1200F





















1200のV型。すんごいバイクなんですよね?

日本でも逆車で入手できるはずです。

一度こちらで実車を見ましたが、かっこよかった
ですね。写真で見るとイマイチですが、モノがあ
ると、オーラ出てます。






CB500X 2016モデル



















CBRシリーズのアドベンチャータイプですね。
モデルチェンジしています。冒頭のCBR500R
同様、既存モデルと併売です。

これは、売れそうですね。

17.5リッターのタンク(これは前モデルとほとん
ど同じ)高いスクリーン(こちらは新採用だと
思います)がツーリング向けですね。

マフラーももう少し変えれば良かったのに。



アドベンチャーは、こちらも新型のNC750X
とアフリカツインも投入され、かなり充実して
います。

800ccではVFR800のアドベンチャー型も
日本同様にありますから。






NC750X 2016モデル 街乗りのSもある























アフリカツイン(CRF1000L)






















VFR800X リアボックス、Akrapovicマフラー、
ナビもついたツーリング仕様も売ってます。






















ツーリング向けでは、これが欧州ならでは。





パン-ヨーロッパ 





















1300cc V型エンジン。29リッターの燃料容量。
デザインが一体化された左右のパニア標準
装備。

ゴールドウィングと同ジャンルでしょうが、
多少スポーティですよね。

カッコいいですよかなり。

ノルウェーのベルゲンに行ったときに、実車
を見たことがあります。割と若いカップルで
旅をしていました









CBR1000R Fireblade




















レーシーなジャンルはよくわからないの
ですが、そのままレース場から出て来た
ようなものも普通に売ってます。これな
んか、フラッグシップですよね?パンヨー
ロッパと同じくらいの値段。

これ以外でスーパースポーツはCBRの
300、500、600に加えて、CBR650Fもあ
るので、豊富なチョイス。






スクーターも充実しています。




リスト















50ccの原付から750ccのインテグラまで。かな
り充実しています。スーパーカブはないです。


日本で人気のPCXは125ccのみ。

知人が300ccのSH300iに乗っています。


オフロードなんかの競技用も14車種ラインナ
ップされており、そんなに必要?と言うほど。


と、かなり充実している様子がお分かりいた
だけるのではないでしょうか。











そして筆者のCRF250Mですが・・・














カタログ落ち
していました・・・









ハハ・・


これで、イギリスではかなりのレア車になったと
いうわけです。販売は僅か2年。

珍しがられる。いいバイクですよ、燃費も良く、
スピードも問題なし。キャリアとナビつければ、
気軽なツーリングバイクとして活躍してくれます。

燃料タンクが10リットルあれば文句なしですが。

































【ヤマハ】


こちらも、全ジャンル豊富です。

MTシリーズは、日本に導入していないMT-10や、
MT-07とMT-09の派生型も複数ありまして、カス
タム好きのライダー心をくすぐります。








































ヤマハのアドベンチャーは日本では圧倒的に
セローが定位置を掴んでいますが、イギリス
と欧州では、テネレ(660)が定番。

アドベンチャーバイクの名車と言われます。
抜群の耐久性、これでしょうかね。





大きなヘッドライト、高いスクリーン、左右後ろ上
部の二本出しマフラーで一目で分かるデザイン
が斬新です。

サイド・下部のプロテクションカウルも標準で付い
ており、いかにもアドベンチャーバイクです。







XT660Z Ténéré























2016カラー(マットグレーもラインナップ)


























208.5キロの車体に23リットルの燃料タンク。5速。
単気筒。

デュアルパーパスのツーリングマシンとしては最強
部類に入るのではないでしょうか。型がやや古いの
と、化け物MT-09トレイサーの出現で押されている
はずでしょうが、まだまだ根強いファンに支えられ
るでしょう。


テネレは1200ccのスーパーテネレという、ヘビー
級まであります。重そう・・・




ヤマハは他との差別化か、丸目・伝統的なスタイ
ルのマシンにも最近とても力を入れています。

SR400を欧州でも最近導入していますし、XJR1300
はフルモデルチェンジし、派生型も新たに。







XJR1300レーサー 2016特別カラー
























シートやカウルがノーマル型と異なります。







XSR900 これは日本未導入でしょうか

























もちろんこれも VMAX



















イギリスでも日本語や漢字は"お洒落"な扱いです





ホンダとヤマハだけで疲れてしまいましたので・・
ここまで。

他にもスズキもカワサキもラインナップは
充実しています。

もちろんイギリスが誇るトライアンフ、欧州
のドカティ、BMW、KTMなど豊富すぎて、そ
れはもう過当競争です・・・


せめてスズキ・カワサキ・英トライアンフは
次回にご紹介しますね。


バイクに乗れて、妻に感謝です。