先週のGW、妻が風邪をひいたのを機に筆者がさくらを
連れて帰省し、急遽卒乳を果たしました。
静岡の実家は階段や仏壇、キッチンや2階などすべて
がさくらの遊び場所になってしまうのでさくら自身も楽し
くて仕方がない様子でしたが、さすがに夜寝るときは
大変でした。
まず、部屋を暗くした時点から、「ママ、ママァ~」とずっ
と叫び続け、泣きじゃくります。座ったままです。
そのうち、「ママ」が「パイ」になり、おっぱいを欲しがるさ
くら。ただ、いかんせん妻はいないので、筆者もじっとさ
くらに言い聞かせ我慢するのみ。。。
親としてはたまらないですね、子供のあの様子は。
そんなやり取りとさくらの号泣が30~40分続き、さすが
に疲れ果てたさくらがぱたっと横になり、しばらくそれで
も泣き続けるのですがそのうち寝入ってしまいました。
夜中には起きることはなかったです。
翌朝は、まずお母さんを探すので、いないことに気付い
て泣き出しました。
そこを何とか、「さくら、だんだん(階段)行こう」と誘導
し、興味を他に向けました。
そうしたらもうケロッと復活。それ以降は、おっぱいを欲
しがる事はなく、夜もノンタンを見ながら寝入るさくら。
ただ、2日目の昼だったでしょうか、デジカメに入っていた
妻の写真を無言でじっと見つめ、デジカメを取り上げよう
とすると抵抗し、ずっとお母さんの画像を見つめているそ
の姿にはさすがに泣けました。
帰りの新幹線では、ママ、ママと言いだし、「もうすぐお母
ちゃんに会えるからね」と声をかけると、「ん」と言って耐
える様子も。
子供にとって、母は何よりの支えなのですね。分かっては
いましたが、今回はさらにそれが痛いほどよく分かりました。
静岡から戻って妻を前にしても、おっぱいはもらえないと
いうことを完全に理解しています。この1週間で数回「パ
イ」と言うことはあっても、癖で口に出るだけで、泣いたり
することはありません。
他の親御さんも体験としてお気づきのことかもしれません
が、さくらは卒乳で、明らかに一皮むけました。
赤ちゃんから卒業したさくら。頼もしくも、少し切なく寂しい
気もします。
妻も突然のことだったので胸がかなり張り、痛い思いを
していますが少しずつ普通に戻っていくようです。
母娘、こういう経験を経てともに成長するのですね。
仏壇の鐘をずっと鳴らし続けるのが好き・・・