とある用事で広島に日帰りで行ってきました。
2009年、瀬戸内旅行に出かけた際に福山を経由しましたが、
広島市の訪問は筆者初めてのことです。
行きは飛行機、帰りは新幹線としました。
街全体が綺麗にまとまっているな、というのが第一印象です。
実際、綺麗というかクリーンなんです。
道路が広く、全体的に解放感があります。街の真ん中に城が
あり、川が多いせいかビル街が続かないで落ち着く。
原爆で都市全体がまっさらになり、文字通りゼロからの都市再
興だったことが関係しているのでしょうか。
帰り、駅までのタクシーで運転手さんと話している時、色々考え
させられました。
時代と状況は全く違うけど、広島だって皆死ぬ気で頑張って
なんとか復興したんだ、と。
お金も、頼るつても、ノウハウもなくたって、できるんですよ。
だから、きっと今回の被災地も復興できるよ、と。
むしろ、被災地や被災者が自分たちではどうすることもできない、
という姿勢が強まらなければ、ということを心配していました。
被爆電車という言葉を初めて聞きました。現役だそうです。
原爆の数日後には運転を再開したそうです。
私が知らないだけのことを祈りますが、原子力に関わる事態で
究極の絶望状態だった広島と長崎の復興の状況について、違
う点も含めて今回の被災地と比較したり紹介するメディアがま
ったくと言っていいほどない点は残念です。