日曜日, 5月 22, 2016

イギリスのバイク生活②; そもそも乗り出しには

5月も後半ですが、まだ朝は10度近くで、日中
もせいぜい20度弱。日本人的には肌寒いです。

日照があれば途端に体感気温は上がりますが、
その時間が長く続くことは期待できないイギリス。

朝夕も考えて、恒常的に上着とスカーフが必要
になります。




先週末は幸い晴れたので、2時間ほど外出。

ルートン空港界隈は車があまり通らない公園エ
リアで、小路が多く楽しい場所。








夏の北海道的風景です。

























道端に停めて。



























グラデーションが綺麗です。今日は菜の花に
出会わなかった。




























さて、前回の車種編から間が経ちましたが、今回
はイギリスでバイクに乗り出す時の注意事項です。

いきなり結論ですが、




日本と同じ




です・・・





買って、保険加入して、登録(バイク屋さん)して、
終り。これだけ。




ただし、





すべて英語









これが大きな違い。保険は書類から電話まですべ
て英語でやるので、ここが一番英語度合いが高い。


これら一連の流れに、日本語のサポートはまずな
いです。

そもそも日本人ライダーがいない上、コミュニティ
もないのではないでしょうか(ツーリングクラブとか)。


車は全く違います。


イギリス、特にロンドンは車であれば日本のディ
ーラーさんが多く、イギリス人に全くコンタクトせず
に試乗から購入、保険加入、納車、毎年の点検
や車検まで済みます。

ここが車とバイクの大きな違いでしょう、ロンドン
では。

もちろん運転そのものは、トラブル時も含めすべ
て英語ですが、まあそうはない機会ですし、いざ
という時はしょうがない。



バイク購入時の小ネタを幾つかお伝えすれば、
筆者の場合はナンバープレートは10か20くらい
の中から選ばせてもらいました。ディーラーさ
んが確保していて、買った時にどれがいい?と。

社外品でもお願いすれば結構対応してくれる。
筆者はガーミンのバイク専用ナビの取り付けまで
無料でやってくれました。これはディーラーさん
にもよるかもですが。

納車時の説明はゼロ。じゃ、これだからねー
と(別に不愛想ではない)いきなり引き渡し。

あの、、ガソリンは・・とどのくらい入れてくれた
のかだけ聞く。







気になる乗り出しのコストですが、これは障壁
の一つ。

バイクの代金そのものはまあしょうがないとして、







保険が高い








これです。そもそもイギリスでバイク運転履歴
などなく、ド素人扱いでしょう。

どなたでも筆者のような立場の方では、値段は、
3桁では済まないと思います。


かつ、車であれば、(日系の保険会社だけか
な?)日本の無事故無違反証明書で半額近
い割引が適用されますが、筆者が入ったホン
ダの保険では、一応書類も持っていきました
が、ディーラーさんで聞いてみて、うーんと一
瞬考えたのち、ダメと言われました。

確かこの保険屋さんに直接電話した時も
一応聞いてみたのですが、ダメだった記憶
があります。

どういうことなんだろう、今でも本当に適用
外か謎です。




したがって、初年度はべらぼうな金額。下手
すると、中古のスクーター買えるのでは・・・

ちなみに、2年目からはぐんと低くなりました。


ということで、そもそも乗り出しには、








コスト-ベネフィット










の判断がかなりシビアに突き付けられます。



ベネフィットはいくらでも。


海外でいつでもバイクでツーリング。

スコットランドやウェールズ、コッツウォルズ、
コーンウォールまでバイク旅なんて、そうは
できない。

欧州大陸ツーリングもできる。2週間休暇
であれば、それこそ毎年1度は大陸ツーリ
ングができます。アルプス超えも!






コストは。

金銭的コストだけでなく、大人として超えるべき
課題。


ご想像ください・・・






妻子あり。せいぜい在住期間は3年から長く
ても5年程度が一般的な日本人サラリーマン
で、リスクもしょって、バイクを買うかどうか。

お金の問題もあることから、以下の覚悟が
必要です。何かあった時のリスクは諸々の
点で日本以上なので、ここは真剣に考えね
ばなりません。









・絶対に安全運転 無理したら全部おじゃん
スピード狂は、無理を言いません、マン島
レースを見るくらいにして、おやめなさい・・ 

・週末は可能な限り時間の使い方を家族と
自分のために最適配分 天気も読めない
ので、前々からここだけは家族を3か月の
うちにここに連れて行こうと宣言するとか、
細かく行う

・2時間でも1時間でもバイクに乗れそうな
時間が空いたらパッと出るような意欲を
持ち続ける


バイクを愛して、家族も愛して、世間も愛
して、健康も愛するというのは社会人とし
てなかなか難しく、しかし向き合う価値の
ある趣味であると思います


妻に感謝です